世界一健康長寿のニライの風来坊

豊饒を齎す理想郷は海の彼方の蓬莱島!ニライの島夢郷!!その桃源郷を求めて南の風来坊は今日も迷走する。

カリスマ性なき福田内閣の残照は儚く美しい?!

2008年04月25日 | Weblog

晩春の宵の残照は儚く美しい。時あたかも福田内閣の現実にも準(なぞ

ら)える。遣ること為す事が悉く不燃焼に終わる。生煮えの感がある。それ等も

挙げたら限がない。政権末期の様相を呈し僅(わず)かに春の宵の残照の如く

儚く気だるく輝いて見える。孤軍奮闘の果てに漸く援軍が名乗り出て支援を始

めた。この際は非常時だ。党内が一致団結して末期内閣?を支えて有終の美

を飾ってあげよう?!・・・ポスト福田を本命視されている麻生前幹事長でさえエ

ールを送った。例の暫定税率維持の租税特措法改正案、道路整備費財源特

例法改正案に党内が一致団結して成立させよう!との気勢だ。各派閥の領袖

は二重三重に狼煙(のろし)を掲げ気炎を揚げた。所属議員の締め付けとも受

け取れる手段に出た。不満分子の除名さえチラつかせた。・・・巷では、いよい

よ政権再編の序曲が奏でた、と囁かれている。長野の聖火リレーの前途も思

い遣られる。明後日に迫って警備も厳重になった。折しも福田首相はロシアへ

旅立った。内外の懸案事項が山積する中での訪ロである。内政外交に勤しむ

福田首相には同情の念も禁じえないが、ここは国民の生活が掛かっている。現

実の切実な問題だ。賛同する余裕はない。厳しく責任を追及して国民の負託に

応えるべく、思いを開陳すべきだ。私見である。野党の民主党だって党内事情

は難題を抱えている。相反する愚見の様だが、この様な「ねじれ状況」に鑑み、

党首の“カリスマ性”が今、問われてはいないだろうか。良きにつけ悪しきにつ

け、だ。合理的支配や伝統的支配の範疇を超えたカリスマ性、その本来の生

得的資質は問わない。日常的に永続化された 世襲カリスマ や 官職カリスマ

をも凌駕した<現代的カリスマ性?>の必要性の事だ。ある意味では民主的

な支配被支配の関係をも不問にするくらいの権威?ある新しい関係を模索し

構築する必要が今、問われている、という事だ。そういうリーダーを志向してい

る。逆説のようだが、民主的手続きの名の下に収拾、収束させようとするから

纏まらない。収拾がつかない。その事は非民主的な手法とは異なる。トップが

確固たる信念・信条で内外の事象・世相・動向を冷静に見極め分析し理路整然

とした論理で党内を説得し纏め、施策する、その姿勢が統率力を発揮する。―

―それを「現代的カリスマ性」と勝手に造語した。コンセプト(内実)が、理解さ

れればいいと考えての事だ。――かつての白洲次郎の様にGHQに確固として

立ち向かい自己の信念を貫いた様に、だ。昨今の政治家にはそういう気迫が

感じられない。私利私欲に奔走し目先の利益に群がる為政者やリーダーが眼

について仕方がない。もう、そういう状況にはオサラバしたい。ポスト福田であ

れ、野党政権であれ、民主党政権であれ、気骨のある政治家の出現を切望す

る。・・・

 


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