若女将の修行日記

『写真館の若女将・成長記録』のはずが、いつのまにか『若女将のおとぼけな記録』になっていました。

続きは本編で

2010-05-31 09:35:33 | 映画と本
二代目は常々、『続きはWEBで』方式が嫌いだと言っています(→『二代目の修行日記』)。特に、テレビのCMでその方式が出てくると、「この15秒、30秒で勝負しろよー。ズルイよ、コレ~!」と怒っています(彼はCMに一つの芸術性を感じるらしく、とても熱心に、作品としていつも見ているようです)。

私が最近感じているストレスは逆の感じのこと。

映画の予告編で、あまりにもハイライトシーンを見せ過ぎる傾向にあるような気がしています。昔もそうだったのに、気付かなかっただけなのか、自分が歳をとって偏屈になってきたのか分かりませんが。

映画本編を見終ったときに、「結局、予告編で見た部分がこの映画の一番いいシーンの全てだったな」と思ってしまうこと(例:『崖の上のポニョ』、『プラダを着た悪魔』、『WALL・E(ウォーリー)』)や、「よく作った人間が許可したな」と驚くほど、ストーリーを教えちゃうこと(例:『Sex and the City I』のとき、「え!?Mr.Bigは結婚式当日に裏切って4人でバカンスに行っちゃうんだ」と思っちゃったから。ま、結局観たけども)等が多いような気がして。

勿論、魅力を振りまかなくては映画本編を観ようとしない訳ですから、仕方が無いのかもしれませんが、もっと『続きは本編で』的なふくみがあって、「どーなの?どーなるの?早くみたーーい!」といった想像力を掻き立てる予告編がいいんだよな、私は。

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