世界一健康長寿のニライの風来坊

豊饒を齎す理想郷は海の彼方の蓬莱島!ニライの島夢郷!!その桃源郷を求めて南の風来坊は今日も迷走する。

認知症の母の緊急入院に人間の尊厳を考える!

2011年06月18日 | Weblog
あの気丈で男勝りの母が認知症になって久しい。92歳という高齢でも口は達者で訳の分からない戯言?を言って笑わせたりしていた。相変わらず、遣るなあ、と内心、ほくそ笑んだ。その様な元気が取り柄の母が急に高熱を起こた、との施設からの連絡があり戸惑った。あれ、間違いではないのか、と一瞬、耳を疑った。でも緊急事態の連絡で夜中、妻に病院へ行ってもらった。肺炎の疑いがあり、おしっこに菌が入っている、との診断だった。でも異常は認められず、暫く様子見の為、入院させるとの事。やれやれ、と安堵した。私は夜勤で行けなかったので妻に行ってもらった。翌日、仕事を終え病院へ駆けつけた。酸素マスクを嵌めて寝入っていた。担当医の診断で数週間、入院させるとのことだった。非常事態には至らず安心した。でも老衰でヤツレタ母の姿には往時の面影は微塵もない。あの気丈な母が!・・・と思うとその落差に戸惑い、しばし絶句した。「人間の尊厳」とは何か、と考えずにはおれなかった。まじかに視る母に実感としての<人の尊厳>を再考せずにはおれなかった。百有余年足らずの人の世のはかなさ、瞬時に有意義な人生を送る事の難しさを思い知らされた。その時、考えたが沖縄の女性の平均寿命は世界一である。それにあやかって私の母も長寿で百歳を超える長生きをほしい、と思った。・・・