先日の2台ピアノの録画をひとり鑑賞いたしました。
当日弾いている時間が多かったもので客席で聴けたプログラムは2つしかなく、すべての録画を見ることができたのは大変ありがたいことでした。
天井の吊りマイクでとったMDも別にあるのですが、カメラの位置の良さなのか、機能がすばらしいのか、DVD録画の音もなかなかいいです。
もちろん自分自身は反省事項が多々あり、「ああすればよかった」「こう弾くべきだった・・」と思うことだらけなのですけど、
全体に、ひきしまった感じの、真摯な印象のコンサートだったようです(自分が出ていて「・・ようです」というのもなんか変ですけど)。
とくにショパンのコンチェルト第1番全楽章は、伴奏しながら感じていたのよりはるかに引力の強い演奏で、
各楽章ソリストは違うものの、アツさが似ているというか、聴き始めたら思わず最後まで一気に聴いてしまうという感じ。
もちろん技術的にはみんな素人だし、アブナイところはいっぱいだし、世間にお聴かせするようなものではないかもしれませんが、
それぞれの思いがいっぱい詰まっていて、アマチュア冥利に尽きるような演奏でした。
あの、大変な大変なソロ部分を、どれだけ必死で各人が練習されたかと思うと(コンチェルトだから今後のレパートリーになるというわけでもないのに)、
ご一緒させていただいて本当によかったと思います。私自身の財産になりました。
ほかにも、初めて聴く曲とか、「いい曲だなあ」と思うものがあったり・・・・。
やったことが少ないだけに2台ピアノの魅力というものもそこまでわからずに企画した会でしたけど(汗)、
こうして振り返ると、やってよかったみたい・・・と思えてきました。
演奏してくださった方々、スタッフを務めてくださった方、あらためて心より御礼申し上げます。