今年も残すところあとわずかとなりました。
さて,去年の今ごろ,「
2009年を予測しちゃおう」ということで,結構シャレのつもりで今年1年を大予言してみました。
ただ,シャレといいながら,改めて読み返してみると,結構いい加減なようで,そうでもないような部分もあるなあみたいな感じでした。
そこで,今回,自分の予測の検証をしながら,今年1年を振り返りたいと思います。
第1 社会全般
1 食品偽装がまだまだ発覚し,今までタブーとされていた米の産地偽装,日本酒の杜氏偽装などが発覚し,ブランド食品まで不信感が高まる。逆に,地元食品の見直しが進むようになる。流行語大賞に「地産地消」がノミネートされる。
【結果】△(微妙)
【補足】食品偽装自体は相変わらず発生していましたが,大手企業等やブランド米などからは出てきませんでした。一応,安心なのかなあ??
2 2008年に発生した通り魔的事件が相次いで裁判が始まり,また光市の事件やオウム事件などの判決,さらに裁判員裁判が始まったことから,「死刑問題」についての世論が高まり,ようやく国会でも真剣な議論が始まる。
【結果】△(微妙)
【補足】単に「素人が死刑を言い渡せるか」という議論のみに終始し,死刑問題自体の是非にまで議論が進んでいきませんでした。
3 失業率が7%近くまで跳ね上がり,雇用保険財源不足,企業の厚生年金や保険の掛け金の減少などから,失業保険給付遅滞や社会保険組合の経営破綻が社会問題となる。
【結果】△(微妙)
【補足】失業率が上がり続け,保険財政が悪化していることだけは確かです。
4 失業者が増えたことから,一部地域がスラム化し,治安悪化が問題となる。流行語大賞に「スラムランク」がノミネートされる。
【結果】×(はずれ)
【補足】そこまで申告になっていないだけましですね。
5 高齢者を中心にいわゆる「地デジ詐欺」被害が増加するとともに,電機店が中心となった「アンテナの詐欺まがい販売」が社会問題になる。
【結果】△(微妙)
【補足】引き続き気を付けましょう。
6 エコ活動を称した悪徳商法が社会問題化する。また,「ゴミの分別収集」をうたいながら,実際はまとめて処理をしていたことが一部自治体で発覚し,ゴミ処理方法のあり方について物議を醸す。流行語大賞に「GK(ゴミキック)」がノミネートする。
【結果】×(はずれ)
【補足】でも,正直,ばれてないだけです。
第2 政治
1 衆議院は解散することなく任期満了まで続いてしまう。
【結果】×(はずれ)
【補足】でも,ほとんど任期満了状態でしたね。
2 6月頃に,自民党若手有力議員が中心となって,自民党を離反し,新たな新党を作り上げる。そこに,小泉チルドレンが参加すると共に,民主党と国民新党の一部若手議員も参加し,30人規模の新党が発足する。しかし,国民にはこれが「逃げた」としか評価されず,9月の選挙では思ったほどの活躍をしない。流行語大賞に「NO新党」がノミネートされる。
【結果】△(微妙)
【補足】みんなの党ができたくらいでしょうか。でも,自民党からの離党が一気に進み始めてきました。民主党も爆弾抱えていることだけは確かです。
3 自民党は,一部議員の離反もあり,総選挙において歴史的惨敗を期する。しかし,公明党は現有議員数を維持。一方,民主党は,離反議員の影響も少なく,歴史的大勝をして,政権与党になる。その後,公明党が,民主党との連立を模索し始める。
【結果】○(小当たり)
【補足】自民党歴史的惨敗と民主党政権与党は言うまでもありません。ただ,公明党が自民党との連携を維持しているのは読みを誤りました。意外と仁義深いものですね。
4 小沢党首は,選挙前から「選挙に勝っても負けても自分は党首にならない」と宣言し,物議を醸す。結果,民主党の党首に菅氏が返り咲き,菅内閣が発足する。
【結果】△(微妙)
【補足】小沢党首が辞めることは想定済みでした。しかし,鳩山党首になることは読み違いました。でも,今の状況考えると,菅さんが党首だった方がよかったかもしれません。
5 選挙後,諸問題の対応に着手するも,あまりに問題が多すぎることから,逆にどこから手を付けてよいか分からず,結果,12月までかけて「さて,何をやろうか」だけで終わってしまい,「機動力がない」との批判を受ける。
【結果】△(微妙)
【補足】逆にあれやこれや手を付けてしまったがために,八方ふさがりになってしまい,批判されているっていう感じでしょうか。
第3 経済
1 アメリカの不況のあおりをもろに受けてしまい,またサブプライムローンのばば抜きで日本の銀行がばばを引いてしまったことが判明し,株価が6000円台まで大暴落など経済的に大混乱を招く。外国人投資家は,日本円からも資金を引き上げ,急激な円安が進行する(1ドル130円台まで突入する。)。流行語大賞に,「円安ドル安」がノミネートする。
【結果】×(はずれ)
【補足】まさか円高にシフトするとは思いませんでした。ただ,この円高は決して日本経済が良いからではないので,今後恐いです。
2 大型倒産が相次ぎ,特にここ数年噂されている在京放送局も倒産し,会社更生法の適用を受ける。一応,支援会社が見つかり,放送続行が可能となるが,番組内容や時間が大きく変わり,中小の芸能プロも再編の憂き目にあう。流行語大賞に,「放送砂漠」がノミネートされる。
【結果】×(はずれ)
【補足】某局,なんとか踏ん張りましたね。でも,各局とも経営が厳しいため,番組内容がかなり変わってきましたね。
3 アメリカの自動車会社統合のあおりを受けて,日本の大手自動車メーカーの経営統合が発表されるも,同時に統合に伴う販売店の大リストラ計画が明るみになり,販売店を中心に「合併反対」の運動が起こる。また,損保会社は,三井住友海上等の経営統合が正式に決定する一方,自動車販売や住宅販売等の不振から,経営破綻を余儀なくされる損保会社がでてくる。
【結果】△(微妙)
【補足】自動車不況はかなり申告でしたね。でも,損保会社まで影響が行かなくてよかったかもしれません。
4 小麦の値段がなぜか下落せず,物価は高値安定のままになるが,まったく物が売れないことから,選挙前から急激な物価安にシフトする。これにより,夏のボーナスもさらに安くなるなど,10年前のようなデフレスパイラルの波が襲ってくる。流行語大賞に「売れば売るほど安くなる。三段逆スライド方式」がノミネートする。
【結果】○(小当たり)
【補足】デフレスパイラルが進んでいますね。
5 漁業協定がかなり日本不利になり,結果魚類の価格が軒並み高騰する。それをうけて,サザエさんのオープニング曲が,「お魚くわえたドラ猫」から「鶏肉くわえたドラ猫」に変更される。
【結果】×(はずれ)
【補足】でもマグロは本当に数年後にはヤバイかも。
第4 国際
1 オバマ大統領が,国内経済安定化のため,極端な保護主義を発動する。結果,日本は更に輸出が厳しくなり,日本経済にも大きな影響を与えることになる。
【結果】△(微妙)
【補足】極端な保護主義にまでシフトしませんでしたが,「輸出中心」を表明したことから,日本の輸出産業に相当なダメージが与えられましたので,今後恐いです。
2 アメリカは,イラク撤退後,そのほとんどの軍をアフガンに投入するが,パキスタンが政権交代によりアメリカ不支持を表明するため,アメリカはアフガンにいる大義名分がなくなり,イスラム諸国からの反感が高まる。
【結果】○(小当たり)
【補足】アフガンへの軍投入は,国内外から批判を受けています。
3 日本は,アフガンでの給油行為を継続するが,アメリカの大義名分がなくなったこと,政権が民主党に変わったこと,アメリカの極端な保護主義にむかついて,給油活動を止めて撤退する。
【結果】◎(大当たり)
【補足】止めると決めたが,あまり影響はなかったみたいですね。
4 ハワイ経済が困窮し,観光客誘致活動に躍起になる。日本では,ジェイク・シマブクロ氏やKONISHIKI氏らが,「ハワイはいいとこ,一度はおいで,ちょいなちょいな」などと観光客誘致活動を推進する。
【結果】○(小当たり)
【補足】ハワイの不景気は相当深刻です。
5 中国の冷凍餃子問題など一連の食品問題については,結局うやむやなまますべて終了してしまう。
【結果】◎(大当たり)
【補足】一応捜査継続中とのことですが,もう誰1人この問題に騒ぐ人はいませんよね。
6 BRICsの経済成長にも大きなかげりが見えてきて,特に中国からはアメリカ企業が相次いで撤退することで,中国経済はかなり厳しい状態になる。
【結果】×(はずれ)
【補足】BRICsの景気が悪いのは仕方ないですが,逆に中国とインドが世界経済のキーマンとなりました。アメリカは中国経済にかけている部分すらあります。
7 北朝鮮は,アメリカの不況のあおりから,思ったほどの経済支援を受けることができなくなり,結果,日本海に向けたミサイル実験を頻繁に行うことで,日本に対して経済制裁解除を迫ってくる。
【結果】◎(大当たり)
【補足】来年,大丈夫かなあ・・。
第5 スポーツ
1 WBCは,原ジャパンが善戦するも,キューバの壁が超えられず,優勝を逃してしまう。流行語大賞に「臥薪嘗胆」がノミネートされる。
【結果】×(はずれ)
【補足】うれしい誤算でした。正直,最初はダメかもしれないと思いましたが,最後にイチローさんがやりましたね。原監督,侮れません。
2 サッカー岡田ジャパンは,苦戦するも,ワールドカップの切符を手にする。しかし,その後,「岡田監督では決勝Tに進めないのではないか」という解任騒動が起こるが,適当な後任者が見つからないことから,岡田監督が引き続き指揮を取ることに。
【結果】○(小当たり)
【補足】岡田ジャパン,頑張ってください。でも,くじ運がちょっとねえ・・。
3 企業スポーツが相次いで撤退する一方,その費用の一部で十分な広告効果が期待できるなどの理由から,石川遼選手や錦織選手など,若手個人選手に対するスポンサーが増え,結果的にゴルフ,スケート,テニス,バドミントン,卓球などのスポーツがこれまで以上に脚光を浴び,新たなスターが誕生する。一方,伊達公子選手のような復帰組も増えてきて,そのような選手にもスポンサーがつき,脚光を浴びる。流行語大賞に「カムバック・エース」がノミネートされる。
【結果】○(小当たり)
【補足】企業スポーツはどんどん撤退しています。そして,個人へのスポンサーも増えてますね。
4 一方で,企業スポーツの撤退は,練習場の閉鎖などを招き,日本国内でスポーツを練習する場所をどんどん失い,優秀な選手は相次いで日本から出ていってしまう。逆に,センスがあってもお金がなければ一流アスリートになれないという格差問題がスポーツ界でも発生する。流行語大賞に「格差別競技」がノミネートする。
【結果】×(はずれ)
【補足】まあ,もともと海外流出しているっていう話もありますからねえ・・。
5 松岡修造さん,やっぱり熱い。
【結果】◎(大当たり)
【補足】地球温暖化のためにも,少しクールに!
第6 芸能その他
1 エドはるみ,6月頃から女優業に転身する。
【結果】×(はずれ)
【補足】っていうか,ブラウン管から消えつつあります。
2 ノッチ,9月の選挙頃までは何とかブレイク状態が続く。
【結果】◎(大当たり)
【補足】厳密には,「ノッチの嫁」の方が大ブレイクでした。
3 NON STYLEと天津木村が大ブレイクする。
【結果】◎(大当たり)
【補足】流行語大賞取れなくて逆によかったかもしれませんね。
4 デジタル家電,予想以上に普及が進まない。一方で,不況のあおりから「リースデジタルテレビ」がブームになる。
【結果】△(微妙)
【補足】それよりも地デジ大使のつよぽんの事件の方が衝撃的でしたよね。まあ,何事もなかったかのように復活したのが不幸中の幸いかもしれませんが。
全体的に,見込み違いが多い感じでした。特に経済については,真逆の展開になっている感じすらしました。
また,社会全般については,今年も暗い出来事や,不可思議な凶悪犯罪が多かったような気もします。
はたして,来年はどういう年になるのでしょうか。
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