なんともショックなことで、いまだに現実感がないのですが、
学生時代同じ学部の先輩としてずっと尊敬申し上げていた方が、14日、お亡くなりになりました。
2学年上でいらしたので、私が学部のゼミの時は院生として参加されていて、
「おおっ」というような指摘をなさり、なんという頭の切れるかただろう・・・・・とただただ畏敬のため息をついていたものでした。
その後母校の教授として活躍され、いやもうそれはあの方のことだからさもありなん・・・・・・と後輩としてちょっと誇らしく思い、
今後のますますのご発展を信じて疑わなかったのですが、なんとも残念なことで・・・・・・悔しくてなりません。
昨年秋の恩師のご葬儀の際は、会釈をさせていただくくらいの時間しかなかったのですが、
あのときの先輩のお姿から、約半年後のこの訃報を予測することはまったく不可能でした。
・・・・ありえません・・・・・
私自身はいまはもう文学のブの字とも無縁な、小説すら読まないような生活に入って長いことになりますが、
どこかで、「まだ恩師が生きておられるから」とか「先輩が大学におられるから」という支えがあったんですね。
それの両方ともを失い、いよいよさらにさらに文学と距離ができてしまったような気がします。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。