若女将の修行日記

『写真館の若女将・成長記録』のはずが、いつのまにか『若女将のおとぼけな記録』になっていました。

マーラー「一千人の交響曲」@NHKホール

2016-09-19 17:07:12 | 音楽(足利市民合唱団)

5年ほど前にこの曲がN響で演奏されたとき、お仕事で行かれませんでした。でも、今回、そのとき残念がっていたことを知っていた伯父夫妻が招待してくれて、行ってきました。えへへ、5年前自分で行けなくてラッキーだったじゃん(←間違い)。

大オーケストラ(ハープ4台には驚いた)に200人を超える合唱団。ド・迫・力の公演でした。勿論、世界屈指の(だと思う)ソリストの方々は繊細に、豪快に素晴らしかったのだけど、やっぱり今回は『圧倒的なフォルテ』を求めて行ったので、合唱が嬉しかったです。右半身に鳥肌がゾバババババって立つ感じ。会場の方も同じ気持ちだったのか、200人の合唱団員さんがすべて舞台を降りきるまで拍手が続きました。それも、なんだか感動だったなぁー。

 

そしてふっと思ったのは、私は普段いわゆる「大音量」が苦手なのに、どうして大丈夫なんだろう?ということ。カーステレオや、レストランなどで自分の好み以上の音量で音楽がかかっていると、心臓がばくばくしてしまって逃げ出したくなります(なので、一人で運転しているときなどは、セカオワさんや第九が囁くような声で演奏されています)。でも、オーケストラだと大丈夫。更に言うと、1年前に初挑戦したセカオワさんのライブも大丈夫でした。要するに「生音」なら大丈夫だってことなのかな?

また、換気扇や扇風機などの継続的な機械音も苦手です。パソコンの「ぶおーーー」という低音こそ慣れましたが、車のエアコンはどうしても「2」より強くすることはできません。それなのに、カエルやセミの声で、心臓がばくばくすることはない。それもやっぱり、「生音」だから、ってことなのかなぁ……。ただ、昨今真夏のセミの鳴き声は絶叫過ぎて、ちょっとうるさいけど(笑)。子供のころから、ナンダカンダと音楽と縁のあった人生を送っている私の、「音量」との上手な付き合い方探しは、まだまだ続いて行きます。

 

ときに、マーラーさんはこの曲を「一千人の……」とキャッチ―に表現されることを嫌っていたとか。今も天国で嫌がってるかな。もう諦め顔で「好きにしなさい。」と苦笑いしてるかな。