世界一健康長寿のニライの風来坊

豊饒を齎す理想郷は海の彼方の蓬莱島!ニライの島夢郷!!その桃源郷を求めて南の風来坊は今日も迷走する。

ポスト麻生 急浮上した与謝野氏VS加藤氏?!

2008年12月29日 | Weblog

永田町では早くもポスト麻生の後継が取り沙汰されている。来月5日開会

の通常国会では当初から大荒れが予想される。波乱含みの幕開けだ。一石を

投じたのは元行革担当相の渡辺喜美氏である。民主党が提出した衆院解散要

求決議案に賛成したからである。麻生自民党への造反である。でも軽微の「戒

告」処分に終わった。その意図は報道の通りであると思うので割愛する。さて、

表題にある様に急浮上したのが麻生首相に一定の距離を置く与謝野経済財政

相の動向である。財政再建派の急先鋒、消費税引き上げに執念を燃やす与謝

野氏の意向を汲んで3年後の引き上げを明示した。衆院解散総選挙前に増税

では選挙に勝てない、と主張する自民党内の声や公明党の主張を押し切って

期限を明示した。景気が回復するという条件付きとは言え与謝野氏の意向を

汲んでの英断?である。―― 与謝野氏に、元総理の中曽根氏がポスト麻生に

供え準備をしておけ、との風聞が伝わっている ―― 。しかし自他ともに実力を

認めている与謝野氏ではあるが地方票は絶望的である。つまり地方には人気

がない、という事だ。だから選挙の顔には成り得ない。自民党の人材不足が露

呈した格好である。ここにきて一方の雄、加藤紘一元幹事長が仕掛けて来る

のではないのか、と疑心暗鬼が永田町を席巻している。衆院解散総選挙の前

か、その後か、自民党を離党し新党を立ち上げてくるのではないのかと・・・。

又、同じく元幹事長の中川秀直氏が新党を立ち上げて政界再編に一役を買う

のではないのか、とざわめき立っている。そういう党内事情で危険水域に入っ

た自民党は自壊する様相が濃くなってきた。民主党にとっては、ほくそ笑む材

料が転がり込んできたという事だ。与謝野氏も加藤氏も一長一短で、これとい

った決め手を欠いている。中川新党?は“理念と政策”を明示して賛同する同

志と政界再編に取り組む決意を内外に表明している。今後の政界は民主党を

核とする集合離散を繰り返しながら大きな二つのグループに収斂していく様に

思われる。何れにせよ来年早々の国会は波乱含みの幕開けとなる事だけは間

違いない。