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The Game is Afoot

ミステリ関連を中心に 海外ドラマ、映画、小説等々思いつくまま書いています。

これから読む予定のミステリ:Apr./05(2025)

2025-04-27 | ブックレヴュー&情報
※ 『魔術師の幻影』カミラ・レックバリ、ヘンリック・フェキセウス

文春文庫 2025年4月8日発売

【内容概略】
≪地下鉄トンネル内で発見された白骨の山。やがて連続殺人だと判明した事件は、法務大臣の
失踪へと予想を超える大事件へと発展した。ストックホルム警察特捜班が奔走する中、たびた
び犯罪捜査に関わってきたメンタリスト、ヴィンセントのもとにはパズルめいた挑戦状が頻々
と届き、彼の過去を暴こうとする……。 特捜班の刑事ミーナと、ヴィンセント。それぞれを巻
き込む事件は、いずれもクリスマスをデッドラインとしていた。聖夜にいったいどんな惨劇が
演じられるというのか?≫

”エリカ&パトリック”シリーズ等でお馴染みの北欧ミステリの女王と言われるカミラ・レックバ
リとスウェーデン最高のメンタリストと言われるヘンリック・フェキセウスがタッグを組んだ
新たな警察シリーズ。
『魔術師の匣』、『罪人たちの暗号』に続く三作目になります。



『魔術師の匣』は大分前に読んだのですが、二作目の『罪人たちの暗号』を読む前に、再読し
終わったばかり。 出遅れましたがこれから二作目にとりかかるところですが、既に三作目です。

それぞれに心に傷を持った刑事ミーナとメンタリストのヴィンセントという異色のコンビが新た
な事件に向き合います。 この二人の造詣に惹きつけられますね。
安定した面白さで、最新作がとても楽しみです。
どんでん返しですか?

※ 『雪山書店と愛書家殺し: クリスティ書店の事件簿 』アン・クレア

創元推理文庫 2025年5月30日発売予定

【内容概略】
≪本好きと本好きを、本の好みをもとに結びつける──書店を切り盛りするエリーは、姉のメグと
ともに、そんな趣向の図書館デートに参加するはめになった。その翌日、火かき棒で殴り殺され
たメグのデート相手が発見され、麓(ふもと)の劇場では第二の事件が……。手がかりはクリス
ティの推理劇『ねずみとり』の脚本? 美しい雪山を舞台に人間関係の糸が絡み合う書店ミステ
リシリーズ第二弾!≫

『雪山書店と嘘つきな死体』に続く第二弾。

美しい雪山にある書店”ブック・シャレ―”。
エリーとメグ姉妹が看板猫のアガサと共に切り盛りする書店で起きる事件。
アガサ・クリスティの作品も彷彿とさせられる色々なことが起きるのですね。
今回は『ねずみとり』関連?

※ 『千年のフーダニット』麻根重次

講談社 2025年1月16日発売

【内容概略】
≪若くして妻を喪い失意に沈むクランは、人類初の冷凍睡眠(コールドスリープ)実験に参加する。
さまざまな事情を抱えた男女7名は「テグミネ」という殻状の装置で永きにわたる眠りについた。
――そして、1000年後。目覚めたクランたちはテグミネのなかでミイラと化した仲間の他殺体を
発見する。
犯人は誰なのか。施設内を調査する彼らが発見したのは、さらなる“顔のない死体”で――≫

少し前の作品ですが、興味を惹かれました。
初めての作家さん作品で、概略だけではSFの様にも感じるのですが、

” 時を超えた”奇想”が爆発する――壮大無比な特殊設定ミステリ”
とか
”俊英が魅せる、本格ミステリの新たな地平。”
と、魅力的なフレーズが並んでいましたので、遅まきながら読みたいリスト入りした楽しみな作品です。



(source : 文藝春秋、創元社、講談社 & etc.)