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若女将の修行日記

『写真館の若女将・成長記録』のはずが、いつのまにか『若女将のおとぼけな記録』になっていました。

なるには

2009-04-13 20:13:22 | マツモト写真
中学校の図書室で撮影があり(写真屋さんは色々な場所をお借りするんです)、待ち時間に本棚を眺めていました。懐かしいシリーズを見つけました。

それは、「なるにはBOOKS」シリーズ。『○○○(職業名)になるには』という題名の本がズラリと並ぶそのシリーズは、「将来、何になろっかなー」と無限の可能性に心を躍らせていた幼い私の大好きなシリーズ本でした。『看護婦』、『ケーキ職人』、『学校の先生』……色々な仕事に就く自分を想像しながら、わくわくと読んだ記憶が蘇りました。その頃、『写真・八ミリクラブ(二代目が部長)』のお荷物的存在であった私が、写真館の女将さんになるとは夢にも思っていなかったので、自らを自らの手で食べさせていくための職業を、本気で探していました。あの頃、何か別の『なるには』を本気で目指し、その道を突き進んでいたら、今の生活とはかけ離れた毎日を送っていたのかも……。

今日は、あの日の自分目線ではなく、大人目線で、久しぶりに『なるには』シリーズを物色。一番興味をそそったのは、『力士になるには』。力士になるにはどんな努力が必要なのか、是非読んでみたいですねぇ。


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シャッターチャンス

2009-04-12 11:20:31 | マツモト写真
大きなカメラとレンズをとっかえひっかえ、影の二代目(義姉)が桜の花吹雪と格闘(撮影)していました。「いやぁ、待ってると風が吹かないよ」と戻ってきて、外を眺めていると風がサーッ。一斉に花びらが舞っていきました。


10年位前でしょうか。二代目と私がまだ東京に暮らしていた頃。ある大きな流星群がやってくるというので、暗い空を求めて、仕事が終わった後足利へ向かいました。カメラの機材を山のように担ぎ、義父と共に秘密の撮影場所へ。私は寝袋と毛布に包まって地面に寝転び、観測体制OK!そして、二人は「わー、きれーい。流れ星だー。願い事なんて言えないよー、早いよー」と騒ぐ私を無視して、一生懸命、撮影のセットを組んでいました。

その時、ものすごく大きな星が流れていきました。一瞬コトバを失った後、「うわっ、うわっ!すごいデカい!!」と叫んだ私に二人は反応。二人が目にすることが出来たのは、あまりの大きさに生じた残像の星の尾っぽだけでした。その後、二代目は勤めていたスタジオの師匠と電話連絡をとり(師匠も、別の場所で撮影中)、「今のはスゴかったなあ!」と言われて、落ち込んでいました。

明方に足利を出発。私はそのまま職場へ向かいましたが、二代目は「流星翌日特別休暇」でお休みでした。

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