てすさび日誌

哀しき宮仕えを早期リタイアし、“サンデー毎日”のomorinが生活の一コマや雑感を認めた日誌です(2005/4/20~)

不耕起栽培

2009-06-03 12:12:00 | 農事
 新家の淳ちゃんの田圃は、我が田より早くに稲が芽を出し、尚且つ雑草が殆ど見当たらない。その秘訣を尋ねたところ、「昨年は籾播き直後の除草剤が効きすぎて、稲が芽を出さず、改めて播き直した。今年はそれを教訓にして田の耕起回数を控えたら、土が荒くゴロゴロして籾が播きにくかったが、それが幸いして草が生えなかった。」という。

 この一言がヒントになって「不耕起乾田直播栽培」のことを思いつき、ネットで詳しく調べてみた。
 ウィキペディア(Wikipedia)によれば、
 『不耕起栽培は、水田や畑を耕さないまま農作物を栽培する農法。さまざまな作物、さまざまな作型で行なわれているが、耕起しないことにより、
・省力化が可能である(トラクタによる耕起、代掻きが不要)
・雑草の繁殖が抑えられる
・土の移動による病気の蔓延が抑えられる
・土中に根穴構造が残り、根圏が酸化的に残る。畑では排水性も保水性もよくなり、干ばつにも長雨にも強くなる
・未耕起の土を根が突破り、稲に生じる植物ホルモン的な作用が活力高い太い根を作り、茎を太くする
・前作の作物残渣を地表に放置できることになり、その結果、それらが土壌のマルチとなって風雨による土壌流出を緩和できる、などのメリットがある。』
と良いこと尽くめである。

 更に郷土の農業機械メーカー・みのる産業のHPを繰ってみると、不耕起直播機まで開発されており、“まさに21世紀型の農業”だとアッピールする。

 我が家のように各種農機具の買換え時期を控え、その上後継者問題を抱えている零細農家にあっては、農法を根底から再考する好機かも知れない。もう少し研究し、熟慮もしてみたい。
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揚げじゅんばり

2009-06-03 08:51:00 | グルメと料理
 「揚げじゅんばり」とは聞き慣れない言葉だが何のことはない、「油揚げを焼いてしょうゆをたらし、ジュンといったところをバリッと食べる」ことだそうだ。
 5月24日付山陽新聞のコラム「滴一滴」によると、岡山市出身の文筆家内田百〓(〓は「間」の「日」が「月」)が記した食べたい献立の一つに、「揚げじゅんばり」があるという。

 この記事を拝見して我が意を得たりとほくそ笑んでいたところ、続いて今朝の山陽新聞の読者投稿欄にも、この記事を目にして『うちと同じだ!』と声を上げ、この油揚げをめぐって家族で争奪戦が繰り広げられる様子を微笑ましく再現していた。

 我が家では、アツアツの焼き油揚げにおろしショウガを載せ醤油を掛けて戴く。オニオンスライスなどと並んで簡単に作れ、ビールのあてによくあう。ご飯のおかずが物足りない時の一品には打って付け。
みなさんもお試しあれ。
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