あれは,あれで良いのかなPART2

世の中の様々なニュースをばっさり斬ってみます。
ブログ界の「おか上彰」を目指し、サボりながらも頑張ります!

横須賀市長選挙で無所属新人が当選,非政党政治現象が進むのか

2009年06月29日 22時52分11秒 | 政治・選挙
小泉元首相のお膝元である横須賀市で,横須賀市長選挙が28日に行われ,即日開票の結果,無所属新人の吉田雄人氏が現職で自公民支援の蒲谷氏らを破り当選しました。投票率は,45.22%で前回の40.19%を約5%上回りました。

小泉元首相おひざ元、「チェンジ」 横須賀市長に吉田氏(朝日新聞) - goo ニュース

小泉神通力が消えたというよりも完全なる政治不信の象徴か?

まずは選挙管理委員会発表の選挙結果から。
1 無所属 吉田雄人 68,628
2 無所属 かばや亮一 64,147
3 無所属 ごとう正彦 23,134


横須賀市は36年間,いわゆる官僚出身の市長が続いており,しかも,基本的には小泉元総理はもちろんのこと,基本政党はこの官僚市長を支持し続けてきました。
今回,横須賀市民は,こうしたこれまでの状況に対し,しがらみのない若者にすべてを託しました。
吉田氏は,2期市議会議員を勤めた上での立候補でしたが,政党の支援もなく,基本的には支持団体と呼べるようなものもほとんどない状態での選挙活動を展開していたようです。特に,議員時代から駅前での凱旋活動を重視していたとのこと。
その上で,「これまで官僚市長が続いたことによる閉塞感を打破しよう」ということを有権者にアピールしてきました。その声に有権者が反応した結果であろうとと思われます。
そういう意味では,和光市長の松本さんと非常に似た経歴だなあ,って思います。

一方,蒲谷氏については,この4年間に特に大きなスキャンダルを起こしたわけではなく,むしろ小泉元首相まで選挙応援に駆けつけるほか,自公民が支援していること,そして投票率が40%台ということで,普通なら「銀行選挙」といわれるような安泰な選挙になるはずです。ところが,蓋を開けてみたら,僅差ながら敗北ということになりました。
千葉市長選挙でもそうでしたが,40%台ならば本来「組織選挙」となるはずのところ,予想に反して浮動票が大きく影響しました。なぜでしょうか?
おそらく,一つは,組織選挙の基盤たる組織自体が崩壊し,場合によっては謀反が起こり始めていること(中小企業の土木商工業者は不景気のあおりをもろに受けて選挙どころの騒ぎではないこと,公明党の支持母体も多くは庶民であり,大なり小なりの不満を抱えていることなど),もう一つは,既存政党を応援しても自分たちに利権が転がってこないことが分かってしまったことで組織票を投じることを止めたこと(公共事業抑制や福祉削減,そして消費税増税により,中小企業が儲かる要素がないことなど),そしてもう一つは,「逆に今まで選挙に行かなかった一般の人が増えた」という点にあるでしょう。
したがって,投票率という数字だけ見るとわずか数パーセントの上昇にすぎませんが,実際は組織としての投票率が低下しているため,浮動票たる一般人の投票率が大きく上昇したと言えるのです。

とはいえ,投票率が40%台というのは非常に寂しいです。いつも同じことを言いますが,選挙に行かないことは,「政治家へ白紙委任」していることと同じです。何をされても文句が言えません。「自分たちに説明なしで変な政策を決めた」などと怒っている人もいますが,もし,選挙に行っていないのであれば,怒る資格すらありません。
もちろん,今の政権に満足しているのであれば,それを維持するために政権与党に一票を投じなければ,政権が変わってしまうかもしれません。逆に,今の政権に不満があるのであれば,それをはっきりと選挙で意思表示しなければ,あとで騒ごうがわめこうが,「単なる奴隷」になるだけです。
「魅力的な候補者がいない」という声もよく聞かれますが,逆にいうと,どういう人が魅力的な候補者なのでしょうか?自分と100%同じ考えの人間なんて,この世の中にはそうそういません。当然,候補者が自分と100%同じ考えなんていうことはほぼ確実に望めません。
そうであれば,「重要なポイントで考える」ことや「トータルで一致するのが多い人」など,自分の基準をたてて最大公約数的に候補者を選ぶべきです。魅力的な候補者の出現を待っていたら,おそらく100年経ってもそんな人は出てきません。

話はそれましたが,横須賀市長,若さということでかなりパワフルに動くと思いますが,一方でこれまでの官僚市長により企業等の業界はもとより,議会,県,国などとのしがらみもかなりあると思います。そうすると,自分の思いが直ちに実現できるかどうか結構微妙な問題があるかもしれません。しかし,そんな嫌がらせに屈することなく,横須賀市民のために前進を続けてほしいものです。
去年,横須賀に遊びに行きましたが,非常に魅力的な町でした。もっと魅力のある,そして活気のある横須賀,これを目指して頑張ってください。
一方,各政党は,この結果を「単なる地方の結果」と捉えず,国民が何に不満を感じているのか,きちんと分析するべきです。特に民主党は,今回の選挙結果から,「国民が求めていたのは,民主党政権ではない。単に,国民生活を省みない自民党政権を変えてくれ」ということにすぎないということが判明しました。民主党も,本気で政権交代を狙うのであれば,この結果について自民党以上に反省が求められるのではないでしょうか。

以上,横須賀市長選挙の短評でした。

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松ちゃん極秘披露宴開催,くれぐれも「ガス代」との浮気はしないでね

2009年06月28日 02時07分16秒 | テレビ・メディア
すべらない話を見た方なら,このタイトルでにやりとできたかもしれません。
松本人志さんの披露宴が報道陣シャットアウトで開催されました。
それと同じ日に,「松本人志のすべらない話」も放送され,17人の芸人のおもしろ話が披露されました。

松ちゃん披露宴で吉本関係者が報道陣排除(日刊スポーツ) - goo ニュース

みんなすべらないなあ,っていうか,よく面白いことが起こるなあ

ここでは,すべらない話メインで書きます。ただ,後でビデオで見るのを楽しみにしている方もいるでしょうから,肝心な部分はぼかしておきます。

まっちゃんの「そやな~」話は,まさに披露宴当日に放送されることを計算した上でのネタでしょうか,一発目からつかみはOKでした。
以下に続く芸人も,本当におもしろい話ばかりでした。もちろん,中には何度か聞いたことがあるネタもありましたが,それでもおもしろいものは面白いものです。
個人的には,やはりほっしゃん。さんの「ガス代」でしたが,その他には勝俣さんの「ウサギとカメ」や,ジュニアさんの「キムタク」,益子さんの「とんぼ」,そして河本さんの「坂東英二」の話が大爆笑ものでした。
もちろん,編集でカットされた話もあるのですが,それにしても本当にすべらないものです。っていうか,日常でなんでこんな面白いことが起こるのか,やはり芸人の世界ってすごいんだなあ,って思わされました。

ただ,この番組に対してあえて不満を言うとしたら,「逆に芸人が多すぎる」っていうことでしょうか。もともと深夜1時間程度の番組から始まったものですが,基本的なシステムは変わっていないことから,2時間ゴールデンを持たせるために17人もの芸人を招いたと思います。
ただ,逆に人数が多すぎるがために,1人1,2話程度しか披露できず,事前に用意したおもしろ話だけを披露するものになってしまっています。かつてなら,ネタ切れからてんぱりつつおもしろい話に持っていくという芸人の真骨頂を見ることができただけに,ちょっと残念だなあ,って思います。やはり,少数精鋭で面白い話を聞かせてもらうのもいいのかなあ,って思います(もっとも,スピンオフ企画でこうしたものもありますが。)。

とはいえ,やはり「すべらないなあ」って楽しく2時間を過ごせました。

むすびに,「まっちゃん,ご結婚おめでとうございます。

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早すぎたマイケルの死

2009年06月26日 22時33分36秒 | テレビ・メディア
マイケルジャクソンが,心不全で急死しました。享年50歳でした。

M・ジャクソンさんが死去=「スリラー」で金字塔-自宅で心臓発作・米報道(時事通信) - goo ニュース

80年代を作った男だった

まずはご冥福をお祈りします。

マイケルといえば,私生活上の諸問題もありましたが,「キング・オブ・ポップス」の名のとおり,80年代以降の音楽業界の地図を大きく塗り替えた第一人者であると言えます。
私自身,記憶に残っているのはスリラー」のLP(まだ,CDプレーヤーが買えない時代でした。)を買って聞いていたことです。マイケルの曲自体を私が初めて聞いたのは,おそらく「ビート・イット」あたりだったと思います。
その後,ヒット曲の売り上げに連れて,色が白くなるという不思議な現象が続くことになりましたが(マイケル曰く,「日焼けの逆だよー」と言ってましたが,本当か,この理論?),それはそうとしても,マイケルジャクソンの曲を聴かない日はないくらい,日本国内でも相当浸透していたと思います。

ところで,マイケルの死因ですが,現在検死官が調査中なので,何とも言えないようですが,事件性の可能性は極めて低いとのことです。つまり,病死と見るのが自然だといえます。
その病名はいろいろと噂がありますが,一つには普段から服用している鎮痛剤を飲んだら発作が発生したなどと言われているため,「薬物依存」などの可能性も否定できないでしょう。また,数回に渡る整形手術(本人曰く,「2回だよ,鼻は2回だよ」って言ってましたが・・。)の負担が重なったのではないかなどとも言われています。
真相はともかく,マイケルの生歌と生ダンスをみることはできません。あまりに早すぎる死は,猛烈なファンではない私でも,本当に残念でなりません。

しかし,彼は,キングから「ゴッド・オブ・ポップス」になったといえるでしょう。マイケルの歌は,これからも永遠に世界中で歌われ続けるでしょう。

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そのまんま総理誕生か?いや,体の良い拒絶だろう

2009年06月23日 18時55分56秒 | 政治・選挙
自民党の古賀選対委員長が東国原宮崎県知事に衆院選の出馬を打診したところ,東国原知事から「自分を総裁選候補にすれば考える」といわれたことを明らかにしました。
自民党内外から,この発言に対し,賛否の意見が飛び交っています。

自民、東国原氏に衆院選出馬要請 「総裁候補に」と逆提示(共同通信) - goo ニュース

要するに「考えておきましょう」なんでしょうね

結論から言えば,東知事は,衆院選に出馬する意思は低いと思われます。出馬したいのであれば,もう少し現実的な条件,例えば比例上位登録などという条件を突きつけてくるのが自然だからです。むしろ,総裁選候補となると,推薦人を20名以上集めることなどが必要であり,古賀委員長1人の独断で対応することはできません。それどころか,総裁選やる,やらないでひっちゃかめっちゃかな状態な訳ですから,そんな中,東知事のために一肌脱ぐかという議員が集まる可能性は極めて低いでしょう。
つまり,大阪風にいうところの「考えておきましょう」という回答だったと言えるのです。

では,東知事は単にふっかけて断っただけなのでしょうか。いや,そうとも断言できません。可能性は一つだけあります。それは,「本当に総理になる可能性があれば乗る」ということです。
前述のとおり,ひっちゃかめっちゃかな状態の中で,東国原知事を総裁選候補者にしようという動きが本当に出るとしたら,「かなりの根回し」が党内で行われた上での話になるはずです。だとしたら,「彼を総裁にしてもいいかも」ということで,党内主要幹部の意向が一致しているといえます。つまり,「総理当確」という根回しができればいきます,っていうことだと言えるでしょう。そうです,「そのまんま総理」というルートができるなら乗る,っていうことなのです。
でも,この可能性は低いでしょう。もちろん,彼もそれは分かっています。

ちなみに,東国原知事は,この他にも「知事会の地方分権」提言をすべて飲む,っていうことも要求しました。これこそ,国の官僚がいやがる権限委譲話ですし,国会議員が地方で大きな顔をすることができなくなる内容ですから,総裁の話以上に自民党は飲むことができないでしょう。

いずれにせよ,「衆院選やるき0」ということで見て間違いないです。ただ,むげに断らなかったのは,彼なりの今後の計算があってのことだと思います。

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フライングおたまじゃくし?謎のファフロツキーズ現象

2009年06月19日 00時46分01秒 | 超常現象
北陸地方を中心に,おたまじゃくしや小魚が空から降ってきたという現象が報告されております。原因も分からず,さまざまな憶測が飛び交っています。

落下続々、深まる謎=鳥運ぶ、突風、いたずら?-オタマジャクシ各地で(時事通信) - goo ニュース

矢追先生がやはり宇宙人説を主張していた

まあ,矢追純一さんのコメントは軽いネタとして(だいたい,なんで宇宙人が,あえてオタマジャクシと小魚だけ捕まえて,それで実験して,それを空から降らせるのでしょうかねえ??それだけでも突っ込みどころ満載なんですが),空から何かが降ってくるという現象は,実は昔から世界中で起こっており,今でも原因は分かっていません。
そうした現象を「ファフロツキーズ」と呼びます(ツは小さなツではありませんのでご注意を!)。何が降ってくるかというと様々ですが,オタマジャクシ,小魚,カエル,イワシなど小さな生き物の場合が多いようですが,中には,スチールウール,肉片,コインなどというものが降ってきたなんていうこともあったようです。

さて,今回の騒動もおそらくこの類の一つだと思いますが,一方で,石川県での事例が報じられてから急に各地で報告されるようになってきました。しかも,実際空から降ってきている場面を見たという報告はありません。さらに,明らかに不自然な降り方をしているような事例も見られます(道路にてんこ盛りになっているなど)。
そうすると,まず確実に言えることは,「多くの事例は人為的な悪戯」ということです。超常現象を考えるときには,まずはこうした悪戯は排除しなければなりません。
その上で,それでも排除できないもの,これが真のファフロツキーズ現象といえます。これが本当に不思議な部分となります。

では,原因は何なのでしょうか?
良くいわれているのは次のとおりです。

竜巻,つむじ風説
鳥食べ残し説
大気プラズマ説


しかし,どの説も決め手がありません。
私見ですが,オタマジャクシに限定すると,体の成分や比率が限りなく水に近いことから,竜巻などでなくても,低気圧などで大気の上昇気流が発生すれば,それに巻き込まれて空に舞い上がることはあり得ないとはいいきれないのではないでしょうか(もちろん,そうした実例や実験結果の報告はありませんので,仮説の域を超えませんが。)。
基本的には,原因は一つではなく,いくつかの複数要素が組み合わさってこうした現象が発生するハイブリッド型であろうと思います。例えば,風量と気圧変化,気温などの要素がうまくまとまると発生する可能性があるっていう感じです。
超常現象ファンとしては,天候ハイブリッド説を唱えるところではありますが,ちょっと現実的すぎて面白くはありません。やはり,もう少し夢のある見解に乗りたいものです。
そういう意味では,「天空の城説」なんていうのもありなのかな,って思ったりしています(妄想モード!)。


いずれにせよ,しばらくはこの騒動続きそうですね。でも,やはり生き物に対する無駄な殺生は避けるべく,「悪戯でオタマジャクシをばらまく」ということだけは止めましょう。気持ち悪い以外に何もメリットがありませんから。

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やっぱり負けた,オーストラリアに負けた

2009年06月17日 21時28分21秒 | スポーツ全般
サッカーワールドカップアジア最終予選は,オーストラリア相手に2対1で負け,グループ2位通過となりました。

日本が豪州に逆転負け、A組2位で通過…W杯最終予選(読売新聞) - goo ニュース

走れなくなった日本選手

お互い飛車角抜きの試合だったとか,ピッチコンディションが今ひとつだったなどという点はこの際度外視しても,今日の試合,いろいろな問題点が見えてきたと思います。
特にこれまでと大きく変わってきたなあと感じるのは,「スタミナ切れの選手が増えてきた」ということです。
去年までの日本代表は,あまり試合中に足が止まるということは少なかったと思います。最後まで走りきれるという選手が多く,それ故,ディフェンスも棒立ちすることはあまりありませんでした。
ところが,岡田ジャパンになってから,どうもスタミナ切れとなる選手が増えてきたような気がします。それが,ディフェンスの弱さにつながっているのではないでしょうか。

どのような練習メニューを組んでいるのかよく分かりませんが,攻撃力のない日本としては,せめて「ディフェンダーの足が止まらないスタミナ」を付けて,確実に守れるようにするべきでしょう。
もちろん,一番大切なのは,「攻撃力強化」にあるのはいうまでもありません。今日の試合だって,ディフェンダーの闘莉王が決めているくらいですから・・。

まあ,とにかくあと1年あります。代表選手選考も含め,とにかく「本当にベスト4にいけるチーム」を作り上げてほしいと思います。

頑張れ,ニッポン!

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千葉市長選挙は31歳新人当選,有権者の選挙屋離れの現れか

2009年06月15日 21時22分05秒 | 政治・選挙
収賄容疑などで辞職した前千葉市長の出直し選挙において,民主党推薦,社民党支持の新人熊谷俊人氏が自民,公明推薦の前副市長らを破って当選しました。熊谷氏は31歳で現職市長最年少となるようです。
投票率は43.5%で,前回の37.2%を約6%上回りました。

「失った信頼取り戻す」=初当選の熊谷氏-千葉市長選(時事通信) - goo ニュース

組織機能が低下,低投票率でも浮動票がカギを握り始めた

まずは,千葉市選挙管理委員会発表から。
1 くまがい 俊人 無所属 170,629
2 ゆうき 房江 日本共産党 30,933
3 はやし 孝二郎 無所属 117,560


事実上自民対民主の一騎打ちの選挙となりました。先に行われた千葉県知事選挙では,実質自民党の森田健作氏が楽勝当選したことから,この知事選の組織がどの程度機能するかが一つポイントになるかと思われました。
しかし,森田氏はあくまでも「脱組織」にこだわったことから,千葉市長選挙においても,表だった行動は取れませんでした。したがって,森田組織が大きく動けないという事情が多少なりともあったと思います。
ただ,それよりなにより,やはり有権者は,「まずしがらみのない人」という視点で選んだと思います。政党云々より,やはり「前市長」ということで,「なんとなくつながりがあるのでは」と評価されたのかもしれません。一方,熊谷氏は,議員歴わずか2年ということで,しがらみも,世襲も感じないクリーンなイメージが受けたのではないでしょうか。
今回の選挙,有権者は,政党基準で選んだのではなく,政策はもちろんのこと,こうした「政治屋っぽくない人」基準で選んだのではないかと思われます。したがって,ここで注意したいのは,この結果が即座に国政選挙に影響するとは言い切れないことです。

逆に国政選挙への影響として言えることは,「組織力が投票率40%代でも機能しなくなってきた」ということです。投票率50%を切る選挙は,基本的に低投票率と扱われます。そして,これまでは,低投票率の場合,浮動票が期待できないため,組織選挙となります。そして,組織力は絶対的に自民,公明の方がありますから,比較的自民,公明推薦議員が当選しやすくなるという傾向にありました。
しかし,今回の千葉市長選挙もそうですが,近年の地方選挙では,低投票率でも,必ずしも自民,公明推薦候補者が当選できないということです。
これは何を意味するのかというと,「組織力が大きく低下している」,「組織内部に造反者がいる」ということ,そして何よりも,「低投票率でも浮動票がものをいう要になってきた」ということです。
民主党の選挙戦術としては,何よりも「投票率をあげること」がこれまでのテーマでしたが,自民党の選挙戦術も,今までのように「組織任せ」だけではなく,「できる限り浮動票を奪えるのか」,そして「やはり投票率をあげる」という点を真剣に考えなければならないでしょう。投票率を上げたくない一心で,夏休み中に選挙をやろうと姑息なことを考えると,今回の千葉市長選挙のように痛い目を見るかもしれません。
これは,保守王国でも同じことです。保守王国だからといって,駅前での演説やビラ配りなどというどぶ板運動をやらなければ,足下をすくわれかねません。

ただ,民主党も,安心できません。今,まさに小沢秘書問題に引き続き,「障害者郵便問題」爆弾が爆発寸前になっています。時期的には,ちょうど都議会議員選挙ころが微妙な時期となります。この爆弾処理を誤ると,民主党本部まで大爆発しかねません。まあ,この点は千葉市長選挙とははずれますので,別の機会に。

話を戻しますが,今後,千葉市長は31歳の若者が舵を切ることとなります。まずは,議会経験の乏しい熊谷氏がどの程度議会と渡り歩けるか,また,市民に対し,公約どおりの信頼回復がどの程度まで行えるのか,注目です。そして,政令指定都市の市長として,ある面では県知事と対等関係で渡り歩かなければなりません。自民党系の森田知事と真っ向勝負ができるか,この辺りも注目です。
なによりも,「千葉市民のため」に,若さを力に全力で頑張ってほしいものです。

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邦夫大臣が辞任,次のシナリオは「正義」のための選挙

2009年06月13日 13時37分52秒 | 政治・選挙
鳩山邦夫総務大臣が大臣を辞任しました。日本郵政の西川社長の人事を巡り,麻生総理と意見が合わなかったためなどとしております。
また,一部では,自民党離党をして新党を結成するのではないかなどとささやかれていますが,本人は明言を避けており,いずれにせよ,今後の衆議院議員選挙に大きな影響を及ぼすのではないかと言われております。

西郷になぞらえ「信念」強調=「正義」「潔さ」苦渋にじませ-総務相、辞表提出後に(時事通信) - goo ニュース

策士邦夫ですから,相当先のことまで読んだ上での言動のはず

この時期に総務大臣を辞任するとどういう影響を及ぼすかくらいは,鳩山氏であれば普通に分かっているはずです。したがって,単に感情では動いていません。
鳩山氏は何かと失言が多いことから,感情だけで動いていると思われがちですが,実はそうではありません。結構,計算した上で失言をしている場面があります(ただし,たまにつよぽん騒動の時のように計算ミスをするときがありますが。)。

では,今回はどのような計算を立てているでしょうか。
もちろん,究極の回答は「選挙で勝つ」ことですが,基本的には「自民党が勝つ」ことを念頭に置いています。
ならば,ここでの辞任は逆効果ではないかとも考えられますが,ここでのキーワードが「正義」なのです
今回,根拠はさておき,西川社長の留任を認めなかった自分の判断を「正しいもの」としたうえで,「正義はときに通じないことがある」など,「正義を守るための辞任」であることを強調しています。
つまり,ここでは,国民に対し,「正義を守ってほしい」とアピールしたことになります。
そして,ここで大切なのは,彼が仮想敵国に設定したのは,麻生総理でも小泉元総理でもなく,西川社長という「自民党以外の一般人」ということです。政治経済に詳しい人なら,西川社長を仮想敵国にすることは自民党議員として神経を疑うような行為と評価するでしょうが,くの一般有権者は,「大企業とつるんで郵便局の資産を安価で処分しようとした社長」と評価していますので,彼を仮想敵国にすることで,自民党は鬼ヶ島の鬼退治を始めた,と評価されやすくなります。

ただ,問題はここから。
このように有権者から評価されるためには,実際に西川社長を更迭しなければなりません。しかし,結論から言えば,なんやかんやあるので,ほぼ不可能です。鳩山氏だって,それくらいはよーく分かっています。
そこで,何を企んだかというと,「総裁選繰り上げ」です。選挙直前に自民党総裁選を行い,事実上麻生総理を辞めさせて,新たな総理を作るのです。
選挙直前の総裁選はかなりのインパクトになります。必然的に,有権者の関心もそこに集中します。ここで,自民党の政策(特に美味しい政策)をアピールしまくります。ただ,そこでのキーワード,それが「正義」になるのです。
反麻生の総裁選候補者には,「正義を貫く」をひたすら強調させるのです。端な話,政策の話なんていりません。とにかく,「日本の正義をまもりたい。」だけをふれ回ればよいのです。
あとは,麻生派も含めて根回しさせしておけば,総裁選はその候補者が勝ちます。

では,その候補者とは誰か?
一つは,鳩山邦夫氏自身が出ることも一応考えられます。この最大のメリットは,これで総理になれば,次の選挙は,「鳩鳩対決」となり,民主党のイメージを消せるという点が上げられます。
しかし,鳩山氏自身の有権者からの評判はいまいちなので,選挙の顔として不向きです。本人も,そのことくらい分かっています。したがって,これはないと思いますし,それを企んでいないでしょう。
逆に,鳩山氏は,離党カードをちらつかせることで,反麻生の票を取りまとめる裏方に回ると思います。
では,誰にターゲットを狙っているでしょうか。「正義」という単語が似合う人がいいわけですから,クリーンなイメージの人と,涙が似合う人がベストです。当然,信念がぐらついていないように見える人でなければなりません。したがって,郵政造反議員だとダメです。そして,最大の条件は,「鳩山氏のポチになれる」ということです。

・・・いないなあ・・。
石原氏あたりなら,イメージ的に「正義」がよく似合いますし,確実に東京都知事も「正義」を強調すると思います。しかし,石原氏のアキレス腱は,その父親です。都議会議員選挙において,民主党が勝つと,都知事の発言すら民主党は選挙の道具に使いかねませんから,ちょっと距離を置いた方がいい,ってことになります。
小池百合子氏なんかもいいのですが,なにしろ「政権と寝た女」などと揶揄されるくらいですから,「正義」が似合いませんし,そもそも小沢軍団とは真っ向勝負できません。
石破氏が微妙な位置です。彼の場合,防衛オタクなので,北朝鮮に対する「正義」の主張は有権者に高く評価されると思います。ただ,鳩山氏のポチにだけは絶対にならないでしょう。
鳩山氏が誰に対してどんなシナリオを作っているのか,さすがに分かりません。

あとは,究極のシナリオとして,「自民党仮装離党」は考えられます。まあ,平たく言えばかつての「新自由クラブ」を結成するのです。もちろん,選挙が終われば自民党と連立します。
これならば,選挙対策として,自民党のイメージダウンを払拭し,民主党に流れそうな浮動票をぶんどることができますし,のみならず,民主党内の批判派も民主党を離党させて巻き込めることもでき,民主党の力もそぎ落とせるという意味では,実は一番おいしい戦術かもしれません。その上で,渡辺喜美氏あたりを呼び込めれば,より一層「正義」のアピールがしやすいです。
そうなると,新党の党首が鳩山邦夫氏でいけるため,「鳩鳩戦争」で民主党を追撃し,「正義」を強調することで,かつての郵政選挙のごとく,イメージ選挙で票を狙えます。そして,前述のとおり,選挙後は自民党と連立与党になれば,事実上自民党政権を維持できますし,場合によっては目の上のこぶだった公明党との連立解消も本気で考えることができるようになります。

ここまで鳩山氏が考えているかどうか分かりませんが,後先考えていない訳ではないことだけは確かです。
少なくともここで言えること,それは「正義」というキーワードを無条件に受け入れてはならないということです。選挙で「正義」が出たら無条件に投票する,ってことだけは止めた方がいいです。政治の世界では何が正義なのかよく分からないからです。

鳩の乱,はたしてこのシナリオどおりいくのか,それとももっと高度なことを考えているのか,はたまた本当に思いつきだったのか,しばらくは永田町の混乱振りをとくと拝見したいと思います。

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実質大敗だったカタール戦,次に何を語ーる

2009年06月10日 22時38分04秒 | スポーツ全般
サッカーワールドカップアジア最終予選のカタール戦は,1対1で引き分けとなりました。これで残すはオーストラリア戦のみとなりますが,オーストラリアに勝たなければ1位通過はできないことになります。

日本、1-1でカタールと引き分け…サッカーW杯予選(読売新聞) - goo ニュース

決定力のないチームだから助かったようなもの

この試合,いろんな不幸な条件が重なり,いわゆる飛車角落ち,さらには岡田監督も不在という状態でした。また,選手はまだ前回の疲れが残っており,さらには勝っても負けても基本的に影響がないことから,ポテンシャルもあまり高まっていなかったと思われます。
もちろん,戦術として,「体力温存」と「フォーメーションテスト」ということをやるのはありなのですが,しかし,それにしても結果,蓋を開けてみると,前半早々のオウンゴール以外は,完全に防戦一方の試合となってしまいました。カタールも疲れと気迫の空回りが多かったことに助けられ,どうにかPK1本で守りきり,なんとか引き分け,っていう状態でした。
ればたらをいうのはスポーツでは禁句ではありますが,しかし,最初のオウンゴールがなく,しかも普通の攻撃力があるチームだったとしたら,少なくとも3点は取られていたと思います。
今回,日本選手の多くに全くキレがなかったのが大きな痛手だと思います。パスミスも多く,地に足がついていませんでした。まるで,アウェイの試合のようでした。なにより,前回同様,ディフェンスラインがぐちゃぐちゃ。だから簡単に最終ラインにまで突破されてしまったのです。
これでは,とうてい「目指せ,ベスト4」など言えるレベルではありません。
まあ,確かに一部変なジャッジングがあったことは否めませんが,変なジャッジングは常に起こるものなので,それを言い訳にはできません。

とにかく,今回は不運な点が多かったのですが,今回の試合で,岡田監督はより客観的な視点で日本の補強点が見えたと思います。長い目で見れば,今日の引き分けも戦術としてありなので,とにかく今日の問題点を明日に活かしていけばよいと思います。

さて,残りはオーストラリア戦です。オーストラリアは全勝チームなので正直かなり厳しい試合になると思いますが,岡田監督も戻ってきますので,「負けそうになってもカードはもらわない」という方針の元,胸を借りるつもりで試合に臨んでほしいものです。勢いを付ける意味でも,是非「良い試合だ」といえるようなゲーム展開を見せてもらいたいです。

頑張れ,岡田ジャパン

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これからは天下りも安泰ではなくなるぞ

2009年06月10日 01時40分37秒 | 法律問題
農水省,総務省及び経済産業省の3省が出資して設立された「日本農村情報システム協会」が,元役員の不正流用と思われる不明瞭支出などの債務超過額が約6億円を超え,もはや事業継続は困難ということで,理事会において自己破産を申請することを決定しました。実質国の支配下にある社団法人が自己破産を申請することは異例とのことですが,今後裁判所において管財人が選任され,不正流用の実態把握や返還訴訟,さらには刑事告訴などあり得ると見ています。また,出資者たる3省の責任問題も出てくるものと思われます。

農水所管法人が自己破産 不正流用で債務超過(共同通信) - goo ニュース

天下り役員だとしたら,退職金がパーのみならず,それまでの貯金もパーかも

この法人のホームページを見ると,いわゆる天下りと思われる役員は2名しかいませんでした。しかし,会員には情報システム関連の企業もかなりあり,おそらくは>こうした民間会社での勤務をかましてからの天下り役員が多かったのではないかと推測されます。

それはさておき,国が関わっているといっても,経営が杜撰であれば当然倒産します。第三セクター企業がここ数年相次いで倒れていますが,これも杜撰な経営のケースが結構見受けられます。まあ,ある意味「当然の結果」だと思います。

今回の場合,その原因が不正支出と思われていますが,ここではありませんが,過去に県出資の法人の経理担当者がチリ人女性に10億円近く貢いだという事件(そうです,あれです,あれーだ!)もあり,そこで管理体制のあり方が問題となりました。今回,まだ全貌は分かりませんが,仮に今回も6億円が不正支出であったとしたら,完全に管理体制に問題があったと言えるでしょう。そして,出資者たる3省への報告や,3省の監査体制の不備にも問題があると言えます。そうなると,場合によっては,「他の法人も乱脈経営」の可能性が否定できません。

ただ,破産をしたことでのメリットもあります。それは,「不要な法人のリストラ」と「無駄な退職金支給の抑制」,さらには「天下りはアメだけではなく鞭もある」というリスクが明確になったという点です。
「不要な法人のリストラ」は,まさに外郭団体の見直しが全く進んでいない現状において,経営が成り立たない法人を法的につぶしていくことができ,結果,リストラが可能となります。行革担当大臣も,内心ほっとする場面かもしれません。
「無駄な退職金支給の抑制」は,破産決定することで,お金の管理は管財人に移ります。そして,従業員の給与は優先弁済権がありますが,役員報酬や退職金はむしろ劣後債権に移ります。したがって,事実上「退職金0」となります。普通の会社が倒産した場合,当然役員がそれなりの責任を負うのと同じ理屈です。
「アメとムチ」ですが,役員として一定の法的責任を追及されることもあり得ると言うことです。今回,仮に不正流出が原因だとしたら,役員としてそれをチェックしなかったかチェックが甘かったこと,経営判断が甘いと言うことなどから「経営責任としての損害賠償」を管財人から求められるっこともあり得ます。そうなると,退職金がもらえないだけではなく,逆に役員が1億円近い損害賠償金を支払わなければならない場合もあり得ます。そうなると,天下り役員だとしたら,過去にもらった退職金などもすべて弁済に回さなければならなくなり,ほぼ一文無しになります。当然,「天下り役員なので,そんな責任まで考えていませんでした。てへ。」ということは,裁判所では一切通用しません。
つまり,「天下り=おいしい」という方程式が崩れる場合もあるのです。いや,むしろ当然の話で,天下りに限りませんが,会社や法人の役員になるというのは,報酬が美味しい裏返しとしてこれだけ厳しい責任も潜んでいるです。
これで,安易な天下りも減少するかもしれません。

さて,役員はどのようにケツをふくでしょうか。また,3大臣はそれぞれどのように対応し,どのような責任の取り方を提言するでしょうか。さらに,次の破綻法人が出てくるでしょうか。さらにさらに,延長国会でどの程度の爆弾になるでしょうか。
今後の後処理に注目です。

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