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最初にお断りしますが、かなり辛口なレポートになります。
さて、レース当日は午前2:50に起床。3:00に目覚ましを掛けておいたのだけど、少し早めにヤク(コーギー)が起こしてくれました(笑)高天ヶ原ホテルは予約時に断っておけば犬同伴OKのナイスなホテルです。
外はしとしと雨。やられましたな。
が、もちろん天候に文句などはありません。高天ヶ原ホテルの前がスタート地点なので、ギリギリまでホテルに居られるのが不幸中の幸いです。
スタート13分前にホテルを出て受付カードを係りの人に渡して出走宣言。5分前に前の方に並びます。
すると。
係りの人いわく、荒天のため野反湖関門をゴールに変更とのこと。40キロから25キロにショートカットです。開会式を聞いていなかった自分が悪いのですが、行動食を持ちすぎてしまった。まっ、いいか。備えあれば憂いなしです。
ぷあ~ん、とスタート。
いきなりゲレンデの登り下りで始まり、ウォーミングアップをさせてくれないキツいコースです。が、考えようによってはこれで走力によって集団がバラけるので実はなかなか考えられたコース取りなのかもしれません。
しばらくすると平坦なシングルトラックがかなり延々と続きます。ときどき頭の位置付近に木があったりして、かなり注意が必要です。トレランの走り方の基本として、トレイル路面の状況把握と前方障害物の確認は鉄則なので、まあいいんですが、レースコースとしてはどうかな~
何か、早くも不信感が漂います。
実はこのレース、スタート後のちょっととゴール前のちょっと以外はほとんどすべてシングルトラックのコース取りでした。
これでは危険を冒してまで前の選手を抜けないので、登りの得意な選手、下りの得意な選手それぞれの持ち味がまったく発揮されませんね。
主催のOSJによると、「レースというよりもトレイル本来の楽しさ「旅」を体感して」くださいとのことで、ゆっくり行きましょうということなんでしょうが、それにしても、大会名が「OSJ志賀野反トレイルレース」なんだからねぇ。。
矛盾してないかい??
そもそもこのコースは野反湖ロッジの関門が7時間なのですが、7時間では、歩き基調で到達はできません。言っている主旨がわかるようでわからないのです。
最初のピークであるノッキリまではいい感じの登りで、抜けるポイントで数人かわします。が、ムリはしません。
ノッキリを過ぎるといよいよアップダウンが始まり、トレランの醍醐味を味わえます。
しかし。
その後の急な下りで、泥に足をとられてヘッドスライディング(泣)これで、右ひざと右腰骨付近と右手を強打。右手は浅いスリ傷ですが、派手な流血。安全第一の自分が転ぶとは。。
これで一気に戦意喪失。が、まだ7,8キロ地点です。
右脚のふんばりがイマイチ利かないので、下りは全部歩くことに。ところが、歩いても尻餅。泥でどうにも滑ります。全行程で10回は転んだか。
後続のランナーが続々と駆け下りてくるので走っている全選手に先に行ってもらいます。しかし彼らもがんがん転ぶ。転んでもものともせずに駆け下りていくのはいいんだか悪いんだか、果敢というべきか無謀というべきか。。
2000m超えの尾根道を歩きで下っていると寒くてカラダが冷え込みます。雨は風に乗って下から降ってきます。かなり体感温度が下がってくるので、登りになると正直ほっとします。
トレイルコースは川になっていて、ところどころ池もあり(笑)、深いところは水深がヒザまであります。根雪の残っていたあたりの池ではかなりいいアイシングになりました(爆)
これで完全に体温を奪われました。自分の場合は体力にモノを言わせて動き続ければいいだけなんですが、休まないと進めない選手はどうするんだろうと本気で心配になりました。
あまりにカラダが冷えるので、小休止してレインポンチョを着込みます。これでかなり暖かくなりました。特に肩の辺りが暖かくだいぶラクになりました。
それでも下りが延々と続くとやはりダメです。こういうときはエネルギー補給に限ります。風の当たらない場所まで来たところでウィダーゼリー、パワージェルを摂ったら、20分くらいでカラダがまた温まってきました。
ホントは固形食のカロリーメイトブロックが食べたかったんですが、全身どろどろな上に手がかじかんで動かず、ゼリーの方をいってみました。
それにしても、倒木多数でかつ路面がかなり荒れたトレイルで、ホントにやっかいです。晴れていてもレースコースに不向きなのは明らかです。
こんなところを走らされていることにだんだんむかっ腹が立ってきました。走ってないけど(笑)
極めつけは、笹の葉で覆われたトレイル。これでは路面の状態がわからず、ここを走るのはもはやスポーツではなく、アドベンチャー。いや、それでは響きがステキすぎますね。「無謀な賭け」でしょうか。
20キロ前後だったか、注意力が散漫になり、とうとう頭の位置にあった木に激突。僕はボボ・ブラジルでも大木金太郎でもありません(古っ)
大事故が起こらないといいなぁと念じながらなんとか完走しました。5時間39分です。
ゴールのところでは実況中継がありましたが、悪いけどノッてあげませんでした。なにしろドッチラケな気分だったもんで(怒)
サポートの嫁さんは、自分がなかなかゴールしてこないので相当心配したらしく、係りの人にも状況確認をしたそうですが、「外部の業者に委託しているのでわかりません」とか、「ゼッケン№は事前にお渡ししたはずです」とか取り付くシマもないようなことを言われたらしい。
早くゴールできた選手は手荷物の輸送が遅れてなかなか着替えられなかったり、ロッジにはシャワーがあるのに招待選手だけにコソッと教えていたり、テントの用意がまともにされていなかったり、自分がゴールする前にはハラワタの煮えくり返るようなことがてんこ盛りだったそうです。
去年のハコネが評判よかったので今回エントリーしてみましたが、OSJは考えモノかもしれない。嫁さんはOSJには次からは出ないでほしいと言ってるし。
考えて見れば、今まで出たレースは
・富士登山競走(富士吉田市)
・大山登山マラソン(伊勢原市)
・名栗湖棒ノ峰、奥武蔵チャレンジ(スポーツエイドジャパン)
・青梅高水山(KFC)
と全部地元をよく知る主催者のすばらしいレースばかりでした。
別にOSJを否定はしませんが、今回のことは反省すべきところは反省してほしいと思っています。
今回たくさんのトレイルランナーが走ったことでかなりの泥が流出した。おそらくトレイルがさらに荒れたことでしょう。もし修復する催しがあればぜひ参加したい。ひとりで行っても何をどうしていいんだかわからないし。
辛口すぎましたか?
さて、レース当日は午前2:50に起床。3:00に目覚ましを掛けておいたのだけど、少し早めにヤク(コーギー)が起こしてくれました(笑)高天ヶ原ホテルは予約時に断っておけば犬同伴OKのナイスなホテルです。
外はしとしと雨。やられましたな。
が、もちろん天候に文句などはありません。高天ヶ原ホテルの前がスタート地点なので、ギリギリまでホテルに居られるのが不幸中の幸いです。
スタート13分前にホテルを出て受付カードを係りの人に渡して出走宣言。5分前に前の方に並びます。
すると。
係りの人いわく、荒天のため野反湖関門をゴールに変更とのこと。40キロから25キロにショートカットです。開会式を聞いていなかった自分が悪いのですが、行動食を持ちすぎてしまった。まっ、いいか。備えあれば憂いなしです。
ぷあ~ん、とスタート。
いきなりゲレンデの登り下りで始まり、ウォーミングアップをさせてくれないキツいコースです。が、考えようによってはこれで走力によって集団がバラけるので実はなかなか考えられたコース取りなのかもしれません。
しばらくすると平坦なシングルトラックがかなり延々と続きます。ときどき頭の位置付近に木があったりして、かなり注意が必要です。トレランの走り方の基本として、トレイル路面の状況把握と前方障害物の確認は鉄則なので、まあいいんですが、レースコースとしてはどうかな~
何か、早くも不信感が漂います。
実はこのレース、スタート後のちょっととゴール前のちょっと以外はほとんどすべてシングルトラックのコース取りでした。
これでは危険を冒してまで前の選手を抜けないので、登りの得意な選手、下りの得意な選手それぞれの持ち味がまったく発揮されませんね。
主催のOSJによると、「レースというよりもトレイル本来の楽しさ「旅」を体感して」くださいとのことで、ゆっくり行きましょうということなんでしょうが、それにしても、大会名が「OSJ志賀野反トレイルレース」なんだからねぇ。。
矛盾してないかい??
そもそもこのコースは野反湖ロッジの関門が7時間なのですが、7時間では、歩き基調で到達はできません。言っている主旨がわかるようでわからないのです。
最初のピークであるノッキリまではいい感じの登りで、抜けるポイントで数人かわします。が、ムリはしません。
ノッキリを過ぎるといよいよアップダウンが始まり、トレランの醍醐味を味わえます。
しかし。
その後の急な下りで、泥に足をとられてヘッドスライディング(泣)これで、右ひざと右腰骨付近と右手を強打。右手は浅いスリ傷ですが、派手な流血。安全第一の自分が転ぶとは。。
これで一気に戦意喪失。が、まだ7,8キロ地点です。
右脚のふんばりがイマイチ利かないので、下りは全部歩くことに。ところが、歩いても尻餅。泥でどうにも滑ります。全行程で10回は転んだか。
後続のランナーが続々と駆け下りてくるので走っている全選手に先に行ってもらいます。しかし彼らもがんがん転ぶ。転んでもものともせずに駆け下りていくのはいいんだか悪いんだか、果敢というべきか無謀というべきか。。
2000m超えの尾根道を歩きで下っていると寒くてカラダが冷え込みます。雨は風に乗って下から降ってきます。かなり体感温度が下がってくるので、登りになると正直ほっとします。
トレイルコースは川になっていて、ところどころ池もあり(笑)、深いところは水深がヒザまであります。根雪の残っていたあたりの池ではかなりいいアイシングになりました(爆)
これで完全に体温を奪われました。自分の場合は体力にモノを言わせて動き続ければいいだけなんですが、休まないと進めない選手はどうするんだろうと本気で心配になりました。
あまりにカラダが冷えるので、小休止してレインポンチョを着込みます。これでかなり暖かくなりました。特に肩の辺りが暖かくだいぶラクになりました。
それでも下りが延々と続くとやはりダメです。こういうときはエネルギー補給に限ります。風の当たらない場所まで来たところでウィダーゼリー、パワージェルを摂ったら、20分くらいでカラダがまた温まってきました。
ホントは固形食のカロリーメイトブロックが食べたかったんですが、全身どろどろな上に手がかじかんで動かず、ゼリーの方をいってみました。
それにしても、倒木多数でかつ路面がかなり荒れたトレイルで、ホントにやっかいです。晴れていてもレースコースに不向きなのは明らかです。
こんなところを走らされていることにだんだんむかっ腹が立ってきました。走ってないけど(笑)
極めつけは、笹の葉で覆われたトレイル。これでは路面の状態がわからず、ここを走るのはもはやスポーツではなく、アドベンチャー。いや、それでは響きがステキすぎますね。「無謀な賭け」でしょうか。
20キロ前後だったか、注意力が散漫になり、とうとう頭の位置にあった木に激突。僕はボボ・ブラジルでも大木金太郎でもありません(古っ)
大事故が起こらないといいなぁと念じながらなんとか完走しました。5時間39分です。
ゴールのところでは実況中継がありましたが、悪いけどノッてあげませんでした。なにしろドッチラケな気分だったもんで(怒)
サポートの嫁さんは、自分がなかなかゴールしてこないので相当心配したらしく、係りの人にも状況確認をしたそうですが、「外部の業者に委託しているのでわかりません」とか、「ゼッケン№は事前にお渡ししたはずです」とか取り付くシマもないようなことを言われたらしい。
早くゴールできた選手は手荷物の輸送が遅れてなかなか着替えられなかったり、ロッジにはシャワーがあるのに招待選手だけにコソッと教えていたり、テントの用意がまともにされていなかったり、自分がゴールする前にはハラワタの煮えくり返るようなことがてんこ盛りだったそうです。
去年のハコネが評判よかったので今回エントリーしてみましたが、OSJは考えモノかもしれない。嫁さんはOSJには次からは出ないでほしいと言ってるし。
考えて見れば、今まで出たレースは
・富士登山競走(富士吉田市)
・大山登山マラソン(伊勢原市)
・名栗湖棒ノ峰、奥武蔵チャレンジ(スポーツエイドジャパン)
・青梅高水山(KFC)
と全部地元をよく知る主催者のすばらしいレースばかりでした。
別にOSJを否定はしませんが、今回のことは反省すべきところは反省してほしいと思っています。
今回たくさんのトレイルランナーが走ったことでかなりの泥が流出した。おそらくトレイルがさらに荒れたことでしょう。もし修復する催しがあればぜひ参加したい。ひとりで行っても何をどうしていいんだかわからないし。
辛口すぎましたか?
偶然、自分のgooブログを立ち上げ中にここを見つけました。
自分は幸運にもレースに参加しませんでしたが、知り合いのブログを読んでてもレースの過酷さや問題点を実感しました。何かと物議を交わしてますね。
自分のブログは
http://blog.goo.ne.jp/kurisuke64 です。
よろしくお願いします。
ブログ立ち上げたんですね。
実はまだ、自分も使い勝手がよくわかっていません(笑)
志賀野反は参加者もいろいろたいへんでしたが、サポーターを不安にさせたところがかなり残念です。
また山などでよろしくお願いします!