The Game is Afoot

ミステリ関連を中心に 海外ドラマ、映画、小説等々思いつくまま書いています。

これから読む予定のミステリ:その(2)

2022-07-14 | ブックレヴュー&情報
前回書いて間が開いてしまいましたが、その(2)です。

※ 『われら闇より天を見る』クリス・ウィタカー著

実はこの作品は未だ出版されて居らず、現時点では2022年8月17日早川書房から発売予定
の作品です。

出版社内容情報
自称「無法者」の少女ダッチェスと、過去に囚われた警察署長ウォーク。彼女たちの町に、かつて
の事件の加害者ヴィンセントが帰ってくる。彼の帰還はかりそめの平穏を乱しダッチェスとウォー
クを巻き込んでいく。そして、新たな悲劇が起こり……解説/川出正樹

解説によれば、
家族小説、ロードムービー、そして一級品の謎解きミステリとしての凄まじい強度。ここに描かれ
たアメリカは、どんな人の心も打つ。本物の傑作!
と書かれています。

何やら、とても惹かれ、出版が待たれる作品です。

☆ 追記です
7月29日 カバー発表されました



※ 『ジャギー・ベイン』ダグラス・スチュアート著

早川書房

公式ページの案内によれば、
本書はブッカー賞受賞に加え、全米図書賞の最終候補作になり、2021年の全英図書賞の年間
最優秀作品賞も受賞。原書は英語圏のみで既に100万部を売り上げ、英米の文学界で高い評価
を得ている注目作です。
とあります。

概略は、
1980年代、英国グラスゴー。“男らしさ"を求める時代に馴染めない少年シャギーにとって、自分
を認めてくれる母アグネスの存在は彼の全てだった。アグネスは、エリザベス・テイラー似の美女。
誇り高く、いつも周囲を魅了していた。貧しさが国全体を覆っていくなか、彼女は家族をまとめ
ようと必死だった。しかし、浮気性の夫がアグネスを捨ててから、彼女は酒に溺れていき、唯一
の収入である給付金さえも酒代に費やしてしまう。共に住む姉兄は、母を見限って家を離れて
いくが、まだ幼いシャギーはひとり必死にアグネスに寄り添い──。

けっして生きる誇りを忘れなかった母子の絆を描く、

※『過ちの雨が止む』アレン・エスケンス著

創元推理文庫

過去ご紹介した『償いの雪が降る』『たとえ天が墜ちようとも』に続く、アレン・エスケンスに
よる3作目になります。


≪内容紹介≫
大学を卒業し、AP 通信社の記者となったジョーは、ある日、自分と同じ名前の男の不審死を知ら
される。死んだ男は、ジョーが生まれてすぐに姿を消した、顔も知らない実父かもしれない。
ジョーは凶行の疑いがあるという事件に興味を抱いて現場の町へ向かい、多数の人々から恨まれ
ていたその男の死の謎に挑むが。家族の秘密に直面する青年を情感豊かに描く『償いの雪が降る』
続編。解説=若林踏

前2作品共胸に染み入る様な好きな作品でしたので、この3作目も楽しみにしています。

このカテゴリーで書いているあいだにも読了した作品、又新たに読む予定リストに追加した
作品等沢山追加になっていますので、機会があり次第追記していきます。

 過去記事
※ これから読む予定のミステリ:その(1) 





3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Unknown)
2022-07-28 13:57:28
最近これを読みました。
Caroline Graham の "The Klillings at Badger's Drift"
返信する
Unknown (Unknown)
2022-07-28 15:48:57
名無しでごめんなさい。コメントは葉椰子です。
返信する
>Unknown (Yam Yam)
2022-07-28 17:16:06
葉椰子さん、はじめまして。
お名前もありがとうございます。
キャロライン・グレアムの『バーナビー警部』の作品ですね。
『蘭の告発』タイトルで翻訳されているようですが、以前拙記事でご紹介したくせに残念ながら読んでいま
せん。機会があれば、原作がどんな風だったか教えて下さいませ。
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