アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

欧州は夕暮れ、アメリカは出口なし、インドネシアが望みの綱か

2011年12月01日 | Weblog
 年金受給者です。年金生活者じゃないのかって?あのね!年金で生活できる人が、「年金生活者」。年金が少なすぎて、年金だけでは生活できない人は、単なる「年金受給者」です。そこんとこの言葉の使い分けを、きちんとしてください。

 年金では暮らせないので、投資の分配金でなんとか暮らしている。日本の株は…無惨。どうしてこんなに損をしなければならないのか?中国株も、回復したとはいえ、いいころの5~6割。
 證券会社は、インドネシア株を盛んに勧めてくれる。確かに、今、インドネシアのインフラ関連を買っておけば損はしない。韓国の株も勧められている。なんでも、携帯電話等の液晶を作る会社が有望だとのこと。それも魅力を感じるが。

 なによりも、アメリカの景気が上向いてくれなければ困る。すでに困っているが、いつまで我慢しなければならないのか?
 そのアメリカを、「バナナ・リパブリックに成り下がった」と評した国々も。どういう意味?
私が気に入っている背中にも模様が入ったTシャツは、「バナナ・リパブリック」というブランド。何か関係があるのか?
 「バナナ・リパブリック」は、中南米の小さな国々をバカにする表現なのだそうで…。中南米の累積債務危機のころ、米国の財務省、銀行そして国際通貨基金(IMF)は、中南米諸国の財政規律のなさを「バナナ・リパブリックだもんな。ったく、しょうがないなあ!」と、小バカにしていた。
 アメリカ国債が格下げとなったとき、待ってましたとばかりに中南米が口撃(口による攻撃)に出たわけ。「バナナ・リパブリックに成り下がった」と。
 中南米も大きな口はたたけない。円高の火付け役を担ったわけで…日本が、「バナナ・リパブリックに成り下がった」らどうしてくれる!事実、なりつつあるのですから…焦りがあるが、肝腎の日本政府は他に優先することが多いらしく…。

 通貨高の値上がりで困っているのは、日本だけではない。「スイス(フラン)、ノルウェー(クローネ)、デンマーク(クローネ)、スウェーデン(クローナ)」…ユーロに属していない欧州の通貨が大幅に値上がりしている。

 そして、ギリシャ、イタリア、スペイン…。イタリアの金利が年7.1%になり、スペインも年6.8%まで上がって「危険水準」の7%に近づい…す、すでに越えた?!

 ギリシャ人をからかう表現は、「Johnny」。日本は、Johnnyに成り下がってはなりません。
 イタリア人は…「イタ公」。英語の蔑称はないのかって?どう発音するのか、「Wop」。「ホラ吹き」という意味らしい。
 話が逸れますが、初めて「イタ公」を耳にしたとき、「潮来(いたこ)」だと思いました。ちょうど、橋幸夫が、「潮来笠」を歌っていたもので…古っ。
 スペイン人への蔑称?たぶん「Dago」。スペイン語圏に多い名前だから…?「太郎の国日本」みたいなもので、蔑称というより愛称なのではないかな。

 「ジャップが破綻」と、言われたくない。アメリカも、「バナナ・リパブリック」は返上してほしい。それから、トルコも。トルコの損が大きくなってしまって…。金利を何とかしなければ、「七面鳥」と呼ぶぞ!七面鳥は蔑称じゃないですネ、まんまですから。

 感心しないニュースがありました。ドイツの中央銀行、ドイツ連邦銀行が実施した新発10年国債の入札で、金融機関の応募が調達予定額を大幅に下回ったんだと!「札割れ」ですよ。ドイツの国債が!欧州で最も財政が安定したドイツの国債でさえ、十分な需要がなかった…。欧州はもう期待できません。
 年金受給者の生活費は、どこに頼ればいいんだーっ!インドネシアか…。