あれは,あれで良いのかなPART2

世の中の様々なニュースをばっさり斬ってみます。
ブログ界の「おか上彰」を目指し、サボりながらも頑張ります!

ふところの健康のためにも,吸い過ぎに注意しましょう

2005年11月23日 15時20分01秒 | 増税問題
どうやらタバコの増税が検討されており,1箱200円近く値上げするかも知れないということです。
概要としては,タバコは有害な嗜好品であることから,健康のことを考えるとあまり吸わない方がいいだろうということで,1本10円くらいの増税にして,その増税分は生活習慣病対策に用いるということです。
ニュースソースはこちら

そんなに悪いものなら売らなきゃいいのに

タバコを吸わない私にとっては,タバコはあってもなくてもどうでもいい目蒲線みたいなのもなのですが,喫煙者にとっては,タバコがない生活は相当つらいみたいですね。
ということは,今回のたばこの増税は,そういう人の弱みにつけ込んだ増税策であるともいえるのでは,と思います。
ただ,以前も「喫煙者のマナーが喫煙場所を減らしている」で書きましたとおり,喫煙者のマナーの悪さには辟易としています。
したがって,この問題も,基本的には「頑張れ,喫煙者!」レベルの話かな,と思います。幸い,国会議員の中には喫煙者も多く,今でも健康増進法を無視して,平気で会議室内で喫煙している議員すらかなりいますから,きっとこういう議員が中心となって,造反してでも「タバコ増税反対」を叫んでくれることと思います。
とはいえ,やはり健康ためにも,これから少しずつタバコの本数を減らしてみたらいかがでしょうか。1箱倍額近くになる以上,それまでには1日の本数を半分までに減らしておく必要があるでしょう。
また,ポイ捨てしないで,最後までしっかり吸いましょう

ただ,今回のニュースで非常に気になるのは,「タバコだけで済むか」という点です。
タバコの増税については,おそらく禁煙派が主流を占めつつある日本においては,国民の賛同が得られやすいでしょう。
とすると,これを皮切りに,様々な嗜好品に対する増税や新規課税が可能なのではないか,ということです。
その際の政府側の主張は,きっと「タバコも増税した。だから他も増税する」という前例主義的な手法を取ると思われます。

では,ターゲットは何か。
ポイントは,①嗜好品など日常生活でなくても大丈夫なもの,②とはいえ,愛用者が多く,これを止めることが困難なもの,③増税しても需要がほとんど落ち込まないもの,④国民の反対が起こりにくいもの,という点になるでしょう。
すると,次のようなものがターゲットになるでしょう。

1 (既に議論されてますし)
2 ガソリン(値上げが落ち着いたら,今くらいの価格まで大丈夫ということで,増税できる)
3 お茶,コーヒー(特にコーヒーは何気なく関税を高くして知らぬ間に増税という手法もできる)
4 携帯電話(通話料通信料はもちろん,購入時にも課税)
5 ぱちんこ(貸玉料の増税)
6 テレビ(デジタル化移行に伴い,今後需要が伸びる)

おおよそこんな感じになるでしょうか。
つまり,今回のタバコ増税は,単に「タバコの値上げ」に留まらず,他の嗜好品に対する課税増税もあり得るのではないかという懸念があります。それに消費税増税が加わった場合,庶民生活に対する影響はものすごく大きなものになるといえるでしょう。

タバコ増税を機に,お金のかからない趣味を考えてみましょう。

よろしければ1クリックお願いしますm(__)m人気blogランキングへ