世界一健康長寿のニライの風来坊

豊饒を齎す理想郷は海の彼方の蓬莱島!ニライの島夢郷!!その桃源郷を求めて南の風来坊は今日も迷走する。

「核抑止力」の是認こそ核廃絶・核拡散防止の障壁である!

2007年08月07日 | Weblog

中国の軍拡の現状は日本にとって脅威である。なかんずく北

朝鮮の核実験、核保有の現状は無視でない脅威そのものである。

だから<日本も核を保有する>事によってその「抑止力」にな

る。・・・核保有論者はその一点で喧しく核論議をすべきである、と

喧伝する。日米同盟も<米国の核の傘>のもとに「日本の安全は

保障」されている、だから基軸に据えている、と言う。・・・ところが

昨日の広島市長の「平和宣言」は今後の日本の進むべき針路に熟

考を促す示唆に富んだ宣言となった。少なくとも私はそう思った。

「平和宣言」の後半部分を引用して私の考えを述べてみたい。                    

                              ・・・「平和宣言」・・・

前半 省略~~『~「唯一の被爆国である日本国政府には、まず謙

に被爆の実相と <被爆者の哲学> を学び、それを世界に広め

責任があります。同時に、国際法により核兵器廃絶のため誠実

努力する義務を負う日本国政府は、世界に誇るべき <平和憲

法をあるがままに遵守> し、 「米国の時代遅れで誤った政策」 

にははっきり 「ノー」 と言うべきです。また、「黒い雨降雨地域」

や海外の被爆者も含め、平均年齢が74歳を超えた被爆者の実態

に即した温かい援護策の充実を求めます。被爆62周年の今日、私

たちは原爆犠牲者、そして核兵器廃絶の道半ばで凶弾に倒れた

伊藤前長崎市長の御霊(みたま)に心から哀悼の誠を捧(ささ)げ、

核兵器のない地球を未来の世代に残すため行動することをここに

誓います。」

 2007年(平成19年)8月6日   広島市長 秋 葉 忠 利』

 

広島市長は 平和宣言 の後半部分ではっきりと断言した。即ち~

 「米国の時代遅れの誤った政策」 に 「ノー」 を突きつけるべきだ、

と。・・・

結論から言うと 私も諸手を挙げて全面、賛成である。世界の核

議に対する趨勢を観るにつけ『核抑止力』こそ、自国防衛の最高最

大の防御手段である、とその範疇で論議が為されている。それで

は 高邁な<核廃絶>、<核拡散防止条約> 等の議論や6カ国協

議も「核抑止力」の是認を前提にしている限り永久に解決しない。

不可能の悪循環の連鎖連続に終始する。突き詰めれば北朝鮮の

核の問題だってイランの挑発的核開発もインド、パキスタン問題も

核保有大国(米ロだけでも3万発保有、世界人口66億人を何十回

とオーバーキル可能の現状) の現状を無視しては解決できない。

その不満も 核保有小国 、核開発しつつある国 にとっては大いな

る不満である。一方、日本の周辺事情(中国の軍拡と核保有、北

朝鮮の核実験保有の現状)が喧しいのに日本の安全はそれでい

いのか、議論さえ出来ないのか、と党要人、閣僚でさえ嘯く。その

事は「非核三原則」を 国是 としている日本の立場の自己矛盾を露

呈している。そこで私は私なりの提案をしたい。一つの解決法は核

保有大国の米国とロシアが核廃絶・核拡散防止の先陣をきって自

国の核を減らす数値目標を決めて提示し実行する事から始めるべ

きである。それが説得力ある対応である。数万発も有している核の

大国が自国の核を減らさずに「核廃絶・核拡散防止」を声高に叫び

続けても効果はない。解決なき永久の連鎖があるのみである。連

動して世界で唯一の被爆国 日本の責務と使命は広島の「平和宣

言」に盛り込まれた文言に尽きる。即ち 

●「米国の時代遅れの誤った政策」 に<日本は>は 「ノー」を、 

●「被爆者の哲学」を樹立し、

●「平和憲法をあるがままに遵守」する、

その3点に尽きる。

私も全面、賛成するものである。人類の切実な願い「世界の平和の

実現」に寄与することが日本の使命であると自覚することから始ま

るべきである。 私は強調したい。・・・

「核抑止力」の是認が前提では永久に<核廃絶>、<核拡散防止

>の如何なる政策も無に帰する・・・、私はチッポゲな小さな声でそ

こそ声高に叫び続けたい。

   ・・・「核抑止力」が前提では世界の平和は不可だ、と・・・

付記: 中国や北朝鮮への今後の日本の執るべき態様・政策は何

か、北への経済的封じ込めのみが拉致問題の唯一の解決策では

あるまい。ならず者国家といへども、性悪説に立つにしても、中国

が、北朝鮮が、日本に核を打ち込まない方途・方策は必ず見出せ

るはずだ。その一事に叡智を結集すべきだ。それが現実的解決の

方策だ。力の論理(米国等の)による封じ込めのみが最大最良の

解決策ではない。世界的趨勢、核の抑止力、核の威圧が「無能力

化の道程」に入りつつあるのが現状だ。現実だ。理想論ではない。

現実論だ!私の主張である。詳細は追々論述したい。

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●http://plaza.rakuten.co.jp/okinawanaha67/

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