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俺祭りで行こう

やりたいことしかやらない俺祭り104(おれまつりとし)のへなちょこブログ。

堤未果「(株)貧困大国アメリカ」

2014-03-01 | 読書・作家タ行

 2013年出版の岩波新書。なにしろグローバル化がどんどん進んでいて、日本も同じ道を歩んでいると思うが、企業に頼らず生活していける世の中にならんもんかのぉ。パソコン使っといて、なにをほざいとる、とも言うが(苦笑)

 


田辺聖子「ジョゼと虎と魚たち」

2013-01-07 | 読書・作家タ行

 短編集。田辺聖子氏はお初で、読もうと思ったことはなかったけど、山本甲士さんのブログの映画評でおもしろそうだったので原作をば読んでみた。もちろん映画と原作の出来が無関係ってのはわかってます。

 表題作は若い男女が等身大に描かれているのが功を奏しているのか、よかった。繊細で微妙な機微がいいな、と。

 他の短編もそれなりにおもしろく読めたんだけど、表題作とはぜんぜん毛色が違って、中年の男女の登場人物が女性の視点から描かれているので、ちょっと自分としてはノリきれなかったかな。が、まあよかろう(?)

 


谷甲州「単独行者 アラインゲンガー 新・加藤文太郎伝」

2012-04-26 | 読書・作家タ行

 加藤文太郎といえば新田次郎の「孤高の人」で、山の臨場感あふれるいい小説だったが、この小説は新しい解釈ということか。文太郎自体の印象は「孤高の人」とそう変わらないように感じるが、宮村健こと吉田登美久の解釈がまったく違う。でもそれはいいか。

 葛藤しながらも、仕事や家族よりも山を優先せざるを得ない感じというのが伝わってきた。う~ん。