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阿弥陀経をひもどいて安らぐ。

2024年07月02日 17時14分33秒 | Weblog

従是西方過十万億仏土(じゅうぜさいほう かじゅうまんのくぶつど)、有一世界、名曰極楽(ういつせかい みょうわつごくらく)。其土有仏、号阿弥陀(ごどうぶつ ごうあみだ)。今現在説法(こんげんざいせっぽう)。彼土何故、名為極楽(ひどがこ みょういごくらく)。其国衆生、無有衆苦(ごこくしゅじょう むうしゅうく)。但受諸楽。故名極楽(たんじゅしょらく こみょうごくらく)。  

阿弥陀経より。

今日はこの経典に帰って来て、わたしは安らぐことにします。みなさまもどうそお安らぎくださいね。

ここから十万の仏の世界を過ぎて行くと、極楽と名付けられた一つの世界が有ります。其の土(=国)には阿弥陀と号されている仏様がおられます。いつもいつもお姿を現されて、仏の法を説いておられます。(仏は、わたしたちが救われていく道があることを説いてお聞かせになっています)救いを得たその仏国土の人たちは、誰もがすべての苦しみというものから解放されて、ただただ安心の楽しみに浸っておられますので、この仏国土を極楽浄土と申し上げておられます。

不思議に思われているかもしれませんが、西方(未来の世界)には、十万億もの仏国土があります。その一つ一つの世界には仏様がおられます。十万億とは無限数ということです。極楽浄土で安心を得た成仏した人たち(=仏様たち)が、それぞれに救済実践の場を設けて仏国土を建設されているからです。

わたしたちもいづれそうなります。わたしたちは仏様になるのです、未来世界では。

阿弥陀仏が建設された極楽浄土は、未来世界の最先端に位置しています。いわば銀河鉄道の機関車です。十万億の仏世界を率いておられます。

救済実践をしながら、宇宙中を先へ先へと進んでいきます。じっとしてなんかいないのです。進んでいけば進んで行くだけ、仏様はますますランクを上げて行かれます。永遠の高みへ高くなっていかれます。仏教の教えは凄いなあと思います。停滞がないのです。

阿弥陀仏は、無量寿如来、無量光如来の別名があります。「無量」は、「わたしたちでは計り知ることができない」の意味があります。「寿」は無限時間、「光」は無限空間です。無限に生きて生きて生きて活動して活動して活動している仏さまです。活動範囲は広いので、わたしたちの衆生救済の活動だけではないだろうと思います。

此処に書いたことは、わたしの推論です。わたしを安らげる推論です。

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