全共闘モノはどうにもいただけないが、老年に入った今の女性が主人公という設定はよかった。最後の展開はワザありだな、と。
それにしてもこの連中の「総括」とか、オウム真理教の「ポア」とか、リンチ殺人をソフトでオブラートに包んだようないい方するところなど社会人としていい勉強になります、とでも言っておくか。
全共闘モノはどうにもいただけないが、老年に入った今の女性が主人公という設定はよかった。最後の展開はワザありだな、と。
それにしてもこの連中の「総括」とか、オウム真理教の「ポア」とか、リンチ殺人をソフトでオブラートに包んだようないい方するところなど社会人としていい勉強になります、とでも言っておくか。
家庭に問題があるハイティーンの少女を描かせたら氏の小説はほぼ間違いなし。この小説では主人公のほかに2人の登場人物が出てくるが、それぞれがうまく描き分けられていてリアリティがある。出口なしの突き放したエンディングも堪える。しかし、うまい、と思わせるところは所詮小説、ということか。