あれは,あれで良いのかなPART2

世の中の様々なニュースをばっさり斬ってみます。
ブログ界の「おか上彰」を目指し、サボりながらも頑張ります!

民主党圧勝で政権交代へ!されど「新型インフルエンザ型」選挙か?

2009年08月31日 23時24分41秒 | 政治・選挙
衆議院議員総選挙では,民主党は308議席を取得し,単独過半数となったことで与党第一党となりました。一方,自民党は119議席と自民党結党以来最低議席となり,野党第一党となりました。これにより,政権交代が実現しました。

480全議席が確定(読売新聞) - goo ニュース

有権者は政策で民主党を選択したか?

まず,議席数の最終結果は次のとおりです。
 自民:119(-181)
 民主:308(+193)
 公明:21(-10)
 共産:9(±0)
 社民:7(±0)
 みんな:5(+1)
 国民:3(-4)
 日本:1(+1)
 大地:1(±0)


民主党は,単独で3分の2以上の議席こそ獲得できませんでしたが,それでもいわゆる野党連合になれば3分の2以上となりますので,仮に来年の参議院議員選挙で大敗したとしても,次の選挙までは基本的には再議決により議決を通すことができるようになります。まさに,これまでの自公政権と同じことができるようになります。そこまでやらなくとも,今の参議院は基本的に民主党が実権を持っているため,これによりねじれが解消し,法案が通過しやすくなるはずです。

さて,今回,自民党と公明党は,一気に191議席を失うという歴史的大敗を期することになりました。特に,現役閣僚や党幹部等が相次いで落選するなど,これまでの選挙ではあり得ない状況となりました。それだけ民主党の風は強かったということになります。
なぜでしょうか?

まず,自民公明という与党が惨敗したポイントは次の点にあると思います。
1 この4年間の自公政権がやってきたことに対し,完全に不信感を抱いた(年金問題,雇用問題,消費税増税問題など。)
2 絶対的な政治不信(政治と金,世襲問題,議員不祥事や傲慢な対応など)
3 士農工商システムの機能麻痺(地方議会,特定郵便局,農村部,土建業,商工業という自民党の絶対基盤が完全に崩壊した。)
4 公明党の支持基盤たる宗教団体の支持者の多くは,「基本的に庶民」であり,不景気の波をもろにくらっていること(したがって,必ずしも与党公明党に投票するとは限らない。)
5 大企業を優遇し,弱者をないがしろにしてきたことに対する怒り(投票率上昇は,まさに「非組織票」たる一般庶民票が増えたといえる。ブルジョアより一般庶民の方が人数は多い。)
6 総じて,「組織選挙」に甘んじてきたことに対するツケ(日ごろの政治活動がものをいうようになってきた。組織選挙システムはもはや昭和の遺産となった。)


逆に民主党が圧勝したポイントは次の点にあると思います。
1 「政権交代」のワンフレーズ選挙に徹した(4年前の郵政民営化選挙の手法を活用した。最近の有権者はワンフレーズに弱い。)。
2 拒絶した自民公明の受け皿として,野党第一党であった民主党を単純に選択した(消極的選択)。
3 マスコミの連日の報道に更に煽られた(以前はマスコミのあおり報道は裏目に出るといわれたが,最近は,有権者は単純にマスコミ報道に乗っかりやすい傾向にある。)。
4 日ごろからの政治活動(駅前演説,ビラ配り,無党派層を対象にした政策説明会などを丹念に実施している人が多い。)。


以上になると言えます。ここで注意したい点は,「有権者の多くは,必ずしも民主党の政策を積極的に支援しているわけではない」という点です。いわば,残念ながら,「政策選挙」とはならず,「ネガティブ選挙」または「インフルエンス選挙」であったといえます。そのことは,出口調査などで,「今の政治にNOと言いたかったが,他に投票する人もいない。」とか「民主党の政策は財政面に不安があるが,今の無駄遣い予算よりはまし」,さらには「外交政策に限れば,民主党では正直不安」などという意見が多かった点からも伺えます。
また,マニフェスト選挙といいながら,各党の政策をしっかり吟味して投票した人がどのくらいいるでしょうか?そもそも,全党のマニフェストを入手できた人はどのくらいいるでしょうか?公職選挙法の枠内とはいえ,各党の政策の違いについて分かりやすく説明したマスコミ報道はどのくらいあり,その視聴率はどの程度だったでしょうか?単純に「勝ち負け報道」とどっちの印象が残っているでしょうか?
そう考えると,この選挙は,4年前の選挙や一昨年の参議院議員選挙同様,「空気で投票」してしまった有権者が多かったのではないでしょうか。
いわば「新型インフルエンザ型選挙」といえます。

とはいえ,新型インフルエンザ型選挙は必ずしも全否定しません。少なくとも,「現政権は退場してください」という国民の意思であること,平たく言えば,「国民が合法的に革命を起こした」といえるからです。

問題はここからです。国民の革命により,民主党政権が発足しましたが,新型インフルエンザ型選挙はもうしばらく続くと思われますから,民主党が国民の声を政治に確実に反映させなければ,どんな理由があるにせよ,「仕方がない」という評価はせず,次の選挙では,またも「より戻し」という結果になり得ます。そうすると,現状の政党システムをベースにすると,必然的により戻し票のほとんどは自民党に流れることになります。
この後別に書きますが,民主党には結構多くのアキレス腱がありますが,いずれにせよ,4年前の自民党のように新人議員が浮き足立ったり,民意を完全に得ているという大義名分においてなんでもありみたいな採決をするなどということのないよう,国民生活を第一に考えた政権運営を行ってほしいものです。
繰り返しますが,国民への「言い訳」はもはや通用しません。新型インフルエンザ型選挙の恐ろしさを肝に銘じてほしいと思います。

一方,私たち有権者も,決して風だけで投票しないよう,これから民主党を初めとする各党がどのような仕事をしているのか,しっかりと監視する必要があります。風だけではなく,NOという結果を突きつける場合には,「であれば,どこの政党や政治家が一生懸命やってきたのか」という日ごろの活動も十分に評価するべきでしょう。それが「政治に参加する」ということなのです。
政治参加を他人事にしないこと,これがこれからの時代を生き抜く絶対条件といえるでしょう。政治に興味を持たない他力本願な生活には,基本的に政治は救済の手を差し出さないでしょう。

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ハワイから帰ってきました

2009年08月30日 10時40分03秒 | ハワイ・旅行
ALOHA!

我が家の唯一のイベントでレジャーとも言える,夏休み恒例のハワイ旅行から無事戻って参りました。
今回は,パソコンを持っていき,リアルタイムでいろいろ書き込もうと思っていたのですが,パソコンかホテルか原因は不明ですが,3日目からネットワークエラーがでてしまい,かろうじてホテルで別提供している無線LAN電波を拾ってネットを使用する状態(これが電波弱いし,速度低いし,セキュアではないので,IDオープンして書き込むのは躊躇しました)でしたので,結局,こちらへの書き込みはほとんどできませんでした。

さてさて,ハワイでは,日本のニュース,ほとんど扱っていませんでした。柔道世界選手権は全く報じておらず,世界陸上のマラソン銀メダルは,中国選手が優勝したことだけでしたし,選挙に関しては一切扱っていませんでした。まあ,日本でも他の国の選挙に関するニュースはほとんど扱わないので,ある意味当然だと思います。
唯一地元新聞で読んだ日本ニュースといえば,「失業率5.7%で過去最悪」っていうことくらいでしょうか。まあ,観光業で成り立つハワイでは,日本とアメリカ本土の景気がもろに影響しますからねえ(ちなみに,当然の話ですが,ハワイ州の税収は激減で,店舗などの撤退も深刻なくらい進んでいます。一方で,十数年かけた大規模開発を進めているだけに,今後,相当シャレにならない財政状況が予想されています。)。

また,観光客もかなり少ない感じがしました。特に,DFSなどは,かつては「押すな,押すな」状態だったのに,今では閑古鳥が鳴いていました。地元新聞では,「観光客,徐々に回復したが,1人あたりの使用金額は減少」などと報じているように,ハワイに来て高額な買い物をする人が減少しているんだろうなあ,やはり不景気なんだなあ,って思わずに入られませんでした(もっとも,こんな私だって,当然高額な買い物などハナから想定しておらず,今回一番高い買い物は,Tシャツ1枚20ドルくらいかなあ,って感じです。)。

まあ,難しい話は別にして,ゆっくりまったりできました。
なお,旅行記は,リアルタイムで途中までアップしたものがありますので,こちらをご覧下さい。

MAHALO!!

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総選挙世論調査,保守王国群馬も大揺れ模様

2009年08月22日 11時01分23秒 | 政治・選挙
新聞各社が世論調査結果を発表しました。
各社とも民主党が300議席を越す勢いであるとの結果を報告していますが,一方で,投票態度未定の有権者もかなりおおく,各陣営とも「まだまだ風向きは変わりうる」として後半の選挙戦に臨むようです。

民主300議席超す勢い…衆院選情勢調査(読売新聞) - goo ニュース

保守王国すら・・っていう情勢ですね。

全国の状況についてはほかの方々のコメントに譲るとして,地元群馬の状況について短評したいと思います。
なお,ソースは読売新聞ですので,基本情報は読売群馬版をベースにしつつ,著作権の問題から表現をアレンジして作成します。
なお,候補者については,届出順に便宜上名字と政党名のみ記載します。

1区 【自民,民主が互角】
候補者
山田(無所属)
滝崎(幸福)
酒井(共産)
宮崎(民主)
尾身(自民・現)

【情勢】
ここは佐田氏と尾身氏がコスタリカ方式で出馬しているため,今回,佐田氏は尾身陣営を全面的にバックアップしています。
さて,地域的には,大票田前橋市では,宮崎氏と尾身氏が互角であるが,尾身氏の地元沼田市を中心とする利根郡では,やはり尾身氏支持が多数を占めています。
また,高齢者層や商工業者も尾身氏支持が多数を占めています。
一方,無党派層はほとんどが宮崎氏支持となっています。
酒井氏は,民主ブームにかき消されてしまい苦戦,滝崎氏は積極的に演説を行うなど無党派層への浸透を行っているものの,出遅れ感もあり苦戦,山田氏は東京から来たなど知名度が弱い点で苦戦しています。

【短評】変動激しい
先月あたりの世論調査では,1区は尾身氏優勢だっただけに,民主宮崎氏の勢いが止まらないっていう感じでしょうか。
ただ,この選挙区,自民,民主に限っていうと,国会議員はもとより,県議,市議とも,無党派層に対する配慮がなさ過ぎるというのが正直な感想です。前橋に来て,1年以上建ちますが,自民,民主の議員演説や政策ビラ,政策説明会などを見聞きしたことは一度もありません。こんな,「議員がどんな政治活動をしているのか分からない街」は初めてです(この点は,そろそろ各議員とも自覚してほしいものです。)。
したがって,自民はもちろんのこと,民主とて,無党派層の支持を本当にどこまで得られているか眉唾です。
また,小寺前知事が民主支持を表明しました。大票田前橋の場合,「知事派対市長派」の大戦争が続いているため,このいざこざがどちらの候補者に優位に働くのか,見物です。もっとも,このいざこざも「有権者無視」なのですが・・。

2区【民主優位,追う自民】
候補者
矢島(無所属)
蜂須(幸福)
笹川(自民・現)
石関(民主・現)

【情勢】
各年齢層及び各職業(自営業も含む)で,石関氏支持が笹川氏支持を上回っています。
地域別では,町村部では自民,民主が互角だが,伊勢崎市では石関氏支持が大きくリードしています。
蜂須氏は,無党派票取り込みを進めているものの,知名度の点などから苦戦,矢島氏は,父が市議ということもあり,また唯一女性候補と言うことから若年層から支持が比較的なされているものの,公示直前の出馬表明ということで苦戦しています。

【短評】予想どおり
ここも笹川氏と石関氏の一騎打ちです。ただ,前回の郵政選挙では,あれだけの追い風であったにも関わらず,笹川氏は辛勝という状態でした。今回,共産党が独自候補を擁立しなかったため,仮に前回の風のままだとしても,笹川氏は苦戦という状態でした。
そういう点からすると,笹川氏は「一発逆転ホームラン」でもない限り,そうとう厳し選挙戦になると思われます。
あとは,桐生市や伊勢崎市の場合,景気対策は街の死活問題ですから,「日本の景気」だけではなく「地域の景気回復」を各候補者とも明確にしないと,有権者は振り向かないでしょう。
ただ,ダークホースが矢島氏です。彼女の父は笹川派の市議なのですが,彼女が笹川票を奪うと石関氏圧勝となりますが,笹川氏バックアップとして石関氏の浮動票を取り込む戦術を採るのであれば,情勢は大幅に変わってくるかもしれません。

3区【民主リード,追う自民】
候補者
石見(幸福)
柿沼(民主)
谷津(自民・現)

【情勢】
太田市や館林市においては柿沼氏支持が4割強と谷津氏支持者を上回っています。職業別では,農業関係者は谷津氏支持が多数を占めているものの,それ以外の職業ではいずれも柿沼氏支持が多数を占めています。また,女性票については,柿沼氏と谷津氏がほぼ互角であるが,男性票は柿沼氏が谷津氏の倍近い支持を得ています。
石見氏は,各地で遊説を行っていますが,苦戦を強いられています。

【短評】やや想定外。女性有権者が明暗を分ける
ここも共産党が候補者を擁立しないことから,事実上自民,民主の一騎打ちとなっています。自民党の要職にいた谷津氏は,これまでは抜群の知名度と農政政策通ということもあって,農村地域が多い3区では安定した選挙戦を繰り広げていました。
しかし,ここにも民主風が吹いています。正直,少し前までは「それでも3区は自民党」と言われていただけに,今回の民主党の猛追は半端なものではないと思われます。
もっとも,3区の場合,太田市長選挙の遺恨試合的な部分もありますので,太田市の票がどう動くかで状況はさらに大きく変わるでしょう。
あとは,女性票の取り込みです。3区の場合,高齢化が進んでいることから,子育て支援だけでは女性票は動きません。過去にも将来にも女性をないがしろにしないっていう態度を明確に示した候補者が圧倒的優位に立つでしょう。

4区【自民,民主競り合い】
候補者
三宅(民主)
福田(自民・現)
森田(幸福)

【情勢】
福田氏は,自民公明支持者の大半の支持を得ているほか,農業,サラリーマンなどからも多数支持を得ています。また,女性有権者の支持も三宅氏の倍以上となっています。
一方,三宅氏は,30代の半分近くの支持を得ているほか,無党派層も福田氏と同じくらいの支持を得ています。
森田氏は,知名度などから劣勢の状態です。

【短評】想定外。サプライズな結果もあり得るか?
4区では,福田一族の安定基盤でしたし,民主党は直前まで公認問題でいざこざがあったこと,刺客の三宅氏もCX出身とはいえ,ものすごい知名度ではないことから,直前まで「4区は安泰」などといわれていました。しかし,蓋を開けてみたら,一気に三宅氏の猛追が半端ねえ,って感じになっています。下手すると,福田氏の選挙区落選もあり得るぐらいの状況です。
仮に落選した日には,「歴代総理が落選」ということで,どこのドイツの元首相のように,自民党が政権を取ったとしても,すねに傷という状態になるでしょう。
ただし,選挙分析では,決して民主党優勢というわけではありません。特に,ほかの地域ではサラリーマンの民主支持が多いのに,4区では,サラリーマンも自民支持となっています。無党派掘り起こしはもちろんのこと,サラリーマンや女性の支持層をある程度取り込まないと,三宅氏の当選は見込めないでしょう。逆に言うと,福田氏は,こうした部分を死守する戦術,これが必須です。

5区【自民安定】
候補者
土屋(社民)
生方(幸福)
小渕(自民・現)

【情勢】
小渕氏の独り相撲です。自民公明支持者の9割以上の支持を得ているほか,独自候補の擁立を見送った民主党の支持者すら,3割強取り込んでいます。また,各年代,各職業層からも小渕氏支持が多数を占めています。
土屋氏は社民党支持者からの支持率は高いものの,それ以外からの取り込みは今ひとつの状態です。
生方氏も,知名度の弱さなどから苦戦を強いらています。

【短評】予想どおり
ここは,おそらく当選確実が全国1,2番目にでると思います。短評もなにもありません。なにしろ,一字は無投票当選になるとまで言われた地域ですから。
なお,蛇足ですが,群馬の自民党候補者の場合,小渕氏以外はすべて70代です。こうした年齢層も逆風のあおりを受ける要因となっているのかもしれません。世代交代が進まなければ,次を狙う人もそっぽを向いて「早くけ落とそう」と思うでしょうから。

以上が群馬県の情勢です。もちろん,あくまでも現時点での世論調査に過ぎず,また,私の短評もそれを受けたものに過ぎません。あとは,163万人の有権者がどのような審判を下すのか,私も含め,後1週間真剣に考えましょう。

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やっとこ夏休み,今年も恒例のワイハーに\(^^@)/

2009年08月22日 10時50分30秒 | ハワイ・旅行
ようやく休みがとれました。
今年も毎年恒例のハワイに行ってきます。
情報では,近くのホテルに北斗晶さん一家が宿泊しているようなので,運が良ければ会えるかなあ,っていう気がしています(もち,プライベート旅行なので,邪魔はしませんが。)。

また,選挙ですが,幸いなことに,投票日前日に帰国しますので,日本の過剰ぎみな報道に誘導されることなく,海外から日本の将来を真剣に考えてみたいなあ,って思っています。海外が日本をどう見ているか,なんていう話も,書ければあとで書いてみますね。

そんなわけで,しばらくブログの更新やコメントができませんので,予めご了承下さいm(__)m
ただ,ひょっとしたら,今年は「サプライズ書き込み」をやるかもしれません!

なお,帰国後,忘れた頃に旅行記を書きたいと思いますので,その際はそちらもご覧いただけると幸いです。

では,アローハー!!

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いよいよ総選挙スタート,日本の将来と自分の将来を真剣に考えよう

2009年08月18日 21時39分59秒 | 政治・選挙
いよいよ衆議院議員総選挙が公示されました。小選挙区及び比例代表で480人に対し,1374人が立候補し,白熱した選挙戦が始まります。
投票日は8月30日です。

届け出締め切り、1374人が立候補 総選挙公示(朝日新聞) - goo ニュース

日本の将来を考えて絶対選挙に行きましょう

前提として,公職選挙法の趣旨に則り,特定候補者や特定政党の支持またはバッシングは行わないようにします(しまった,当落予想がしたかったのだが,間に合わなかった・・。あの人が,あの政党が意外にも・・っていうのがあったのですが・・。)。
さて,今回の選挙,政権交代するか否かが争点となりつつありますが,政権交代はあくまでも選挙の結果に過ぎず,それがメインではありません。考えるべきは,「候補者が日本のため,自分の生活のために何をしてくれるか」です。もちろん,同時に考えること,それは「そのための財源や国民負担はどうなるのか」っていうことです。
あれもやれこれもやれ,でも負担は嫌だ,っていうのは少々身勝手だと思います。もちろん,「あれこれできるが,負担はこういう理由でない。」っていうのであれば,まだありかもしれませんが,基本的には「新たな政策には金や負担が伴う」訳ですから,考え方の一つして,「国が何をしてくれるなら,お金を払っても良いか?」っていう視点で政策を検討しても良いでしょう。
当然,自分なりのメイン争点を決めて,その政策が一番すぐれていると思う候補者や政党を選ぶというのがよいということは言うまでもありません。

また,特に現職候補の場合については,「過去に何をやったか」っていう点にも注目しましょう。この4年間ふんぞりがえっていたが,ここ1,2か月だげ急にペコペコするような候補者だとしたら,当選後,また同じことをするでしょう。普段駅前などで演説しない現職が,急に駅前で自分の実績や今後の抱負を述べたとしても,当選後,4年間は声や姿を見ることはなく,再び特定組織のためだけに働くことでしょう。これがすべてではありませんが,現職の過去の働きぶりというのは今後どう働くかを見極める上で大切といえます。
なお,選挙公約については,マニフェストがありますが,それ以外にも選挙公報があります。選挙公報の読み方については,私の過去の記事(こちらです)を参考にしてもらえれば幸いです。

とにかく,日本の未来を大きく左右する選挙です。義理やしがらみだけで決めるのではなく,政策をしっかり考えて一票を投じましょう。
いつも言っているように,選挙に行かない=国の奴隷になっても一切文句は言えませんし,政治家が働かないとかダメだなどと文句を言う筋合いすらありません。よく,いろいろな政策について「勝手に国会で決めた」などと文句を言う人がいますが,もし,選挙に行かずに文句だけ言っているのであれば,それは言いがかり以外の何ものでもありません。白紙委任したのだから,そんな文句いえる義理ではないのです。むしろ,選挙に行くことで,初めて国の奴隷ではなくなり,国の政策に対して意見を言うことができ,政治家の働き方に対する賛否を言うことができるのです。

いよいよ暑い夏が始まります。はたして,どんな結果になるでしょうか。すべては,私たちに託されています!

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よく分かる(?)シリーズ 憲法9条について

2009年08月16日 22時45分07秒 | よく分かる(?)シリーズ
8月15日は終戦記念日でした。各地で,戦没者の慰霊や平和に関する集会などが行われました。また,テレビ番組などでは,戦争を考えるテーマのものが結構放送されていました。
ところで,戦争と平和を考える上で必ず問題となってくるのが「憲法9条」の問題です。そして,憲法改正の議論になると,必ず最初に出されるテーマであるともいえます。
といいつつ,実は結構,「憲法9条って戦争放棄のことが書いてあるの」程度のことしか知らない方も多いのではないでしょうか。
そこで,今回は,久々の「よく分かる(?)シリーズ」として,憲法9条について簡単に説明したいと思います。<もちろん,いつものとおり,あくまでも客観的な説明に徹し,主観的な部分はできるだけ排除して説明したいと思います。

憲法9条
1項 日本国民は,正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し,国権の発動たる戦争と,武力による威嚇又は武力の行使は,国際紛争を解決する手段としては,永久にこれを放棄する。
2項 前項の目的を達するため,陸海空軍その他の戦力は,これを保持しない。国の交戦権は,これを認めない。


1 憲法9条の意味
  細かい問題点は後に譲るとして,まずざっくり説明するとこうなります。
  まず,1項では戦争や武力行使は一切行わないことを定め,2項では,陸海空軍を保持しないこと,そもそも戦争をしようという権利自体を認めないというものです。
  第二次大戦に負けた日本は,これまでの帝国主義を改め,何事も平和的話し合いにより解決するという手法を選択したのです。
  便宜「ドラえもん」を例にして説明すると,のび太君(日本)が,ジャイアンにいじめられて場合であっても,決してのび太君はジャイアンに対して喧嘩をしてはならず,「まず話し合いで解決しよう」という選択肢を取ることになるのです。
  もちろん,この話し合いを円滑に進めるために,ドラえもんやしずかちゃん等の力を借りることは可能です。

2 憲法9条の条文上の問題点
  ざっくりとした9条の意味は分かったかと思いますが,改めて条文を読んでみると,よく分からないところも多いかと思います。そこで,条文上の解釈が問題となっている部分を説明します。
(1) 1項中「国際紛争を解決する手段」の戦争とは何か?
 A説 およそ一切の戦争(自衛のための戦争も含む)
 B説 侵略戦争に限る(自衛のための戦争を除く)

  A説をとれば,過去の戦争の大義名分の多くは自衛戦争だったという歴史的経緯から,理由の如何を問わず,戦争は認めないとするもので,B説は自衛戦争は国際法的にも認められていることなので,あくまでも侵略戦争に限るとしています。
  政府はB説として説明しています。

(2) 2項中「前項の目的を達するため」の意味は?
 1説 戦争放棄に至った動機を一般的に指す(したがって,戦力は完全不所持)
 2説 1項のA説またはB説で定められた戦争を放棄する目的のために限定(したがって,目的外であれば戦力保持は可能。)。

  (1)とコラボするならば,B2説の場合のみ,「侵略戦争目的以外であれば戦力を保持することも可能」ということになります。それ以外の場合は,結局,戦力保持は許されません。

(3) 2項中「交戦権」の意味は?
 ア説 国際法上認められて権利(例えば,軍事施設破壊,領土占領,船舶拿捕など)
 イ説 およそ戦いをする権利
 ウ説 アイの両方

  イ,ウ説の場合,結局,理由の如何を問わず戦争はできないことになります。
  したがって,理論上,武力の保持及び他国に対する戦力行使が許される考え方は,B2ア説のみとなります。

3 じゃあ自衛隊って何?
  政府見解は,B2ア説となりますので,あくまでも「自国防衛目的」という範囲内であれば,必要最小限の戦力を保持することができると解釈しています。
  したがって,そのために整備された組織であり,決して「軍隊ではない」というのが政府見解です。

4 裁判所の見解は?
  それに対して,「自衛隊は軍隊なので憲法違反だ」という訴えがなされています(厳密には,ある事件を解決するたための主張として憲法違反を述べているのですが。)。
  これについて,地裁レベルでは「憲法違反」という判決を出した例がありますが,最高裁では明確に憲法違反とした判決は出されていません。正確に言うと,自衛隊自体の合憲違憲について真っ向から判断をした判例はまだない,っていうことになります。
  
5 憲法9条の現代的問題
  ところで,「憲法9条を改正しろ」っていう主張がされていますが,どこに問題があると主張しているのでしょうか。
  それは主に次のような点であるとされています。もちろん,これはあくまでも一面的な見方であり,それがすべて正しいとか誤りなどという意味ではありません。まさに,ここが改正賛成反対の論点と言えるのです。

 (1) 憲法がアメリカから押しつけられたものである。
   今の憲法は,日本の敗戦により,いわばアメリカの意向に添って作られたものであり,自主憲法とは言えないということを論拠としています。
   ドラえもんで言えば,ジャイアンに負けたのび太君に対し,ジャイアンが「今日から俺様が決めたルールに従って生活しろ」とのび太君に押しつけたということになります。

 (2) 国連活動やアメリカとの同盟関係などという国際協調を維持できない
   戦後,国際関係は大きく変動し,現代では日米安保や国連平和維持活動などにより日本も一定の国際的役割が求められるのに,憲法9条を理由に戦力を一切出さないとすると,他の国からむかつかれてしまうということを論拠とします。
   ドラえもんで言えば,のび太君がジャイアンに喧嘩をできない変わりに,ドラえもんに対して,「ドラえもんがのび太君の家にただで住んでいいから,そのかわりジャイアンにいじめられたら,いろいろな道具を使って懲らしめてやってくれ」と約束したわけです。しかし,ほかのクラスメートがジャイアンにいじめられていたために,クラスメートが一致団結して「ジャイアンを懲らしめようぜ」って学級会で決めたのに,のび太君だけが「あのー,僕は喧嘩しちゃいけないから,端で見てるよ。そのかわり,あとはドラえもんにまかせるし,懲らしめるためにお金がかかるなら,お小遣いすこしだすからさあ」っていうことを学級会で発言しているということになります。

 (3) 他の国になめられる
   武力がないことをよいことし,他の国が無理難題を押しつけてきたり,逆に日本からの要求に聞く耳を持たないこと,相手が聞く耳を持たなければ,そもそも話し合いで平和的解決を目指そうという憲法9条の趣旨がないがしろにされてしまいかねないということを論拠しています。
   ドラえもんで言えば,のび太君がジャイアンやスネ夫に対して「僕のおもちゃ返せよ」といっても,喧嘩できないことを知っている彼らは,「やーだね」と言って終わってしまうということになります。そうすると,あとはドラえもんに頼まざるを得ないのですが,当然,そうなると,今度はドラえもんの機嫌をうかがわなければならず,ドラえもんから「どらやき買ってこい」などと言われたら,それに応じるしかないっていうことになります。つまり,のび太君は,このままでは一生誰かの力を借りなければ生きていけないっていうことになるのです。

6 理想的な解決策は?
  分かりません。っていうか,それを国民みんなで考える時期に来ているといえるでしょう。
  ただ,ポイントは,単に「自衛隊は必要か否か」とか,「自衛隊の国際派遣は是か否か」という小さな話ではなく,「日本の平和を守るためにどうするべきか」,「国際貢献とは本当に武力のみで平和的解決が図られるのか」,「日本が世界の平和のために活動できることはどういうことなのか。」,「理想と現実のギャップはどのくらい時間をかけて,どのように解決していくのか」などという観点から考えることが大切なのです。
  一つ誤解のないようにいいますと,一部論者は「検討=憲法改正」と考えていますが,これは短絡的な発想です。当然,「検討したが憲法を維持しよう」っていうオチだってありなのです。

以上が憲法9条のざっくり説明です。
より詳しく知りたい方は,図書館などで憲法に関する本を読んでみてください。執筆者によってトーンは大きく違いますが,問題点等の深いところも十分理解できると思います。
ただ,ひとつ絶対に言えること,それは「国民が平和に過ごすことができる国家にしなければならない」ということです。ここを否定する論者は少数です。あとは,その目的達成のためのベクトルが問題なのです。

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静岡で震度6弱,台風と混ざった「複合災害」は大丈夫か

2009年08月11日 23時06分08秒 | 災害・危機管理
今朝方静岡で最大震度6弱の大地震が発生しました。
この地震により100人以上が怪我をしたほか,東名高速で道路の崩落が起こるなどして通行止めになるなど,大きな傷跡を残しました。
しかし,気象庁の発表では,今回の地震と東海地震との因果関係はないとのことです。

静岡 震度6弱 よぎる「東海の悪夢」 プレート内部断層型 余震警戒 (産経新聞) - goo ニュース

被害が最小限で何よりでした

まず,被災者の方に対し,心よりお見舞い申し上げます。
今回,台風9号の影響もあり,そちらは大変大きな被害が発生しているだけに,複合的被害が懸念されたところですが,幸い地震による被害は思ったほど大きなものではなく,まさに不幸中の幸いという感じがしました。
とはいえ,過去の例を見ても,大地震は結構台風など大雨のときに起こることがあります。一部学者は,因果関係があると発表しているものの,未だ科学的に明確な根拠はありません。ただ,根拠はさておき,災害が複合的に発生しうる,ということを視野においておく必要はあると思います。
そういう点では,市町村で策定している防災計画ですが,多くはまだまだ「単一災害」のみを想定しており,複合災害について想定していない事例が結構見受けられます。
市町村の防災計画はコンサル任せの部分がある点は否めませんが,そうはいっても,やはり常日頃から「マイナーチェンジでもよいので常に見直す」ということが必要なのかもしれません。近年の災害は,確実に想定を超えるものが多いです。
また,先日の台風の際に,防災計画上のミスと思われる避難誘導が原因と考えられる残念な事故も発生しています。これにより,多くの尊い命が奪われてしまいました。こういう事例も,責任論云々はさることながら,それよりも,各市町村において「自分のところは大丈夫か」を見直すということも必要なのではないでしょうか。

そして,防災の基本は,なによりも「自己責任」です。常日頃から,防災用品を用意し,非難ルートを確認しておくなど「自分の身は自分で守る」ことを心がけなければいけません。有事には,役所は全体的なフォローしかできず,とてもあなた一人のために親身なる余裕なんてありませんから,必ず「まず自分のことは自分でやる」という体制をとるようにしましょう。
そういう意味では,これを気に,自分の身の回りの防災対策もちゃんと確認しましょう。

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マンモスかなピ~,でも違法薬物は絶対ダメダメ

2009年08月08日 10時21分59秒 | 裁判・犯罪
今週はいろんなニュースがありました。ブログで書きたいことはたくさんあったのですが,こっちはこっちで今週は,あっち行ったり,こっち来たり,ラジバンダリな状態で,まともにネットに書き込む余裕すらありませんでした。
さてさて,そんな中,今週まるまる尾を引いているのが,のりぴーでして,最初は夫が逮捕されたことに伴う傷心から失そうといわれて捜索願が出ていましたが,その後,彼女に覚せい剤取締法違反(所持)で逮捕状が発付されたようです。

酒井法子容疑者に覚せい剤容疑で逮捕状(読売新聞) - goo ニュース

違法薬物には絶対に手を出してはいけません

一応無罪推定の法則がありますので,断言はしませんが,警察が逮捕状を請求した根拠としては,夫の供述と,それを裏付ける証拠物が家宅捜索で発見されたことと,警察として今は発表できないプラスアルファの証拠によるものと思われます。
ところで,一部ネット上では「夫が逮捕されれば,妻も逮捕される」といわれておりますが,それは誤解でして,日本はそんな単純な連帯責任主義を取っておりません(もし,そんな単純な法理を使えるのであれば,お塩さんちの和田アキ子みたいな名前の方も逮捕されちゃいますが,当然,それはなかったですよね。)。必ず,「その人個人に対する疑惑」で逮捕,起訴されます。もちろん,単純に「夫が自供した」だけでは逮捕状請求はしないでしょう。なぜなら,証言翻されたら,裁判で有罪にできないからです。ある程度,客観的な証拠が必要なのです。
また,夫逮捕時に出頭や尿検査を拒否した点について,「ここで警察がちゃんとやっておけば」という意見もあります。でも,れらは逮捕状が出ていない人についてはあくまでも任意捜査ですから,強引に警察がやることはできません。それこそ,令状が必要となります。これが「令状不要だ」なんていうことになったら,警察は手当たり次第好き勝手に警察に連れて行ったり,無理矢理採尿したりできてしまうという恐ろしいことになってしまいます。
もっとも,この任意捜査をうまくやるように誘導するのが,警察官の腕の見せ所なのですが,今回は,おそらく「芸能人だから逃走しないだろう」ということで,強く説得をしなかったものと推測されます。

さて,のりぴーについてですが,一部噂では,既に警察は居場所はつかんでいるが,どうしても踏み込めない大人の事情があるなどと言われています。ただ,噂はともかく,彼女の今後の芸能活動(もし有罪となった場合は,相当期間後の復帰も含めて)に対する影響を考えると,強引にどこかに乗り込んで逮捕するよりも,自発的に警察に出頭する方がよいでしょう。

ところで,ここ最近,芸能界での違法薬物による逮捕が話題となっていますが(まあ,芸能界は古くから違法薬物による逮捕者は多数いますが。),そもそもなぜ覚せい剤や大麻,麻薬などの所持や使用を重く処罰しているのでしょうか?理由は主に次の3点です。
1 自分自身の健康をだめにする
2 幻覚作用などが発生し,それにより他人に危害を加えるおそれが高い
3 違法薬物のバイヤーは暴力団がほとんどなので,暴力団の活動資金源になってしまう


1については,何度も覚せい剤使用で逮捕されている清水健太郎さんが,自身の講演会で話していましたが,彼の話では,「歯は全部差し歯や入れ歯,骨はぼろぼろで死んで火葬すると粉にしかならない。CTで脳萎縮も認められたので,痴呆が早く発生しやすい。」などと言ってました。違法薬物は,確実に自分の体をダメにします。
2は,通り魔事件などで犯人が覚せい剤中毒だったなどという話を耳にすることがあると思いますが,違法薬物の特徴に「幻覚,幻影」があり,多くは「人から攻められり,殺されそうになる気がする」という症状が出るようです。その結果,理不尽な殺人行為などが起こってしまいかねません。
3は説明不要でしょう。このとおりです。

とにかく,違法薬物,まさに「百害あって一理なし」ですから,絶対に手を出してはいけません。ささいな興味本位で使ったとしても,それにより一生をダメにしかねません。まさに「ハイリスク,ノーリターン」なのです。

ちなみに,違法薬物の捜査手法の中には,今回ののりぴー夫の逮捕のように,「職務質問」というケースが結構ありますが,逆に,皆様の中で,日中,普通に町を歩いていて,いきなり警察官から職務質問を受けた経験がある人いるでしょうか?ほとんどいないのではないでしょうか。
っていうことは,実は,「職務質問」をする前提として,「内偵捜査済み」っていうことなのです。もっと言うと,バイヤーから購入した瞬間を,すでに警察に抑えられている可能性も高いのですし,バイヤーが逮捕されたことから足がつくということも普通にあり得ます。
「ばれてないだろう」と思っているのは本人だけ,っていうことなのです。
そういう点からも,絶対に違法薬物に手を出すのは止めましょう。逮捕されてから「マンモスかなピ~」と思っても,手遅れです。

【8月9日追記】
のりぴー,出頭して逮捕されました。逮捕時の供述では所持について大筋で認めており,使用についてもほのめかしているとのことですが,この1週間の足取りについては黙秘しているようです。
確かに,彼女をかくまっていた人も犯人ぞうとく罪等で処罰される可能性があるので,黙秘する気持ちも分かりますし正当な権利でもありますが,反省度合いを示すためには,正直に供述するべきかもしれません。

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自民と民主のマニフェスト,夢物語vs未来予想図だなあ

2009年08月01日 14時25分05秒 | 政治・選挙
民主党と自民党が,報道向けマニフェストを発表しました。いよいよ選挙モードに突入です。
また,自民党の前回選挙のマニフェストについての検証結果を発表し,自民党は「すべて実現または実現に向けて着手した」というのに対し,民主党は「ほとんど公約違反,20点程度」など批判しおります。

【’09政権選択】自民・民主マニフェスト あなたなら星いくつ?(産経新聞) - goo ニュース

ぼんやりとした不安を抱くマニフェスト

まだ両党のマニフェストをしっかり読んでおらず,かつすべての政党から発表されておりませんので,個別具体的な内容については,すべて読んだ上で吟味し,判断しようと思います。とりあえず,報道内容ベースにコメントしたいと思います。

まず,民主党のマニフェスト
これは,まさにバラ色の未来を描いています。しかも,そのほとんどを3年以内の「即時実現」を目指しております。したがって,「3年後には日本は大きく変化しており,今以上に生活しやすい環境になる」というイメージになります。
特徴としては,「脱公共事業」に対し,「子どもと高齢者に対して手厚い保護」という感じになるでしょうか。
政策それ自体を見ると,まさに「夢物語」です。仮にすべて実現すれば本当に住みやすい日本になると思います。

ただ,このマニフェストの心配な点は,「実現可能性」と「財源的裏付け」,そして「国民のリスク」です。
実現可能性については,基本的には単独過半数を衆議院で取れなければ無理です。野党共闘が成立しても,個別部分で社民党や共産党は大反対しますし,国民新党はいつ自民党側に鞍替えするか分かりませんから,そもそも法案や予算案でうまくいけるか分かりません。また,官僚の根強い反発もあるほか,経済界がどの程度協力するか未知数な部分もあります。はたして3年で実現可能なのか,抵抗勢力対策なども説明してもらえると説得力が出てくると思います。
財源的裏付けについては,まさに「ある種のばらまき政策」に過ぎない,ということです。一応の説明はしているものの,今抱いているイメージは,「道路のお金が福祉に回っただけ」ということで,収支トータルはプラマイゼロ,むしろマーイっていう「こりゃめでてーな」状態にあるような感じすらします。福祉にお金をかけること自体には決して反対ではないのですが,「結果,財政再建は無理」っていわれると,お金の使い方が違うのではといわざるを得ません。ここは,もっと具体的に説明してほしいものです。
そして,財源的裏付けに関連しますが,民主党マニフェストには,国民負担についてほとんど触れていません。はたして,「ノーリスク,ハイリターン」な生活実現が可能なのでしょうか。可能であれば,なぜノーリスクで済むのか,つまり「今までどおり生活していて問題ない」ってことを,根拠立てて説明してほしいものです。

一方,自民党のマニフェストですが,これは「実現可能な内容」をベースにしておりますが,やはり「バラ色の生活」を示しています。しかし,民主党との大きな違い,それは長期プラン」と「消費税増税を明示」したという点です。
つまり,単に数年後の日本を考えているのではなく,10年後,50年後,100年後といったスパンで物事を見据えているという姿勢の下,いかに財政を健全化するべきかという現実的路線で政策を考えています。いわば「未来予想図」を描いたと言えます。
その結果,増税という国民に対するリスクもきちんと表示しています。一方で,民主党同様,「子どもと高齢者」に対する手厚い保護を盛り込んでいるものの,単純ばらまきではなく,幼保費用の無償化や奨学金給付など,「あげる,あげない」のメリハリを付けて対応しようというものになっています。
もし,このマニフェストがすべて実現できれば,これまた「経済力のある,国際的にも強い日本」になるような気がします。

しかし,このマニフェストの心配点としては,「実現可能性」,「この3,4年間はどうするのかわからない」,「過去の反省はどうするのか」という点です。
まず実現可能性ですが,自民党は長年政権与党だったわけで,基本的には官僚とのタイアップの下,政策実現能力はあると思います。しかし,これは「レールに乗った政策」の話であり,改革という「新たなレール敷設」については,経済界というスポンサーも含めた抵抗にあいやすいです。特に「公共事業抑制」と「労働者対策」という点は,スポンサーから相当な反発も予想されます。それでも,「大企業の利益より国民の利益」という名目の下,変な抜け道などを造ることなく実現可能なのか,これまでの成果を見る限り,大きな疑問を感じざるを得ません。
次に,この3,4年間どうするのかという点です。今回のマニフェストは,概ね「3年後からスタート」や「次の次の選挙から」っていう表現が目立っています。もちろん,長期的視点は必須であり,それ自体を示していることは高く評価できるのですが,逆にそればかりになってしまうと,「じゃあ,次はとりあえず何をするの」「いま,国民生活をどうしたいの」っていう点が見えてきません。マニフェストの場合,本来は玉虫色的記載は御法度ですが,これでは,今回は「まあ,とりあえず増税してから考えましょうね」っていう玉虫厨子もびっくりの抽象的政策といわざるを得ません。やはり,短期プランについても,具体的に国民に対して提示するべきです。
そして,過去の反省についてです。日本の場合,自民党長期政権だった訳ですから,基本的に今発生している問題点の原因を作ったのも,そのほとんどは「自民党の過去の政策」にあるといえます。もちろん,その時代時代に必要な政策であるため,すべて自民党が悪いと評価するのはあまりに乱暴な議論ではありますが,しかし,「しかたない」の一言ですべて片づけることもできません。「反省のない企業は成長しない」という格言があるように,過去の政策についてどうだったのかという点をはっきりと説明する必要があります。それにより,初めて,今度のマニフェストに対する信憑性が出てくるのです。
仮に,「すべて100点」っていうのであれば,「じゃあ,なんで今,財政ががたがたになり,景気は冷え込み,人々の生活は疲弊しているのか」などなどを,きっちり説明するべきです。そのすべての原因を人のせいにしたら,確実に「ゃあ,次の政策もこけたら人のせいにするだろうなあ」って評価されてしまい,それこそ,自民党離れは加速します。なにより,自民党のアキレス腱はここにあるわけですから,「本当の反省と改善」をきちんと説明するべきなのです。反省だけなら猿でもできます。

それに関連して,マニフェストの検証結果ですが,前提として,「手前ミソ」と「くそみそ」の評価ですから,当然大きな齟齬が出てきます。もっというと,民党は「アリバイ作り的着手」も含めて「実現」と評価するのに対し,民主党は「とにかく結果ありき」という観点で評価するので,ずれが出て当然なのかもしれません。
しかし,本来,マニフェストは「客観的に明確にする」目的があるわけですから,当然,評価も客観的にできます。単に結果の評価だけではなく,実現途中であれば,その進捗率も評価の対象となります。そして,マニフェストどおりの進捗率に至っていない公約について,その原因などを追求する,っていうことになります。
したがって,この点は,マスコミのお仕事です。客観的に数値で評価しましょう。もし,これが各マスコミで大きな齟齬が生じたとしたら,「マスコミの能力不足」か「前回のマニフェストがあまりに玉虫色すぎた」のいずれかです。

いずれにしても,「政権選択選挙」といわれていますが,今提示されている情報のみでは,「どっちもなあ」っていうぼんやりとした不安しかありません。どの候補者が,どの政党が,このぼんやりとした不安を少しでも解消できるのか,これから具体的に示されるマニフェストを読み比べながら,慎重に吟味したいと思います。

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