The Game is Afoot

ミステリ関連を中心に 海外ドラマ、映画、小説等々思いつくまま書いています。

『ドクター・フー』12代目ドクター最後の言葉

2018-09-02 |  ∟Doctor Who
“Doctor Who” : S10 Christmas Special “Twice Upon a Time”

2017年12月放送

13代目新ドクターの情報がポツポツと小出しになされているところではありますが、どうしてもその
波に乗り切れないワタクシは未だに12代目ドクターが脳裏に残っている所です。
思えば、S8で12代目ドクターでピーター・カパルディ―が発表された時も今ひとつ不安があり、
あの溌剌とした11代目マット・スミス・ドクター からいきなりオジイサン、もとい、オジサンに
代わって大丈夫なんだろうか・・・・と心配であったのですが、これが次第に良くなったんですね~。
そして、外見も白髪となり、髪の毛が長くなって(爆発)何となく柔らかな雰囲気も感じられ益々
チャーミングさが増し、セクシーに見えてきました。
終わってみれば、誰よりもドクターらしいドクターであった様な気がしている所です。


”Twice Upon a Time”「戦場と二人のドクター」でいよいよ”regenerate”(再生)した訳ですが、
この再生シーンがこれまで一番印象深く何度観ても涙、涙です。

12代目ドクターは再生を拒み続けるのですが、これは現在の姿が変わるのが嫌であると言う意味で
はなく、再び再生して生を続ける事を拒否していたと言う事でした。
大切なコンパニオンであるクララを失い、時空を超えた最愛の妻 リバー・ソングも亡くなり、宿敵
であり親友であったミッシー/マスターも、新しいコンパニオンのビルも、大切な人々を全て失って
しまった為生きる意味を見出せなくなったんですね。

ただ、その後色々あり(このエピソード概要は又追って書きます。書ければ)、再び再生を受け入れ
る決心をするのですが、その際の遺言、又は次のドクターに向けての申し送り(?)が泣けるんです。

長いですけど下記に、
(姿が変わる苦痛に耐えながら ターディスの音に応えるように)


”Oh, there it is. Silly old universe. The more I save it the more it needs saving. It's a treadmill”
ー 『あ~、又だ。宇宙は変わらない。1つ救うと次の危機。その繰り返しだ』

“Yes, yes I know they'll get it all wrong without me.
ー『分ってる。私が居なくては立ちゆかない』

“Well, I suppose...one more lifetime won't kill anyone. Well, except me.”
ー『そうだな...もう一度くらい生きても誰も困りはしないだろう。まぁ、私以外は』


“You wait a moment, Doctor. Let's get right. I've got a few things to say to you. Basic stuff first. ”
ー『少し待て、ドクター。 ちゃんとやろう。いくつか伝えたい事がある。 まずは基本的な事』

“Never be cruel, never be cowardly. And never ever eat pears ! Remember – hate is always foolish・・・
and love, is always wise..”
ー『冷酷にも臆病にもなるな。 そして絶対梨は食うな。 覚えておけ、憎悪は常に愚かだ。
そして、愛は、常に賢明だ』

 
“Always try, to be nice and never fail to be kind. Oh, and...and you mustn't tell anyone your
name. No-one would understand it anyway. Except・・・ 
ー『何時も出来るだけ感じよく、そして優しさだけは忘れるな。 そして、もう一つ、本名は
誰にも言うな。どうせ誰にも理解出来ない。ただし・・・』

”Except...children. Children can hear it.. Sometimes -if their hearts are in the right place, and
the stars are too. Children can hear your name.”
ー『ただし、子供達は別だ。 子供達には時に聞き取れることがある。 もしその子の心と星たちが
正しい場所にあれば』

“But nobody else. Nobody else. Ever.”
ー『他はダメだ。他の者には言うな。絶対に』

“Laugh hard. Run fast. Be kind.”
ー『良く笑い、早く走り、心は広く』



“Doctor – I let you go”
ー『ドクター、お前を手放そう』
 日本語訳は概ね字幕に準じています)

そして再生。

その時ずっと左薬指にはめていた指輪がポロンと落ちます。これが又切ない。
リバー・ソングとの思い出が・・・・と悲しくなります。
で、再生したドクターは、モニターに写った姿を見て、”Oh,Brilliannt !” 『良いじゃない!』

12代目ドクターの遺言はそれぞれ過去のエピソードにリンクしている(筈?)ですが、何処で云って
いたのか全く記憶にありません(汗)
特に、『梨』は余程嫌な思い出がある様で、過去にも何度か口にしていたのは覚えているものの、これも
記憶喪失。

もう一点、当初からドクターの再生は12回迄と言われていたのですが、この後どうするんだろうか?と
心配(?)ていたところ、モファット氏は11代目が”New Generation”という事でここで一旦リセット
したんだ・・・みたいな事を云っていた様な・・・・。

12代目ドクターのエピソードはS8E1を書いたきりになっていましたので、いずれ機会があれば他のエピ
ソードを書きたいと思ってはいますが・・・どうなりますか。







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