アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

買うだけで途上国支援!いいと思います!

2011年07月31日 | Weblog
 大震災への募金活動、4か月半以上を経た今も続いています。そうなんです。一時的なものでは復興につながらない。何十年も継続したものでなければなりません。ただ…募金する人の意欲が持続するかどうか…。

 細々とではありますが継続して続けられている支援が、発展途上国への支援である、「フェアトレード(公平貿易)」です。「そんなトレード、誰がしてるんだ?」って?我々、日本国民も、フェアトレードラベル商品を買えばトレードに参加しているということになります。

 フェアトレードは、「発展途上国で作られた作物や製品を適正な価格で継続的に取引することによって、生産者の持続的な生活向上を支える仕組み」。どうしてこのような形になったかといいますと、発展途上国への資金援助は、一方通行です。これは、援助を切ったら…それで終わり…。ところが、フェアトレードだと、双方向ですから継続性が保たれる。
 我々が、知らず知らずのうちに買っているものがフェアトレードの商品であれば、知らぬ間に国際協力しているというわけです。無理することなく国際協力…これは魅力ですよ。

 日本でフェアトレードラベルに参加しているのは、「スターバックコーヒー」「タリーズコーヒー」「イオン」「無印」など。
フェアトレードラベルのマークのデザインは、「四角い黒地の中に円が描かれ、その円の中で人が右手を挙げている。その円の下に、白抜きで FAIRTRADEと書かれている」。

 日本人のフェアトレード製品への推定支出額は、「1人年間12円」だという。これが多いのか少ないのか?ちなみに、この12円という数字は、イギリスの約158分の1、アメリカの約29分の1…。そうなると、少ないのかなあとも思われます。

 大震災への継続的な募金も大事なことですが、「フェアトレードラベル」のものが必要な場合、積極的に買ったらいいんじゃないでしょうか。ほしいものが得られて、それが援助になるわけですから…。「オマエはフェアトレードの回し者か」って?回し者ではありませんが、フェアトレードの宣伝をするのも途上国支援に少しは役立つかなと…。

 日本の元気…「スポーツ省」にしませんか

2011年07月30日 | Weblog
 スポーツ振興法が、1961年に制定されました。何でそんなこと知っているんだって?その時の私のネタが、「1961、180度回しても1961」だったもんで。スポーツ振興だから、半回転ぐらいするでしょう!50年も前からそういうおもしろいことを考えていた。なんと利発な子だったんだろう!ま、それはさておき、50年前のスポーツ振興法は、時代にそぐわなくなった。それで、この度「スポーツ基本法」となったわけです。

 スポーツ基本法の内容は…
 1 すべての国民がスポーツをする権利を持っている(スポーツ権)。
 2 国が責務としてスポーツ政策を行う。
 3 現在、スポーツに携わっている組織は、「文部科学省」「厚生労働省」「経済産業省」「国土交通省」と分かれている。これを一元化して、「スポーツ庁」を立ち上げる。

 なかなかいいと思います。「なでしこジャパン」など、国民栄誉賞ですよ。ワールドカップで勝ち進む前は、その存在すらボンヤリとしか知らなかった人たちが、あたかも通であったかのように称賛・称賛・また称賛。立場を失ったのは、蓮舫さん。「女子サッカーは予算をつけるだけ無駄」このようには言いませんでしたが、国のお荷物扱い。現在は、何といいますかね。その蓮舫さんの盟友の枝野さんが「なでしこジャパン国民栄誉賞」の発表をした。当然「蓮舫VS枝野」。ニラミでは蓮舫。フライングボディアタックでは枝野…まあ、いい勝負です。

 おっと、閑話休題。なでしこジャパンが日本を一気に元気づけたことに象徴されるように、スポーツはいいですよ。ですから、「スポーツ庁」ではなく、「スポーツ省」にしたほうがいいと思っています。そうなると、「スポーツ大臣」が生まれる。候補としては、民間から、「アントニオ猪木」「ガッツ石松」「具志堅用高」「佐々木則夫」「斎藤祐樹」などが考えられます。「王貞治」や「澤穂希」の方がいいんじゃないかって?…考えておきましょう。
 国会答弁が楽しみです。猪木さんは、「元気ですかーっ!」と言ってから答弁するでしょう。ガッツ石松は、もちろん、「OK牧場」。具志堅さんは、「ボクさー、ボクサーなんだけど…ダイジン…」。

 えーっ、軽く躁状態になったところで、閑話休題。(いつまでも前復興相をからかってるんじゃないってか?)
 スポーツの持つ力は大きい。国民への影響力を考えれば、スポーツ庁ではなく、スポーツ省がいい。なぜかって?組織面の整理で煩雑にはなるが、「お金」、つまり予算のつき方が違う。
 一国民として、納得がいかないのは、文化庁予算が1000億円を超えているのに対し、スポーツ関連予算は200億円余り。よしんば省にならず、スポーツ庁でもいいから、この格差をまず何とかしなければなりません。
 書道塾へ行く子には、1000円のお小遣い。サッカー少年団の子へは、200円のお小遣いってことですから。

国家が中高生の喫煙を容認しているのか?

2011年07月29日 | Weblog
昨年10月1日に、たばこが値上げされました。そのあと、中高生の喫煙者の約2割が禁煙した。これには驚きました。何にでも驚く奴だなだって?…驚くことにしか驚きませんよ!
 中高生の禁煙率、誰が調査したのか?そうです。それが、問題です。いい加減な団体の調査なら、無視するところです。ところが、な、な、なんと、「厚生労働省研究班の全国調査」だというのです。

 「約2割が禁煙した理由は、お小遣いが間に合わなくなったからだろう。驚くことではないだろう」と、いう声が聞こえてくるようです。私が驚いたのは、約2割が禁煙したという数字とか、高校生にはたばこが高価だから買えないとかではありません。
 「厚生労働省の調査」という点に驚いたのです。中高生って、喫煙してはダメですよね!そ、そ、その調査を…中高生に…
昨年10月から今年3月にかけて、全国244校の中学、高校を無作為に選んで実施。170校約9万9000人から回答を得た。
 その結果、2854人が値上げ後も喫煙を続ける一方、656人が禁煙したと回答した。

 中高生に喫煙する子がいるということぐらい、多くの日本人が分かっているでしょう。「厚労省」も、内心は分かっていた。しかし、表向きはあくまでも、「中高生は喫煙できません。ですから、白書のようなものを出す時には、喫煙する子はいないという前提でなければならない」…こうでなければならないでしょう?
 それなのに、「中高生喫煙者はおります。たばこの値上げで禁煙するハメになった生徒数を調査しまーす」…これはおかしい。このことに驚いたのです。

 無作為の調査で、2854人が喫煙していることが判明したのですから、こやつらを補導しなさいよ!補導しなければ、国が中高生の喫煙に寛大であるということになります。それができないなら、法律を変えて、中高生の喫煙を推奨すればいい。
 「法律では、禁止だが実際は喫煙していますよーっ。値上げで、禁煙したのは約2割ですよーっ!」
 これって、「約2割という数字は予想以上に多いので、良かった」と、いうことなのか?または、「約2割とは、予想外に少なかった。中高生って、お金持ちなのね」と、いうことなのか?口では、「中高生の喫煙防止」だが、知らん顔で第三者を決め込んでいるもんねーっ。

 あと、厚労省研究班は、「毎日喫煙する生徒の63%、月1回喫煙する生徒の46%が、タスポを使ってたばこを購入している」と。
 だからなんなの?「国民の民さん驚きなさい」ということなのか?それとも、「国民の皆さん、タスポって意味ないよねー」ということ?捕まえて、1~2年刑務所に入れとけよ!喫煙する中高生は、間違いなく犯罪に加担しますよ。え?中高生の喫煙自体すでに法に触れているって?そ、そうですよね。

 ま、いずれにしろ厚労省は、「本気で中高生の喫煙を防止するつもりがない」と、いうことだけは明白。

ウィッシュボーン爺さんは鍋に蓋をしなかった

2011年07月28日 | Weblog
日本には、「割れ鍋に綴じ蓋」ということわざがある。「割れ鍋」は、その通り、割れて壊れた鍋。「綴じ蓋」は、「繕って修繕した蓋」のこと。
 意味ですが、割れた鍋と、繕った蓋だから、「どうにもこうにも使い物にならないもののこと」…ところが、これが違う。
 「割れた鍋にピッタリ合う蓋などないが、繕って修繕した蓋ならぴったり合う。どんな人にも、相応した人(配偶者)がいるという喩え」凄く驚くのは、「割れ鍋に綴じ蓋」は、英語では、「Every Jack has his Jill」です。「どんなジャック(男の名)にも、ぴったりのジル(女の名)がいる」こういうのを発見したときは、「やったーっ!」という気分になります。
 英語の「割れ鍋に綴じ蓋」には、鍋も蓋も出てこないが、意味はピッタリ同じです。では、英語では、なぜ鍋や蓋を持ち出さなかったのか?

 ここからは、また得意の自信満々の推測となりますが…
 そもそも、欧米では、鍋はあっても蓋は少ない。「鍋と蓋」で一組という考えがない。
 ステーキを焼くのにフライパンに蓋をしますか?バーベキューに蓋をしますか?どうですか!そもそも蓋というものが少ない。
 「シチューなど、煮込むものは蓋をするんじゃないか?」って?そういう人は、
テレビ西部劇「ローハイド」を観ていなかったんじゃないの?観ていたとしても、注意深さが足りませんでしたね。ローハイドに出てくるコックさんは、ウィッシュボーン爺さん。彼の得意料理(つまり毎度同じなのですが)は、「シチュー!」。大きな寸胴でシチューを作るのですが、蓋などしたことはありません。
 「で、でも、アメリカの鍋にも蓋があるよ…」だって?そりゃあ、ありますよ。だから、「(鍋はあっても)蓋は少ない」と書いたのです。「蓋はありません」とは書いていません。わっはっは!(←勝ち誇ってしまっています)
 中華も蓋は使いません。中華鍋に蓋をするときは、「湯」を沸かすときだけ。フレンチも、蓋は使いません。特別なケースを除いては。

 「どうしてそれほど蓋を嫌うんだ?」だって?実は嫌っているんじゃなくて…
 ハウ○食品のカレールーの新しいパッケージを見ましたか?裏面に、蓋をした鍋のイラストと「鍋ぶたをしてエコ調理」という表示が。「カレーを作る時は鍋に蓋をしない」との考えだったハ○ス食品が、エネルギー節約の対策として、蓋をすることにした。10~20%のエネルギー節減となるのだそう。味は同じなのだそうで…。
 だったら今までの蓋をしないという方針は何だったんだ?それがちょっと嬉しい話なのですが、「理由はどうしても分からない。ずっと続いた不思議な常識」なのだそう。天下の○ウス食品が分からなかったことを私が知っている!ああ、気分がいい。
 なぜ、蓋をしないのが常識だったか?私が、緻密な推測から導き出した答えをお教えしましょう。「ウィッシュボーン爺さんが蓋をしなかったから」です。爺さんは、シチュー専門だろうって?シチューもカレールーも同じです。

 なお、「割れ鍋に綴じ蓋」ですが、「…閉じ蓋」ではありませんので。注意してくださ~い。

ほら出た!平等が悪平等、ジェンダーフリーの逆差別、九大入試の「女性枠」

2011年07月27日 | Weblog
 結局は取りやめになりましたが、九州大学が理学部数学科の12年度後期入試で、「女性枠」を導入しようとしました。「定員9人のうち5人を女性に割り当てる」というもの。
 これって、近年台頭してきた「男女共同参画」。早い話が、先日私が書いた、「クオータ制」です。「クオータ」は「 quota 」で、「4分の1」の「クォーター(quarter)」ではない。9人中5人ですから、これは凄いです。なお、quotaの意味は、「割り当て(分配)」。

 「クオータ」は、人が関わる全分野ですが、「男女共同参画」は、いわゆる、「gender equality」。男女に限定されます。これがいいか悪いかという問題ではありません。すでに、法律になっているわけですから(男女共同参画社会基本法)。
 「…男女が均等に政治的、経済的、社会的及び文化的利益を享受することができ…」
 「均等に」の部分から、九州大学では数学科9人の定員を「男4,女5」としようとした。どうして数学科だけ?という疑問も残るが、些末なので先へ行きます。

 九大は、女性枠を取りやめたわけですが、その理由は…「法の下の平等」に抵触する恐れがある。つまり、憲法違反。と、いうことはもうやめちゃったけど女性枠を設けていた金澤工業大学などは、憲法違反をしていたわけだ!
 
 日本は、女性研究者が少ない。大学民間を含めた女性研究者の比率は、13.0%で、世界的にも最低レベル。アメリカの約3分の1(アメリカは、34.3%)です。これは問題です。なぜなら、発想には性差があるから、男性ばかりでは、「硬直」してしまう。多様性、意外性がなければ新たな発想につながらない。つまり、均等にならないまでも、女性研究者を増やすことが日本にとって必要なことであるわけです。特に、技術立国日本ですから、理科系女性研究者を何としても増やさなければなりません。
 だったら、九大が行なおうとしたことを、日本中に広めるといいんじゃないかということになります。

 女性研究者が増えないのにはそれなりの理由があります。
 第一に、研究と家庭を両立しなければなりません。公務員や、パートなら家庭との両立は十分可能ですが、「研究職」は…。
 第二に、家庭との両立という中の研究となれば、男性研究員の「目」を意識することになる。「気にするな」と、言われると余計に気になる。
 そして、第三に、出世。女性であることが有利に働くとは考えづらい。

 ではどうしたらいいか?「クオータ制」しかないでしょう。研究者の女性の比率を30%以上と、決めてしまう。女性研究者の家庭への支援を手厚くし、出世のレールも機械的に敷いてしまう。「50歳になれば教授になっている」というふうに。

 「だから、それでは憲法違反で逆差別だ」だって?いつも主張させていただいておりますが、「平等」など存在しないのです。
 「9人中、5人は女性を合格させる」…この5人の入試成績が、9番以内に入っていないことだってある。つまり、成績が悪くても合格してしまう。だから不平等。
 しかし、どうしても女性を入れたいんでしょう!だったら、不平等でもいいという考えに立たなければならないでしょう!特に「研究」は、成績がいい人だけがやってもダメなんです。男女が入っていなければ。
 「研究職のクオータ制」今後、進められるでしょう。なぜ「男女共同参画」と言わないんだって?その言葉、言葉の裏で「男女は不平等に決まっているだろうがぁ!」と語っている。それなのに、いかにも「男女平等」という顔をしているのが気に入らんとでごわす。

日本列島を埋められないように…

2011年07月26日 | Weblog
 ネズミ捕獲器で捕まえたネズミを、どのように処理するか?えっ!ネズミを捕まえたことがない?し、信じられない。私は、かなり捕まえましたよ。ねらったネズミに逃げられたのは、一度だけ。長期にわたり大ねずみと抗争した上、敗北を喫してしまいました。稀な経験をさせていただきました。
 さて、捕獲後の処理ですが…生きたまま逃がしたのでは、はじめから捕る必要がない。殺さなければなりません。で、殺し方ですが…一般的には水に漬けておく方法かと。それは残酷だからと、「ネコイラズ(毒餌)」を食べさせようとした人がおりましたが、残酷の度合いは大差ない。むしろ、人間が、ネズミの苦悶を見ないで済ませようとするネコイラズ使用のほうが、「残酷+人間の自分勝手」なので上のような気もするが。

 そのあと、死骸は生ゴミとして捨てるのが一般的な家庭の…つまり、正しい死んだネズミの捨て方かと。
 私は、穴を掘って埋めます。しばらくは、「あそこにネズミを埋めたんだよなーっ」と気になりますが、そのうちに忘れてしまいます。

 中国浙江省温州市で起きた高速鉄道列車の事故…大破した車両の一部を重機で現場に掘った穴に埋めてしまった。事故車両を土に埋めてしまうという…!さすが中国、やることがデカイ!
 穴を掘るのは重労働。ネズミ一匹埋めるのだって、大汗をかきます。それを、列車を埋めてしまうというのだから!しかも、信じられないほどの短時間で埋めた。人口が多いとこのようなことが出来る。え?手掘りじゃないって?中国なら、手掘りでも出来そうですがね。

 日本なら、車両は「事故原因究明のために保管する」と、思いますが…。ひょっとすると、中国政府としては、事故原因を究明したくなかった?今や、GDPで日本の上を行く中国ですから、事故原因を隠すようなことはしないでしょう。温家宝首相も、「徹底的に原因究明」と、言っていましたから。え?だから怪しいって?そ、そうですね。

 大体、「雷説」はあり得ない。それがありなら、日本の新幹線だって頻繁に「追突・脱線・高架から落下」があるはず。
 中国が、「国産」とうたう新幹線ですが、実態は、「日本や欧州、カナダから導入した車両や地上設備、運行管理システムの寄せ集め」。で、「制御装置」は、中国が独自開発したもの。あれあれ、原因は制御装置に重大な問題があったんじゃないの?早速調査…調査したくても、運転席がある車両は埋められていたのでしたぁー!

 高速鉄道の最高責任者だった劉志軍前鉄道相(三国志に出てきそうな名前)が収賄の疑いで解任されていた。つまり、汚職の温床。と、いうことは…安全基準に満たない材料を使うなどの手抜き工事が行われた…そう考えなければ、贈賄も収賄も成立しないでしょう!

 あと、中国のレストランで嫌な思いをさせられるウエイター、ウエートレスの態度。共産主義だから、できるだけ働きたくない。私が頼んだビールなど、黙っていたら一生待っても持ってくるもんじゃない。
 制御センターが(先行する)列車の停止を把握していなかった。把握しても、しなくても給料は同じだから。把握していたとして、後続の列車への連絡を怠っていた。なぜって?面倒だし、連絡しても、しなくても給料は同じだから。それなら、人災であり、共産主義の問題だろうって?…私はそう思っていますけどね。

 私が今一番怖れているのは、中国政府の次のような発表です。
 「この度の事故は、日本から導入した車両に欠陥があったから起こったもの。抗日教育を徹底し、日本製品をボイコットすることによってこの恨みを晴らそう!うーっ、それでは生ぬるい。立ち上がれ、人民よ!穴を掘って日本列島を埋めてしまおう」

90年も日本につくした人を自殺させてはなりません

2011年07月25日 | Weblog
 家族類型の調査で、トップは何だったか?「夫婦に子ども一人という三人世帯(核家族化ってことで)」が、第一位じゃないのかって?残念でした。
 「夫婦のみの二人世帯」が、第一位?これもはずれ。
 総務省の2010年国勢調査の抽出速報集計では、「一人暮らし世帯の割合は初めて3割を超え、家族類型別の調査でトップになった」と。しかも、日本の総人口に占める老年人口(65歳以上)の割合は23.1%と、2回連続で世界最高だった。…予想は皆さんしていたと思いますが、実際に数字で示されると暗~い気持ちになってしまいます。高齢化という線路から抜け出せない。自分自身が、家族類型第一位、連続世界最高へまっしぐらですから。

 99歳の伯父が今春なくなりました。92歳の伯母は、お見舞いに行くたびに、「長生きしすぎた」と、嘆きます。90歳過ぎまで生きるのが、珍しくなくなってきております。

 そして、とうとう起きてはならない事態が起こってしまいました。
 ニュースのタイトルが、「お墓に避難します」だったので、津波の時には、「高台のお墓に避難する」という話かなと思ったら…
 福島県南相馬市内に住む93歳の女性が、「足手まといになる」「お墓に避難します」などと記した遺書を残して自殺したという。
 これはショッキングなことでした。93歳まで生きて、自殺しなければならなかった…

 年齢に関係なく、「自殺」は、いたましい。自殺者は出したくない。とりわけ、90年間にわたって、日本国のために尽くしてくださった方を、自殺させてはダメでしょう!「お墓に避難する自殺」は、国の威信をかけて防がなければならない自殺です。
 この自殺のあと、国として何か動きを見せたか?なーんもない!と、いうか国会では、すでに気にとめている議員さんもいない様子?

 「高齢者自殺防止法」を早急に成立させていただきたいです。
 盛り込む内容は…
 1 状況を事細かに把握し、自殺に結びつきそうな要素を改善する。
 2 「足手まといになってください」という宣伝をする。
 3 お墓よりも楽しい避難場所をつくる。
 4 高齢自殺者を出した市町村への罰則の強化。
 
 悲しいことは減らしましょう。高齢者を自殺させない国にしましょう。こういうことこそ「がんばろう日本」です。

原発の風でカウントドロッパ屋が儲かる

2011年07月24日 | Weblog
 わら布団、むしろ(筵)、ぞうり(草鞋)、みの(蓑)、わら靴、たたみ(畳)、なわ(縄)、屋根、わらづと(藁苞:納豆の包み等に用いる)、麦わら帽子、わら餅、わら半紙、たわら(俵)・・・。しめなわ(注連縄)、わら人形…。燃料、肥料・飼料、堆肥…。

 何?何なんだって?今さらながら、「わら」が日本人の暮らしになくてはならない物だったということをしみじみ感じていました。
 いろいろ挙げましたが、殆どが過去のもの。現代の「わら」の活躍部分は…家畜の飼料。肉牛に「わら」を与えると、美味しいからよく食べる。よく食べるからよく太る。わらを与えると、肉が「しもふり」になるという話も(←この話、新聞にも出ていましたが…マジスカねえ?)。よって、畜産農家は出荷が近い肉牛に、「わら」を与えたがる。

 その「わら」が、暫定許容値を超える放射性セシウムを含んでいた。汚染された「わら」は、福島県と宮城県の農家から各地に出荷されていた。福島県、山形県、新潟県で、このわらを食べて汚染されたと疑われる牛が出荷されていた。
 汚染度合いは、「食べても健康への影響は考えにくい程度」だという。だったら、暫定許容値も基準値も、ヘチマも設定しなくていいだろうがぁ!「食べたら絶対に命の危険がある値」…これを設定したらいいのに。

 日本人の命を育み、文化を形成してきた「わら」への信頼は…地に落ちました。どうしてこういうことになったの?農水省は原発事故後も稲わらの流通については何の規制もしていなかった。屋外のわらに放射性物質が付着することぐらい、学のない私にでも解る。秀才の巣窟である農水省が分からないはずがない。分からなかったのではなく、「どってことないだろう」と、高を括っただけのはなし。…頭がいい人のやることって、こんなもんです。
 わらを出荷した農家や、購入した畜産農家を責められないが、「放射性物質になんらの警戒もしなかった」…うーっ、やはり責められないですよね…。

「わ~らぁにぃまみれてよーぉ~育てた栗毛…」…セシウムのわらでは、栗毛は育ちません。よって、三橋三智也さんもヒット曲を出せなかった。
 「わらしべ長者」…わらしべが汚染されていたら長者にはなれなかったでしょう。
 「わらべ」…わらべ(童)は「こども」のことだから、「わら」とは関係ないべ!だって?「わらべ(わらんべの省略形)」は、瑞穂の国に不可欠な「わら」から、国の宝である「こども」を「わらんべ」と呼ぶようになった。「その話はいいんじゃない!どの書物に載ってるんだ。出典を示してよ!」だって?書物には載ってないんじゃないかなあ。たった今、私が考えたんだから。

 「わら」は大切にしなければなりません。瑞穂の国ではない英語圏でも、お産のために床につくことを、「イン・ザ・ストロー」といいます。新しい生命をこの世に迎えるのは、「わら」なのです。シェイクスピアの英語を、よくも引っ張り出したなって?人間が古いもので…。
 現代の日本は、安全な「わら」を沢山ほしい。しかし、BUT!コンバインの場合、カッターが標準装備で、脱穀作業が済んだわらを細断処理する。つまり、わらは…な、ない。
 もっとも、カウントドロッパを装備すれば解決しますがね。いずれにしろ、わら不足は否めない事実。
 大震災から4か月半、「わら」がキーワードになっております。風桶で言うと、「原発事故でカウントドロッパ屋が儲かる」。これから先、なに屋が儲かるか…。

冷房をガンガン効かすのが最高のおもてなしの国

2011年07月22日 | Weblog
 タイのワチラロンコン皇太子(プーミポン国王の一人息子)が使用しているボーイング737型機がドイツのミュンヘン空港で差し押さえられた。
 どーゆーこと?と、思いました。
バンコク中心部と空港を結ぶ道路をドイツの建設会社が行ったのですが、その費用等およそ33億7千万円をタイ政府が支払わなかったから。タイ政府もなかなかやるものですねえ。それにしても、ドイツ…20年間にわたってどうやってタイにお金を払ってもらうか考え続け、とうとう皇太子の飛行機を差し押さえた。「江戸の仇は長崎で」ってやつですかねえ。ところで、皇太子の飛行機ってタイ国の財産なのか?個人のものだと思いますがねえ。

 梅雨明けの猛暑の日々。そこへ持ってきての節電で、クーラーガンガンというわけにはいかない日本の夏…。
 そこで思い起こすのは、バンコクの寒さです。(ワチラロンコン皇太子からの連想でバンコク)暑さの間違いじゃないかって?いいえ、「寒さ」です。
 タイでは、「寒いくらいクーラーを効かせる=最高のおもてなし」という感覚。羨ましいわけではないが、タイの電気事情が気になりまして…。
 
 バンコク滞在中、毎日毎日観光に出かけたわけですが…寄宿させていただいたジャンボ氏のマンションから、BTS(Bangkok mass Transit System、スカイトレインとの表示もあるが、早い話がモノレール。1999年12月完成)の駅まで、35~36℃の暑さの中を5分ほど歩きました。5分で、汗だく。ところが、BTSに乗り込むと、電車内の温度は20℃!汗は急激に冷やされ、寒くて寒くて、気持ちをしっかりしていなければ、失神しそうになるのです。学習したので、長袖のジャンバーを持ち歩くようにしましたけど…寒かったです。

 バンコク市内のジャンボ氏の会社へおじゃまして、またびっくり。社員の皆さん、長袖でお仕事。ジャンバー着用の人も。会社もクーラーの効き過ぎで寒いのです。外気との温度差はおよそ15℃。ビル全体を冷やしているので、自分のオフイスだけ冷房を緩めにということが出来ないのだそうで…。

 タイの現在の電力(電源構成)はどうなっているのか?
 水力・・・22.3%
 火力・・・41.5%
 コンバインドサイクル・・・30.6%
 ガスタービン・・・5.6%
 他に、ディーゼル・・・0.04%、再生可能エネルギー・・・0.01%がある。

 タイの電力は間に合っている。しかし、BUT!近年の目覚しい経済発展に伴い、電力需要は増加の一途。先行きの電力不足は明らか。だけど、微笑みの国タイとしては、冷房こそがサービス…。電力は何とかしなければならない。

 石炭火力は温室効果ガスの抑制の観点から積極的に進められない。水力発電は地元の強い反対から進まない。と、なると・・・・・そうです!原子力発電です。

 タイの原子力発電、実はタンバイOKなのです。しかし、タイの皆さん気性が穏やか。拙速に物事を進めない。だから、33億7千万円を、20年間支払わなくても平気。
 私がおじゃましたとき、オンガラク新原子力研究センターで、原発プロジェクトが着々と進められていました。
 原子炉は、米国のゼネラル・アトミック(GA)社。
 放射性廃棄物の貯蔵・処理施設は、日立・丸紅の企業連合。
 ラジオアイソトープ製造施設は、オーストラリア原子力科学技術機構。

 ここまで決まっておりました。今すぐにでもはじめられそうなのですが、冷房サービス以上にタイ国民が大切にしているものがある…それは、生活費…。タイ北部には貧困階層が多い。彼らにとっては、タクシンが配る「金」は、電力以上に魅力。年収が、22歳の日本人の月収程度。これでは、電気製品など買えやしない。ボーイング737…か、買えやしない。貧困層は、当然タクシン派となる。そうなると、アビシットだって黙っちゃいない。
 タクシン、反タクシンをやっているうちは、原子力発電は、おあずけ。おあずけのうちに、福島第一原発の事故。

 バンコク…今日も、ガンガンとクーラーを効かせて、長袖をガッチリ着込んで仕事しているんだろうなあ…。
 皇太子が、ボーイング737型機を所有しているのですから、お金があるんです。日本の皇太子殿下は、国家予算で暮らしておられるのでセスナ機も持てないんですけどね。

ソラシドエアは農業用?

2011年07月21日 | Weblog
 朝食時、テレビニュースが台風情報を伝えていた。台風6号の影響による航空路線の運休の中に、「ソラシドエア」というのがあった。

 ローコストキャリア (Low-Cost Carrier:LCC)の台頭により、「エアアジア」「エアデカン」「ライオンエア」「タイガーエアウェイズ」「ノックエア」「ジェットスターアジア」「ジンエアー」・・・耳新しい航空会社が増えてきている。
 「ソラシドエア」…聞いたことがあるような、ないような…。

 私が得意とするイカサマナゾナゾ…「空の上には何がある?」。退屈そうなガキ、ではなくてお子様を見つけると、すぐにこのナゾナゾを出題して煙に巻く。そのことで、不審者として通報されたことは今のところない。
 答えは、「シド」。「ドレミファソラシド」つまり、「ソラ」の上には「シド」がある。

 「ソラシドエア」と聞いて、「ドレミファエア」が前身で、後継航空会社として、「ソラシドエア」が設立された。こういう仮説を立てました。家人に公開したところ、この音階説を鼻で笑い、反撃が…。
 「空志道エア」だという。「空志道エア」…カッコイイとは思うが、飛行機のやり繰りがつかない航空会社のような…。

 朝から、白熱した議論が戦わされたが、結果はどちらも間違い。なんと今月、「スカイネットアジア航空」を、新ブランド「ソラシド エア」にしたんだと。私のほうに、何の報告もありませんでした。一体何様のつもりなんでしょうか!「オマエこそ何様だ」だって?私はANAカードを持っている…関係ないデスネ。

 ソラシドエア側が言うには、「ソラシドとは、空(ソラ)から笑顔の種(シード)をまく」なのだそうで…。
 そうだったのか!農業用の航空機の会社だったとは。空から種をまく…。ダジャレ的造語だったとは…。音階説の私は、同じようなダジャレだからダメージは少ない。しかし、格調高く「空志道エア説」をブチあげた家人の立場はどうなるんだ!

 「農業用の航空会社」と、ボケているところへ、宅配便が。高知の哲ちゃんが「鰹づくしセット」を送ってくれた。台風の強風の中を…ありがたいことです。ところで、この鰹づくしセット…ソラシドエアに乗ってきたのでは…。「九州中心で、四国への路線はない」…あ、あのね。朝の食卓の話題になった航空会社の飛行機に乗った「鰹」が高知から届く…メルヘンというものです。そのあたりを大切にしていただきたい。