2013年出版の岩波新書。なにしろグローバル化がどんどん進んでいて、日本も同じ道を歩んでいると思うが、企業に頼らず生活していける世の中にならんもんかのぉ。パソコン使っといて、なにをほざいとる、とも言うが(苦笑)
2013年出版の岩波新書。なにしろグローバル化がどんどん進んでいて、日本も同じ道を歩んでいると思うが、企業に頼らず生活していける世の中にならんもんかのぉ。パソコン使っといて、なにをほざいとる、とも言うが(苦笑)
2003年発行の本。これで氏の岩波新書の著作3冊とも読了。最初の「豊かさとは何か」が発行されてから20数年経っているのに日本の状況は変わらないかむしろ悪くなっている、ということが確認できた、とだけ言っとくか。。
1989年バブル絶頂期発行の本だが、著者のこのときの警告が20年以上経った今でも同じように言えるというなんとも言いがたい状況を確認した、というだけでも読んだ価値あり。
短編4編。うち3編はゆるい連作。会話がチャチとか時代背景がちゃんと描けてないとか難点はあるんだけど著者の鬼太郎ワールドにはいつも感心する。
短編集。田辺聖子氏はお初で、読もうと思ったことはなかったけど、山本甲士さんのブログの映画評でおもしろそうだったので原作をば読んでみた。もちろん映画と原作の出来が無関係ってのはわかってます。
表題作は若い男女が等身大に描かれているのが功を奏しているのか、よかった。繊細で微妙な機微がいいな、と。
他の短編もそれなりにおもしろく読めたんだけど、表題作とはぜんぜん毛色が違って、中年の男女の登場人物が女性の視点から描かれているので、ちょっと自分としてはノリきれなかったかな。が、まあよかろう(?)
亡くなったご主人吉村昭氏の晩年を描いたわけだけど、なぜか氏の印象は薄く、ご本人が主人公のようだ。別にそれが悪いわけではないけど、若干期待はずれではあった。
加藤文太郎といえば新田次郎の「孤高の人」で、山の臨場感あふれるいい小説だったが、この小説は新しい解釈ということか。文太郎自体の印象は「孤高の人」とそう変わらないように感じるが、宮村健こと吉田登美久の解釈がまったく違う。でもそれはいいか。
葛藤しながらも、仕事や家族よりも山を優先せざるを得ない感じというのが伝わってきた。う~ん。
故郷青森のこと。母のこと。父のこと。同じエピソードが微妙に違う描写で繰り返し書かれてある。でも、セピア色のトーンは同じ。なぜか引かれるんだな。