-ひとつ曲り角 ひとつまちがえて-
[小持山から望む武甲山]
[コース]横瀬-延命水(給水)-不動滝(給水)-武甲山(休憩)-小持山(休憩)-大持山-ウノタワ(くねくね)-鳥首峠-滝入ノ頭(休憩)-ヤシンタイノ頭-橋小屋ノ頭-逆川乗越-蕨山-(くねくね)-藤棚山-金比羅神社跡-さわらびの湯バス停(30.1Km)
[所要時間]7:18:33
真夏に逆戻りの気候。横瀬から武甲山取り付きの一の鳥居まで6Kmほどだがその少し手前の延命水ですでに汗だく。1リットル以上の水を飲んで、ネイサンボトルにもしっかり給水。横瀬で買った水PET500mlとあわせてなんとか持つかな、と。
しかしながら滝汗は続く。台風後で水量が多い不動滝でも補給。
携帯した水はできるだけ使わないようにしないと、今日のコースはこのあと補給ポイントがありません。
ハイキング日和とあって武甲山はかなりの人出。でも今日は1300m程度の標高ではまだ暑い。
ここからは小持山-大持山の縦走。久々に来ましたが、ココはやはりレースコースじゃないな、と。しかし単独行としては最高。
先週の朝霧高原トレイルで台風の影響によるショートカットを余儀なくされたんで今日のところはガッツリ行きたいってんで、妻坂峠には下りず鳥首峠方面へと。ところが、ウノタワで痛恨の道迷い。ウノタワはちょっと大きな草原になっているような場所で、ここにある道標にだまされた。鳥首峠方面への矢印がヘンな方向を向いていて、その草原の方面に行ってしまったのが間違い。どういってもトレイルがなくなり、戻るしかない。やっと見つけた道標は、
「横倉林道」となっていて、地図を見ると、これじゃあ妻坂峠方面へと戻ってしまう。もう一度元の道標の前にあるトレイルに立ってみるとただまっすぐに行けばいいだけと判明。以前来たとき迷った覚えはないので、今日は疲れとるなとヤな予感。
滝入ノ頭付近。最近伐採されたらしく、以前とは様子がまったく違う。こんなおそろしいところを走ってたのね^^ 奥武蔵もあなどれませんな。ココで横瀬で買ったおにぎりセットを食す。ウノタワで30分以上ロスしたのですでに14時。5時間の行動予定だったのに10時から始めてすでに4時間経過。これは巻きいれないといけません。
計画では橋小屋ノ頭からあわよくば蕎麦粒山まで行ってみるつもりでしたが、時間的にムリなので蕨山方面へと下る。
ところが。
やってしまいました。蕨山と藤棚山の間で痛恨のロスト。木に巻かれたピンクのテープと地面に打ってある赤い杭を目安に行ったのですが、いつの間にやら迷い道。ひとつ曲り角、ひとつまちがえて、迷い道く~ねくね~などといってるうちにホントに迷った。
杉の植林地帯をそうとう下った時点でおかしいとは思ったんだけど、ピンクのテープがあるんだからオッケーだろうと。実際に「遠見山」だったか標もあったりして一部トレイルには間違いないんだけど、地図にはないところで、どこなのか見当もつかない。テープのある場所もほとんどなくなった時点でこいつはマズイな、と。こうなるともと来た道を戻るのがトレイルの鉄則ってんで戻るわけですが、こいつがまたとんでもない急斜面。下りる時もヤバイとは思ったけど、登るのはムリな箇所もそこそこある。山ヤさんやきこりのような知識やワザがあるわけでもないトレイルランナーとしては、脚の筋力だけで力任せに登る。ずりおちそうになってもムリクリ踏ん張る。脚の踏ん張りがきかなくなったら杉の木にもたれてしばし回復を待つ。とにかくピークを目指して道なき道をひたすらがんばりました。
稜線に出てまずは一安心ですが、とにかく来た道を戻る。かなり戻って分岐点を発見。なんでこんなところで間違うのか、というポイントでした。やはり疲れとるな、と。
道標には河又まで5.6Kmとあり、なんとか助かりました。場合によっては逆川乗越まで戻って夜明かししようかとも思っていたんで、ラッキーっちゃあラッキー。使い切った脚ではありましたが、これくらいの距離ならなんとでもなります。トレイルランナーが遭難ともなれば、「山を甘くみちょる」とか非難GO!GO!なのは火を見るよりも明らかです。
さわらびの湯バス停に着いたのが17時10分過ぎ。さわらびの湯は確か18時半まででゆっくりできないし、次のバスが17時32分だったんで風呂はあきらめてとにかく自販機で飲み物。復刻堂仮面ライダーサイダーがしみわたりました。
合掌。
7時に出発して15時に川又バス停に到着。
3回迷いました。しかも急坂下りて戻って。
山はなめてはいけないですね。
もちろん帰りは奥武蔵旅館&祥龍房ビール&激辛ラーメン。ラン後は美味いですね。
何度か行っているところなのに迷ってしまいました。あのコースだと西武線に下りるエスケープルートがないので要注意ですね。