若女将の修行日記

『写真館の若女将・成長記録』のはずが、いつのまにか『若女将のおとぼけな記録』になっていました。

今どきの若い衆

2008-11-13 00:04:19 | その他
ある中学の撮影で、重い機材を担いで階段を降りていたら、突然前を歩く男子が、「持ちますよ!」と私の荷物を半分持ってくれました。「ありがとー、紳士だねぇ」と言うと、「当たり前っすよ!」の答え。

ある高校の野球部の撮影で、重い機材を担いで移動していたとき、私の斜め後ろからガチャガチャという音がしました。振り向いてみると、恥ずかしそうに一人の野球部員が、私が運び残していた機材を持って、付いてきてくれていました。「ありがとー、助かるよー」と言うと、一言「ウッス」。

あるホテルで、納品する結婚式のアルバム(これが信じられない位に重い)を担いでエレベーターに乗りました。お客様に納品する物なので床に置く訳にもいかず、行く先ボタンをなかなか押せなくて右往左往していたら、突然外から金髪のお兄さんが乗ってきて、「押してあげますよ」。そして、ボタンを押すなり、ススっとエレベーターから消えていきました。私はその頼もしい背中に「ありがとーございましたぁぁ」と叫んだのでした。

今どきの若い衆は……という枕詞には大抵、情けないコトバが付きまといますが、なかなかどうして、優しさを行動に移す勇気を持った若者が結構いて、感心しちゃいますよ。

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2 コメント

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私も「若い衆」であった… (hollyleaf)
2008-11-26 00:04:19
若女将の目頭を熱くする若い衆がいます。ちょっと勇気を出して手を差し出した人も居れば、自然と手を差し延べた人もいるでしょう。

正直、この先、長生きしても嫌な日本を見るだけだな~と思うことが多々あります。でも、若女将の「今どきの…」を読んで悲観しちゃいかんよな~、と思った次第。
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そうそう (若女将)
2008-11-26 00:15:28
今日も撮影の後、機材が重いので、「誰か手伝ってくれんかのぉ」と高校生に小さい声で頼んだところ、「おーい、お前ら、コレ運べ!」と、声をかけあって全ての機材を運びきってくれました。ホント、ちょっと見ワルイ感じなんだけど、イイ子です、みんな。

日本の将来も捨てたもんじゃない。イイ国になるように、太郎さんにも頑張ってもらわなきゃ。
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