~Agiato で Agitato に~

再開後約20年になるピアノを通して、地域やほかの世代とつながっていきたいと考えています。

ブラームスP五重奏レッスン

2010年04月12日 16時31分21秒 | レッスン&セミナー
またしても、ザーザー降り。
なんとかしてください・・・洗濯物が乾きません(泣)。

昨晩(日曜)9時頃、食事&飲みの席にいきなり電話あり・・・・「(松本さんの)レッスン明日でもいいですか?」
数日前そういう話をしたことはしましたけど、明日の午後1時って(焦)。
土曜もレッスン聴講&チェンバロでピアノ全然弾いてないですし、日曜は家のことと演奏会で、これまた触らず。
私は練習しないと弾けない典型的タイプなんですが、まあそこは「開き直りっ」でございます(汗)。

そして今朝、家族が出かけたあと少し練習。
アルペジオがハマリません・・・・どうしましょう。
今日のレッスン会場はK先生の御宅で、これまで伺ったことはありますけど、ピアノを弾くのは初めて。K先生にも聴かれるかもしれないからあまりにブザマな演奏は、やはりちょっと・・・。

レッスンまでしばらく時間があったので練習させていただいのですが、スタンウェイだからなのかなんなのか、うちより数段弾きやすく、少しほっとしました。

みていただいたのは、前回に続きブラームスのピアノ五重奏。
スタンとベーゼンの2台があるおかげで、松本さんが弦パート(カルテット)を弾いてくださり、これはもう感激でした。
松本氏:「流れはよくなってきましたね。あとは内容というか深さですかねえ」ということで、私のほうから
私:「和音やオクターブのところが、どうしてもこう『つかみかかるような音(←得意なヤツね・・と師匠のツッコミが・・笑)』になってしまって、自分でも固くて嫌なんです。もっと抱き込むような音にしたいんですけど、なんとも・・」
松本氏:「そう・・それなんですよね。どこからほぐしていこうかと思うんだけど、体の使い方が・・・う~ん・・」と言われます。
私:「実はチェンバロの録音聴いても、音が短いというか鋭角過ぎて、すごく硬い印象です。楽器は違ってるんですけど、どこか同じ問題を感じます。チェンバロの先生には『突くな』とよく言われます。」
松本氏:「それだけわかっていれば、解決できそうな気もするんですけど・・・。でもどうすればいいですかねえ?実際」

で、こうかなこうかなと弾いてみているうちにちょっと気づきました、私。
特に音が硬いのは両手ともが比較的高音域にある時で、このとき腰もちょっと痛いような気がするわけです。体の部分は椅子の線までぎりぎりで保っている一方でひじから先の部分を右方向に出そうとして、肩も腰もかなりの緊張状態にある・・・・
逆に左方向に行くときはかなり自由なので、これは右足でペダルを踏んでいることと関係があるのではなかろうか・・・・

という思いつきを松本さんに話してみたんですね。
そしたら「・・なるほど。ペダルを踏んだままの右方向への重心移動をやってみますか」ということで、上半身を気持ち脱力して右方向へ行ってみたんですね。
いや~楽だ・・・
「あ、音変わりましたねえ~。むしろ今度は低音域のほうが硬いくらい(笑)」

で、さらに話してみたんです、「5~6時間練習したりすると、膝がやられることあるんですが、やっぱりこれってヘンですよね」と。
まず「え・・・そんなに弾いたことないからわかんない(驚)」と言われたのですが(笑)、実際やってみると、「たしかに姿勢によってはものすごい負荷が膝にかかるねえ~」ということになりました。

重心を移すことが、必ずしも体を左右に動かすということではなく、今日なんとなく得た感覚もどちらかというと、「お尻や腰や腹筋の緊張&弛緩」という感じなので、見た目にはたぶんあまり変わらないのかな、と思います。

松本さんが「僕は、ピアノ弾いてるせいか、座った姿勢でのバランスはいいんですよ。電車とかでもよろけない(笑)」とおっしゃってました。
そうか・・・私、立っている姿勢よりも座ってるほうがアヤシイですもん。すぐ電車でも横揺れしますから(笑)。

年齢が上がれば上がるほど無理はできません。
もう四十肩もないのだから、右方向へも楽に体を使っていこうと思います。