大江健三郎を読むのは高校以来か。自分の本棚を見ると「空の怪物アグイー」があるが、読んだことすら覚えていない。。 かすかに覚えているのは「オキナワ・ノート」くらいか。
さて、この小説、とにかくむちゃくちゃ読みづらい。登場人物の誰が語っているのか、前後を注意深くよまないとわからなくなる。文章もおかしく(ノーベル賞作家に対して、失礼!)、当節の小説のお作法からはかけ離れてるといわざるをえん。おかげで2度読み返してしまった。。
まあ2度読みしたくらいだから興味深く読めたと言えばそうなるが、結局のところどうなのか。なんか、「考えすぎ」じゃねぇのか、と。興味深く読めたのは、氏が自分の親父と同い年、息子が自分と1歳違い、この辺にあるような気がした。