あれは,あれで良いのかなPART2

世の中の様々なニュースをばっさり斬ってみます。
ブログ界の「おか上彰」を目指し、サボりながらも頑張ります!

Gメン2005でも設置しようか

2005年11月30日 00時31分20秒 | 経済全般
偽造設計書問題は,ついに国会でも取り上げられるようになってきました。
予想どおり,みんな責任のなすりあいを始めただけでなく,実は1年前から知っていた会社があるなど新たな情報が飛び出してきて,ますます建設業界に対する不信感が強まってきています。
また,マンション問題に限らず,牛肉問題,タミフル問題など身の回りの安全について,本当に安心してよいのか疑問を抱くような問題があいついて出ています。

安全安心を確認する機関がいよいよ必要か?

誰がやるかは別にして,これからは「安全を保証するシステム」が必要となってくるのではないでしょうか。これを国がやるのであれば,「国家安全省」みたいな組織で総括的にチェックする機関を作成することになるし,民間であれば,希望者がその会社に頼めばすべて安全か否かチェックするという「株式会社安全」みたいな法人を設立して活動することで,それなりの収益が得られるのではないかと考えます。
もちろん,民間が行う場合は,更にそれをチェックするための国の組織が必要です。

今,世の中では,「建築Gメン」とか「著作権Gメン」等というボランティアまたはそれに近い立場で働いている人たちがいます。
これを気に,「安心Gメン」を設立してみると,多少なりとも人々の不信感がぬぐえるのではないでしょうか。
そうなると,いよいよ,「ハードボイルド,安心Gメン2005,熱い心を強い意志でくるんだ人間達」の出番かもしれません。

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大阪市長,大事な大事なアタックチャーンス!!

2005年11月29日 00時48分24秒 | 選挙全般
大阪市長選挙が27日に行われ,現職の関氏が再選を果たしたようです。
ただし,投票率は33%と低めでした。

大阪市民のために全力を尽くそう!

まず関氏に言いたいことは,投票しなかった約7割の有権者,また関氏以外に投票した人を合わせると,大阪市民の約9割は,少なくとも関氏の当選について積極的な支援を行っていません。すなわち,大阪市民の総意を得たということではありません。
したがって,今回の当選を謙虚に受け止め,すべては大阪市民と大阪市のために,全精力をつぎ込んで満身創痍頑張ってほしいです。
また,大阪市のもう一つの課題は,「信頼回復」です。信頼を失うのは簡単ですが,回復するのは相当な努力が必要です。
普通の仕事をしても,信頼は回復しません。普通以上の超人並みの仕事をして信頼回復に努めてほしいものです。

しつこいですが,支援者や支援業者,団体に対してのみ目を向けるのではなく,市民に目を向けた政治を行ってください。大阪市は東京に次ぐ第2の都市です。第2の都市として,他の地域の模範ともなるような行政を行ってください。
期待しています,今度こそ。絶対に市民を裏切らないでくださいね。

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政治献金が身を助く?

2005年11月28日 01時03分00秒 | 政治
偽造設計書問題は,あちこちに広がりを見せています。
そこで,ちょっと視点を変えて次のニュースからいろいろ考えてみたいと思います。

[耐震偽造]イーホームズが伊藤元国土長官の元秘書に献金
自民党の伊藤公介議員が,ヒューザー社長を国土交通省建築指導課長に会わせたというニュースがありましたが,さらにイーホームズが,伊藤議員の元秘書である吉原修都議会議員に対して政治献金として2004年に326万円寄贈していることが分かりました。

悪者探しは景気悪化招く 耐震偽造問題で武部氏
自民党武部幹事長が,とある会合の中で,「これ以上悪者探しをするとマンション業者がどんどんつぶれ,景気が悪くなる。」旨発言し,暗にこれ以上の追求を止めるべきであるような示唆を含めた発言をしたそうです。

やっぱり政治献金の力か?

自民党が,日本建設業団体連合会加盟ゼネコンから今でも政治献金を受領していることは,政治資金収支報告書から明らかになっています。
今回問題となっているヒューザーや木村建設等については,日建連に加盟していないものの,日本住宅建設産業協会に加盟していることからすれば,おそらく直接または間接的に自民党に対して政治献金を寄贈していたのではないかと推測されます。
とすれば,自民党にとって,これら建設業者は「お得意さま」といえます
政治献金を頂いている以上,お得意さまが窮地に立たされたときは,それなりに援助するというのが,商売の基本です。
とすれば,ヒューザー社長を建築指導課長に会わせたという理屈は通じます。

ただ,もっと勘ぐってしまうと,献金額は,おそらくヒューザーや木村建設は僅かでしょう。それよりも,大手ゼネコンはもっと多額の献金をしています。中には,株主に対する配当は0円なのに政治献金は続けているという会社があり,株主代表訴訟で一審敗訴という判決が出た会社まであります。
そして,より多額の献金業者(大手ゼネコン)に対しては,「より上客」として対応するのが,商売の基本ではないでしょうか。ということは,単に担当課長に引き合わせるだけではなく,それ以上のこと(口止め)をやっていると考えても不思議ではありません。
まあ,この辺は完全に推測の部分です。

ただ,現実問題として,今回の事件によって,多くの人が,自分のマンションやビルなどに対して不信感,不安感を抱くようになりました。また,まじめに仕事をしている大半の設計士,建設会社,販売会社に対しても,疑念の目を向けるようになってきています。これら設計士等にとっては,今回の事件はいいとばっちりです。
とすれば,自民党として,やるべきことがあるのではないでしょうか。
具体的にいえば,「自民党が政治献金をもらっている業者は絶対に安全である。もしこの業者が偽造していたのであれば,自民党が責任を持って損失を補償しましょう。」と国民に対して宣言をすることではないでしょうか。
献金をもらっているということは,自民党としてもその業者を信頼しているわけですし,現実にもこれらの業者はきっとまじめな仕事をしているはずでしょうから,自民党としても顧客サービスとしてそれくらいの保証書を発行してあげてもよいのではないでしょうか。
これにより,業者も日本国民も安心できるはずです。そして,何よりも,自民党のためにもなりますし,内閣支持率だってもっと上がることでしょう。増税に対する国民の理解だって,得やすくなりますね。
もし,この保証ができないのであれば,自民党はゼネコンからの政治献金をもらうの止めるべきです。

良いアイデアだと思いますが,いかがでしょうか?

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レッドスネーク,フォーエバー

2005年11月27日 20時08分28秒 | テレビの話
「レッドスネーク,かもーん」でお馴染みの東京コミックショウショパン猪狩さんが11月13日に心不全でなくなっていたということでした。

ショックです(T.T)

机から出てくる3匹のヘビ,まさに昭和のアナログ芸ですが,それだけに非常にシンプルで面白かったです。最近では,お正月くらいしかテレビで見ることはありませんが,ベテラン芸として十分に完成されていました。
もう,あの「エサ脇毛」が聞けないかと思うと寂しい限りです。
ご冥福をお祈りいたします。

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「怒れ国民!税金ムダ使い真相調査」に怒れ視聴者!

2005年11月27日 02時09分42秒 | テレビの話
増税問題が本格化しつつある中,テレビ朝日系列で,放送していた「小倉智昭の怒れ国民!!税金ムダ使い真相調査」を途中まで見ていましたが,途中で見るのを止めてしまいました。

真新しさ0,提言制0

今回取り上げたのは,無駄な施設の数々,議員の海外視察,天下りの実態というものであり,いずれも今回初めて取り上げるようなものではなく,従来から問題になっていたものです。したがって,今さら改めて取り上げてどうこういうものではありません。
また,取り上げ方も,「今続く無駄遣い」の指摘ではなく,「かつての無駄遣い」を指摘するだけでした。しかも,現状における問題や,じゃあどうするべきだったのかなどというコメントがほとんどなく,単に「無駄遣いはけしからん」という程度の内容に過ぎませんでした。
もちろん,こういう番組で国民に対して「税の無駄遣いはけしからん」ということをどんどんアピールしていく姿勢はマスコミとして重要だと思いますし,くだらない三流番組を流すよりは遙かに有益であったと思います。また,過去の無駄遣いを指摘することは,今後の反省を行う上で重要であることはいうまでもありません。
しかし,それにしてはつっこみが甘すぎです。見ていて「だから,何?。どうすればいいの」と感じてしまいました。だから途中で見るのを止めてしまったのです。
どうせやるのであれば,もう少し突っ込んでほしかったです。例えば,過去の事例として農業振興施策で作ったものであれば,補助金が出るまでにどういうステップがあったのか,どんな人(政治家)の陰がが見え隠れしていたのか,どの金はどこにどう流れたのか(業者名は匿名でも,その業者と政治家との関連性の有無など),施設建設費やランニングコストに対する経済効果はどの程度だったのか(当初計画とどの程度乖離しているのか)などを突っ込めば,それだけで1時間ものになります。
また,今続いている無駄遣い(現在建設中の施設中なんか変と思うもの,補助金制度自体の無駄,入札制度や予算執行制度など)について,突っ込んでもらった方が,「なーんだ,今でも無駄遣いが多いんだあ」という問題意識が醸成できたのではないのでしょうか。
やはり,増税問題に対する世論を作ろうと考えていたのであれば,現状の問題点を指摘する方がインパクトがあったのではないでしょうか。

誤解のないようにいいます。私は,このような番組は好きですし,マスコミが行うべき報道姿勢の一つだと思います。また,お笑いタレントを出演させることも,こういう堅苦しい問題を分かりやすく(おもしろおかしく)伝える必要性もあるといえるため,当然ありだと思います。
だからこそ,もっと濃い内容にしてほしかったため,あえて苦言を呈してみました。
頑張れ,テレビ朝日。頑張れ,他局!!

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(11月27日追記)
そういえば,似たような番組として,15年位前にTBS系列で「大橋巨泉のこんなものいらない」というのがありました。ここでは,全国の無駄な施設を紹介し,なかでも当時帯広市にあった「捨て犬ポスト」については,この番組で巨泉氏がきれまくったところ,後日帯広市側が1時間の反論を要求するなど物議を醸したことを思い出します。
でも,なぜか突然番組が打ちきりとなりました。
そういえば,小倉智昭さんも,大橋巨泉事務所でしたよね。ってことは,この番組のリメーク版かな,と思ったりしました。
それなら,小倉さん,もっと巨泉さんのようにきれまくってもよかったのかもしれませんよ。
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キャプテンはやぶさ,グッドジョブ!

2005年11月27日 01時32分00秒 | 科学技術
いろいろと怒りたい事件ばかり発生している中,心から喜べるニュースがありました。

小惑星探査機はやぶさが,小惑星イトカワに無事着陸し,表面の岩石採取に成功した模様だそうです。

おめでとう,はやぶさ。そして関係者の皆様,お疲れさまでした\(^O^)/

なぜ数ある小惑星の中からイトカワを選んだのかはよく分かりませんが,いずれにしても日本初の宇宙技術ミッションが大成功したということは,今後の宇宙技術の発展にとっても大きな成果であったといえるでしょう。
また,小惑星の岩を地球に持って帰ることは,月の岩以来のことになります。そして,小惑星の岩が分析できれば,45億年前の太陽系の誕生のための重要な資料が入手できるといわれています。探査機が戻ってくる2007年6月が待ち遠しいものです。
ひょっとすると,これまでの常識を覆すような世紀の大発見があるかもしれませんね。
ちなみに,ハワイでは,キラウエア火山の岩を持って帰ると不幸になるという伝説があります。小惑星イトカワにはそのような伝説はないと思いますから,きっと大丈夫でしょう。

ただ,この探査機が予定より早く地球に帰ってきた場合は要注意です。ウルトラセブンの「サクラ9号」のように,宇宙人(アンノン星人)が乗り込んでいる場合がありますから(この手の話,語らせたら長くなるので止めておきますね(^_^;))。

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安物買いの銭失い

2005年11月26日 02時00分16秒 | 経済全般
姉歯建築士問題にもう少しだけ首を突っ込みます。
今回の問題の背景にあった事情として,「価格競争の激化」があげられます。問題のマンションは,同規模のマンションより安いということが売りになっていたということですが,その背景として,大手に対抗するためには,価格で対抗するしかない,という戦術であったようです。

でも,安かろう,悪かろうではねえ・・。

数年前には,「価格破壊」が流行語大賞になりました。その頃は牛丼やハンバーガーの価格競争が話題となり,また100円ショップ,ユニクロ,ドン・キホーテ等の激安店が一気に拡がっていきました。
一方で,安くすれば当然粗利が減る,粗利が減れば収益は落ちるという当たり前の結果が発生するため,各企業ともコストカットに努めていったわけです。
これがいい面に出ればよいのですが,コストカットは往々にして「弱いもの」や「安全性」に跳ね返ります。
「弱いもの」すなわち,下請けへのコストをカットすれば,下請け企業は結果として,採算が採れない作業を行うわけですから,当然そこでもコストカット(手抜き)が発生します。手抜きが発生した商品がどうなるのかはいうまでもないでしょう。
また,安全性に手を抜くとどうなるのか,これはJR福知山線の事故で散々話題になったため,これまた説明はいらないでしょう。
確かに,低価格競争は資本主義の常套手段であり消費者のためになるものでありますが,資本家が本質(商品の品質を保つこと)を見失ってしまったとき,それは結果的に「消費者を不幸にする競争」になりかねません。
しかも,この問題,何も建築業界に限りません。最近の例を挙げると,食肉,鉄道,自動車,食品など多くの業界で問題が発生し,その都度大ニュースとなっています。

私たち消費者としては,これからは「単に価格だけにとらわれず,様々な情報を取捨選択して,品質を見極めて買い物しよう」という態度で望む必要があるのではないでしょうか。
もちろん,「安いものはだめ,高いものがいい」,とか,「中小企業はダメ,大手企業はいい」という単純な構造ではありません。中小企業が品質向上に努力している例もかなりあり,また,品質を維持しながら価格引き下げに努力している企業もかなりあります。逆に,大手企業も不祥事を起こしています。

では,見極めのポイントは何でしょうか。それは,私も教えてほしいですが,一つの判断基準はアナログではありますが,「口コミ」ではないでしょうか。ネット社会において,口コミはかなり氾濫しています。もちろん,口コミ情報も真偽不明なものが多いですが,判断基準の一つとして利用する価値はあるといえます。
少なくとも,これからは「安いから」だけの理由で商品を購入することは,極めてリスクが高いといえるでしょう。いにしえの人のことわざには,やはり十分意味があります。

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ふところの健康のためにも,吸い過ぎに注意しましょう

2005年11月23日 15時20分01秒 | 増税問題
どうやらタバコの増税が検討されており,1箱200円近く値上げするかも知れないということです。
概要としては,タバコは有害な嗜好品であることから,健康のことを考えるとあまり吸わない方がいいだろうということで,1本10円くらいの増税にして,その増税分は生活習慣病対策に用いるということです。
ニュースソースはこちら

そんなに悪いものなら売らなきゃいいのに

タバコを吸わない私にとっては,タバコはあってもなくてもどうでもいい目蒲線みたいなのもなのですが,喫煙者にとっては,タバコがない生活は相当つらいみたいですね。
ということは,今回のたばこの増税は,そういう人の弱みにつけ込んだ増税策であるともいえるのでは,と思います。
ただ,以前も「喫煙者のマナーが喫煙場所を減らしている」で書きましたとおり,喫煙者のマナーの悪さには辟易としています。
したがって,この問題も,基本的には「頑張れ,喫煙者!」レベルの話かな,と思います。幸い,国会議員の中には喫煙者も多く,今でも健康増進法を無視して,平気で会議室内で喫煙している議員すらかなりいますから,きっとこういう議員が中心となって,造反してでも「タバコ増税反対」を叫んでくれることと思います。
とはいえ,やはり健康ためにも,これから少しずつタバコの本数を減らしてみたらいかがでしょうか。1箱倍額近くになる以上,それまでには1日の本数を半分までに減らしておく必要があるでしょう。
また,ポイ捨てしないで,最後までしっかり吸いましょう

ただ,今回のニュースで非常に気になるのは,「タバコだけで済むか」という点です。
タバコの増税については,おそらく禁煙派が主流を占めつつある日本においては,国民の賛同が得られやすいでしょう。
とすると,これを皮切りに,様々な嗜好品に対する増税や新規課税が可能なのではないか,ということです。
その際の政府側の主張は,きっと「タバコも増税した。だから他も増税する」という前例主義的な手法を取ると思われます。

では,ターゲットは何か。
ポイントは,①嗜好品など日常生活でなくても大丈夫なもの,②とはいえ,愛用者が多く,これを止めることが困難なもの,③増税しても需要がほとんど落ち込まないもの,④国民の反対が起こりにくいもの,という点になるでしょう。
すると,次のようなものがターゲットになるでしょう。

1 (既に議論されてますし)
2 ガソリン(値上げが落ち着いたら,今くらいの価格まで大丈夫ということで,増税できる)
3 お茶,コーヒー(特にコーヒーは何気なく関税を高くして知らぬ間に増税という手法もできる)
4 携帯電話(通話料通信料はもちろん,購入時にも課税)
5 ぱちんこ(貸玉料の増税)
6 テレビ(デジタル化移行に伴い,今後需要が伸びる)

おおよそこんな感じになるでしょうか。
つまり,今回のタバコ増税は,単に「タバコの値上げ」に留まらず,他の嗜好品に対する課税増税もあり得るのではないかという懸念があります。それに消費税増税が加わった場合,庶民生活に対する影響はものすごく大きなものになるといえるでしょう。

タバコ増税を機に,お金のかからない趣味を考えてみましょう。

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「建替」ではなく「立替」を

2005年11月21日 01時02分55秒 | 偽造設計問題
姉歯氏の構造計算書偽造事件で,だんだん問題が大きくなってきました。
その中で,一部住民やコメンテーターからは,「国や地方自治体が責任を持って建て替えるべきだ」という話が出始めています。

国や自治体はそこまでやる必要があるか?

気持ちは十分分かります。しかし,基本的には建設会社や販売会社の責任で対応する次元の話であり,国や地方自治体が税金を使って対処する話ではないと考えます。
なぜ,国や地方自治体が建て替えなければならないのかという論拠に対し,私なりに反論したいと思います。

1 地震対策の一環として,壊れそうなものを放置するべきではない
→私の今の住居も,うちの実家も,地震が来れば間違いなく崩れます。それは,いずれも昭和48年以前の建物だからです。昭和48年以前の建物は,耐震性に疑問がある場合が多く,倒壊の可能性が指摘されています。
もし,地震対策の一環として国が税金を使って建て替えるのであれば,私の家も含めてそのような家やビルもすべて税金を使って建て替える必要がありますが,当然そのような議論は起こりません。

2 住民の保護を最優先に考えるべきだ
あくまでもデベロッパーの責任です。もちろん,一時的に公営住宅をあっせんするなどの措置を講じることは可能かもしれませんが,それだけで建て替えまで要求する理由にはならないでしょう。
住民保護を最優先に考えるとすると,他に欠陥住宅訴訟などで住居自体に住めなくて困っている人がたくさんいます。そのような人に対して,税金で住居を提供するのか,という問題にもなるでしょう。
仮に,今回の件で,姉歯氏が偽造を否定していた場合,どうなるでしょうか。偽造の有無が訴訟などで判明しない以上,対応は難しかったといえるでしょう。
ちなみに,地震が不安で眠れないという住民の方がいましたが,前述のとおり,私の家は地震で崩れるのがほぼ確実なので,今は運を天に任せている状態で生活しています。一方で,無事だった場合のために,タンスの転倒防止や非常食常備など防災対策を講じています。

3 検査で欠陥を見抜けなかった国や地方自治体に責任がある
責任はある可能性は高いでしょう。しかし,国や地方自治体だけの責任ではありません。法律的には,設計士,開発業者,販売業者などと連帯責任を取る(共同不法行為)となる可能性が高いです。とすると,建て替えと言うよりも,損害賠償(国会賠償)の範疇の話になるといえるでしょう。

4 道義的な責任があるのではないか
→一部業者のちょんぼのために,国民の税金を投入することについて,逆に国民全体の同意が得られるでしょうか。

以上の理由によります。
もちろん,誤解のないように言いますと,決してこの住民を見捨てろ,というわけではありません。業者が実際に責任を負いきれない可能性が高いため,そうなった場合には二次的にフォローをする責務があるとは思います。
ただし,その範囲とは,前述の公営住宅のあっせんや,住居費用の立て替え,あとは損害賠償に留まるべきでしょう。
しつこいですが,あくまでもメインの責任は設計士と建設業者(及び販売業者)にあります。

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おめでとうQちゃん,大きくバケラッタ

2005年11月20日 19時09分46秒 | スポーツ全般
東京国際女子マラソンで,Qちゃんこと高橋尚子選手が優勝しました。

おめでとう,Qちゃん\(^^@)/

2年前の悪夢を振り払うような走りで,最後は完全独走状態,実にすばらしいレースでした。足の怪我も心配されましたが,強靱な精神力もあったためでしょうか,レースに支障なかったようでほっとしました。マラソン界では年齢的にかなり厳しい感じもしますが,逆にまだまだ大きく成長する可能性さえ感じました
これで,女子マラソン界は,ますます激しい戦国時代に突入することでしょう。日本陸上界全体の底上げになる点においても,高橋選手の優勝は貴重だといえます。
また,優勝インタビューにおいて,彼女は多くの人への感謝の言葉を繰り返していました。もちろん,小出監督に対してもです。やはり,この2年間の苦しい時代,人は1人では生きていけないことを痛感したことからこのような感謝の気持ちが表現できたのではないでしょうか。
もっというと,今ゴールが見えなくて悩んでいる若者に対するエールも送っていました
この点は,私も感動しました。目標を定めて一生懸命努力すれば,必ず結果は伴うのだなあ,ということです。もちろん,無茶な目標はダメに決まってますが,自分なりに実現可能な目標を少しずつ定めてそれに向かって全力で努力する姿勢が大事なのだなあ,と教えられました。

最近ちゃらんぽらんな生活を過ごしている私にとっても,Qちゃんの優勝は大きな刺激となりました。
私自身も多くの人に支えられて日々生活ができます。その方々への感謝の気持ちを持ちつつ,目標を定めて一生懸命努力していこうと決意を新たにしました。
そういう意味でも,本当に良いものを見せてもらいました。

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