あれは,あれで良いのかなPART2

世の中の様々なニュースをばっさり斬ってみます。
ブログ界の「おか上彰」を目指し、サボりながらも頑張ります!

やっと夏休み,渡ハしまーす

2006年09月23日 14時00分53秒 | ハワイ・旅行
というわけで,重たい記事を書いた直後ですが,今日からやっとことさ夏休みが取れることになりました。
そして,恒例のハワイに脱出します
したがって,しばらく更新ができません。
ご迷惑おかけしますが,よろしくお願いします。
なお,ハワイでも最近はネットカフェなどが増えてきたようなので,場合によっては途中でのぞき見くらいはできるかもしれません。
おって,ハワイ旅行記を掲載したいと思います。

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よく分かる(?)シリーズ 国歌国旗掲揚判決について

2006年09月23日 13時06分07秒 | よく分かる(?)シリーズ
東京都教育委員会が,都立高校等のイベント時に国歌斉唱,国旗掲揚を強制するのは憲法違反だとして教職員らが訴えた裁判で,東京地裁は原告らの主張をほぼ認め,国旗に対し起立することや国歌斉唱の義務がないことの確認と1人当たり3万円の損害賠償を認める判決を下しました。
当然ながら,石原しんちゃんは即刻控訴しました。

国旗国歌強制は違憲 東京地裁が判決 (共同通信) - goo ニュース

この問題,マスコミの間でも賛否分かれていますし,ネット界でも賛否両論あります。全体的には,この判決を疑問視する人の方が多いような気がします。
国歌国旗問題は,多分に各人の思想に基づくものがあるため,おそらくその賛否も思想に基づくものであろうと思います。
そこで,久々の「よく分かる(?)シリーズ」として,ここではあえて「法律学的だけ」に絞って,判決の評価そして見たいと思います。
なお,判決文の斜め読みだけですので,当事者間の主張立証とは違う部分があるかもしれない点はご承知おきください。
(判決文全文はこちらを参照してください。)

第1 東京地裁の判決文概要
1 事案の超概要

  都立高校で国歌斉唱と国旗掲揚を義務づける通達を東京都が発出したが,それに反対する教員らが通達に従う義務がないことと及び精神的苦痛を受けたとして損害賠償請求したというもの。
2 判決
  原告らの主張どおり(東京都ほぼ全面敗訴)
3 争点
(1) まだ処分受けてないのに通達に従わないことを裁判所は認めて良いか(これはかなりテクニカルな話なのでなかなか説明が難しいものです)
(2) 教員に国歌斉唱義務があるか。そもそも通達や職務命令は違法か,適法か。
(3) 教員に精神的苦痛があったか。

4 裁判所の判断(超概要意訳付き)
(1) 本当は何か不利益処分受けてから初めて裁判所に「助けてください」というのが筋なのだが,今放置しておくと今後必ず処分されて取り返しがつかなくなるであろうことが見込まれるときは,裁判所は事前に「はい,消えた」ということができる。
  今回の場合,放置しておくとこれまでの東京都教育委員会の処分例から原告らは処分される可能性が高いため,裁判所は事前に助けることにした。
(2)ア 国歌国旗については,その考え方が確立しておらず賛否両論ある。したがって,それを「いやだ」という人に「やれ」というのは,思想良心の自由に反することになる。
  ただし,思想良心の自由も無制限に許されるのではなく,一定の制約を受けることは許される。そこで,教員という立場にある者が通達や職務命令でこのような制約を受けるか考えてみよう。
イ 通達の根拠は学習指導要領にあるが,学習指導要領は法律ではないが,一定の法規範性(大綱)はあるといえる。ただし,不当な支配や一方的な押しつけになる場合は,法規としての性格はない。そして,国歌国旗部分は各学校の判断に委ねている。(筆者注:この解釈がこの判決で重要な点となる)
  とすると,学習指導要領では,とても国歌斉唱を教職員に強制していると解釈することはできない。
ウ で,この通達も学習指導要領と同じく一定の規範が認められるが,国歌国旗条項は各学校の裁量が入る余地がなく一義的である。また,国歌斉唱や国旗掲揚の義務は,思想の一方的押しつけであり,もはや通達としての域を超えたものである。
エ よって,この通達は憲法19条の思想良心の自由を侵害するものであるため,教員がこの通達を守る義務はない。
オ 校長の職務命令については,教員はそれに従う義務があるが,明らかに不当な命令の場合は無視できるというのが過去の判例である。
  でもって,校長からの国歌斉唱等の職務命令については,そもそも通達に従う義務がない以上,教員に拒否権がある。だから,従わなくてもOK牧場。
カ よって,教員に国歌斉唱等の義務を課する行為は違法なので,教員にそのような義務はない。
(3) 違法な通達や職務命令で苦しんだので,精神的慰謝料として3万円だね。

以上が東京地裁の判決文の超ウルトラ要約版でした。

第2 解説と私見(法的部分のみ)
1 まず,大前提として,裁判では「当事者が主張したことだけが資料になる」という大原則があります。したがって,一部コメンテーターのいう「裁判所の身勝手な価値判断」というのは必ずしも妥当な見解とはいえません。裁判所は「どちらかの主張した価値判断が妥当か判断した」だけです。
  したがって,もしこのコメンテーター批判を正しく言い直すなら「裁判所が採用した方の価値判断はすこぶる勝手なもので,裁判所に見る目がない」という形になるでしょう。
2 今回の判決では「日の丸や国歌の歴史的背景」と「現在の国民の受け止め方」が実は背景思想として大きくとらえられており,この解釈によって19条違反の有無を判断したことになります。
  ところが,判決文をみると,東京都側は,必ずしも歴史的背景や現在のとらえ方などについて十分な反論をして来なかった感じが見受けられます。いわゆる「通り一遍的な主張」で流したのかな,という印象を持ちました。
  この主張立証の弱さが東京都敗訴の一因ではないか推測されます。
  よって,この敗訴は,「東京都の作戦ミス」の臭いがしてきます。
  ただし,裁判所側も,この点が重要争点であるとして釈明していなかったとしたら,裁判所側の訴訟指揮の弱さという可能性も出てきます。
  いずれにしても,控訴審では,まず「歴史背景」や「国民感情」についての攻防が大きな争点になってくるでしょう。
3 通達については,裁判所の解釈は学習指導要領を解釈し,そこから通達に下がるという比較的ベーシックな解釈論を展開してきています。
  ただ,この認定に当たっては,「都議会の質疑」を相当資料として用いています。そして,都議会での教育長の答弁が意外とボディーブローのように効いてきています。
  高裁では,この都議会答弁をどう料理するか,あるいはまるっきり無視するのか,その辺の扱いも地味ながら興味深いです。
  もっというと,様々な議会答弁,法的拘束力がないことから結構場当たり的な答弁でごまかしている地方議会も多いのではないかと思います。しかし,このように訴訟で使われる場合もあるわけですから,特に執行部サイドは答弁も慎重にね,っていういうところでしょうか。
4 繰り返しですが,今回の東京都の敗訴原因,可能性としては「東京都訟務担当」のプレゼンミスのが大きかったのではないかと思われます。
  都知事としては,裁判官の批判をする暇があったら,まず自分の足元を固め直すことが先決でしょう。
5 高裁で争われると思われる事項は主に次の点になると思われます。
(1) 国歌斉唱等を強制することが本当に思想良心の自由を侵害するか。
(2) 教員にはどの程度までの制約が可能なのか。
(3) 通達の法的拘束力について
(4) 通達に法的拘束力がない場合でも,学校長の職務命令に従うべき内容となるか。

  これらの周辺事情として,歴史事情や議会答弁等の事実認定を見直すことになるでしょう。
  結論はもちろん分かりません。

 以上が今回の判決の概要及びその補足になります。今後の議論の参考にしていただければ幸いです。

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タイ人恐怖症

2006年09月22日 01時33分26秒 | 外交・海外情報
タイでクーデターが発生し,政権交代しました。

選挙ないのか!

タイをはじめとする多くの東南アジアの場合,政権交代がこのようなクーデターによる場合が多いです(遊泳なところでは,フィリピン革命により誕生したアキノ大統領などがあります。)。
ただ,このクーデター,大義名分はいずれも「国民のため」と謳っており,かつ国民もそれに賛同する傾向にあります。
でも,やはり「選挙」が民主的クーデターなのでは,と思います。
日本では,絶対「選挙」によるクーデター以外は認められませんぞ。

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ハンカチ総理のどこまでやるの

2006年09月22日 00時29分32秒 | 政治・選挙
自民党総裁選は,予想どおり安倍氏が圧勝しました。よって,次期首相は安倍氏になります。

安倍新内閣 全省庁からスタッフ公募 安倍氏、官邸機能を強化 - goo ニュース

イメージよりも中身だぞ

安倍総理,案の定というか予想どおりというか,かなりの「イメージ政治」に打って出る感じがします。特に,今回の総裁選に世耕議員が安倍氏応援隊になりましたらから,広報のノウハウは熟知しうるはずです。現に「ハンカチ総理」とか「さわやかな総理」など,一般国民(総裁選の選挙権のない人たち)に対しては,徹底的にさわやかさをアピールしていました。
その爽やかさに中身が伴えばいいのですが,果たしてどうなのやら・・っていう感じでしょうか。
もちろん,イメージ政治は,政治に興味のなかった一般人(有権者)を政治の舞台に引き込むという効果があるため,一概に否定できません。しかし,イメージだけが先行してしまい,中身がない場合,「誤った選択」をしかねません。

来年の参院選が,阿部首相の一つのターニングポイントになります。ここで,イメージ選挙が勝つか,それとも真っ向勝負の政策選挙が勝つのか,これを決めるのは私たち国民でしょう。
イメージだけにとらわれることなく,中身を見ていきたいと思います。

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吉野家リトマス試験紙

2006年09月19日 00時00分10秒 | ニュース
吉野家で米国産牛肉を使用した牛丼が復活限定販売し,1日ですべて完売したそうです。

「吉牛」、1日だけ販売再開 各地で完売相次ぐ (朝日新聞) - goo ニュース

吉野家を隠れ蓑にしないでくれ!!

吉野家の牛丼復活については,賛否両論あります。
賛成派は,社長も含め「米国産は安全である」「安全を確保している」「食べるかどうかは自己責任である」としており,一方反対派は「安全の保証がない」「もしもの時どうするのか」「代替牛肉で対応可能なのでは」などと主張しています。
吉野家ファンの私としては,「食べたいけど,何となく不安」という点から,今回は特に食べませんでした(っていうか,そもそも吉野家は並んで食べる場所ではない,っていうポリシーがありますので,どっちにしろ行かなかったとは思いますが。)。
まあ,吉野家の場合,嫌でも毎日食べなければならない代物ではなく,まさに食べるか否か自由に選べる食材なので,まさに自己責任と自己判断で食べるか否かを決めればよいでしょう。

ただ,この問題,いくつか含みがあります。
まず,今回吉野家が実質的に初めて米国産牛肉を使用したといえます。そして,吉野家の社長が前述のようなことを繰り返し主張してきましたが,本来は輸入解禁を許した農林水産省がいうべき台詞なのではないでしょうか。
農林水産省は,自分がやるべきことをあえて行わず,吉野家にそれを代行させて様子をうかがっているようにしか思えません。
すなわち,吉野家を「リトマス試験紙」のごとく使用していると思わずに入られません。
もっというと,吉野家の客が顔を真っ赤にして喜んで牛丼を食べていれば「輸入賛成」食べた後に顔が青くなってきた場合には牛肉が危険であったとして「輸入塩基(延期)」という状態に見極めていたのではと思います。

それと,もう一つ。今回の吉野家は,明確に「米国産牛肉使用」と謳っているため,消費者は自己責任に基づいて食べるか否か判断できます。
しかし,現在の法律では,牛肉の産地表示が義務づけられているのは,「生肉」と「加工生肉」だけであり,「加工牛肉(いわゆるお総菜)」では表示義務はありません。
とすると,ひょっとしたら私たちは知らず知らずに米国産牛肉を食べている可能性がある,ということにもなりかねません。
この産地表示の問題,牛肉に限らず今は様々な食材で問題となってきているのですが,これまた役所が経済産業省とまたがる話になることや,業界からの反発などの理由により,なかなか前に進まないという実情があります。
そういう状態の中で小泉首相らが「自己責任論」を展開するのは,むしろ勝手すぎるのでは,という気がします。
ちなみに,今回の総裁選では,BSE問題もほとんど争点とされていません。以前も書きましたとおり,きれいなことしか争点にしない総裁選だから仕方ないのでしょうね。

以上,吉野家ファンからの熱い思いでした。

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戦争のない世の中って

2006年09月18日 03時27分10秒 | 外交・海外情報
15日にCXで放送した「Dのゲキジョー」は,綾小路きみまろinハワイということで,単にハワイネタが仕入れられるだろうと思い,ビデオに録画して後でゆっくり見てみました。
まあ,全体的には結構ベタなハワイ情報と芸能人の絡み(特に高畑淳子さん,あれが素ならば完全に中高年の仲間入りですね(^_^;))っていう感じで,それはそれで十分楽しむことができました。
でもって,この類の番組のもう一つのベタである「お涙ちょうだい」コーナーでは,日系二世の方を紹介し,その中で昔の苦労話を語るというものでした。そして,その苦労話が,「第二次世界大戦」にまつわる話でした。

正しい戦争は本当に存在しない

今日の「僕たちの戦争」のパクリではありませんが,日系二世の方の話を聞き,改めて「正義のための戦争」なんていうものはこの世の中に全く存在しないんだなあ,って痛感させられました。
この日系人の方の話は,日系人であったが故の不遇の待遇,それを打開するためにアメリカ兵として戦争に参加し,激戦区のヨーロッパに送り込まれ,成果を上げたものの,一方で多数の犠牲を出した,という有名なエピソードの紹介でした。
そして,その方が後日御礼の手紙のなかで,大変興味深い一文がありました。
戦争をしない世の中を作る政治家が誕生してほしいものです。」と。
さすが,ハワイもアメリカだけにこの部分は非常に切実な問題なんだろうなあと思いました。

しかし,そこでふと考えました。「戦争をしない世の中って一体どうやれば作れるのか」と。
例えば,社民党や共産党のいうように,自衛隊を解消または縮小し,日米安保条約を破棄すればそれで良いのでしょうか。
それは,単に「守りを弱くした」だけで,戦争をしない世の中を作るとはいいがたいです。かえって,守りが弱い分,他国やテロルからの攻撃に耐えられれず,戦争以上の犠牲を強いることになりかねません。
では,自民党のように日米安保強化,国際貢献可能な自衛隊を作ればよいでしょうか。
確かに,これなら他国からの攻撃にはある程度耐えられるかもしれません。しかし,多国籍軍とて,結局は「戦争に行く」訳ですから,決して戦争をしない世の中を作るものではありません。
公明党や民主党の対国防施策が今ひとつよく分かりませんが,少なくとも確実にいえることは,「自衛隊を何らかの形でいじるだけでは,決して戦争のない世の中を作るという命題は解決しない」ということです。

じゃあ,一体何をするべきなのでしょうか。どんな政治家が求められるのでしょうか。
正直,私にも本当に分かりません。これが分かるくらいなら,すぐにでも政治家になるくらいです。
ただ,外交努力,これは少なくとも必須アイテムなのでしょう。後は,世界でより多くの国が平和憲法を採用するよう平和憲法を持つ日本やコスタリカなどが他国に対してもっともっと平和憲法の大切さを理解させるということも大切なのかもしれません。
とはいえ,本当に具体例が思いつきません。それだけ,「戦争と平和」の問題は難しいのでしょうね。

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グレーな解決?貸金業法改正案まとまる

2006年09月17日 23時57分10秒 | 経済全般
いわゆるサラ金業者のグレー金利廃止を巡る動きの中で,自民党は原則グレーゾーン廃止する法案について概ね合意し,あとは30万円以下のご新規さんについては,2年間に限り特例金利を適用するということで,既存業者の保護も図るとしました。

自民が貸金業制度改革で合意、特例の上限金利は25.5%・期間2年 (ロイター) - goo ニュース

結局,消費者保護ではなく,業者保護がメインだったのね

何度も書いていますが,貸金業者は自民党サイドに多額の献金をしています。したがって,スポンサーをないがしろにすることはできないため,このようなザルたっぷりな法改正案を作成したのかなあっていう気がします。
しかもこの話題,総裁選のテーマに上ってきません。新総裁はどう考えているのか,このテーマについて考え方を聞きたいくらいです。

ところで,そもそもこの問題ですが,高利貸しからお金を借りざるを得ない状況にある理由は何か,っていう点について果たしてしっかりと調査研究しているのか,若干疑問があります。銀行が貸さないから高利貸しに走る,という典型事例から,ほしいものがあるから安易に高利貸しに走る,借りやすいから借りるなど様々な要素があるはずです。
ます,このような動機の方を中心とした意向調査等を行うだけでも,対策の糸口は見えてくることでしょう。
あとは,業者が主張した「闇金融の増加」ですが,これは今でも横行しているわけですから,このような悪質業者に対しては,罰則を強化するのは当然ですが,そもそもこのような悪徳業者に対し,金主さんに対する締め付けも厳しくすれば,可能かもしれません。
「闇金が横行するから自分たちが貸す」というのであれば,当然ながら自分たち(正規の貸金業者)自身でそのような配慮をすべきであろうと考えます。

あとは,野党各党がどのような反応を示し,行動に起こすのか,見物です。

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松本被告死刑確定,しかし何かむなしさが

2006年09月16日 01時21分24秒 | 裁判・犯罪
地下鉄サリン事件などの首謀者とされたオウム真理教教祖の松本被告に対し,最高裁は松本弁護団から提出されて意義を却下する旨の決定をしました。

オウム真理教 もう声聞かずに済む 「教祖死刑」に遺族、被害者 - goo ニュース

結局真相は何?

被害者の方も言っていましたが,これで刑事裁判としては決着が付いたが,単なる通過点に過ぎない,といえます。
特に,裁判では結局動機などがまったく明らかにされていないところを見ると,「結局あの事件って何がやりたかったの?」と思わざるを得ません。

ただし,「だから裁判手続を緩やかにしてしまう」という発想は止めた方がいいです。
何度も言うとおり,裁判ではあくまでも「無実のものを処罰しない」という前提になっていますから。

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自民党プロダクション

2006年09月16日 00時59分25秒 | 政治・選挙
竹中総務大臣が,小泉首相の退陣に伴って参議院議員を辞職することを表明しました。
その結果,男の中の男(?)神取忍氏が繰り上げ当選する見込みとなりました。
また,自民党と民主党は,日ハムの新庄選手に対し,参院選出馬を要請しているようです。

総務省 竹中総務相、参院議員辞職を表明 - goo ニュース

参議院って芸能プロダクション?

まず,竹中氏の辞職ですが,はっきり言ってしまうと「無責任」です。
前回の選挙で有権者がなぜ竹中氏を選んだのか(厳密には比例区なので,竹中氏の票だけではありませんが),それは「これから6年間を託すぞ」という期待が込められていたからです。何も,「小泉首相の旗振りだけやってればいい」という思いで投票した人は少なかったのではないでしょうか。
しかも,議員になった以上は,議員として国民のために働くべき立場な訳ですから,小泉首相退陣して自分が大臣クビになるから議員も辞めるというのは議員としての自覚が全くなかったといえるのではないでしょうか。
改めて言いますが,これは「有権者に対する冒涜」です。かつての大橋巨泉氏の辞職に匹敵することだといえるでしょう。
もっとも,竹中氏には,いろいろときな臭い噂が出ていますから,その対策なのではないかとの噂もちやほやささやかれていますが(未確認情報なので詳細は書きませんが,連想ゲーム的ヒントとしては,ホリエモン,村上ファンド,金融監督庁担当大臣時代っていうところでしょうか。)。

そして,後任は,神取忍氏が繰り上げ当選します。彼女(彼?)は,個人的には好きなプロレスラーなのですが,果たして政治家として活躍できるのかはいささか疑問があります。大仁田氏同様,強行採決対策要因なのでは??という気もしてしまいます。

ところで,神取氏もさることながら,とかく参議院はタレントが多いです。昔の全国区時代からタレント議員はいましたが,ここ最近の選挙では,知名度を武器にするためか,特に自民党を中心にタレントで固める傾向があります。今回話題になっている新庄選手もまさに「自民,民主とものどから手が出るほどほしい」状態にあるようです。
しかし,はっきり言うと,彼には政治家としての素質はないでしょう。私は,阪神ファンとして,今でも新庄選手の不思議ちゃんキャラが大好きですが,彼は明らかに「人寄せパンダ」に使われるだけなのではないか,という気がしてなりません。
っていうか,各党とも,そんなタレントに頼らずもっと堂々と「政策で勝負」ができないものでしょうか。タレントを多用すればするほど,「我が党は実は政策がないので,客寄せパンダをたくさん集めてごまかしています」とアピールしているように見えてなりません。

繰り返しますが,「国会は芸能プロではない」っていうこと,当たり前ですが,有権者としてもちゃんと認識しておくべきでしょう。

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初対面の人に「デブ」というと処罰されます

2006年09月13日 23時35分24秒 | 裁判・犯罪
新党デブの党首にとって,画期的な判決が出ました。
山梨県大月市議がスナックで初めてあった女性に対し,「デブ」等と発言した市議会議員に対し,最高裁は被告人である市議会議員からの上告を棄却し,侮辱罪が成立するとして拘留29日の判決を言い渡しました。

スナックで初対面女性に「デブ」、大月市議の有罪確定へ (朝日新聞) - goo ニュース

っていうか,議員として,人としてのモラルがないんじゃないか?

判決文によると,この市議は,スナックで初めてあった女性に対し,「あんた,かなりデブだね」などと他の客に聞こえるように話し出したため,女性の夫が注意したところ,「デブにデブといって何が悪い」など開き直り,よって女性を侮辱したというものです。
侮辱罪は元々科料と拘留しかないため,拘留29日は最高刑ということになります。しかも,これは逮捕されず在宅起訴であること,拘留には執行猶予は付かないことからすると,この市議はこれから1ヶ月間刑務所等に入ることになります。
おそらく,今は議会まっただ中なので,議会終了後に収監されることでしょう。

しかし,この市議,そもそも,刑罰云々以前に,人としてのモラルに欠けるのではないかという気がします。私とて,気心しれた人ならばまだしも,見ず知らずに人にいきなり「デブ」といわれたら,そりゃ党首といえども腹は立ちます。
このようなモラルのない人は,とうてい街のために議員として活動できるとは思えませんから,即刻辞職してほしいと思います。

ただ,そもそも,議員になるとこのような「勘違い系」に走ってしまう人がいます。すなわち,「議員だから偉い」という重大な誤解の元,何をやっても許されると思ってしまう議員がいます。しかも,よせばいいのに,そういう議員に限ってまわりがちやほやするから,よけいつけあがってしまい,より傲慢になってしまうという悪循環に陥ってしまうのです。「**チルドレン」が次々と新聞に載らない程度の悪さを繰り返しているのも,まさにこの「勘違い系」の現れかもしれません。
また,選挙の時はぺこぺこしますが,選挙が終わるとふんぞりがえっているという議員も同じ「勘違い系」でしょうね。
いずれにしても,「議員って本当に偉いのか」という点を,もう一度考え直してみましょう。議員はあくまでも「住民の代表」に過ぎません。もちろん,それをよーく分かっている議員の方が多いとは思いますが,本当にごく一部の勘違い系が困りものな訳です。
私たちも,選挙の際は,政策はもちろんのこと,候補者がこのような困ったちゃんかどうかよーく吟味して判断する必要があるでしょうね。

新党デブは,勘違い系議員撲滅のため,真剣に投票したいと思います。

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