もうすぐ午前0時。
目が覚めてしまった。
どうしよう?
寒いようで暑い。暑いようで寒い。
風邪を引きたくはない。
電気行火をベッドに差し込んだ。中くらいにして。
夜明けまではまだ長い。
枕元読書をしようか、眠くなるまで。
もうすぐ午前0時。
目が覚めてしまった。
どうしよう?
寒いようで暑い。暑いようで寒い。
風邪を引きたくはない。
電気行火をベッドに差し込んだ。中くらいにして。
夜明けまではまだ長い。
枕元読書をしようか、眠くなるまで。
わはは、気を楽にせんかい!
ゆるやかにせんかい!
どう焦っても、どうあがいても、どうにもならんじゃろうが。
自分に言い聞かせること幾度か。
やれやれ、この爺さんは、世の中の憂いを一人抱え込んだみたいにして、コロナ鬱に捕まったみたい。
愚かな愚かな山里のお爺さん。
何だか精神不安状態が続いている。コロナ鬱だ。
暗いニュースばかりが目や耳に入って来る。それがもう長期に及んでいる。
いったい世の中はどうなってしまうのだろう、などと思ってしまう。
こちらも暗い気持ちを引き摺っている。これはみなさんもいっしょだろう、たぶん。
此処をどうするか。どうやって乗り越えて行くか。人類の智慧を集めなければならないときだ。
6
残りを弟の家に運んで行った。弟がまだ生きている頃には、我が家にやって来ていつもこの白い根を持つ九条葱をねだった。葱料理が好きだったのだろう。今日はほかに春菊、サニーレタス、ブロッコリーなども届けた。
7
帰りに苗物屋さんに立ち寄って、ジャガ芋の一種の、「男爵」を1キロ買い求めた。もちろん植え付けるためである。明日これを植え付けよう。もう霜の害も受けないで済むだろう。
農作業をしているときには世の憂さを忘れていられる。
6
残りを弟の家に運んで行った。弟がまだ生きている頃には、我が家にやって来ていつもこの白い根を持つ九条葱をねだった。葱料理が好きだったのだろう。今日はほかに春菊、サニーレタス、ブロッコリーなども届けた。
7
帰りに苗物屋さんに立ち寄って、ジャガ芋の一種の、「男爵」を1キロ買い求めた。もちろん植え付けるためである。明日これを植え付けよう。もう霜の害も受けないで済むだろう。
農作業をしているときには世の憂さを忘れていられる。
4
午前中に畑の九条葱を掘り上げた。スコップを深く下ろして梃子にして浮き上がらせて、引き抜いた。もう薹が上がり始めている。子孫を作る準備態勢に入ったのだ。
5
土寄せを何度となく繰り返して来たので、土の下が深くなっている。その部分だけは雪のように真っ白になっている。美しい。一部は、洗って揃えて、今夜の鍋料理の材料になる。
3
炬燵に入って暖を取りつつ、ちらりちらり無観客の大相撲をテレビ観戦する。そして、片方で読書もする。眼鏡が二つ必要になる。近い方を見る眼鏡と、遠い方を見る眼鏡と二つ。
相撲は終わった。ニュースが流れて来る。東京では桜の開花宣言が出されたようだ。観測を始めた昭和28年以来もっとも早いらしい。といいながら、今日は真冬の寒さになって、関東地方では雪も降っているらしい。
2
裏の軒下に列べている椎茸の原木に、ホースで水掛をしてから、家の中に戻って来た。
原木がからからに乾いてしまわないように、裏手に回って行って、一日に何度かこの水遣りをしている。
小さい椎茸が幾つか立っているが、どうしてだか余り成長をしてこない。収穫の楽しみからここのところ遠退いている。
1
夕方5時を回った。気温は11度あったが、しだいに下がり始めている。
冷たい風が吹き荒れていて、首の辺りがすうすうして来る。外に出ていられない。
外にいたら風邪を引いてしまいそうである。
まだ日が高いから、農作業を続けてもいいはずなのだが、とにかく寒い。耐えられそうにない。
新型コロナの患者が当県でも報告されている。わたしは老いている。免疫力は弱い。油断はできまい。
チンチョウゲの白い花。
今日は、春の舞台の主役俳優。
演じるのは可愛い踊り子さん。風に揺れる。光に透ける。
わたしはこれをお縁側から眺めている。
キレイキレイキレイの声を、如雨露に詰めて、降り注ぐ。