once in a blue moon

.:♪*:・'゜♭.:*韓国で子育て.:♪*:・'゜♭.:*

エアポートベイビー初日 (에어포트베이비 첫공)

2020-11-13 | ミュージカル・演劇・コンサート

韓国創作ミュージカル エアポートベイビーの初日公演を観に行きました。



今シーズンが3度目の公演でトライアウトから7~8年?関わってきたチェジェリムさん主演かつ
ジェリムさんが所属するミュージカルアカデミー
キックエンターテイメントが制作の作品です。

演出はもちろん、ジェリムさんのお師匠さんパクカーリン先生で
カーリン先生もディリア役で時々ご出演予定です^^




劇場は合井メセナポリス内にある新韓カードFANスクエア
普段はファミリーミュージカルなどを上演する小劇場なので
非常にコンパクトな劇場です。

主人公、ジョシュコーエン役はチェジェリムさん
ディリア役はカンユンソクさん
伯父さん役はファンソンヒョンさん
シャスター役はチョンジェファンさん
クリス役はジスンテさん
お母さん役はキムスジョンさん
ジュンス役はシンソンスさん



ロビーが空港のようでチケットブースはチェックインカウンターのようになっていたのがかわいかったです。

あらすじは3演しているので検索したらわかると思いますが簡単に。

幼いころにアメリカへ養子に出されたジョシュは
白人社会のなかで育ちアイデンティティーに悩みます
22歳で生みの親を訪ねるために韓国へやってくるところから物語ははじまるのですが...

ということで英語が堪能なジェリムさんにぴったりな役です(笑)
歌もね、ジェリムさんのすこーんと抜けた爽快な声にあわせた
ジェリムさんの良さを最大限引き出すナンバーばかりで
さすが製作段階から携わってこられただけあるな~と思います。

ストーリーがベタにも程がある韓国ドラマ感でこのあたりは好き嫌いはっきり分かれると思います。
私は、はい...あんまり^^;

ただジェリムさんの愛嬌やかっこ良さがよ~くいきていますし
ベタなんだけど見易いとは思いました。

前半のコミカルさと後半の号泣しっぱなしなストーリー展開には
私の好みな作品とは言い難いものではありましたが
ジェリムさんの歌のうまさと演技力で白けそうなわたしの気持ちと集中力を何度もぐいぐい引き戻してくれました。
そして何十回いや...何百回聴いたかわからないNo Heaven For Meで大泣き...(苦笑)



初めてMVを観たときにミュージカル本編は見ていないにも関わらず
歌詞の中にある主人公の感情やおかれた状況がわかりやすく伝わってきて涙が出ました。
このMVでなんてうまい役者さんなんだとはまるきっかけにもなりました。

あれから二年ちょっと。
何度も聴いたからまさか泣くとは思ってもいなかったので
やっぱり生のお芝居はちがうし
やっぱりジェリムさんって上手い役者さんなんだな~と改めて思いました。

またこの作品はアメリカ人のジョシュがみる韓国という異文化が描かれています。
そのカルチャーショックみたいなものが
「わかるわかる^^」と共感しまくり!
わたしも韓国にきて感じたものばかりだったから楽しかったです。

語学堂での発音練習もおもしろい。
韓国人がFとPの発音が苦手なのとかJoshのsh発音が쉬(シィ)になっちゃうのとか
ジャパングリッシュには慣れていてもコングリッシュには慣れていない私も
韓国にきた当初は戸惑うこと多かったです。

핫(ハッ)がhotと知ったときの衝撃たるや。。。
ホットもかなりおかしいですけどね。
hotがハッという発音になるとわかって藤井隆さんを思いだし一人笑い転げた思い出もあります(夫は藤井ちゃん知らないし...)

またジョシュが韓国語を学ぶシーン
안녕하십니까(アンニョンハシムニカ)のカの発音が英語圏のかた苦手なんですよね
까(ッカ)が카(カァ)になってしまう

で까 까 까 と練習します(笑)

わぁーわたしいまだに出来ない~って笑ってた←習得するきはもはやない

劇中、ジェリムさんは完璧すぎるアメリカ人アクセントの韓国語を話されます
ネイティブ韓国人がそれっぽく話してるんじゃなく
本当にアメリカ人アクセントなんですよ!
友達そっくりでビックリします。
繊細な発音、音の違いを耳で聞き分けまた発音できる稀有な才能なんでしょうね。

中盤、いろんなゴタゴタでうわぁ~ってなったジョシュがいきなり까(ッカ)の発音を習得し
これかー!って感じで까 까いうのが可愛かったです^^

ジョシュ以外の韓国人の台詞がまたアルアルなんですよね~。
もう笑っちゃう。

それからジョシュの生まれ故郷の方言が全羅道のアクセントで
우째쓰까잉(ウッチェスカイン)と伯父さんが言うんです。
標準語でいう어떻게(どうしよう)的な意味?になるようなんですが
アメリカ人のジョシュが「Watch out sky」に聞こえて「何それー?」って
困り果ててるシーンも韓国のかたは大爆笑、私は母国語に聞こえて「何それー?」ってなるのアルアルで笑っちゃいました。

言葉遊びが素敵な作品ですね

出演者の方々もずーっとエアポートベイビーに携わってこられた方がほとんどです。
とてもホーム感があり大切に育てられてきたんだなと感じました。

ジェリムさんは昨年のコンサートで
ジョシュは役者として一緒に成長してきた役だと、大切な友達だと話されていました。

あったかい気持ちになりました^^

ただ脚本がかなり中弛みあって、今一つだったのはミューオタとして
個人的な好みとしては正直な感想です。
ウェルメイドだけど、あと一歩足りない感じ^^;

でも、やっぱりジェリムさんが大切にされている作品を
おそらく今シーズンが出演最後になるであろうこのタイミングで
観られてファンとして本当に嬉しかったです^^

おまけ



メセナポリス内のカフェでジェリムさん応援イベントやってます
キンキーブーツに引き続き、大学のミュージカル学科さん総出のイベントです(笑)



教授さまのサインまで...



教授さまの写真いりバイオグラフィ
(学科の職員のみなさんめっちゃ楽しんでる 笑)



いただきました♡
SNSに投稿したら抽選で教授さまの直筆サインetc...いただけるとか~。

ファンカフェは俳優様ご本人の独断で抹消したし
どっちにしろコロナで退勤挨拶(出待ち)もないし
サインなんかもう頂けなくなっちゃったので当たったらいいな~(期待はしてもいない 笑)



めちゃくちゃ遊ばれてる(笑)
強面なのにほわんとして愛嬌あるから好かれる方なんですよね^^



学科のインスタに写真アップされました
直接、カフェにいって自分のカップホルダーもらった上に
学科の職員さんたちに「思ったよりいい」って誉めた(?)ようです
「ありがとう」の言葉と共に無表情のこのお写真が届いたとか。

本当におもしろい役者さんです。
この普段の飄々とした雑さと舞台上の繊細なパフォーマンスのギャップが好きです(笑)

エアポートベイビー、来年1月末まで
不確実ですがジェリムさんの出演は今回が最後になるんじゃないかと噂されています
ぜひ観に行ってほしいです^^









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