あれは,あれで良いのかなPART2

世の中の様々なニュースをばっさり斬ってみます。
ブログ界の「おか上彰」を目指し、サボりながらも頑張ります!

勝てば官軍!亀田のあれれ,2階級制覇

2009年11月29日 22時13分40秒 | スポーツ全般
因縁の対決と言われた内藤大助チャンピオン対亀田興毅挑戦者のWBCフライ級マッチが行われ,判定の結果,亀田選手が新チャンピオンになりました。

亀田が内藤に判定勝ち、2階級制覇(読売新聞) - goo ニュース

TBS,両建て保険かけておいてよかったね

試合展開は,ある意味予想どおりでした。おそらくKOはなく最後まで行くだろう,そうするとポイント取りがどうなるかっていうところで,スタミナのある内藤選手優勢かな,なんて見ていました。
ところが,試合展開はともかく,結果は大きく予想を裏切りました。いざ試合が始まると,亀田選手が予想以上に「地味な試合」を繰り広げ,逆に「いかにもプロボクシングらしい試合」をしていました。これが結果的にダメージを受けず,ポイントを確実に取れる戦略だったのだと思います。のみならず,亀田選手,その戦術の影響か,スタミナはかなり残っていました。おそらく,ここは相当なトレーニングを積んできたのかなって思います。
一方,内藤選手は,前回の防衛戦同様,前半は不調でしたが,のみならず,8ラウンドあたりからは結構スタミナが切れ始めてきたかな,っていう感じがしました。
この両者の違いは,客席にも伝わっていたようです。事実,声援が,最初しばらく「内藤,内藤」だったのが,8ラウンドあたりから「亀田,亀田」に変わり始めてきました。世論がいかに簡単に変わるかを見た瞬間でもありますが,試合展開からすると,おそらく生で見ていた観客も,8ラウンドあたりで「こりゃ,亀田だ」って思ったのでしょう。

さて,亀田選手が新チャンピオンになりました。これにより,今後のテレビ番組のオファーが再び増えてくると思います。逆に,内藤選手は,一気にメディア露出は減るかもしれません。この業界,勝てば官軍,負ければ賊軍なので,こればっかりは仕方ないでしょう。
そんな中,TBSは「どっちが勝っても大丈夫」っていう保険をかけていました。特に,亀田ファミリーについては,多くのメディアがバッシングを続けて悪玉に仕立てていった中,TBSだけは,和田アキ子さんらをつかってパイプを残しておきました。これは完全に「チャンピオンになったときの保険」といえるでしょう。
これにより,亀田ファミリーは再びTBSを中心に活動することになると思いますし,TBSもこれでもう一度稼げるというそろばんをはじいていることでしょう。

ただ,個人的には,むしろ内藤選手をメディアがどう扱うかっていう点に興味があります。負ければ賊軍ということで,一気にバッシングに走るか,それとも「亀田ファミリーは悪玉のままにしよ」ということで,「頑張れ,内藤」モードで行くか,このリング外ファイトも気になります。

まあ,きな臭い話はさておき,久々にまともなボクシングを見させてもらいましたので,両選手には本当に「お疲れさま」と言いたいものです。そして,できれば,もう一度この2人の対決を見たいものです。

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裁判所<議会っていう訳にはいかない

2009年11月28日 21時53分43秒 | 地方自治
神戸市が外郭団体に支出した補助金が違法であるなどとして市長らに返還を求めるように訴えた住民訴訟の控訴審判決で,大阪高裁は,1審判決に引き続き,違法支出と認定し,55億円を市長や外郭団体に請求する旨言い渡しました。神戸市は,1審判決後に請求権をすべて放棄する旨の条例を制定したことから請求権は存在しないと主張しましたが,大阪高裁は住民訴訟制度を根底から否定するものであるなどとの理由から当該条例の効力を否定しました。
神戸市側は上告をする方針とのことで,今後,最高裁で一定の判断が下される見込みとなります。

神戸市に55億円返還求めるよう命令=外郭団体人件費訴訟-大阪高裁(時事通信) - goo ニュース

議会は決して万能ではない

この問題,実は神戸市以外でも全国各地で発生しており,総務省も地方自治法改正も視野においた検討を行っているところでした。
住民訴訟を提起しやすくなったことや,住民の権利意識が高まったことから,自治体の支出に対する目が厳しくなりました。そして,その結果,住民訴訟で住民側が勝訴し,自治体が首長等に対して返還請求をしなければならないという判決が増えてきました。
通常の裁判なら,この判決により最悪強制執行までできる状態になります。つまり,判決に従わざるを得ないはずです。
ところが,地方自治体にはウルトラCがありました。それは,議会による権利放棄です(地方自治法96条1項10号)。つまり,判決により,自治体は首長に対して返還請求権という権利を有しているわけですが,議会が多数決で「まあ,そんな返還請求権,ちゃらにしましょうや。」と決めれば,すべてがパーになるのです。
そうです,この条項を使えば,裁判所の判決を紙くずに変えてしまう魔法をかけられるのです。ってことは,もっといえば,「議会が与党の首長は,結局どんな違法支出をしても恐くない」ってことになるのです。なぜなら,住民訴訟で負けたとしても,議会で負けをチャラにできるからです。
そうなると,もはや「裁判所<議会」となり,多数決の横暴を防げなくなります。

今回の高裁判決は,こうした横暴自体を真っ向から否定しました。
通常,議会の議決は民意を忠実に反映したもとして扱われますから,裁判所も議決を否定することはなかなかできません。
しかし,今回の場合は,さすがに民意の反映っていう単純な理論で議決を優先してしまうと,住民訴訟制度自体がないがしろになるっていうことが明かです。
そこで,大阪高裁は,まず「どのように議決をしたか」という点に注目しました。ここで,民意が本当に反映された議論をされていたのであれば,裁判所も「それなら仕方がない」っていう判断をしたと思います。
ところが,今回の神戸市の場合,市長や外郭団体の資力調査を一切行わないことや,それを放棄すると市の財政にどのような影響を与えるかなども一切考慮していないことから,「そんないい加減に放棄するような議決は,さすがに民意を反映させたとはいえないだろう。」ということで,「議決に合理的理由はない」と認定しました。
その上で,「裁判所の判決が出たのに,市長に対して請求権を行使しないなんて,裁判所なめとんのか,こら」っていう思いがでたのでしょうか,「請求しないということは,住民訴訟制度を根底から否定するものだ。」と判断し,「議決権の濫用」と認定しました。

この高裁判決は,当然の法理だと思います。確かに,議会の議決は民意が反映されるものですから,たとえ裁判であったとしても,やたらと議決を否定するわけには行かないでしょう。これが簡単にできてしまったら,逆に「多数意見がないがしろにされる」っていうことになるからです。
しかし,多数決だから少数者の権利を奪っていいということはありません。そうした少数者の権利を保護するのが裁判所ですから,住民訴訟においても当然,裁判所はそうした視点で判断をしているわけです。
それを,再度多数決で否決できてしまうのであれば,それはもはや少数者の権利を保護する手段が存在しないことになり,多数決の横暴を容認せざるを得ません。もっというと,地方自治体では,「強い者にしたがっておけば,何でもあり。はむかうと,ろくな目に遭わないだけ」っていう弱肉強食の構造を無条件に容認することになりかねません。
そもそも,地方自治法でフォローするべき内容であったのですが,おそらく総務省も法改正の際,まさか自治体がそんな姑息な手段に出ることまで想定していなかったのでしょう。

また,この判決理論をもう少し検証すると,権利放棄に関する議決以外でも,「いい加減な議決」については,「検討不足で議決の濫用」と認定される可能性があります。つまり,議員も,これからは「単純に賛成」ではなく,「しっかり検討し,その結果を議会できちんと残す」ということをしなければ,裁判所に全否定される可能性もあり得るのです。つまり,「バカは議員になれない。」かもしれません。

いずれにせよ,これは最高裁で判断される可能性が高くなりました。全国で似たような議決をして安心している首長も,これでしばらくはゆっくり眠れない夜を過ごすことになるでしょう。でも,自業自得かもしれません。
最高裁の判断を待ちたいものです。

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アメリカ主導の円高に

2009年11月27日 00時48分18秒 | 経済全般
円が,14年ぶりに1ドル86円台を付けました。

14年ぶり86円台に急騰=投機筋の円買い活発化-東京外為市場(時事通信) - goo ニュース

アメリカの思惑どおりの展開

この円高,なにも日本経済が絶好調で価値が上がったものではありません。基本的には,アメリカ経済の低迷が続いていることから,投資家がドルを引き揚げている点にあります。
しかし,一方で,アメリカは「輸出中心で景気回復」をもくろんでいるため,ドル安にシフトしておいた方が,輸出で外貨を獲得しやすくなります。のみならず,アメリカが輸入する場合には相手国こ為替リスクが発生することからなかなかアメリカに商品を売りつけられないという,「結果的保護主義」になるという利点もあります。
つまり,ドル安はある意味では,アメリカの目論みどおりといえるのです。

さて,日本はこれからどうしたらよいでしょうか。一応,85円が絶対量域というか,ATフィールドになります。しかし,藤井財務大臣は,現時点で介入をするつもりはないようなので,おそらく,あっという間に85円を突破するでしょう。
しかし,反面,日本経済に別に強みがありませんから,円高が青天井になることはありません。すると,短期間では,なんだかんだで95円台くらいにまではより戻せるのではないでしょうか。
しかし,デフレの勢いに拍車を掛ける可能性もあります。何しろ,安く輸入ができるわけですから,価格競争に参加できちゃうのです。

円高ドル安,実体は円安ドル安です。アメリカの相場に引っ張られないよう,何とか耐えてほしいのですが,・・。

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http://blog.goo.ne.jp/hiroharikun/e/53502f6f92a6df7d9d44f777067f09ea
http://blog.goo.ne.jp/danna_stable/e/7982a631038f4132ec13760e3d47e325
http://kyotofan.net/blog/2009/1128/dubai

ユニクロひとり勝ち状態に日本経済復活のヒントがある

2009年11月23日 15時56分56秒 | 経済全般
ユニクロが創業60周年を記念して,全国主要店舗で早朝大バーゲンを実施し,多数の来客がありました。また,5千円以上の購入者に対し,1万円が当たる抽選券を配布するなど,総額10億円キャッシュバックキャンペーンを繰り広げています。
衣料業界では,ユニクロがひとり勝ち状態にあり,年末商戦に向けたライバル各社の動きに注目が集まっているようです。

創業60周年キャンペーン開始=行列客にあんパン、牛乳-ユニクロ(時事通信) - goo ニュース

10年前の単純な「デフレスパイラル」とは事情が違いそうだ

ユニクロですが,正直,15年位前までは「さえないお店」というイメージしかありませんでした。「いかにも安い」服ばかり売っており,言ってしまえば「ダサイ」服しかなかったからです。もっとも,ファッションセンスがゼロだった私にとっては,その当時のユニクロも結構使い勝手がよかったのですが,とてもよそ行きの服などユニクロで買うなんてあり得ませんでした。
それが,10年位前から急激に変わってきました。まず,お店がおしゃれになり,商品もかなりおしゃれになってきました。「ダサイ服」ではなく,「よそ行きの服」として成立していたのです。その上,当時のデフレスパイラルの発端とも言える「激安商戦」の口火を切り,基本海外縫製にするなどしたコストカットを徹底し,とにかく「良い物を安く」という方針を築きあげ,一気にユニクロの名を全国区にしました。
そして,ここ数年のユニクロは,単に良い物を安いだけではなく,「新製品を安く広める」っていう方針にしたようで,他の店にない物を,しかも消費者が購入可能な金額で提供するという戦術に出ています。例えば,ヒートテックブラトップなどはまさにその例で,むしろユニクロで出た商品をライバル社がパクルという構造になっています。
こうした「単に安い」だけではなく,その時々の戦略をしっかり編み出すことで,ひとり勝ちの構造が完成していると言えます。

このユニクロの状況に対し,一部経済評論家は,「またしてもデフレスパイラルを作っている張本人であり,景気回復を阻害しかねない。」などと揶揄していますが,前述のとおり,今のユニクロの戦術は単純な激安戦争を仕掛けているわけではなく,「新商品開発」という戦略に出ているわけでですから,むしろ「市場拡大」が可能となる訳なのです。そして,その新商品開発には,国内の大手企業とのタイアップにより実現されるわけですから,大手企業も業績アップにつながっているわけです。
したがって,単純なデフレスパイラルであった10年前とは事情が全く異なります。むしろ,ライバル各社が類似品を出すであろうことを踏まえて,次なる新商品やラインナップをしっかり組み込んであるっていうことで,「単純激安祭り」にはしないというポリシーすら感じられますし,タイアップ企業も必死に企業活動を展開しているわけですから,単なるデフレの原因を作っているとは言い難い部分もあるのです。
のみならず,新商品を消費者が普通に買える価格に設定することで,単なる買い換え需要ではなく,市場が拡大されるということにすらなります。

ちなみに,ユニクロの今のキャンペーンですが,これはこれで立派な営業戦略です。早朝バーゲン商品は,当然原価割れしていますが,これだけ全国版ニュースに取り上げられるだけでも宣伝効果絶大です。のみならず,いわゆる新商品などを1つでも買ってくれれば,粗利は十分取れるわけですから,相当な売り上げ増加に貢献しているといえるでしょう。
また,あの抽選券もかなりのくせ者でして,端的にいうと,「全商品10%引き」よりもユニクロ側のリスクは低いのに,「全商品10%引き」よりも消費者の購買意欲を引き立てる威力があるのです。理屈を書くと複雑になるのですが,イメージとして「割引」より「お金が当たる」という方が人はお得感を覚えるという心理的効果はもちろんのこと,要するに抽選で1万円をあげるというのは,割引と同じ話ですから,売り上げ総額に対してどの程度キャッシュバックをするのかということで割引率を計算すると,おそらくせいぜい5%程度に過ぎないと思われます。
しかも,一律ではなく5千円以上という足かせを課することで,猫も杓子も割り引くわけではないですから,そりゃ売り上げは上がります。
のみならず,日替わり商品のバランスが実に絶妙で,要するに「一度に大人買い」が難しく,「何度もユニクロに行った方がお得」ということを消費者に思わせることで,リピーターを増やしているのです。

このユニクロ戦略,もちろん問題点もあります。従業員の待遇面での問題(いわゆる正社員が少ないなど。)や,日本経済という視点からすると「工場が海外」っていうことで,売り上げの多くが海外に流出してしまうという点などがあげられます。
しかし,やはり景気回復のカギとしては,「内需拡大」と「外貨獲得」という基本を踏まえると,ユニクロのような「新商品開発」は,内需拡大の大きなきっかけとなります。しかも,新商品というのは高額な物ではなく,比較的リーズナブルな物とすることで,誰でも買えるようにするわけです。さらに,こうした商品を世界(特に中国やインド)に輸出することで,そこから外貨を獲得することも可能となります。

各企業とも不景気を嘆いていますが,嘆くだけでは何も解決しません。やはり,ユニクロのように「攻めの戦略」も考えるべきでしょう。そして,そのカギは,「消費者の心をくすぐる新商品」にあります。「売れない」のではなく,「買いたくなる物」を売る,これが基本になるでしょう。
「公共事業なくなるからつぶれてしまうではないか」などとぼやく土建業だって実は同じことです。世界に誇れる土木建設のノウハウを「小さな需要」に還元することから,あらたな市場開拓の可能性も期待できるかもしれません。その辺は,「餅は餅屋」にお任せします。

ユニクロブーム,どこまで続くでしょうか。また,第2のユニクロが果たして登場してくるでしょうか。わくわくできるお店が増えることを期待したいものです。

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新春かくし芸も見納め,マチャアキさんは最後に何を?

2009年11月21日 00時33分51秒 | テレビ・メディア
47年の歴史を誇り,お正月の代表番組ともいえる新春かくし芸大会が,来年のお正月で終了することになりました。

「かくし芸」見納め!超豪華コラボで集大成(サンケイスポーツ) - goo ニュース

まあ,今のテレビは毎日がかくし芸みたいなものですからねえ

正直,私も十数年は見ていませんでしたし,取り立てて見てみたいとも感じませんでした。いかにも「昭和の番組」でしたし,何よりも「真新しさがない」感じだったからです。そして,もっというと,今のバラエティ番組は,ほとんどがプチかくし芸大会状態ですから,何も正月に見なくても,みたいな感じすらありました。
CXもこれまで何回かてこ入れを繰り返してきましたが,やはりもう限界っていうところに追い込まれたのだと思います。
一流芸能人を多数集めていますから,かなりの制作費がかかっています。しかし,それに見合った数字が取れない以上,この不景気も手伝い,スポンサー離れも止まらなかったため,半端ない赤字状態が続いていたっていうところが終了する本音かもしれません。

とはいえ,かくし芸,決して茶番ばかりではなく,芸能人が本気で芸を極めようとしたものもかなりあります。特に「ミスター隠し芸」のマチャアキさんは,忙しい合間をぬって本気で練習をしているようです。こうした芸能人の意外な一面を見せてくれる,それがこの「かくし芸」だったのかもしれません。

さて,最終回ですが,マチャアキさんはもちろんのこと,ポストマチャアキを自称する中山秀さんらも「おっきいこと」をやるらしいです。まさに「最終回にふさわしい芸」を披露するとのことですが,内容はシークレットとのこと。気が向いたら見てみようかなあ,って思います。

しかし,かくし芸すらこういう憂き目にあう時代となりました。とすると,紅白も本当にてこ入れを考えなければ,「惰性でやっている番組」といわれかねず,やがては最終回を迎えかねません。NHKにとっては,かくし芸最終回は決して人ごとではないはずなのです。

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必殺仕分け人,でも財務省主導の臭いも

2009年11月14日 22時11分16秒 | 政治・選挙
政府の行政刷新会議による事業仕分け作業が始まり,多くの事業が廃止または見直しとの結論意見が出されております。
一方,1事業あたり1時間程度の検討時間しかないことから,拙速である,実情を把握し切れていないなどという批判も出ているようです。

事業仕分けに批判続々 そのココロは…(産経新聞) - goo ニュース

まず世間にさらすということだけでも意味はある

事業仕分け,その目的自体は非常によいと思います。これまでは,何となく事業計画ができ,なんとなく側近で固めた検討委員会でそれを褒め称え,そして何となくその事業が始まり,そして一度始まれば無条件で既得権益になるというものが多かったといえます。
そうすると,有権者としては,「それ,本当に必要なの?」って言える機会がほとんどなく,まして始まっている事業については,もはや何も言えない状態にありました。
今回のような事業仕分けは,既に始まっている事業について,その意義や実態,そして効果を広く一般にさらすことができるため,有権者に対して判断する材料を提示することができる貴重な機会になったと思います。
もちろん,問題点が多いのも事実ですが,今までのブラックボックス行政からしたら,大きな進歩といえるでしょう。
今後の改善点としたら,「一般の人の声を聞く手段の構築」と,「複数回に分ける検討」でしょうか。そうすることで,「より緻密な事業の必要性」が検討できるでしょう。

あと,今回の事業仕分け対象となった事業ですが,一応民主党議員らが中心になって選別したという説明がありましたが,そうはいっても基本的には「財務省から提示されたもの」がベースになっているようです。そして,それらの多くは,「財務省が今まで切りたかったのに大人の事情で切れない」事業がかなり含まれている感じがします。
そうすると,ひょっとしたら,今回の事業仕分けは,「財務省が民主党をマリオネットにして事業カッターを始めたに過ぎない」のかもしれません。
さて,民主党はマリオネットに過ぎないのか,それとも逆に民主党が財務省を支配下に置いたのか,その点はもう少し様子を見ると分かるかもしれません。

いずれにせよ,事業仕分け,批判も多いがひるまずに続けてほしいものです。もちろん,前述のような改善も同時に考えていきましょう。

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家電買うなら池袋?家電邪馬台国となるか

2009年11月10日 00時28分16秒 | 経済全般
ヤマダ電機が池袋の三越跡地に日本総本店をオープンさせました。
一方,池袋に本社のある老舗ビックカメラも,店舗の一つをアウトレットとして改装,オープンしました。

池袋家電戦争は第2ラウンドへ ヤマダ電機の抱える2つの死角(ダイヤモンド・オンライン) - goo ニュース

市場開拓となるか,単なる埼玉の食いつぶしとなるか

個人的には,ヤマダ電機の経営姿勢には若干??なところがあるのですが,ここではヤマダ電機の内情はさておき,経営戦略について書きたいと思います。
さて,ヤマダ電機の飛ぶ鳥を落とす勢いは留まるところを知りません。そもそも,池袋に進出しただけでもすごいなあと思っていましたが,池袋にさらに巨大店舗をオープンさせるというのはある意味大冒険のような気もします。
しかし,ヤマダ電機の戦略は,実はセオリーどおりでして,CEO曰く「つぶし合いではなく,共存。そのためには,市場拡大にある。」っていう方針から,池袋を巨大家電市場にしようというということで,あえて日本総本店をオープンさせたようです。
若干例えは悪いですが,「ラブホテル街」と同じような発想です。いわゆるラブホテル街の場合,「あの辺に行けばラブホテルに入れる」という思惑からユーザー(?)が集まってくるため,各ホテルは「ライバルだけどつぶし合いではなく共存」っていう関係にあるのです。仮に,ラブホテル街で1つのホテルだけが勝ち続けてしまうと,他のホテルは撤退し,ラブホテル街は閑散としてしまい,結果,ひとり勝ちしていたホテルも経営難になる,っていう構図になります(これを「ラブホテルの経済学」と勝手に命名しました。)。
ヤマダ電機は,池袋においてもこれと同じことと企んでいるようです。「打倒ビックカメラ」である反面,「ビックカメラはつぶさない」っていう思惑もあるようです。ビックと共存することで,「家電といったら池袋」っていう客をたくさん取り込む狙いを持っている訳なのです。

ただし,リスクもあります。最大のリスク,それは,「家電市場の絶対的需要数」が決して増えるわけではないということです。もちろん,家電の安売りで多少家電の需要は増えるとは思いますが,この不景気においては,家電需要数は横ばい状態になります。そうすると,必然的に「他の地域の客を奪う」ことになります。
では,どの地域の客を奪うでしょうか?それは,池袋に集まる人種から考えてみると分かります。ざっくりイメージで「池袋=埼玉県人のるつぼ」ですから,家電市場も埼玉もそれを奪うことになるでしょう。実際,なんだかんだいっても秋葉原と新宿の家電牙城はなかなか崩れないでしょうから,そっち側の客の流れは思うほど伸びないと思われます。
一方,西武線,東武線,埼京線ラインには,そうした巨大家電市場はありませんから,ほぼスルーパス状態で池袋まで集まってきます。
ところが,埼玉にはプチ家電市場がたくさんあります。いわゆる「YKK」と呼ばれる,ヤマダ,コジマ,K’Sです。したがって,池袋巨大市場を築くと,埼玉小国が一気に崩壊するおそれがあるのです。いわば,「池袋という邪馬台国に埼玉の小国が屈服する」っていう構造です。これは,ヤマダ電機は自分で自分のクビを締める部分も若干はあるものの,何より「埼玉経済への影響」がかなり出てくる可能性があるのです。
まあ,ヤマダ電機的には,絶対的需要数が伸びなくても,相対的需要数が増えてくれることで,短期的には十分成功といえるでしょう。そういう意味では,このリスクは,あまり気にしていないのかもしれません。

さあ,池袋はこれからどのように変貌するでしょうか。まずは,年末家電商戦が一つのターニングポイントになります。顧客がどのように動いたか,特に埼玉の家電ショップの売り上げがどう変わるか,これにより池袋家電市場の帰趨が占えるでしょう。
池袋がますます面白い街になりそうです。

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人工おばけ発生実験は微妙な結果

2009年11月03日 10時24分59秒 | 超常現象
超常現象を人工的に引き起こすことは可能か,ということで,ロンドン大学ゴールド・スミス・カレッジの研究チームらが低周波スピーカーを設置した室内に,計79人が入ってもらい,その様子を確認したところ,4分の3以上の人が普通ではない感覚を覚えたそうです。
ただし,実験室内の場所との関連性が一切現れなかったことから,超常現象=低周波とは断言できないとのことでした。

超常現象を人工的に起こす:「幽霊部屋」の実験(WIRED VISION) - goo ニュース

でもこうした実験が大切,ぞっくぞっくするやろう!

私もかつてよく霊らしきものを見る体質でした。そんなことから,霊の存在は信じるタイプです。しかし,一方で,「どこまで本物か」っていう点については懐疑的で,結構虚偽情報や勘違い(自分自身の目撃体験すら,いわゆる気のせいの可能性も高いので,多くの目撃情報もそうした可能性があります。)をできる限り排除し,それで残ったものについて真偽を確認すれば,霊の世界の謎も解明できるのではないかと考えています(まあ,他の超常現象についても同じように考えているのですが。)。
そして,今回のロンドン大学の実験は,まさに「一つの仮説」をしっかり解明する大変貴重な資料になったと思います。
私も,霊現象の多くは「電磁波」という学説を支持していました。もっとも,今回の実験は「低周波」ではありましたが,いずれにせよ,こうしたものが人間の脳波に何らかの影響を与えるのではなかろうか,そう考えていたのです。
実際,心霊スポットといわれる場所では,電磁波の数値が高いなどという報告も寄せられています(もちろん,この測定結果自体を鵜呑みにするのも問題はありますので,本気で解析するなら,こうした点も逆にきちんと確認する必要があります。)。したがって,電磁波や低周波と霊現象との因果関係の有無を科学的に確認するという実験は非常に有用だといえます。
ちなみに,電磁波説の弱点は,「携帯がこれだけはやってきたら,町中電磁波だらけなのに,例えば渋谷の交差点で幽霊を見たなんていう報告はない」っていうことです。今,地球上は伝書鳩すら帰れなくなったくらい電磁波が飛び交っている状態ですから,電磁波が霊の正体だとしたら,それこそもっと霊が出てきてもいいでしょう。
したがって,電磁波一つの要素に過ぎないのかもしれません。

それはさておき,今回の実験では,確かに人間の脳波に何らかの影響を与えた可能性が高いことが伺えたと思います。また,6%の人は何も感じなかったという点も結構重要でして,「幽霊が見える人と見えない人がいる」っていう話をよく聞くと思いますが,全員に見えないという一つの論拠になりうるのではないでしょうか。
しかし,場所的因果関係がないということで,科学的には立証はできないということになりましたが,この点は何度か実験を繰り返すことで,ある程度の因果関係が出てくるのではないかというほのかな期待もあります。
ただ,今回の実験,どちらかというと,「低周波との影響」というよりも,「暗示にかかりやすいか」っていう結果を示してしまったとも分析しています。すなわち「奇妙な感覚に注意を払うように」という指示が入ったら,そうした感覚が気になるようになったなどとの報告が相次いだそうです。そして,こうした方々の多くが,実は暗示にかかりやすい行動モデル数値と非常に似ていたというのようです。
つまり,今回の実験は,どちらかといえば「暗示テスト」に過ぎなかったのです。
もちろん,霊現象の正体の一つにはこうした「暗示」もあります。「ここ,心霊スポット」って言われると「なんかいるかも」って思う人も多いからです。

したがって,今後実験をするには,例えば,「低周波あり」と「なし」の部屋を作って,そこで同じ条件でやってみるなどしてもよいでしょう。逆に,虚偽暗示などで比較してもよいかもしれません。

幽霊の正体見たり枯れ尾花」という言葉もありますが,おそらく,霊の正体の大半は,いくつかの要素が絶妙に絡み合った「複合要素」が原因だと思います。こうした実験で,少しでもその点が解明できれば,超常現象ロマンは減ってしまうものの,反面,「霊を売り物にしている悪徳商売」も減らすことができるのではないのかなあ,って思います。

といいつつ,それでも「解明できない何かがある」ような気もするのですが。超常現象,まだまだ奥が深いです。

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