あれは,あれで良いのかなPART2

世の中の様々なニュースをばっさり斬ってみます。
ブログ界の「おか上彰」を目指し、サボりながらも頑張ります!

テレビが壊れた(T.T)

2008年11月30日 19時39分21秒 | 家電芸人
すっかり間があいてしまいました。この間,書きたいネタはいろいろあったのですが,個人的な話で恐縮ですが,この週末はそれどころじゃなくなってしまっていたのです。
それは,

「自宅のテレビが壊れた」

ということなのです。

小さな話ではありますが,テレビっ子としては結構死活問題。
ちなみに,テレビは8年前に購入したソニーのベガの25型。当然,アナログです。
まあ,寿命といわれればそれまでですが,「テレビは15年映る」という根拠のない勝手な持論を展開している私からすれば,「地デジギリギリまで持つ」と計算していただけに,この故障は予想外でした。

ことの発端はこんな感じでした。
木曜日の朝,いつものとおり朝起きてテレビの電源を入れようとしたところ,画面が突然,漫画の爆発シーンのような大きな「星印」が表示され,その瞬間映像が出なくなったのです。音声だけは一応出ます。
一応,コンセントを抜いてみたり,テレビをたたいてみたり,ラジバンダリしてみましたが,今のテレビは当然そんなことでは直りません(小さい頃は,テレビ右側を斜め45度で叩くと直る,なんてやってたりしたのですが・・。)。
朝だったので,とりあえずそのまま放置して出勤しましたが,当然,帰ってからも直るはずもありません。
とりあえず,寝室にあった14型のテレビと入れ替えて,一時しのぎをすることに。
一応,これで今はつないでいますが,やはり14型はきつい。

ということで,早速この週末家電ショップ巡りを開始しました。
そんなわけで,この土日はほとんど電機屋さんにいた,ということなのです。
で,肝心なテレビですが・・・買えませんでした。っていうか,「やっぱり,12月に入った方が安いのでは?」という思いがあったからです。また,ある電機屋さんの販売員さんも,「12月になるとバーゲンやりますので,慌てない方が良いかもしれませんよ。」というアドバイスをいただき,ごもっとも,って思ったからです(ちなみに,この一言で「この店は信用できる」と判断し,気持ちはこの店で買おうと傾きました。家電芸人も似たようなことを言ってたし・・。)。

今のところ,この辺りをチェックしています。
1 サイズは37~42
2 液晶
(プラズマがよいかは悩んだ挙げ句,うちの部屋の構造(日が差し込む)と見る番組の大半がニュースとバラエティという点から液晶がよいと決めました。)
3 レコーダー内蔵までは考えていないが,あると便利かな
4 予算は,20万以内。できれば15万以内


それを踏まえて目を付けたのが次のものです(細かい型番は省略します。)。
1 アクオスEX5(37型)
2 レグザZ7000(37型)
3 レグザC7000(37型)
4 ビエラLZ85(37型)
5 ブラビアV1(40型)
6 ウー(42型プラズマ)


この中で,現在一次予選(?)を突破したのは,2と5です。ただし,まだまだ敗者復活戦はあると思います。最後は価格勝負です。
店員の反応や各商品の良し悪しはまた後日報告したいと思います。

しかし,今の地デジ,本当に綺麗ですね。電機屋で見ている限り,「どれも甲乙付けがたい」っていう感じでした。

とはいえ,本当に何で壊れたのかな??ここへ来て別の知人のテレビも壊れたらしいので,ひょっとしたら「アナログテレビ抹殺電波」でも飛んでいるのかな?なんていう妄想に駆られたりします。

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交通量は減っていく,それでも道路は造っていく

2008年11月27日 02時00分08秒 | おいしい道路
国土交通省は,将来の交通量を予測した交通需要推計を発表し,その中で2002年をピークに交通量は減少しており,2030年までの道路需要を13%下方修正したことが明らかになりました。これを受けて,今後の道路財源59兆円のあり方が問題となりますが,一方で,道路族議員の中から,「それと道路建設は別」ということで,地方活性化のための道路建設は必要であるとの意見も出されており,今後物議を醸しそうです。

道路建設の圧縮必至、2030年需要予測を13%下方修正(読売新聞) - goo ニュース

作ることに意義がある?

道路に限りませんが,公共事業の場合,一般に将来の需要見込みなどをベースに事業を展開するか否かを考えます。そして,俗に「無駄な施設」などといわれるものの多くは,この需要見込み,すなわち予測を大幅な外してしまったものになります。
ところが,以前,道路の時も書きましたが,実際,この「予測」というのがどの程度客観的なのかはかなり疑問があり,ほとんどが事業実施のための「作文」になっているのが実情でした。
道路需要などはまさにその典型例で,財務省が予算を付けるときにチェックする点は,「いかに地域が活性化するか」などという抽象論ではなく,「何台通るのか」という将来予測など具体的数値の方ですから,当然,官僚はここをうまいように「作文」をするのです。予算獲得のために,時には既存データすら改ざんすることもあります。

ところが,今回,国土交通省は,禁断の下方修正を行いました。これは,国土交通省の良心ともいえるでしょう(ただ,この下方修正,道路特定財源の一般財源化の本格議論に先行して出てきているため,もしかしたら別の思惑もありそうな気がします。)。
ただ,いずれにせよ,「このまま道路を造ることは相当ではない」と暗に言っているわけですから,当然,59兆円は圧縮されることになります。

しかし,それで困るのは,「地方」に根強い人気の「道路族議員」です。道路予算がなくなれば,彼らは地元にお土産を持ってこられないし,ひどい政治家だと業者からのキックバックがもらえなくなることもあり,結果選挙にもろに影響するからです。現に,既に「そんなの関係ねえ。ハイ,オッパッピー。」モードに入っている政治家もいます。

当然,地域の活性化に必要な道路があることは全く否定しませんが,単に選挙対策のために無駄な道路を造るのはまっぴらごめんです。また,地域の活性化と言っても,一律高規格道路にする必要はありません。スムースな交通が確保できれば十分なのです。
「孫の代までツケを残してでも必要な道路なのか」,この点は特に「今道路が少ない地域の方々」がよーく考えるべきことかもしれません。道路需要が減少するということは,「道路を造っても,その地域に物流が発生するとは限らない」ということを暗示していることも視野において考える必要があります。

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第59回紅白歌合戦出場歌手決定,司会はホワイト赤マン(嘘!)

2008年11月26日 00時59分29秒 | スポーツ全般
タイトルで5GAPを連想できた方,相当な通です。
さて,今年の紅白出場歌手が発表されました。ミスチルや水谷豊さん,羞恥心など14組が初出場となりました。司会は中居正広さんと仲間由紀恵さんになります。

ジェロさんら14組が初出場 紅白歌合戦の歌手発表(共同通信) - goo ニュース

民放とオリンピックパワーを借りる

今回も,特にこれ,っていうメンバーもなく,さりとてものすごいサプライズもないため,比較的「正統派」の紅白を目指していると思われます。
ただ,メンバーを見ると,まず司会が「私は貝になりたい」の夫婦役,羞恥心はご存じヘキサゴン,水谷豊さんは曲それ自体はともかく,今は「相棒」でメジャーに,木山裕策さんも民放オーディションからデビューするなど,「民放任せ」的な色が強いです。
まあ,今の芸能界,民放カラーを排除するのはむりですから,これはこれでよいのでしょうね。

また,ミスチルが初出場ということですが,これはまさにオリンピックの「GIFT」をうたったから,っていうところでしょう。そして,演出として,金メダリストを何人か呼んで,今年のオリンピックのダイジェストでも少し流して「感動をありがとう」みたいなことをやるのだと思われます。これは,オリンピックの年ならではのことでしょう。
ただ,問題なのは,「どこでうたうか」ということで,外からの中継になる見込みのようです。すると,あのゴッド姐ちゃんあたりが,日曜日の昼間に「なんであいつらだけ特別扱いやねん」と切れるのではないか,ちょっと不安があります。

一方で,今年は「脱お笑い」のカラーが結構でているのかな,と思われます。もちろん,若手芸人がワンポイントで応援に来るのかもしれませんが,お笑い芸人が入ってくる場所がほとんどないような感じがします。これは,NHKが「正統派紅白」を目指そうとしている現れなのかもしれません。

さて,今年の紅白,一体どういう演出を考えているのでしょうか。
前述のとおり,「聞かせる正統派音楽番組」を考えているのではないかと推測されますが,個人的に次の企画を実現してほしいと思います(シャレですよ,シャレ!)

1 羞恥心 vs 大橋のぞみとのクイズ大会
2 森進一さん,「おふくろさん」を「川内さん」に歌詞を変えて歌う
3 中居くんのソロ
4 SPEED違反(何を?)
5 いきものがかり,その名のとおり,和田アキ子さんの世話をする
6 青山テルマさん,マイクの代わりにケータイで歌う
7 北京五輪の反省から,口パクは完全禁止
(だから,あの辺とあの辺は落選した?)

ちなみに,毎年恒例の「裏紅白」なんていうのもあります。いつもながら,本当に面白いです。
私が勝手に考えたのはこんなところでした。

星野仙一「負けないで」
船場吉兆の女将「あら見てたのね」
三笠フード社長「一ダースの言い訳」
福田前総理「さよなら」
麻生太郎「迷い道」
北島康介「MUGO・ん…色っぽい」
小室哲哉「MONEY」
泰葉「君がいるだけで」
加勢大周「草競馬」
守屋前事務次官「禁じられた遊び」
大分県の一部教員「分かってください」
社会保険庁職員「夢の中へ」

etc・・かなり強引ですが,ご容赦を。

しかし,紅白のニュースを聞くと,「今年もあとわずかだなあ」って思いますね。

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私は具になりたい,あれ,何か違うぞ

2008年11月24日 18時57分21秒 | テレビ・メディア
タイトルを普通に読んでしまった方,もう一度よーく読んでみましょう。
SMAP中居正広さんが清水豊松役を演じる「私は貝になりたい」が22日から公開されました。制作委員会にTBSが含まれていることから,連日番宣が繰り広げられています。

中居“貝にならず”403媒体取材完走(日刊スポーツ) - goo ニュース

今は戦前と同じらしい

この作品は,過去に,フランキー堺さん,所ジョージさんらが演じた名作ですが,今回脚本家の福島忍さんがあえて脚本を一部手直しするなど,過去の作品とは根幹は同じであっても「中居カラー」をだすなど,単なるリバイバルではないという点を強調しています。
確かに,最初のフランキー堺さんのものは,私も生ではみておらず,しかもダイジェスト番ぐらいしか見ていませんが,戦後10数年後の作品ということで,まだ戦争の傷跡がまだまだ残っていたことから,改めて「戦争はもう止めよう」を見ている人に彷彿させる内容だったと思います。

また,所ジョージさんが演じたものは,94年ということで,世は「湾岸戦争の尻ぬぐい」「バブル崩壊」「もはや戦後ではない」などといわれた時代でしたので,ここでは単に「戦争反対」というアピールではなく,「今の平和,日本の繁栄を本当に支えていたのは誰なのか。また,私たちはそれにあぐらをしてよかったのか。」を考えさせる内容に仕上がっていたと思います。
私も,この所さんの作品は見ましたし,今でもはっきり覚えています。それくらい,インパクトの強い作品でした。ふだんチャラ系キャラだった所ジョージさんが,あれだけ深い演技をしたということから,この作品に込められたメッセージが単純なものではない,っていうことを思わずに入られませんでした。

さて,今回は中居さんが演じます。まだ,映画それ自体は見ていませんし,これから初めて見に行かれる方もいると思いますので,あえて筋書きやオチは一切ここでは書きませんが,今の時代にこの作品はどのようなメッセージを伝えるでしょうか?
ある評論家は,「今までの作品は,いずれも戦後という立場から過去の戦争犯罪を振り返り,平和を考えるというスタンスだったが,今,世界情勢がおかしくなり,経済が混乱し,社会不安が進むなど,まさに「戦前」の様子と同じだ。だから,この作品は,「戦後の反省」ということではなく,「次に戦争が起こったら,果たして私たちには一体何を失い,何を得るのか」を考えさせるのではないか。」などと言っていました。
今が「戦前」というのは,的を射ていると思います。単純に「平和がいい」「戦争反対」ということではなく,「実際戦争が起こると,戦争の本当の被害者は誰なのか」ということをメッセージとして伝えているのではないかと思います。だからこそ,脚本家の福島産は,その部分だけ微妙に脚本を書き換えたのではないか,そう推測されるのです。

難しい話はともかく,もし初めて「私は貝になりたい」を見られる方(特に若い方),この作品をみて,演技のうまい下手とか中居さんの歌が下手だったなどは気にせず,「強者の理不尽さ」「世の中の手のひら返し」「世間の冷たさと暖かさ」を考えてみるといいでしょう。この辺りは,現代社会にも十分つながるので,感覚的に分かりやすいのではないかと思います。むしろ,競争社会が排除されつつある昨今では,「戦争反対」のメッセージは,若い人たちにはかえってピンと来ないかもしれません。
戦争犯罪人とは,決して司令官みたいな偉い人だけではなく,命令通り実行しただけの下っ端も処罰されたこと(しかも実行犯の方が罪が重い場合もあった),世間の人は戦争中は,「頑張って戦ってこい」と万歳三唱で送り届けたくせに,戦後突然戦争犯罪人として逮捕されると,「あの人は戦争犯罪人で逮捕されたんだって」と冷たくあしらうようになること,国はそれに対して何らのフォローもしなかった(できなかった)こと,一方で,日頃から付き合いのある人たちは,助命嘆願のために全力で応援してくれること(逆に言うと,地域や人の付き合いがなければ,誰1人援助がないであろう)などがこの作品中でいろんな形で出てきます。
でも,これって,今の社会でも同じことがありますよね。例えば,最近起訴された音楽プロデューサーや,現在裁判中のIT企業の元社長に対し,マスコミがどのように手のひらを返してきたか,私たちがこの被告人らに対してどのような感情を抱いてきたかなどを思い返してみるとイメージが沸くと思います。

もちろん,「戦争反対」「人の命は大切」というのがこの作品メインテーマであることは言うまでもありませんが,そこだけではなく,いろんなメッセージが込められている,っていうことだけでも理解できると,「自分たちがこれから何をするべきか」がおぼろげに見えてくると思います。

ぜひ,「私は貝になりたい」,ご覧下さい。

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トロッコ問題は本当に難しい

2008年11月23日 11時45分10秒 | 教育問題
ビートたけしさんの番組で,「トロッコ問題」を扱っていました。もっとも,この番組を全部見ていませんので,番組内ではどのように扱ったのかは全く分かりませんので,それを前提に一言だけ。

そのまえに,そもそも「トロッコ問題」をご存じでない方のために,解説します。
線路上でトロッコが暴走してきました。そのまままっすぐ進むと,その先で作業中の5人の作業員が全員はねられて死亡してしまいます。ところが,その線路は二股に分かれており,ポイントを切り替えるとトロッコは左に行きますが,今度はそこでは1人の作業員が作業をしているため,ポイントを切り替えたら5人の作業員は助かるが,その1人の作業員がはねられて亡くなります。さて,あなたならポイントを切り替えますか,それともそのままにしますか。なお,大声で呼びかけるなどしてもこの作業員には全く伝わらず,またトロッコを物理的に止める手法はもはやないこととします。

もちろん,架空の理論です。刑法を勉強すると,緊急避難を学ぶ際に似たような事例の説明を受けますが,これは「自分が助かるためには人を犠牲にしてもよい」という緊急避難の事例を学ぶため,「どっちも他人の命」というこの問題よりはちょっと易しいといえます。

さて,この問題,何が正解でしょうか?

結論から言うと,正解はありません。
ただ,あえて正解を考えるとすると,私は「この問題を読み,悩み苦しむことができる」こと,それ自体が正解だと思います。「それでもトロッコを止める」とかいう回答は,悩みを放棄したことになり,また「どっちか一方の回答を選択し,それが唯一絶対の回答で,もう一方は誤りだ」と決めてしまうことも,どうように悩みの放棄になります。悩み放棄とは思考の停止です。
また,考える上で大切な点は,「「選択後の結果,その後さらにどうなるのか」ということです。もっというと,「5人の作業員の家族と,1人の作業員の家族から,何を言われるか。」という点も,実は隠れ論点になるのです。

この問題を通じて,「人の命には果たして軽重があるのか」を悩み考えてみるとよい,そういう意味合いを持っていると思います。

さらに,この問題には応用問題が作れます。例えば,「5人のところにはイチロー選手と長嶋元巨人監督とみのもんたさんがいて,1人の所には自分の家族がいる」などとした場合とか,「5人の所には麻生総理が,1人の所には民主党1年生議員がいる」などとした場合,さらには「5人の所には自分の両親が,1人の所には自分の妻と子がいる」などとした場合,もっというと「5人の所には妻が,1人の所には子がいる」などとした場合,もっと究極は「5人の所には長男が,1人の所には長女がいる」などとした場合などの想定問題が作れます。
全問で全く悩むことがなく選択できたとしたら,相当な勝負師でしょう。

私も,これは悩みます。

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http://selgae.exblog.jp/8966342
http://blog.goo.ne.jp/d_d-/e/cd1e19ac56a549d3d308bb8e20d15262

次官殺傷事件の容疑者出頭,時間をかけて真相を

2008年11月23日 11時08分11秒 | 裁判・犯罪
埼玉と東京で発生した元厚生省事務次官殺傷事件について,46歳の男が自分がやったとして警視庁に出頭しました。
男が犯行に使ったと見られるナイフを所持していたことから,銃刀法違反で逮捕しました。今後,慎重に殺傷事件についても取り調べるようです。

男出頭、関与の疑い=銃刀法違反で逮捕-元厚生次官宅連続殺傷事件・警視庁(時事通信) - goo ニュース

背後関係はかなりの確率でありそうだ

まずは,今後の捜査の行方を慎重に見守るしかありません。
ただ,今回の出頭,あまりに急転直下すぎます。しかも,通常なら証拠物は犯行後すぐに処分するのであるが,昨日までずっと所持しており,それをすべて持ってきているというのは,尋常ではありません。また,出頭場所が警視庁というのは,明らかに「何らかのアピール」があると思わざるを得ません。

証拠物をすべて用意してレンタカーで来るというのは,「ガサ(捜索差押え)の範囲を自宅に限定するなどして,捜査範囲を広げない」というヤクザ系の人が自首する場合に使う手法に似ています。つまり,「背後関係を探られないようにする」という意味合いを持ちます。
また,2人死亡させているとなると,死刑判決もあり得るにもかかわらず,出頭してくるとなると,例え法律上の自首が成立するとしても(犯人が分かる前の出頭なので,本件では仮に警察がまだこの容疑者であると内部で特定していなかったとしたら,法律上の自首が成立する),これは単に任意的減免事由にすぎないことから,死刑リスクが軽減したにすぎませんから,「お金もらってのヒットマン」というだけではちょっと微妙な感じもします。
あとは,意味不明な動機を繰り返すことで,「自首+心神耗弱」の合わせ技一本での刑の軽減を狙っているかもしれません。
当然,警察もバカではなく,似たような事例は多数扱っていること,また広報発表しない情報を山のように抱え込んでいることから,今後こういう点も捜査を進めていくでしょう。
ただ,仮にヒットマンだとしたら,依頼者の氏名は何があっても口にしないでしょうから,結構大変かもしれません。

いずれにせよ,一つ確実に言えること,それはこの容疑者はネット上でちやほやされたような「義賊」や「天誅を下す仕事人」なんていう輩ではないということです。そんな動機を全く口にしていないどころか,「犬殺されて腹立った」というお門違いなことを言っているからです。もし,いわゆる「仕事人」だとしたら,ここまで劇場型犯罪の場合,まさに「出頭後がアピールチャンス」な訳ですから,ここで仮に背後関係を隠すとしても「年金をいい加減にした輩を成敗した」などと主張するはずです。ところが,今は前述のとおりの「自己保身」をしているにすぎないからです。
そもそも人殺しに義賊なんてありませんが,ちやほやしたり祭り上げるような容疑者ではない,っていうことです。もっとも,この辺りも,警察の発表なので,実際は何をどう話しているのかまだ分かりません。この辺は,公開法廷である裁判の席上である程度明らかになるでしょう。

今後どういう展開がまっているのか,行方を見守りましょう。

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起訴前の保釈はあり得ません

2008年11月21日 02時17分21秒 | 裁判・犯罪
小室哲哉容疑者の弁護人が,保釈に関するコメントを発表したらしいです。

小室容疑者の保釈見通し立たず、普通に話も(サンケイスポーツ) - goo ニュース

サンスポさん,ちょっと違うかも・・

そもそも,この談話,サンスポとスポニチに掲載されており,スポニチでははっきりと「起訴当日の保釈申請の可能性云々」とちゃんと明記されていましたが,サンスポは単に「保釈の見通しが立っておらず云々」となっていました。
もちろん,紙面の関係で端折ったのかもしれませんが,サンスポの記者はひょっとしたら「保釈の意味を理解していない」のかもしれません。
保釈とは,「起訴後勾留されている被告人について,刑訴法所定の要件(証拠隠滅,逃走などのおそれがない)と判断された場合は,一定の担保金(保釈金)を積んで身柄拘束が解かれる」というものです。つまり,逮捕勾留中には,そもそも保釈という制度はないのです。
サンスポでは,あたかも「今すぐに保釈申請がしたいが,お金がないからできない」というニュアンスで書かれているように読めますが,そうだとしたら,完全に記者のミスリードです。その点は,スポニチの記者は一応わきまえていたように思えます。

ちなみに,蛇足ですが,保釈制度の勘違いとして,もう一つ,「保釈金積めば刑務所に入らなくて済む」と思われている方もいますが,そこも間違えです。あくまでも,「刑事被告人」つまり「裁判中」だけの話です。裁判で実刑判決が出れば,どんな大金持ちでも,刑務所に入らなければなりません。

まあ,スポーツ新聞の記者ですから,社会面には弱いと思いますので仕方ないでしょうが,おもしろおかしく記事を書こうとすると,時に墓穴を掘ることがあるなあ,という典型的な記事だったかもしれません。
もっとも,この点については,私も人のことは言えませんが・・。

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結局いつもの審議拒否か・・

2008年11月19日 23時42分13秒 | 政治・選挙
民主党は,政府与党が第二次補正予算案を提出しないことを受けて,参院の審議拒否の戦術を採り,国会は空転状態になりました。

臨時国会は延長へ 参院の審議空転(共同通信) - goo ニュース

自民党の罠にかかった民主党

いつも言ってますが,野党の審議拒否,政局としてセオリーですし,まあ当然の助動詞べしだとは思いますが,この永田町の論理は,一般有権者には通じません。したがって,この審議拒否を通じて,確実に「支持離れ」が進むことになるでしょう。
ただ,離れた支持者は自民党に行くかというとそうでもありません。単に「無党派」に変わるだけの話です。
つまり,この戦術,自民党が仕掛けた「選挙対策戦略」の一環として,民主党おろしを図るべく,予想どおりの審議拒否にし向ける「罠」だったわけで,民主党は「わかっちゃいるけど,案の定」という形で罠に乗ってしまったのです。
しかし,罠を仕掛けた自民党も残念なことに,「補正予算案を出さない」という点が,かなり有権者のひんしゅくを買うことになってしまったこと,なによりも給付金が予想以上に評判が悪かったため,支持者を増やすことに至らなかったのです。
つまり,この罠は「2人負け」となったにすぎないのです。

民主党としては,やはりこういう時期だからこそ,審議に応じた上で,はっきりと議論を尽くすべきなのです。国会でのディベートで与党をぎゃふんと言わせられれば,一気に支持者は増えます。
逆に,自民党も,景気対策を本気で考えているのであれば,補正予算案を早く提示し,「これだから,景気回復しますよ」と国民を安心させるべきなのです。

このままでは,次の選挙は,「史上最低の投票率」というレッテルだけ貼られて終わってしまいかねません。投票率が低いということは,「組織選挙」ということになりますから,野党不利となるでしょう。

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年金テロ?厚労省次官経験者連続殺傷事件の謎

2008年11月18日 23時25分27秒 | 裁判・犯罪
年金課長や年金局長を務めた元厚生省事務次官が,昨日今日と相次いで玄関先で襲撃される事件が発生しました。
2つの事件の関連性については現在警察で捜査中ですが,警察庁は,厚生労働省からOB及び現役官僚に対する警備を強化するとのことです。

元厚生次官宅2軒に襲撃 計3人死傷、連続テロか(朝日新聞) - goo ニュース

実力行使だけは絶対に許されない

一連の年金問題や,後期高齢者制度などで,厚生労働省に対する憤りを感じている方は多いかと思います。しかし,だからといって,「官僚を襲撃する」という発想になる人はいないはずです。当然です,日本は,「実力行使あり」の国ではないからです。
国の政策に不満がある人は当然いますが,それが実力行使を容認する理由には全くなりません。言論には言論で,政策には選挙で対抗するのが,民主主義の基本です。実力の公私は,いかなる理由があろうとも,決して正当化されることにはなりません。まして,人の命を狙うというのは言語道断です。ここに「正義」は全くありません。

今回の犯人が,何の目的なのかまだ分かりませんが,仮に今の年金制度や過去の運営に納得がいかないのであれば,それをしっかりやってくれるであろう政治家を選ぶことや,行政オンブズマンなどを立ち上げて,情報公開などから問題点を堂々と追求すればよいのです。
犯人には速やかに自首し,すべての真相は洗いざらい供述してほしいものです。

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http://uesama.antena.ne.jp/archives/article/51963.html
http://zara1.seesaa.net/article/109864685.html
http://niseotsuka.blog.shinobi.jp/Entry/1097/
http://hon-5.blog.ocn.ne.jp/honshitsu/2008/11/post_c8fb.html
http://shadow9.seesaa.net/article/109844174.html
http://blog.goo.ne.jp/tenjin95/e/8dc738a16250d288324678c67cf9dfd3
http://isata.seesaa.net/article/109874005.html
http://aramahosi.cocolog-nifty.com/asaborake/2008/11/post-2b16.html
http://blog.goo.ne.jp/datian17town/e/0f2428e051c05c92abe40ec0c80758da
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また死亡ひき逃げ,共通点は「飲酒運転」

2008年11月16日 21時57分49秒 | 裁判・犯罪
またしても大阪で死亡ひき逃げ事件が発生しました。
なくなったのは,16歳の少年で,新聞配達の途中にはねられ,そのまま5キロほど引きずられたもようです。
41歳の容疑者は,自動車運転過失致死罪などで逮捕されました。調べによると,「飲酒運転の発覚が恐かった」とのことです。

またひき逃げ・引きずり容疑、16歳死亡 大阪・富田林(朝日新聞) - goo ニュース

飲酒運転の厳罰化の弊害という理由で片づけてよいか?

飲酒運転にからむ重大事故が多発したことから,現在では飲酒運転については相当な厳罰化に法改正を行い,その結果,飲酒運転の件数それ自体は減少してきました。また,社会的にも,いままで容認される傾向があった飲酒運転について,「厳罰化は当然」という風潮が強くなってきました。
ところが,一方で,厳罰化をおそれるあまり,「何とか逃げる」という輩も増えてきました。そのためか,最近では,悪質な死亡ひき逃げ事件が増加しているような気がします。
しかも,飲酒運転で人をはねてしまった場合,危険運転致死傷罪になる可能性が高いということから,それを回避するために,しばらく逃げて,飲酒に関する証拠を抹消してしまう(時間がたてば特に立証困難)という輩もおり,結果,検察側も危険運転致死傷での起訴が困難になった,などという話もよく聞きます。

飲酒運転を厳罰にするのは当然です。ひき逃げの原因が飲酒運転を隠すためだから,飲酒運転の罪を軽くすればひき逃げが減るのでは,というのは本末転倒な話でしょう。
むしろ,「逃げた方がもっと重くなる」ということを見せしめられるくらいに「ひき逃げも重罰化」が必要なのではないでしょうか。
特に,飲酒運転を隠すために逃げたという場合は,呼気検査などで飲酒の結果が出なかったとしても,「飲酒の事実」が立証できれば,飲酒運転であるという推定規定を設けること,さらには,少なくともひき逃げの場合は,飲酒の事実が推定できれば「危険運転致死傷罪が成立」というくらいの法改正も必要なのではないでしょうか。
とにかく,「逃げ得は絶対に許さない」「逃げるほど罪は重くなる」という法体系を確立する必要があるでしょう。

「なんでも厳罰化はいかがなものか」という厳罰化批判論も展開されていますが,ここまで似たような悪質ひき逃げ事件が続くとなると,もはや理ではなく,法で対応するしかないでしょう。

ちなみに,ひき逃げをした場合の民事上の責任ですが,自賠責保険や任意保険については,基本的には使えません。被害者保護という観点から,保険会社は被害者に対して一定額の支払いはしますが,その全額は加害者に請求します。
人1人はねると,怪我だけでも数百万円の請求は免れませんし,殺してしまうと億に近い額の借金を背負うことになります。もちろん,これは自己破産しても免責されませんから,「一生借金を背負う」ということになります。
したがって,民事上は,「逃げ得」ではなくなりますし,こうなると,今後一生,自分の娯楽のために使えるお金は1円もない,ということになります。

刑罰はもちろんのことですが,こうした民事上の責任もあることもアピールした方がよいかもしれません。
まあ,もっといえば,そもそも論に戻って「飲酒運転は絶対不可」ということをもっと多くの人に自覚してもらいたいものですね。ありきたりの表現ですが,「車は走る凶器」なのです。

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