あれは,あれで良いのかなPART2

世の中の様々なニュースをばっさり斬ってみます。
ブログ界の「おか上彰」を目指し、サボりながらも頑張ります!

阪神優勝おめでとう\(^^@)/

2005年09月29日 23時24分22秒 | スポーツ全般
タイガースが2年ぶりにリーグ優勝しました。

バンザーイ,バンザーイ,バンザーイ\(^O^)/

といいながら,実は,今年はほとんど野球自体を見ていなかったので,一昨年ほどの感動はありませんが,それにしても阪神の優勝はうれしいものです。
また,気になった道頓堀ダイブもほとんどなく,とりあえずファンとしてほっとしているところです。

そういえば,JFKと聞くと,かつて優勝したときの「中西-山本」の黄金のストッパーを彷彿させます。当時,7回頃に「ピッチャー中西」とコールがあれば,その瞬間,ガッツポーズをしていたものでした。
また,この頃は「バース-掛布-岡田」の夢のクリーンアップでしたから,もう怖いものなし状態でした。
今の阪神も,あの頃に負けない強さを持っていると勝手に思っています。

しかし,まだまだ先があります。今後,九州か関東かは分かりませんが,パリーグ覇者との一騎打ちがあります。今の勢いでこれも倒してぜひ日本一になってください
その暁には村上ファンドも笑いが止まらなくなるでしょうね。

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杉村太蔵議員をつぶすな!

2005年09月28日 01時26分26秒 | 政治
杉村太蔵議員が異例の記者会見を実施しました。
内容は,自分の軽率な発言を反省するというものです。

本当に自分で反省しての発言か?

杉村議員の言動については賛否両論あります。人格批判になりうるコメントは避けますが,一方で「議員としての自覚と能力に欠ける」という話と,「議員らしくなくて自由奔放なところが良い」という両説になるでしょうか。
私は,どっちもあると思います。議員も職業ですから社会人といえます。とすれば,議員になった=会社に就職したといえるため,社会的な良識は求められると言えます。
一方で,サラリーマンと違うのは,「議員は1人1人が国民の代表」という点です。ということは,「自分が思うこと」=「国民の意見」となりうるわけですから,自由奔放な部分も民意の一部であるといえるでしょう。
以上から言えることは,「杉村議員は議員の自覚を持って,国民のためにこれから一生懸命働いてください」ということになります。

ただ,今回の会見は,明らかに「議員の型にはめる」見解であったように思えます。つまり,自ら反省したので記者会見します,という内容とは思えませんでした。
誰かに言わされているだけであるとすれば,誰かが永田町の論理に染めようと躍起になっているとしか考えられません。

また,記者会見では,「議員としての品格を欠く発言をした」とありました。確かに,眉をひそめるような言動もあったかもしれませんが,一方で,「年収2500万円ももらえる」「グリーン車乗り放題」「料亭デビュー」などは,実は多くの国民が同様に思っている本音ではないでしょうか。
この発言を封じ込めるということは,議員の年収が高いかどうかを議論することや国会議員の待遇について国民に議論の材料を与えることはタブーであると言っているに等しいともいえます。
むしろ,杉村議員が1年後,2年後に,本音で「議員の年収はやっぱり高い。だから安くしよう」か「実際やってみるとこの金では足らない」などと言うようになれば,より一層議員の待遇についての国民の理解が深まり,場合によっては国民の納得も得られやすくなるのではないでしょうか。
いずれにしても,彼の自由な発言を封じ込めた自民党執行部は,実はかなり損をしたといえるでしょう。

さらに,杉村議員の議員のしての資質について自民党内から批判が出ています。しかし,彼を選んだのは,自民党幹部です。ということは,彼の資質を批判するということは,そのような資質を見抜けなかった自民党幹部に人を見る能力がなかったと暗に批判していることになります。もっというと,他の自民党新人議員の多くは,この自民党幹部と面談して決まっているということになります。ということは,人を見る能力がなかった人が選んだ候補者の多くが自民党の新人議員になってしまった,すなわちこの新人議員達の多くも資質に問題がある,ということにもなりかねません。
杉村議員の議員としての資質を問うのであれば,むしろ「なぜ彼を自民党公認候補者として選んだのか」を説明しなければ,天につばする行為と言えるのではないでしょうか。

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ことわざを知らない子供達

2005年09月27日 04時04分09秒 | 教育問題
先ほど何気なくフジテレビの「デッドエイジ」という番組を見ていましたが,その中で,今の10代20代の多くは,ことわざを知らないということをやっていました。

ことわざって,少なくとも学校で勉強しないか?

テレビでは,「2階から目薬」とか「豆腐にかすがい」,さらには「武士はくわねど高楊枝」などのことわざを20数歳以下の人が知っている割合はいずれも0%であるとして,そこから下の世代は知らないと報じていました(ちなみに,二階から目薬ということわざですが,江戸時代の目薬は液体じゃなくて軟膏だったんです。だから,意味は同じですが,イメージがちょっと異なります。)。
もちろん,バラエティ番組なので,本当に皆無というわけではないのでしょうが,それにしても知らない人があまりに多いということに驚いてしましました。
私は,両親や祖父がよくことわざを使っていたため,家の中で自然とことわざを学びましたし,また学校でもことわざのテストなどがあったため,かなり覚えたと思います(もちろん,上には上がいますが。)。
ところが,今は家庭内でことわざを使う機会がないようですね。そもそも,ことわざを知らない親の世代になりつつあります。
また,テレビ番組の内容から逆算すると,どうも95年頃からことわざを学校で教えていないのではないか,という心証を抱いています。

ことわざなんて知らなくても生活はできるよ,という反論がありますが,ことわざとは先人達の知恵と工夫がつまった日本語文化の一つです。この文化を衰退させてしまうことは,日本文化を,日本語自体を失うことになりかねません。
どうか,ことわざにもう一度スポットを当ててください。「たで食う虫も好きずき」と言わず,みんなでことわざを学んでいきましょう!

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TB先一覧(途中からなので一部です)
http://book.kzstation.com/archives/2006/03/18/index.html#000671

まんが日本昔話の復活からNHKの役割を考える

2005年09月26日 01時58分38秒 | テレビの話
前回,まんが日本昔話が復活する旨の記事を書きましたが,このニュースを聞いて思ったことがありました。

最近は,教育効果のあるアニメって皆無だなあ

前回の記事にも少し書きましたが,私が小学生の頃(昭和50年代)には,今ざーっと思いつくだけでも,このまんが日本昔話の他,まんが世界昔話,世界名作劇場(ハイジやフランダースの犬,ラスカルなど),まんがはじめて物語,まんが日本史,まんがことわざ事典,一休さんなどなど,教育効果が極めて高いアニメが多数放送されていました(しかもみんな民放ですね,偶然かもしれませんが。)。
もちろん,この時代にも戦闘ものアニメや,かなり下品な番組なども多数放送されていたことも事実です。
しかし,娯楽の中心がテレビだったせいもあってか,このような教育効果のあるアニメはかなりの小学生が見ていたと思いました。

ところが,時代が変わり,テレビ以外でもいろいろな情報が入手できるようになると,必ずしもテレビで教育効果の高いものを見なくてもいいのでは,という風潮になってきました。また,前回も書きましたが,アニメに対する子供の要求が変わってきて,より過激なもの,話が面白いものを望むようになりました。結果,教育効果の高いアニメは視聴率がどんどん減っていき,視聴率至上主義であった民放としては,放送を打ち切らざるを得なくなったわけです。

今,キレる子供が問題となっていますが,その理由の一つとして,「心温まるような話を知らない」という点もあるのではないかと考えています。つまり,名作といわれる本を読んだことがなく,またそのような話さえ知らないという子供が増えてきている点も上げられるでしょう。
私自身,本はあまり読みませんでしたが,一応このようなアニメを見ていたせいか,名作のさわりは理解しています。アニメで涙したことは一度や二度ではありません。
しかし,現在は,そのような番組が放送されていないため,テレビで見ることが困難である以上,自ら(親も含めて)本を読んだりビデオを買ったり借りたりしなければ,このような話を見聞きする機会は少ないです(情報をいつでも入手する機会は増えているのですが,入手しないで済むという状態にもなっている。)。
なんだかんだいって,現在でもテレビを見る子供の割合は高いわけですから,やはり公共性を主張するテレビ局としては,視聴率は度外視してでもこのような教育効果のあるアニメをもう少し流してもよいのではないでしょうか。作るのに費用がかかるというのであれば,昔の再放送でも構わないでしょう。今見ても全く問題ない内容になっていますから。

更にいうと,このように視聴率を度外視した上で教育効果の高い番組を提供することができる極めて公共性の高い放送局といえば,NHKしかありません。
そうです。NHKの新生プランでは経営の効率化的な話しか書かれていませんでしたが,今こそNHKに求められているものとしては,このような教育効果のある番組をもっともっと積極的に放送することなのではないでしょうか。
確かに教育テレビではそのような番組を放送していますが,やはり日本や世界の名作や子供の興味関心を引き疑問に答えられるような番組をもっと沢山放送するべきなのでハイでしょうか。

NHKが新生する一つの可能性が,このジャンルにあると考えます。

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「まんが日本昔話」の復活,ドリフも復活

2005年09月25日 20時48分59秒 | テレビの話
「坊やーよい子だー金出しなー」でお馴染みの(ちょっと違うぞ!)「まんが日本昔話」が11年ぶりにTBS系列で復活するそうです(水曜日午後6時55分から30分間)。そして,とりあえず2クール(半年間)放送をして,その後の視聴率を踏まえて延長などは検討するということです。

懐かしいなあ・・

まんが日本昔話,この番組をつぶしたのは私かもしれませんm(__)m
私が小中学生の頃,土曜日の夜といえば,タイムボカンシリーズ→まんが日本昔話→クイズダービー8時だよ全員集合Gメン75ウィークエンダーという流れで見ていました
しかし,やがて全員集合からひょうきん族に鞍替えをしたために,全員集合は終了してしましました。
さらに,日本昔話からセーラームーンに鞍替えをしてしまったがために,日本昔話まで終わってしまったのです。
つまり,私が裏切って見なくなってしまったために,放送打ち切りとなってしまったと言えるわけです(かなり強引な主張です!!)。

少々冗談が過ぎましたが,それにしてもこのような和み系教育系のアニメが復活することはとてもうれしいことです。最近では,このようなアニメはかなり少ないため,是非とも多くの子供達に見てほしいと思います。

本当の話として,この番組が終了してしまった理由は「視聴率の低下」ですが,なぜ低下したのかというと,「子供の嗜好に合わなかったから」だそうです。
アニメーション技術が高まり,いわゆる戦闘ものなどが話の流れも含めて子供の感性にあったため,ほのぼの系,勧善懲悪系ははやらなくなったという点にあるようです。他にも,アルプスの少女ハイジやフランダースの犬等を世に送った「世界名作劇場」も,同様の理由から同時期に打ちきりとなっています。

今回の復活によって,家族みんなで和みながら見ることができるアニメとして,またこれを機に家族団らんが増えるように,さらには子供の情操教育に大きく貢献できるようにTBSに頑張ってほしいなあと思います。
ただ,心配な点が一つありまして,「話が変わっていないか」という点です。昔話は,そのまま伝えると,今の子供達には???な点が多いです。また,教育上問題のある話もあります。そのために,昔話の内容が変わってしまったというものもかなりあります。
まんが日本昔話も,昔話の内容をあまり現代風にアレンジすることなく,昔話の良さを伝えてほしいなあと思います。そして,子供が???と思った点は,すかさず一緒に見ている親たちが解説をする,ということをやれば,まさに理想的な家族団らんになるのではないでしょうか。

日本昔話の復活から,さらにいろいろ考えましたが,それは別の機会に記事にします(こちらに書きました)。

ところで,「8時だよ全員集合」も特番として復活するそうですね
これまた楽しみなのですが,ひとつがっかりしたのは,いかりや長介役を中居君がやるという点です。別に中居君がどうのという意味ではなく,やはりいかりや長介はいかりや長介以外にはできないのですから,無理に代役を立てずにドリフの4人でやった方がよかったのかなあ,と思います。
まあ,ドリフを見るときは,難しいことを考えず,下品なこと覚悟で笑ってみていたいと思います。

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なぜ歴史を学ぶのか

2005年09月25日 04時15分54秒 | 歴史の話
私たちは,なぜ歴史を学ぶのでしょうか。単なる暗記の練習に過ぎないのでしょうか。
違います。
かつて司馬遷は,「歴史を学ぶこととは,先人の過ちを理解し,そのことを繰り返さないようにするため」というようなことを言っていたそうです。まさに,歴史を学ぶ意義はそこにあると考えます。
一方で,歴史は繰り返す,とも言います。これは,時の権力者が過去の歴史を忘れ,権力におぼれてしまったがために,最後は同じような結末を迎えてしまうというものです。
私たちは,かなりの情報を入手できるようになりました。当然,過去の歴史についても教科書以上の情報を瞬時に取り寄せることも可能となっています。
一方で,過去の歴史から踏まえたとき,現代社会でも過去の歴史と同じ過ちを繰り返しているのでは,と思われるフシもあります。

そこで,今後は,歴史を学びながら先人達の失敗を現代社会に活かしているのか,思いつくままに記載したいと思います(不定期連載になります。)。もちろん,歴史こぼれ話なども紹介できればと思いますが,私が知っているこぼれ話は次々とテレビなどで紹介されちゃっているため,「知ってるよ」という内容でしたら,ご容赦ください。

というわけで,ご挨拶代わりにちょっとしたこぼれ話。

上杉謙信は女性だった可能性が高い!

謙信の肖像画がありますが,あの絵のひげは実は江戸時代に書かれたものであることが判明したそうです。なぜ半世紀以上も後にひげだけ書かなければならないのか,ひげを書かなければ困ってしまうような問題が絵にあるはずです。
また,謙信は生涯独身を通しましたが,戦国時代では極めて異例です。
さらに,戦争中,月に数日間戦場を離れることがあったそうです。
以上を踏まえると,実は謙信は女性だったのでは,という説があるそうです。
仮にそうだとしたら,上杉謙信は,女性社長や女性知事の先駆者,言い換えるとカリスマ的存在と言えるでしょうね。

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よく分かる(?)シリーズ 支払督促制度について

2005年09月24日 02時50分44秒 | よく分かる(?)シリーズ
NHKが受信料不払いの人に対し,裁判所の「支払督促」を利用して請求するというニュースがありました。また,「振り込め詐欺」が,この支払督促を利用し,またはそれを真似して金をだまし取ろうという話もよく聞きます。
一方で,人にお金を貸したがなかなか返してもらえない,でも裁判にするのはちょっと,という方もいるのではないでしょうか。
そこで,今回は,この「支払督促制度」について,簡単に説明したいと思います。

1 支払督促とは
  簡単にいうと,「裁判所から,金を支払え,支払わなければ強制執行(差押え)するぞ」という書面です。もっと分かりやすくいえば,「判決」と同じようなものです。

2 裁判との違いは何か
  判決みたいなものなら,裁判と違いがあるの?と思われる方もいるでしょう。
  裁判との違いは次の点です。
 (1) 早い
   支払督促と裁判との最大の違いは,「相手を呼ぶかどうか」です。
   裁判では,相手も裁判所に呼んで,そこでお互いの主張をぶつけ合います。
   ところが,支払督促は,相手を呼ばずに決定を出します。つまり「書面審査」です。
   したがって,形式的な要件さえ整っていれば,裁判所に出頭する必要もなく,すぐに決定が出ます(申立から1週間くらいで出ることもあります。)
 (2) 安い
   申立の手数料が,裁判の半額です。例えば,100万円を請求する場合,普通の裁判の場合,収入印紙1万円分が必要となりますが,支払督促の場合は,5千円で済みます。

3 支払督促はどのように進むのか
  まず,申立は簡易裁判所に対して行います(全国に500カ所くらいあります)。また,具体的な管轄(申し立てる裁判所)は,相手の住所地に限られます
  次に,申立書に必要な印紙と切手を添えて裁判所に提出します(郵送でも可能です。)。具体的な金額(収入印紙と切手)については,申立の際に裁判所に聞くとよいでしょう(収入印紙は前述のとおり請求金額によって異なります。切手は2000円前後の場合が多いです。)。
  裁判所は,書類をチェックして,問題なければ「支払督促正本」を相手に送達します。
  それでひとまず手続は終了です(この間,早ければ前述のとおり1週間くらいででます。)。
  その後,相手から後述の異議が出なければ,2週間後以降に「仮執行宣言申立」を裁判所に対して行います。
  これまた裁判所は書面審査で,問題がなければ仮執行宣言を付けます
  これで,支払督促の手続はすべて終了します。あとは,この支払督促正本をつかって強制執行の手続きを行うことができるわけです。具体的には,土地建物や給料,銀行預金を差し押さえることができます。

4 これに不服がある場合はどうするか
  支払督促をもらった相手は,当然自分の言い分を全く聞くことなく発令されているわけですから,文句の一つもいいたい場合があるでしょう。当然借りた覚えがないとか金額が違うなどの話だってあるはずですし,分割払いにしてほしいなどの希望もあるはずです。
  そこで,このような場合,支払督促正本をもらってから2週間以内に異議申立をすれば,普通の裁判に移行します。
また,仮執行宣言が付いてからでも2週間以内に異議を出せば同様に普通の裁判に移行します(ただし,この場合,強制執行は止まりません。)。

5 どんな事件が支払督促に向いているか
  支払督促が書面審査であることからすると,当事者間に争いがないが支払が期待できないために強制執行(差押え)をしなければならないというものに向いています。
  例えば,貸金請求や敷金返還請求,さらには損害額が確定している交通事故などの損害賠償請求など,相手が反論してこないであろう事件に向いています。

6 支払督促に向いていない事件は何か
  5の逆で,請求内容があいまいで書面だけでは判断ができないものや,当事者間で争いがある事件はあまり向きません。なぜなら,ほぼ確実に異議が出るからです。
  異議が出ると,普通の裁判に移行しますが,その管轄は相手の住所地のままになります(通常の裁判の場合,請求する内容によっては自分の住所地を裁判所の管轄とすることもできます。)。したがって,郵送で申し立てたとしても,異議が出たらばその遠方の裁判所まで自分が行かなければなりません。
  また,異議が出た場合,その金額によって簡易裁判所と地方裁判所に分かれます(請求金額が140万円以下の場合は簡易裁判所,それを肥える場合は地方裁判所になります。)そして,地方裁判所の裁判になると,弁護士以外が代理人となることはできません(イメージとしては,まさにドラマにあるような裁判そのものになります)。
  さらに,異議が出て裁判に移行した場合,費用を追加して納めなければなりません(安かった半額分を更に納めます)。

7 振り込め詐欺対策(本物の支払督促と偽物の支払督促の区別)
  振り込め詐欺がこの制度を悪用していますが,中には「支払督促っぽい書面」で騙して振り込ませようとしているものがあります。
  主な見分け方は次の点です。

(1) 封筒の表に「**簡易裁判所」と実在の裁判所名が記載されている。
(2) 封筒が「特別送達」という方法で送達されている
(封筒の表に「特別送達」と記載されている。)。裁判所がいきなり「書留」で送ることはごくまれ。
(3) 中身の正本のタイトルが「支払督促」とあり,裁判所書記官の氏名と,「これは正本である」という認証文が書かれている(「最後通知」などと書かれていたら100%偽物。また,正本の旨の記載と判子がないものも100%偽物)
(4) 督促の内容は,「金**円を支払え」と記載されていること(そこに振込先口座が記載されていたら100%偽物。裁判所の判決や督促には振り込み口座は記載されない。)
(5) 異議申立書のひな形が同封されていること(たまに忘れる裁判所もあるので,一概には言えないが,ほとんどの裁判所では異議申立書のひな形が同封されている。逆に「すぐ払わないと強制執行するぞ」みたいな書面が入っていたら100%偽物)。

  以上を踏まえて真偽を判断してください。それでも不明な場合は,封筒に記載された裁判所に,電話帳や104で電話番号を確認した上で,電話をして書面に記載のある裁判所書記官に尋ねてみましょう。
  もし本物で,かつ自分に覚えのないものであれば,直ちに異議申立をしてください。さもないと,冒頭のとおり本当に強制執行されてしまいますよ。

8 まとめ
  支払督促制度は,早くかつ安く命令がもらえるため,債権者(金を貸した人など)に取って非常に便利な制度です。
  司法制度改革で求められている「迅速な裁判」に一役買っているといえるでしょう。
  一方で書面審査であることから,悪用される可能性もあります。しかし,悪用されたと判断した場合は,直ちに異議をだすことで普通の裁判になりますので,そこで白黒をはっきりつければよいという制度でもあります。
  ちなみに,NHKはこの制度を使うことを検討しているようです。裁判所からこの命令が届いたことでビックリして支払うという心理的効果も狙っていると思われますが,一方で納得がいかなければ裁判で争うという道の残っていますので,本当にNHKが実行した場合,どっちの方法をとるのかは,皆様にお任せします。

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キレる小学生急増だけど

2005年09月23日 17時55分57秒 | 教育問題
全国の公立小学校の児童が04年度に起こした校内暴力は1890件で,前年度(1600件)に比べて18.1%増えて過去最悪となったことが,文部科学省の調査で明らかになりました。
また,特に都市部を中心にいわゆる「キレる」小学生が急増しているとのことです。
ニュースソースはこちら

困ったもんだなあ・・

このニュースからは,小学生がカッターナイフを振り回すこと,授業中に突然立ち上がり徘徊すること,気に入らないと椅子を投げ出すことなどが上げられていました。これらに共通していることは,「社会性に乏しい」ということではないでしょうか。平たく言えば,「自己中心的」ということです。もっと言ってしまえば,「一人前に育っていない」ということです。
次に,このようになった原因がどこにあるのかという点について,識者はいろいろと意見をしています。しかし,確実に言えることは,「少なくとも学校だけの責任ではない」ということです。

キレる子供が育った最大の理由,それは「集団生活の欠如」にあると考えます。集団生活を通じて,子供達は社会性を身につけます。この際,脳の前頭葉部分も同時に発達し,結果社会生活をするためにやってよいこと,悪いことを自然と身につけていくことになります。
そして,かつては,大家族であったことから家庭内で集団生活をしていたこと,また,遊ぶときは外でみんなとわいわいやっていたことからそこでも集団性を身につけることができました。さらに,外で遊ぶ場合,型にはまった遊びばかりではなく,その公園や広場にあるものを使って様々な創意工夫をこらして遊ぶことも多かったため,そこでさらに脳を鍛える機会がありました。
一方,地域コミュニティも充実していたため,親でなくても子供が悪さをしていた場合,容赦なくしかりつけていました。
このような過程を経て育ってきた子供達は,多くの場合,社会性を身につけ集団生活に耐えられてきたわけです。したがって,小学校できれることは少なかったと言えるでしょう。

しかし,昭和40年代頃から核家族化が一気に進みました。つまり,集団生活がだんだん減ってきてしまっています。今40代前半より若い世代の人は,核家族で育った人が多いのではないでしょうか。
さらに,昭和60年代に入ると,ファミコンなどテレビゲームが一気に家庭に拡がりました。30代前半より若い世代の人は,おそらく遊び=ファミコンという場合が多かったのではないでしょうか。さらに,地価高騰で空き地もなくなりました。ドラえもんにあるような土管がある空き地は,都市部ではほとんど存在しなくなりました。結果,外で遊ぶことも無理になってしまったわけです。
しかも,ライフスタイルが多様化して,地域コミュニティも薄れてきました。地域全員で旅行やレジャーをするという風潮は弱くなり,旅行などはすべて家族単位となりました。
更に治安の悪化も手伝い,うかつに他人の子供に声さえかけられない状態になっています。
そうなると,子供達が集団生活をする機会は皆無になります

果たして,子供の社会性をどこで学ばせるべきでしょうか?

こう考えたとき,誰が悪いと言うことはいえないと思います。
ただ,少なくとも「親は自分の子供に最大限の社会性を身につけさせる義務がある」ということを認識してほしいと思います。それができないのであれば,親がすべての責任を常時取るという自覚を持って行動してほしいものです。普段はあちこち(特に学校)にクレームを付けながら,いざ自分の子供が,というときに素知らぬ顔をする親は人として最低です。ただ,前述のとおり,今の親自体が集団生活に慣れていない人(すなわち社会性に欠ける人)が多いのでは,という気がします。
こんなことをいっている私も,正直自分の前頭葉に自身はありませんが,まだ外で遊んだり,集団でキャンプに行ったり,地域の人たちといろいろやったりして育ったため,少しはましかな,と思います。

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とはいえ,「じゃあ仕方がない」では,無責任です。
私なりに,対案を箇条書き程度で考えてみたいと思います。もちろん,前述のとおり,一つが原因ではなく,多くのことが複雑に絡み合っていることが原因ですから,この提案の一つをやればすべて解決というわけではないことはご理解ください。

第1 学校側の対応
1 校長が威厳を持つ(PTAや教育委員会に対して言うときは言えるようにする)
2 教師がカリスマ性を持つ(子供からなめられないようにする)
3 時には厳しい対応も必要(すべて子供のニーズを満たす必要はない)

第2 親(家庭)の対応
1 親子の会話を毎日行う(コミュニケーションを取る)
2 勉強だけではなく遊びの時間もちゃんと与える(両者のバランスが大事)
3 テレビやゲームだけでなく,外で友人と遊ぶ機会を設ける(近所になければ週末にどこかに行くなどもあり)
4 しつけの基本は家庭で行う(学校に任せない)
5 子供の責任は親が取る(人のせいにしない。特に放任教育を主張する人は,なおさら親がすべてのけじめを付ける義務がある。)
6 「我慢」を教える(ほしいものをむやみに買い与えない)

第3 行政の対応
1 子供が安全に遊べる公園を作る(物理的に不可能な場合は学校の校庭開放などを進める)
2 親の指導の場を設ける(親の教育相談や子育て相談等)
3 地域コミュニティが育つための施策を検討する
4 治安をよくする(近所の頑固じじいが他の家の子供に安心して声をかけたりしかったりできる環境にする)

こんなところでしょうか。もちろん,他にももっとたくさんあるとは思いますが,対案としてこの程度提案したいと思います。
ただ,少なくとも第2については,多くの家庭で直ちに実行できるかと思いますので,子供を持つ親の方,是非ご検討ください。そして,ご意見,ご批判もお寄せください。

子供がしっかり育たなければ,日本の将来はありません!

月面着陸リターンズ

2005年09月22日 23時12分55秒 | 科学技術
NASAは,2018年までに,月面有人飛行を計画し,さらには月面恒久基地の建設まで検討しているとのことです。
これが成功すれば,アポロ計画以来半世紀ぶりに月面に人類が降り立つことになります(ニュースソースはこちら)。

頑張れNASA,夢を実現してくれ!!

月面着陸は,かつて1960年代からアポロ計画で何回か行っていますが,その時のロケットは完全に使い捨てのものでした。また,ロケットの基盤も,ファミコン程度の処理能力しかなかったのに,どうにか月まで飛ぶことができました。
あれから40年。技術は飛躍的に進歩しています。その技術を結集すれば,月に行くことなんてそんなに難しくないのでは,と素人的には思います。
問題は「資金」です。この計画では,約1040億ドル(11兆6000億円)程度かかるそうです。今後は国家予算との絡みでどこまで支出できるかがポイントでしょうね。
あとは,宇宙技術を「平和利用」のためだけに使ってほしいものです。

そうなると,日本も手をこまねいている場合ではありません。やはり日本も「宇宙技術」に対して,もっと本腰を入れて研究をするべきではないでしょうか。
確かに,宇宙技術にお金を投資しても,それに対する直接的なリターンは少ないです。しかし,技術がそこまで進歩すれば,それを支える中小企業の技術も引き上げられることになり,結果日本が再び「技術大国」になることだって考えられます。
技術大国になることで,再び景気がよくなるという構造も考えられます。
それに,何よりも,日本の場合は,宇宙技術を平和利用する環境にかなり近いです(軍隊がなく,核兵器を所持していないため)。日本は,「平和のための宇宙技術」の第一人者なる格好の機会ではないでしょうか。

と,以上はまじめバージョンでした。
さて,この後は,私のもう一つの趣味である「宇宙人とアポロ計画」についてです。話の多くにはほとんど裏付けはありませんが,UFO等に興味がある方は,軽い読み物として引き続きおつきあいください。

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さて,アポロ計画というと,誰もが思いつくのは,「果たして本当に月面着陸したか」です。
写真の背景や陰の位置などの疑惑,当時の技術ではヴァン・アレン放射線帯を通過できなかったのではないか,前述のとおり当時のロケットは初代ファミコン程度の処理能力しかないはずなのに本当に月に行けるのか,風に旗が揺れるなど様々な疑惑がありました。
これらについては,確かに厳密に考えるとおかしな点もあります。
しかし,月面にはアマチュア無線でもおなじみの電波の反射台があります(現に月に向かってアンテナを向けて無線をやっている人も多いと思います。)。
ということは,月に物がある以上,やはり月面着陸はやっていたと言えるでしょう

では,なぜ疑惑が生まれたのでしょうか。
それは,公開された月面の写真が「一部本物,一部偽物」だからと考えています。もっと正しくいうと,「写ってはいけない物があったために,その部分は事前に撮影して差し替えておいた」ということです。
では,その写ってはいけない物とは何か。それこそが「地球外生命体の存在を証明する物」です。平たくいえば宇宙人に関するものです。
アポロ11号がUFOに監視されていた,ということは最近のアメリカの公文書でも徐々に明らかになっていますし,アポロとの通信を担当したオーストラリアの第一中継所に対しては,船長から「なんだあれは。我々を監視しているではないか」という叫び声が届いています(しかし,このシーンは,完全にカットされて全世界に中継されています。)。

以上から,次のようなことが推測されます。
月に行く前から,月面の様子を撮影しなければならないということを認識していた,ということは,月に宇宙人に関するものがあることを既に知っていたといえます。しかし,そのことを決して世界中に公開しないのは,既に宇宙人と交流があり,何らかの技術提供を受けていたから,ということではないでしょうか。
もっというと,UFOが墜落したロズウエル事件以降,コンピュータの中枢であるLSIが急に開発され,一気にコンピュータの技術が進みました。これがもし墜落したUFOの部品を提供してもらったとすれば,なんかつじつまが合いませんか?

というわけで,UFOマニアにとっては,「突っ込み不足」と怒られ,UFOに興味がない方にとっては「何寝言行ってるんだ」的な内容になりましたが,ようは「こんなことを考える人もいるんだなあ」くらいにとらえてもらえればよろしいかと思います。

TB先一覧
http://uesama.antena.ne.jp/archives/article/3330.html

またまた調子が悪いライブドアブログ

2005年09月21日 00時58分35秒 | 徒然日記
ライブドアブログについては,最近,サーバが更新されたのか,入力画面などがフルモデルチェンジしました。
操作自体にはだいぶ慣れてきましたが,以前より悪くなったところがあります。

夜9時から2時までは,TBが打てないし,書き込みに時間がかかる

以前は,混んでいてもとりあえず書き込みもできましたし,TBも一応送信ができました。
でも,現在は,まるでだめ。夜しか書き込みができない私にとっては,この環境は死活問題です。
メール等で数回問い合わせをしていますが,なしのつぶてです。
選挙問題でも引っ越しませんでしたが,さすがにこうなると引っ越しも含めて検討しようかなあ,と思っています。
他のライブドアブログの方,調子はどうでしょうか?