水が入り指し苗を終えた早苗田
7月まで取水御預けの田圃
24日より田に水が入り、満々と水をたたえた早苗田が広がっている。
風が立つと縮緬波が水面を走り、その様は清々しい。夕日に映える早苗田や、水面に月が映る姿は一幅の絵になる。一つひとつの田にその影を落とすといわれる、棚田の風情のある“田毎(たごと)の月”を観てみたいものだ。
籾を直播してから都合3回の除草剤散布が奏功して、草は粗方枯れた。ところが直播機の不具合からか所々抜け株があるので、昨日は夕方からかみさんと二人で指し苗(欠損株の手植え)をして回った。序でにしぶとく残る雑草は踏み込んでおいた。
一方、もう1枚の田は、例年のことながら上流の田圃から順番に取水するため、下流の我が田はまだ水位が低くて水が入らない。やがて上流の取水が済む7月になれば必然的に入るようになる。それまでは御預け。
指し苗がしっかり根付く頃(5日後)を見計らって仕上げにルーバン粒剤(コブノメイガやイネツトムシの防除剤)とイネエース粒剤(除草剤)を田圃に撒いてやっと当地の田植えが終わる。そして土用干し(7月29日~8月5日)の間に、もう一度だけ除草剤クリンチャーバスMEを散布する。
今年こそは豊かな実りを祈らずにはいられない。