~Agiato で Agitato に~

再開後約20年になるピアノを通して、地域やほかの世代とつながっていきたいと考えています。

やる気?

2014年11月19日 10時27分26秒 | 雑感

昨日は岡山まで行って練習会に参加させていただきました。

ここのところ隣県まで荒らしててすみません(笑)。 お友達が増えるのはありがたいことです。

 

ところで、ときどき「よくそんなにやる気がつづきますね」と言われます。

たしかに、けっこうコンペに出続けているし、コンサートとか自分で無理やり(?)企画しますしね。

でも、逆に言うとそういう「イベント」を作らないとやる気が続かないのも事実。

仕事ではないので、「やる気の切れ目が縁の切れ目」といいますか、弾きたくなくなったら、やめればいいだけなんです。専業主婦である以上、ピアノに入れ込んでいるのは、「現象」としてはパチンコに精出してるのと大差なく、むしろ腕がよければ、パチンコのほうが経済を潤すことだってありえます(私は全然ダメですけど)。趣味と言えば美しいですが、現実にはひとつの依存症かと。

「やる気」というなら、だれの前で弾くわけでもないのに、大人になってからずーっと先生について、地味に熱心に平均律とかエチュードをやっている人のほうが(現実にそういう知り合いもいます)、すばらしい「やる気」です。ほんとに好きであり、「生涯の趣味」というのはこういうことを言うのだと思います。

 

そしてですね、やっと最近気づきました・・・

私、もともと仕事だとか趣味だとかがあまり長続きするタイプではなく、ことに仕事は6年間で3種類の職についた挙句に、その後はやってないわけで、それは「あきっぽいから」というのはわかっていたのですが、

ここ10年くらいの、仕事ではないけど、いろいろやってきたことを振り返ってみてわかりました。

なにかを始めて、軌道に乗せるとこまではいいいんですが、それを維持・発展させることにどうも向いてない・・・・途中からうまく行かなくなる。

起業だけして、経営できないようなもんでしょうか。

考えてみたら演奏もその傾向アリアリですね。全然知らん曲を一から読んでそこそこ「らしく」するとこまではものすごいエネルギーを注ぎ込むのだけど、あとは深まらない、というか、「自分のやるべきことじゃない」とどこかで思ってる。

子供の頃に比べたらだいぶ辛抱強くはなってきますけど、それはやっぱり「がんばらねば」「これではいけない」と思って努力してやってるわけで、得意ではないですね。

そんなこといったら、結婚しかり、子育てしかり、家事しかり、全部忍耐みたいなもんですけど(笑)。

今のところ健康余命20年くらいの予定で生きてますけど、自分の特性を生かしてやっていくのか、違う人間に生まれ変わったつもりでやっていくのか、悩ましいところ。

会社勤めの経験から、「君がいなくなったら困る」と言われたところで、翌日からは「あ、そんな人いたっけ?」というくらい世の中はなんでもなく回っていく ・・・というのは実感。実際、家庭にしろ組織にしろ、「ひとりいなくなったらニッチもサッチもいかなくなる」というのはあってはならないことだと思っているので、それぞれが成り立っていくように努めているつもりではあるんですが、子供はともかく、80過ぎた母にはちょっとそれも無理強いできません。

いろいろ目配り、力の配分を変えていきつつ、自分のことも考えつつ・・・というところですかねえ。