世界一健康長寿のニライの風来坊

豊饒を齎す理想郷は海の彼方の蓬莱島!ニライの島夢郷!!その桃源郷を求めて南の風来坊は今日も迷走する。

<武道>を小学校教育課程に テレビ討論を視聴して

2007年01月07日 | Weblog

賛否二組に分かれての討論を視聴した。お笑いタレントと現役の政治家 その他、要人?の方々のプチ真剣でホットな討論に苦笑しながら観た。ある時は鋭く、ある場面では笑い転げながら肩が凝らずに視聴できた。そういう番組をもっと多く取上げてほしいと思った。本音が聴けて建前が引っ込む庶民の番組だと企画したプロデューサーに敬意を表した。有り体に言えば<体を鍛える>・<精神を鍛える>、<長幼の序>、<礼儀正さ>、<あいさつ>等々が身に付く・・・と言われているのが<武道>を小学校で教える意義だと説く。確かにそういう側面があり模範解答であると思う。長年の経験から体験から、その道の長老や師範は熱心に真摯に説いて普及に努めている。どちらかと言えば私も賛成である。しかし「武道」を小学校の<教育課程>に、という提案には戸惑いを感じた。思いもしなかった突飛な提示だったからである。成る程、いじめ、自殺等が、いたいけな児童・生徒の小中校段階から頻発している現在、打つ手なしの現状に、一面、効果があるのでは、と考えるのが普通である(異論もあるのは当然だと思うが・・・)。決定打を見出せない試行錯誤の段階では気長に成り行きを見守るのも強ち意味のない事だとは思わない。現実に民間では武道塾、武道教室として実績を挙げていることなどから考えると推進したいくらいだ。当人の児童・生徒(親御さん)が自主的に<習い事>として修得・修練・体得するには、やぶさかではない。でも、それが国家で、公教育として文部科学省の音頭とりでやる事自体はどうなのかなあ、と考えざるを得ない。実際、採り上げるとなると体育としての教科で位置づけるのか教科外としてのそれか、又はクラブ活動としてか、必修か選択か等々・・・カリキュラムとして正規に位置づけるには相当、論議しなければならない。連動して自民・公明の与党の各教育審議会、文部科学省の中央教育審議会、官邸サイドの教育再生会議等での整合性を執っての教育課程の位置づけなど解決すべき課題は山積している。幼児段階から実施すべきだとか、喧々囂々、百家争鳴の収拾のつかない論議が予想される。でも、そういう教育の国家大計の難題に口火を切ったテレビの威力に敬服した。下らない番組を垂れ流すよりは喫緊の日本の課題を取り上げて世論を誘導するのもマスコミ、ジャーナリズムの使命だと思う。論議の端緒を切った今日の番組はそれなりに価値があり関心を惹き付けた優れた企画だったと思う。そういう日本の懸案事項、喫緊の課題を茶の間に提供する事も視聴率を高める一つの方途だとは思うのだが超優良番組?の提供そのものに敬意を表する。更に頑張ってもらいたい。貴テレビ局の奮闘を今後も期待します。・・・