あれは,あれで良いのかなPART2

世の中の様々なニュースをばっさり斬ってみます。
ブログ界の「おか上彰」を目指し、サボりながらも頑張ります!

大津びわ子もビックリな知事選挙結果

2006年07月05日 01時23分38秒 | 選挙全般
滋賀県知事選挙が2日滋賀県で行われ,大方の予想を裏切り,嘉田由紀子氏(社民党推薦)が,現職の国松氏(自民,公明,民主推薦)を破り,初当選しました。

livedoor ニュース


相乗りはダメダメ

この選挙,一般論としては,現職かつ自民民主推薦であるということから,放っておいても国松氏が勝てる選挙でした。しかし,彼が負けたとなると,政策に問題があったのか,それとも単に選挙前のアピールができなかったのではないかと考えられます
また,民主党は,「相乗りはダメ,これからは自立候補ということで,相乗り決別宣言をしました。
さて,この選挙,嘉田氏は「新幹線新駅建設反対」を掲げ,またダム建設についても凍結を発表するなど,大規模プロジェクト抑制を掲げ,かつ市民団体の応援によるというどぶ板選挙を実践しました。一方国松氏は,伝統的組織がためによる選挙戦術を展開してきました。
そして,地道な運動によって県民は嘉田氏を支援した,ということになるのです。
今回の選挙見て言えるのは,「地方レベルでは,もはや自民党は支持を失いはじめている」ということです。滋賀県に限らず,最近多くの自治体で,自民党推薦(公認)候補者が落選するという現象が発生しています。地方支援策を減少しようとしている中,やはり地方をないがしろにすると,国政で勝てなくなるということを自民とは肌で感じたことでしょう。

とまあ,ここまでは多くの新聞やニュースで報じている事情です。
ここからは,新聞ではかけない裏事情です。
まず,民主党の相乗りの理由,これは「候補者との最終調整不足」です。すなわち,民主党は当初独自候補の擁立を目指していましたが,結局のその人との最終調整ができず,結果「しかたないから現職に相乗り」っていう感じで推薦してしまいました。
次に,嘉田氏については,最初から社民党推薦ではありません。当初は市議会自民党市連において,嘉田氏の推薦を検討していました。つまり,場合によっては自民党推薦になり得たのです。しかし,大人の事情(県連,党本部との軋轢)によって,その動きは断念したという経緯があります。
さらに,国松氏も嘉田氏もいずれも県職員出身,すなわち官僚出身といえます

その他,嘉田氏の選挙手法は,「公約一本勝負」方式でした。すなわち,「新幹線新駅不要」を看板に掲げ,あとは市民運動による選挙活動を実践しました。この「公約一本勝負」方式は,まさに先の衆議院議員選挙において自民党が使った手法そのものです
つまり,嘉田氏は,選挙手法においてもイニシアチブを取れたと言えるでしょう。

以上のことから言えるのは,「嘉田氏も決して純粋な市民運動派候補者ではなかった」ということです。
もっとも,そんな母体のことはどうでもいいですから,自己の公約を踏まえて,県民のために真摯に活動する,そんな知事になることを熱望します。
今後の活躍に期待したいものです。

よろしければ1クリックお願いしますm(__)m人気blogランキングへ

TB先一覧
http://machizukur.exblog.jp/3867923
http://blog.goo.ne.jp/menthol7171/e/769d0281525e739132eb035304db9331
http://tetorayade.exblog.jp/5175421
http://tetorayade.exblog.jp/5177304
http://blog.livedoor.jp/yononakakoubou/archives/50838393.html
http://blog.livedoor.jp/sf9181/archives/50217242.html
http://blog.goo.ne.jp/crofts/e/a758a7c025acb09bc619b5a31279e730
http://misho.blog42.fc2.com/blog-entry-127.html
http://machizukur.exblog.jp/3867923
http://blog.goo.ne.jp/menthol7171/e/769d0281525e739132eb035304db9331
http://tetorayade.exblog.jp/5175421
http://tetorayade.exblog.jp/5177304
http://blog.livedoor.jp/yononakakoubou/archives/50838393.html
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2175448/detail?rd
http://blog.goo.ne.jp/ryokufu-in1001r/e/def7c152a4317b920776802927c97d46

プライドin千葉、イチローvsジュンイチロー

2006年04月24日 00時39分44秒 | 選挙全般
衆議院議員の千葉の補欠選挙において、民主党の太田和美氏が接戦の末当選しました。投票率は約50%と補欠選挙にしては高かったようです。

主役は誰?

今回の選挙は自民党民主党とも異常なまでの総力戦でした。したがって、はっきり言ってしまうと、候補者の個性や公約はほとんどかき消され、完全なる支持政党投票となってしまいました。
また、太田、齋藤両陣営とも、実は一枚岩ではなく、党本部と県連との間で、すったもんだがあったようです。
しかも、差が僅か1000票だったため、雨だったら齋藤氏が当選していたと思われるなど、「どっちが勝っても理屈がつけられる」選挙だったといえます。
したがって、各評論家がいうような「格差社会に対する有権者の抵抗」という分析は必ずしも妥当ではないといえます。
また、補欠選挙に強い自民党が負けたことで「小泉人気の陰りとポスト小泉への影響」を指摘していますが、今回の補欠選挙の負け方は前述のとおり微妙であること、議席数全体的には国会運営に影響ないこと、今回の選挙でも「改革」を前面に押し出したものの、その中身はうやむやなままにしてあること、増税を選挙の争点にしなかったことなどから、実質的には小泉政権には影響ないといえるでしょう

とはいえ、民主党は「小沢効果」で勝ったのは事実です。したがって、今後民主党内は、いよいよ「小沢新党」状態となるでしょう。そうなると、若手の枝野氏らとの確執も懸念されますが、一方で、国会において、自民党が嫌がるような「闘う民主党」になり、激しい議論とここ一番の審議拒否など、かなり賛否の分かれる運営になることでしょう。

いずれにしても、イチローvsジュンイチロー対決は、イチローに軍配が上がったことになります。ジュンイチローだけに、このままイチローに準じてしまうのか、それともリベンジがあるのか、すべては今後の国会に注目しましょう。
もちろん、自民党民主党とも、「まず国民ありき」のことは忘れないでください

よろしければ1クリックお願いしますm(__)m人気blogランキングへ
TB先一覧
ttp://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1880966/detail?rd
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1880967/detail
http://memorizer.blog11.fc2.com/blog-entry-151.html
http://imprezza-inada-1973.seesaa.net/article/16987708.html
http://tetorayade.exblog.jp/4469610/
http://blog.goo.ne.jp/sunafukin-0101/e/0a6f8c3ff37beae16e21a43be1c4f75a
http://blog.livedoor.jp/fukumarutakayuki/archives/50446460.html
http://blog.goo.ne.jp/ryokufu-in1001r/e/76f6757ae973a75eb84e9d592567d937
http://blog.livedoor.jp/yswebsite/archives/50812681.html
http://blog.goo.ne.jp/hoddy/e/9fd89e2df2682e8cf78e7fdfc90eba96
http://tetsu007.blog54.fc2.com/blog-entry-650.html
http://blog.goo.ne.jp/menthol7171/e/5f52a10a386fc8dd3dad953df395fb0b
http://blog.livedoor.jp/yononakakoubou/archives/50733429.html
http://blog.livedoor.jp/silvertree9201/archives/50519297.html
http://thuesoc.exblog.jp/3828432
http://sfjohndo.exblog.jp/4477736/
http://kimgates.livedoor.biz/archives/50381202.html
http://135246.moe-nifty.com/katuro/2006/04/post_d8e4.html

たかが補欠選挙,されど補欠選挙

2006年04月21日 00時47分02秒 | 選挙全般
千葉の衆議院補欠選挙,かつてない規模で各政党の応援態勢が組まれているようです。

中身で勝負を!!

選挙期間中のため,具体例は自粛しますが,各政党とも,大物議員の応援演説に躍起になっています。
しかしながら,そこばかりが目立ってしまい,肝心な各候補者の選挙公約が霞んでいる感じになっています。これでは,個人を選ぶという選挙の本質を失いかねません。
一部議員は,そこのことに気がついて軽々しい応援行為に対して苦言を呈しているようですが,是非とも政策選挙といえるような本質的な選挙運動を行うように各政党とも考えてほしいものです。

また,ある候補者に対して,誹謗中傷のビラが配られており,その内容について選挙期間中でありながら釈明をするという異例の自体もありました。
誰が何の目的で作ったのか,またその内容の真偽については全く分かりませんが,少なくとも選挙期間中は,法定ビラ以外は配布できないこと,また中傷ビラは選挙に関係なく名誉毀損罪が成立しうること,さらには人を中傷することしかできないということは,結局その人の政策に対して反論できないというわけですから,結果的にはその方の公約を指示したと評価できることなどから,いかなる理由があってもばらまくものではないでしょう。そもそも,そんなことまでして勝とうという発想自体,政治家として失格といえるのではないでしょうか。
やはり,選挙は正々堂々戦うべきです。

もちろん,有権者の方々は,この貴重な一票を有効に活用してください。そうです,必ず選挙には行きましょう!!

よろしければ1クリックお願いしますm(__)m人気blogランキングへ
TB先一覧
http://officematsunaga.livedoor.biz/archives/50223839.html
http://officematsunaga.livedoor.biz/archives/50224227.html
http://ameblo.jp/koizumijyunn160rou/entry-10011412765.html
http://mewrun7.exblog.jp/3270704
http://blog.so-net.ne.jp/woody45studio/2006-03-07

町田市長候補者よ,ちょっと待ちだ

2006年02月19日 02時05分56秒 | 選挙全般
私の住んでいる町とは全く関係ありませんが,先の伊藤公介議員のネタを書いている際にちょろっと登場した町田市長選挙がいよいよ始まります。

町田市民の皆様,是非とも選挙に行きましょう!

現職が引退し,新人6名が立候補予定となっていますが,いずれにしても町の将来を大きく変える人たちばかりですから,真剣に考えて貴重な一票を投じてください。

ところで,例によって事実上の事前運動が始まっています。
市長の候補予定者のポスターが明らかに「市長」と読めるような脱法ポスターになっているようです。

記事は「JANJAN」の石田氏作成のものです

私も,以前東久留米市長選挙における,不思議な話として「選挙,不思議発見」を記載しましたが,それにまさるとも劣らない技です。
詳細は,JANJANの記事を読んで貰えれば分かりますが,概要としますと,遠くから見れば「市長」としか読めないポスターを選挙前から貼りまくることで,「選挙運動じゃない」と主張しつつ,一方で,知名度向上やミニ集会開催など,事実上の事前運動は横行しています。
今回のポスターも,その一環でしょう。例えば次のようなものがあるようです(いずれも,「市」と「長」の文字が大きくなったりカラーになったりするなどしています。)。

「市」民とともに「長」く住みたいまちづくり
「市」政の「長」期計画は
「市」の「長」期改革構想募集中
「市」の「長」所は

こうなると,完全に事前運動です。としたら,やはり「原則事前運動容認」という公職選挙法改正が必要なのではないかと思います。
また,有権者の皆様は,このような情報もしっかり把握した上で,自分なりの検討をまとめて,ちゃんと投票してください。

よろしければ1クリックお願いしますm(__)m人気blogランキングへ


東久留米市長選挙結果発表と最も早い短評

2006年01月16日 01時03分16秒 | 選挙全般
つい先ほど開票作業が終わったようです。

投票率 41.77%(前回44.13%)

野崎重弥氏 19,491票(当選)
君島久康氏 18,579票

ということで,現職市長が再選を果たしました。

野崎市長,おめでとうございます。ただ,先はまだいばらの道ですぞ!!

今回の選挙についての短評を少し。
まず,投票率は,予想どおり前回より落ちました。正直,争点なき選挙であることから30%台まで落ち込むのかな,と懸念していましたが,とりあえず40%台にいったことは,まだましだったかなあ,と思います。
とはいえ,首長選挙で40%台とは,個人的には尋常なこととは思えません。
市民としては,まず選挙に行くことで,現在の市政に対する評価を下すべきであったといえるでしょう。
今後4年間で東久留米市がどうなるのか私にも分かりませんが,仮に悪い方向に進んでしまったとしても,すべては市民の自己責任である,という点を有権者として自覚してほしいと思います。

次に,各候補者の勝敗因を少し。
君島候補の敗因は主に2つあると考えます。1つ目は「野崎候補との政策の差異を明確にできなかったこと」,もう一つは「投票率を上げられなかった」ことです。
前者については,君島候補は「市民参加」を強く主張していましたが,それ以外の選挙公約については,現職市長との違いがほとんど見いだせませんでした。つまり,「同じことをいっている候補者」と有権者には映ってしまったのです。
そうすると,日本の選挙では「現職有利」に働くため,どうしても票が延びきれなかったといえます。
後者については,この票の僅差は,はっきり言うと,天気や風向きでいかようにも変わる状態であったといえます。っていうことは,君島候補陣営としては,「投票率アップ運動」をもっと行うべきであったといえるでしょう。

一方,野崎候補の勝因は,この逆のことです。ただ,ここで注意しなければいけないのか,「今回の選挙では自民党追い風」がまだ吹いていた,ということです。
先の衆議院議員選挙から逆算した場合,もしあの頃と同じ状態であれば,自民党議員VS民主党議員+共産党候補者の得票数で比較するならば,自民党の方が票が少ないはずなのですが,市長選挙は僅差で自民党推薦の野崎候補が勝ちました。つまり,単純計算では,国政選挙で民主党または共産党候補者に投票した人の数パーセントの人は,自民公明推薦の野崎候補に鞍替え投票した,ということになるのです。
もちろん,国政選挙とは事情を異にしますので,これだけでは何とも言い切れませんが,まだ自民党追い風は残っているといえるでしょう。
言い方を変えると,「小泉旋風」がもしもどこかで止まっていたとしたら,今回勝ったかどうかは極めて微妙であったといえるでしょう。
この事実は,今後各政党においても細かく分析すると思いますが,各政党どのように分析するのか,注意してみていきたいと思います。

一方で,野崎市政は決して明るいものではありません。まず,投票した有権者だけで見ても,ちょうど半分は現政権に対して不支持を表明しています。また,投票しなかった人は,決して現政権を評価しての無投票ではなく,むしろ「両候補者に魅力を感じていない」故の無投票であったといえるでしょう。
ということは,有権者の8割は現政権に対して不支持を表明しているといっても過言ではありません。
これを踏まえた上で,間違っても「市民の多くは自分を支持した」と誤解して,横柄な態度で市政に臨まず,むしろ今以上に真摯な態度で公約である財政再建に取り組んでほしいものです。もちろん,市民生活の向上のためにより一層頑張ってほしいことはいうまでもありません。

以上,今回の選挙結果の短評でした。

よろしければ1クリックお願いしますm(__)m人気blogランキングへ
TB先一覧
http://blogs.dion.ne.jp/yan_ryu/archives/2669963.html

選挙,不思議発見!

2006年01月11日 23時58分01秒 | 選挙全般
東久留米市長選挙か告示され,予定どおり2名が立候補し,連日激しい選挙運動を繰り広げています。
選挙期間中となることから,例によって公職選挙法の規定を踏まえ,選挙運動になることや特定候補者が有利又は不利になるような記載は避けるようにしたいと思います。

選挙には必ず行きましょう!

さて,両陣営とも,政党推薦を得て活動しており,かつ推薦政党が選挙運動を全面的に支援していることから,さながら「ミニ国政選挙」の様相を呈しています。
とまあこの辺までは新聞でも記載されていますが,例によって不思議なことを少し書きます。

1 選挙カーが複数台存在する。
2 選挙カーで公約や政策を主張している。
3 政策ビラをまいている。


これは,両陣営行っていることです。一見すると,「どこが不思議なの?」と思うかもしれませんし,むしろ政策選挙に向けて理想的なスタイルともいえそうです。
ところが,公職選挙法の規定では,「選挙カーは1台のみ,選挙カーでは名前の連呼以外は禁止,ビラの配布は一切禁止」という規定になっています。従って,これらの行為を候補者が行うことはすべて選挙違反となってしまうのです。

では,この両候補者はともに選挙違反を公然に行っているのでしょうか?
実は,この規定には大きな抜け道があります。それは,「政治団体が行う政治活動は多少の制約はあるものの,原則フリー」というものです。
すなわち,この両陣営は,推薦政党だけではなく,さらに後援会的な「政治団体」を作っています。そして,上記活動はこの「政治団体」がすべて行っていたのです。この政治団体が独自に選挙カー(政治団体の広報車)を走らせているため,いわゆる選挙カーとは別に用意でき,かつあくまでも広報車なので,名前の連呼以外の呼びかけ(政策主張)が可能となります。さらに若干制約はあるものの,政治団体として候補者を支援するビラの配布が可能ともなります。
よって,何ら選挙違反とはならないということになるわけです。

実は,このような選挙運動は,何も今回の東久留米市長選挙だけが特殊なのではなく,むしろ多くの地方選挙ではむしろ普通に行われています。
さて,冒頭に戻り,何が不思議だと私は思っているのでしょうか。
それは,「こんな回りくどいことをするのなら,端的に候補者がこのような活動を公然に行えるようになぜ規定しないのか?」という点です。
法で選挙カーを1台としている趣旨は,選挙運動費用の高額化を抑え,公平な選挙を図ることと,住民に対する平穏を図るというものです。また,名前連呼以外を禁止する趣旨は,対立候補者に対する誹謗中傷などを行うことで候補者の名誉を害することを防いだりまた公平公正な投票を確保するというものです。さらに,ビラ配布を禁止している趣旨は,同様に選挙費用の抑制と誹謗中傷の防止にあります。従って,法で規制している建前自体は一応理解できます。
しかしながら,現実的には政治団体による活動が認められている以上,上記趣旨を全うすることができず,むしろ逆に「政治団体を持つ人は有利」=「資金のある人は有利」=「現職や支持団体を持つ人は有利」ということにもなりかねません。更にいうと,これで本当に「政策選挙」や「公正公平な選挙」が確保できるのか極めて疑問です。

現在,公職選挙法の見直し作業を行っているようですが,従前から主張しているように(詳細は私の過去の記事をごらんください),単にインターネットでの選挙活動の解禁などという小さな話ではなく,このような諸問題も踏まえて,「政策選挙」と「新規参入が容易」な選挙活動となるような公職選挙法の見直しを行ってほしいものです。
すべては,民意を忠実に政治に反映させるためです。

よろしければ1クリックお願いしますm(__)m人気blogランキングへ

TB先一覧(途中から始めましたので,一部です)
http://blog.goo.ne.jp/crofts/e/478ccbf2822bf5db2b03f7b88fee7ee9

市長選挙立候補予定者の後悔討論会

2006年01月07日 02時30分36秒 | 選挙全般
東久留米市長選挙が1月8日から始まります。

東久留米市の有権者の皆様,選挙には必ず行きましょう!

それに先立ち,JC主催の「立候補予定者公開討論会」が開催されたため,新党デブの党首としては,是非とも聞いておく必要があると思い,行ってみました。

んー,争点ないぞ!!

終わってみての感想でした。

今回出席した立候補予定者は次のとおりです(アイウエオ順に表示)

君島久康氏(前東久留米市役所教育部長)民主党,共産党推薦
野崎重弥氏(現職,前市議,元市職員)自民党,公明党推薦

まず,この両者についての印象を主観的に
君島氏・・場慣れしていないのか,要領よくまとめて話すことができない場面がいくつかあり,真意が伝わりにくいところがありましたが,終始「情報公開と市民参加」を主張するなど,話に一貫性がありました。

野崎氏・・現職ならではの現状分析から実績を伝え,更に現状の問題点から次回以降の進め方を述べるなど,行財政改革をより一層進めていくという強い意気込みが感じられました。ただ,話し方が議会答弁のようであり,やや抽象的な話しも多く,さらに時間切れで中途半端に終わる場面も多かったのは残念でした。

次の両者が考えている最大の課題ですが,両者とも,「財政再建」を掲げていました。
この財政再建の手法について,両者で違いが生じていたものの,ベースにあるものは歳出削減と事業の見直しであり,定番の内容といえ,実質的には大きな違いはありませんでした。
さらに,個々の内容については,多少の違いがあるものの,大局的には両者差異があまりありませんでした。
ただ,個人的に大きな違いかなあと感じたのは,野崎氏は現在行っている行財政改革をますます推進していくというものであったのに対し,君島氏は徹底的な情報公開を通じて市民のコンセンサスをえて行財政改革を行っていく,というものでした。
全体的な感想として,公開討論会というものの,結局目立った争点が見いだせず,ちょっとばかり聞きに来たことを後悔してしまいました。
とはいえ,逆に言うと,両者に大きな違いが見いだせないことが分かったことだけでも,とりあえず公開討論会に行った意義はあったなあ,と思いました。

ところで,今回の公開討論会自体の話ですが,このような会は立候補予定者の生の声を聞くことができ,政策や公約がよく分かる貴重な機会であることから,非常の有益的なものであり,大変ありがたく思います。
ただ,あえて難を言えば,この会の運営方法について気になる点がありました。
まず,せっかく聴取者(200人くらい来ていました)から質問状を集めたのに,候補予定者に質問をしたのはたったの2問だけでした。会場まではるばるやってきている人たちにとっては,定番の施策方針を聞くことはもちろん期待しているでしょうが,それ以上に「自分なりの問題意識」をもって聞きに来ているわけですから,全部は無理にしてももう少し聴取者の質問を聞ければよかったのではないかと思いました。
また,冒頭でフリートークの時間があったものの,両者うまく話せずに時間切れとなったことから,肝心な立候補の動機や抱負をいずれの候補予定者からも聞くことができませんでした。まとめて話せなかった候補予定者にも非はあるのですが,動機や抱負は結構重要なアイテムなので例え短時間でも良いので,フリートークとは別に時間を設けてほしかったです。
さらに,今回に限らず公開討論会一般の話ですが,候補者同士の討論や,コーディネーターが議論に参加していろんなつっこみを入れるなどという「本当の討論」形式で行われるものが少ないような気がします。今回の公開討論会も,実質は討論会ではなくて,意見発表会に過ぎませんでした。
時間の制約や公職選挙法の問題などがあるのでしょうが,せっかくここまで頑張ってきて準備をしているわけですから,もう少しだけ実のある討論会になればなおよかったのではないかと思います。

とはいえ,今回の主催者のJCの皆様,本当にお疲れさまでした。このような機会を設けていただいたこと,厚く御礼申し上げますm(__)m

さあ,いよいよ選挙です。誰に投票をしようか,もう少し時間をかけて真剣に悩みたいと思います。

よろしければ1クリックお願いしますm(__)m人気blogランキングへ
TB先一覧
http://blogs.dion.ne.jp/yan_ryu/archives/2619006.html

議員からの手紙

2006年01月03日 23時40分36秒 | 選挙全般
しばらく実家にいましたので,記事の更新ができませんでした。
でもって,新年最初の記事は,実家で起こった事件について問題提起をしたいと思います。
実家で,何気なく年賀状を見ていたところ,意外なことに「市議会議員や県議会議員」からの年賀状が多く届いていることが分かりました。

あれ,選挙違反じゃ??

あまり親に事情を聞くのも何だし(一応,親子とてプライバシーはあるから),そもそもうちの両親は公職選挙法に無知(っていうか,古いタイプの人間)なので,「この年賀状,やばいんじゃないの?」と聞いてみても,「どこが?」という程度なので,あまりつっこみは入れませんでした。

そんなわけで,私なりにこの年賀状が合法な根拠を推測してみました。

1 うちの両親が後援会に入会している
2 年賀状の一部が手書き
3 年賀状を使っているが,新年の挨拶ではない


さて,1については,後援会とて有権者である以上,有権者に対する挨拶状は公職選挙法で禁止されているはずですから(公職選挙法147条の2),これだけでは年賀状を出してOKにはならないでしょう。
仮に,後援会に入会していないとしたら,そもそもどうやって住所を調べたのだろうか,という重大な疑問も発生します。

2についてですが,手書きの年賀状はOKとされています。ところが,手書きの年賀状が1枚だけありましたが,それは「宛名」だけが手書きというものです。しかも,議員本人の自署かどうかは不明です。
これについても,総務省は「宛名のみの自筆では,自筆年賀状とは認めない」という見解を出しています。
したがって,2についても,御法度となるでしょう。

さて,3ですが,全部の年賀状に共通しているのは,「年頭の挨拶がなく,かつ報告文書扱い」とされていることです。
つまり,年賀状ハガキを使っているが,そこでは新年の挨拶を行わず,去年1年間の議員の活動内容を淡々と記載しているだけ,というものです。
確かに,これであれば,挨拶状のハガキではないことから,公職選挙法に抵触しないと考え,年賀状を出したのでしょう。
しかし,そのような報告であれば,何も年賀状を使う必要はないわけですから,元旦に届く年賀状を使っているという点自体で,実質的には年始の答礼を行っていると十分解釈できるでしょう。
以上から,この年賀状を出した議員数名は,平たくいえば「年賀状を出したいための脱法行為」をしたと言えるでしょう。
もっといえば,自筆の答礼は禁止されていません。そんなに年頭の挨拶をしたいのであれば,ちゃんと自筆の年賀状を書けばよいだけのことです。

もちろん,公職選挙法で,挨拶状を一律禁止している点については,本当にそれが良いのかどうかは私も疑問があります。しかし,現行法で禁止している以上,それは遵守する必要があります。
そして,何よりも「そんな年賀状を出したところで,有権者は一票を投じない」ということを,そろそろ気が付いてほしいものです。
正直,そんな年賀状を出すやり方について頭をひねっている暇があるのならば,もっと別のことに頭を使ってほしいものです。議員の仕事はそんなこと考えるほど暇じゃないはずですから。

私は,実家では選挙権がないので何もできませんが,もし自分の選挙区内で同じような年賀状が届いた場合,最優先で次回投票予定者から除外します。そんなことで脱法行為を考えるような議員が,住民のことを本気で考えるとは思えないからです。

と,年頭から吠えてしまいました。こんな状態で1年もつのかなあ・・
(1月4日追記:用語が一部あいまいなまま使っていましたので,整理しました。)。

よろしければ1クリックお願いしますm(__)m人気blogランキングへ


大阪市長,大事な大事なアタックチャーンス!!

2005年11月29日 00時48分24秒 | 選挙全般
大阪市長選挙が27日に行われ,現職の関氏が再選を果たしたようです。
ただし,投票率は33%と低めでした。

大阪市民のために全力を尽くそう!

まず関氏に言いたいことは,投票しなかった約7割の有権者,また関氏以外に投票した人を合わせると,大阪市民の約9割は,少なくとも関氏の当選について積極的な支援を行っていません。すなわち,大阪市民の総意を得たということではありません。
したがって,今回の当選を謙虚に受け止め,すべては大阪市民と大阪市のために,全精力をつぎ込んで満身創痍頑張ってほしいです。
また,大阪市のもう一つの課題は,「信頼回復」です。信頼を失うのは簡単ですが,回復するのは相当な努力が必要です。
普通の仕事をしても,信頼は回復しません。普通以上の超人並みの仕事をして信頼回復に努めてほしいものです。

しつこいですが,支援者や支援業者,団体に対してのみ目を向けるのではなく,市民に目を向けた政治を行ってください。大阪市は東京に次ぐ第2の都市です。第2の都市として,他の地域の模範ともなるような行政を行ってください。
期待しています,今度こそ。絶対に市民を裏切らないでくださいね。

よろしければ1クリックお願いしますm(__)m人気blogランキングへ

自民は続くよ,どこまでも

2005年10月23日 22時23分16秒 | 選挙全般
参議院議員神奈川選挙区の補欠選挙において,案の定というか予想どおり自民党公認の川口順子氏が当選確実となりました。
ただし,投票率は,前回の56%を大幅に下回り,32%でした。。
また,宮城県知事,神戸市長選挙や川崎市長選挙においても,自民,民主公認の現職候補がいずれも当選を決めました。

自民党は相変わらず強いなあ・・。

投票率が低いという点は非常に気になるところですが,それにしても相変わらず自民党は選挙で強いですね。もっとも,この投票率からはほぼ確実に「組織票」の勝利といえます
だとしたら,やはり民主党の課題は,浮動票の取り込みということのみならず,「確実に足元を固める体制作り」が急務であったといえるでしょう。まして,神奈川は知事が民主党系であるにもかかわらず組織力で負けたとなると,他の国政選挙の今後の結果は察しが付きます。

宮城県知事選挙については,浅野知事の後継者が自民党県議に負けたというのは,民主党としても非常に憂うべき問題だと思います。もちろん,浅野県政が評価されなかったという点もあるのかもしれませんが,やはり地方においても自民党の風はかなり強く吹いているという証ともいえるでしょう。
一方,市長選挙については,政党選挙とは若干趣は異なるものの,結果的に自民党の推薦を受けていたということは,自民党の組織票を用いた結果勝利したともいえるでしょう。もっとも,民主党も相乗りしていたため,市長選挙の選挙カーはさながら「ラブワゴン」とでもいえるでしょうか。
地方選挙におけるラブワゴンは,以前も指摘したとおり,民主党はそろそろ下車してもいいのでは,と思いますね。

いずれにしても,まだまだ自民党政権は続くことになりますが,自民党政権の存続の是非はともかく,今回の選挙結果によって,国民の,住民の生活がよりよくなるような政治が行われることを強く期待します。

よろしければ1クリックお願いしますm(__)m人気blogランキングへ