世界一健康長寿のニライの風来坊

豊饒を齎す理想郷は海の彼方の蓬莱島!ニライの島夢郷!!その桃源郷を求めて南の風来坊は今日も迷走する。

「もったいない」&再生建築と循環型社会

2005年06月11日 | Weblog
あるテレビを観ていると「再生建築」の特集を放映していた。なるべく費用をかけずに元の形体に近い建物にし、予算を掛けずに現代風にリニューアルする。その道の建築専門家が模索し試案して設計図通りに建築した。見事な出来栄えに感嘆した。某氏の建築コンセプトの具現だと、いう。中心土台を補強・磐石にして外装外壁は現代風にアレンジし模様替えする。見違えるほど立派な建造物に仕立てた。その道のプロは、やはり、どこか違う。職人技である。日本の伝統技法と現代技術が見事に融合し建築創出物として生み出したのである。翻って使い捨ての蔓延する現代社会に「もったいない」の日本語を世界に広めたマータイさん。 ワシントンでも「もったいない」を紹介--全米記者クラブで講演し今年2月に毎日新聞社の招きで来日中に知った「もったいない」を紹介。一躍、世界の最新語となった。巨大な箱物の建造物でも「もったいない」をコンセプトに再生リニューアルする。耐震補強には縦・横に揺れない技法を取り入れ日本古来の伝統的技法で木材をふんだんに使用した柔らかくて温かみのある建物に変身させた。森林大国、日本の面目躍如である。少資源を有効に活かし山国日本の資源活用を今こそ真剣に考えるべき時期ではなかろうか。鉄骨やコンクリートに取り囲まれた殺風景なタウン街では癒しの効果はない。生きる喜びは、ゆったりとした癒しの空間を確保し、その中に安らぎを得る事にも見出せる。「もったいない」を一人一人がコンセプトにし全ての面で実行する事から世の中全体を変えていく事ができる。「積少為大」や「塵も積もれば山となる」を実行し実現していきたいものである。捨てる前に、もう一度、再生し再利用できないか、と考えて実行する。その心構えこそ現代の私達に課せられた切実な課題なのである。「循環型社会」の実現こそ21世紀以降の未来社会の生き残りを賭けての志向すべき社会の姿なのである。・・・


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