雀さんの一生は3年くらいらしい。
その間に、ペアを見つけ、巣を作り、卵を産んで、夫婦で卵をあたためる。
卵は4ないし8個。10ないし12日すると雛が誕生する。繁殖期は3月から8月。
羽毛が生え揃うまでに2週間かかる。
雛が巣立ちしたあとも、しばらくは世話を続ける。
⭐
等々、雀について学習をしました。
雀さんの一生は3年くらいらしい。
その間に、ペアを見つけ、巣を作り、卵を産んで、夫婦で卵をあたためる。
卵は4ないし8個。10ないし12日すると雛が誕生する。繁殖期は3月から8月。
羽毛が生え揃うまでに2週間かかる。
雛が巣立ちしたあとも、しばらくは世話を続ける。
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等々、雀について学習をしました。
1
雨が止んでいるようだ。雨音が消えた。雨脚も此処からは見えない。しかし空はまだミルクと墨を3対7で混ぜた薄墨の色をしている。
2
3時になっていないのに、三時のおやつのチョコレートを二切れ食べて、珈琲を淹れてもらった。チョコはカカオ豆72%のチョコレート効果のもの。
3
嘘かほんとか、この72%チョコは、血糖値を上げないらしい。でもほんのり甘い。甘いということは、糖分があるということだろう。
4
退屈を覚えている。気分転換のために、そこらをしばらく歩いて来るのもいいと考えるが、途中でまた降り出されたらと思うと決心がつかない。
雨がそぼ降る中を、雀さんたちへ、玄米の餌を提供して来ました。濡れながら。
餌場にやっと近づくようになっています。警戒心がすこし除かれたのでしょうか。
部屋の中から観察が出来ます。やって来る雀さんたちを眺めるのは、いまの老爺の楽しみです。
1
いまは、風が吹いていないようなので、雨が垂直に落ちて来ています。大粒なのでそれがよく見えます。
2
洗濯物干し台のステンレス製の横向きの竿から、雨水の玉がストトンストトンと落ちています。大粒の飴玉です。
3
わたしが目にしているのはこんな風景です。
4
こんな風景だって、わたしが死んでしまって目がなくなってしまったら、見えない。見ようたって見えないのです。
5
だったら?
6
だったら、見えるうちに見ておくのです。これが最善の方法です。開いている目です。見えている目です。
7
雨を見させてあげています。しとしと降ってくる雨を見せています。目はこの理屈を理解して、見開いて見ています。
8
雨がいきなりひどくなってきました。本降りです。空が墨を流しています。
9
わたしは大きく深呼吸をします。深呼吸が出来るのはわたしが今日ただいまを生きているからです。
10
わたしはわたしの目の明るい内に、輝いている内に、愛するものや愛する人を見ていなければなりません。愛すべき地上の、万物を見ていなければなりません。
1
こんなに雨の降る日でも、雀たちが庭に来て籾殻を啄んで遊んでいます。
2
風もあります。人間たちは外に出て行けません。
3
彼らは雨に濡れないのかなあ。羽に水をはじく装置が施してあるのかなあ。
4
良く来てくれた良く来てくれた! 声にならない声を掛けます。歓迎の意を表して、部屋の中から手を振ります。
5
わたしは雀たちを眺めて楽しんでいます。楽しんでいる彼らを眺めていると、こちらも楽しいのです。
6
今日はあいにくの雨の日。風もある日。なんにもすることのない老爺がいます。へなちょこ顔をして、退屈をしています。雀がそこへ飛んで来ます。
僕に見られているピンクの牡丹花。ピンクなのは、僕に見られているからかな?
外は雨。雨が降っているけど、牡丹花は濡れてはいない。僕がベランダに移動させたから。
いま満開。大輪である。直径20cmは超えていそう。SKDの踊り子のようにはなやかだ。
ふふ、ふ。老人の僕に見られたって、羞恥なんかしないよね。顔を紅くしたりはしないよね。だよね。
でも、それでも、僕は牡丹花を見ている。
どう? 美意識を発露する人間に、見られているって感覚って、悪くないでしょう?
1
ノ リホリホ ノ ラ イノハ
ハワイの島々の踊りの音楽「コナ カイ オプア」より
2
リホリホ わたしはあなたの名を讃えます。
3
「リホリホ」は、神さまの名前。島々に住んでいる人々を守護している神さまの名前。
4
ハワイの島々に住んでいる人々はリホリホに守られて暮らしている。そのことをちゃんと知っている。それに応えようとしている。歌う。踊る。
5
感謝を覚えている。守られていることが嬉しいのだ。嬉しくしていると歌が溢れて来るのだ。嬉しい足や手や腰が踊り出すのだ。陽気に陽気に踊り出して来るのだ。
6
クウ ラ コイリ イ カ イリ カイ
ああ、太陽の光が、海の波に反射して光っている!
(まぶしいよ。目が開けていられないよ。あれがリホリホだよ)
7
アロハ ナ キニ アオ ホオルル
ホオルルのこどもたちはとても愛されている!
とても愛されている! わたしたちはとても愛されている!
8
神さまと人間の、平和の仲介者が、いつの時代にも、どこの場所にもいるものだ。神のみ遣いの天使たち。神さまの声が聞こえてくる人たちが踊り手だ。神のみ遣いとして踊り出す。神のみ名を讃えて踊り出す。
(日本では神楽があるよね。天照大神の天岩戸の前で神楽が舞われたんだよね)
9
ノ リホリホ ノ ラ イノハ
リホリホの神の名を、わたしたちは讃えます。
浜辺に来て、神さまを讃える踊りを、わたしたちは踊ります。楽しく楽しく歌って踊ります。
10
わはは、種明かしをします。家内がこれを練習しているのです。
それで歌を覚えようとして、トイレの壁にもこの歌詞が貼り付けてあります。
家内の部屋に行くと衣装がずらりと架けてあります。その気の家内が踊るたびに、だんだん神がかって来ているように見えて来ます。