ー BBC ”MERLIN” 概略 & 入門編 ―

イギリスで2008年S1放送開始以来2012年S5迄制作された超人気のドラマでアメリカでは
NBCネットワークで放送され その他世界180カ国を超える国や地域で放送された超話題
作品です。
「ハリー・ポッター」や「ゲーム・オブ・スローンズ」シリーズの原点と言われる「アーサー王
伝説」をモチーフに若きアーサーと魔術師マーリンの冒険と活躍を描くファンタジードラマ
です。
以前何度かご紹介をしたのですが、 個人的には子供の頃から好きだった「アーサー王
伝説」をモチーフにしたドラマとの事で 数年前S1を何となく見ておりました。
面白かったのですが 夢中になる程ではなくいつの間にか終わってしまったと言う経緯が
ありました。
最近AXNミステリーでS2が始まり、再び見始まると これが面白いんですね。
何故だろう?
主要キャストの殆どが新人であったので新鮮で魅力的ではあったのが、俳優達自身も
キャラクターも経験を積んで自信が出来てきたせいか、内容も躍動感が増してきた様で兎
に角惹きつけられる展開になって来ました。
後ほどキャストご紹介を書きますが、マーリンを演じるコリン・モーガンは大変な人気を博
し、数年前Radio Timesの勝ち抜き人気投票でベネディクト、トムヒ、デヴィッド・テナント等
の人気俳優を破り一位になったのですが、その時は名前を聞いただけではピンと来ず、誰?って
感じだったのです。後で、あ~マーリンか・・と分かったと言う位の認識度だったのです。 が、
2013年のNTA(National Television Awards :英テレビ大賞)に於いてはベネディクト、
マット・スミス等を押しのけてドラマ部門最優秀男優賞も受賞して一躍スターダムに駆け上った
のですね。
線が細く、耳が大きい不思議顔だったのですが、S2を見ていると自信の成せる技か見慣れて
来たのか可愛く見える様になってきました(笑)
尤も、ベネディクトもローレンスもどちらかと言うと不思議顔ちゃん達なので 個人的な好み
なのかしら?ともフト思ったりしますが・・・いや、オカシイな。本来は美形好みなんですけどね。
不思議顔もだんだん美形に見えて来る?
アーサー王子を演じるブラッドリー・ジェームズはフツーに美形、イケメンさんなのですが、
何故かコリン君の方が印象強いですね。
ストーリー展開は、生まれながら不思議な魔力を持ったマーリンが境遇も全く異なる若き王子
アーサーと出会い数々の冒険、試練を経て友情を育みながら共に成長していく姿を描いた作品で
ファンタジーでも「ゲーム・オブ・スローンズ」が大人向けとすればやや子供向けとも感じられ
ますが 子供だましではなく分かりやすくエログロ(古い?)もなく 肩肘張らず大人も十分に
純粋に楽しめるドラマになったと感じます。
個人的な感想では、「ハリー・ポッター」と「ゲーム・オブ・スロンズース」の中間位の
位置付けのドラマではないかしらと思います。
マーリンと言えば、これまでは白い髭を蓄えた老魔術師として描かれたいたのを記憶していたの
ですが、今回は若い未熟なアーサーと同年代の若者の姿で描かれ、グウェン(グウィンエヴィア?)、
モルガーナ、ランスロット等も同年代の若者として登場します。
(但し、後のシーズンではこれまでのイメージ通りの白髪、白鬚のマーリンが見られるようですが、
内容詳細は敢えて確認していません)
キャストは :


マーリン : Merlin =Colin Morgan(コリン・モーガン)
生まれながらに偉大な魔法の才能を持つ青年。 宮廷医師ガイアスに預けられ師事するが
偉大な王になるべきアーサーを守り助ける運命である事を知らされ 従者となり 折に触れ
危機に陥ったアーサーを密かに禁じられた魔法を使い救う事になる。
ドラゴンロードでもあり、ドラゴンを召喚、命令する力を持つ。
アーサー : Arthur Pendragon = Bradley James (ブラッドリー・ジェームズ)
キャメロットの偉大な王になるべく運命づけられた王子。
厳しい父王ウーサーを失望させない様に努力しているが 我ままで強情である為従者とマーリンと
ぶつかり合いながら次第に掛け替えのない友情を育んで行く。
召使のグウェンと恋に落ちるが 身分違いの為思い悩む。


ガイアス : Gaius =Richard Willson (リチャード・ウィルソン)
マーリンの母フニスの頼みでマーリンを預かる思慮深い宮廷医師。
マーリンの魔力、運命に気付き自分の知識、魔法の本を与え彼の成長を見守るマーリンの保護者であり師匠。
ウーサー王 : Uther Pendragon = Anthoney Head (アンソニー・ヘッド)
キャメロットの王(アーサーの父)。 過去に魔法により国が荒れた事から魔法の使用を厳しく禁じる様になった。
世継ぎ欲しさのあまり魔法によりアーサーを得たが その代償として王妃イグレインを失った過去を隠している。


モルガーナ : Morgana = Katie McGrath (ケイティ・マクグラス)
両親をなくしウーサー王の里子となりキャメロットで王女として育てられる。
夢の中で未来を予見する力が現れ、魔力も現れる様になり 魔法を禁じるウーサー王の元を去る。
腹違いの姉モルゴースに影響されるようになる。
グウェン : Gwen (Guenevere Pendragon)=Angel Coulby(エンジェル・コールビー)
気高く思いやりのある心の持ち主で モルガーナの世話係,侍女。
マーリンを思いやり気遣う事も多いが、本命はアーサーで密かにアーサー愛を育むが庶民の身分である事から
ウーサー王から交際を禁じられる。
後にキャメロットの王妃となるが騎士ランスロットとの間でも思い合う気持ちがあった。
(これまで幾つかの作品で描かれていた様な 不倫、三角関係でドロドロと言う程の表現にはなっていませんが・・。
それとこのグウェネヴィアのキャスティングに関しては一家言ありますが触れずにおきますね)


ドラゴン : Kilgharrah = John Hurt (ジョン・ハート)
キャメロット城の地下に幽閉されている最後のドラゴン。
ドラゴンロードであるマーリンに召喚され助言を与える。 アーサーの為に その息でエクスカリバーを
鍛える。
(声だけの出演ですが、Perfume, TTSS, Hollow Crown, Harry Potter等に出演した大ベテランです。
贅沢ですね。
ドラゴンの声と言うと Hobbitを思い出しました。 ベネディクトのスマウグは迫力ありましたけど、
このドラゴンの方が穏やかな感じもします)
モルゴース : Morgause = Emilia Fox (エミリア・フォックス)
強力な魔力を操る魔女。 モルガーナの異父姉でアーサーの出生の秘密を知っている。 謎の女剣士姿で
亡霊軍団を率いてキャメロットを攻めようとする。
(エミリア・フォックスはローレンス・フォックスの従姉妹であり、”Silent Witness” 『法医学捜査班』の
ニッキで人気を博しました。 甲冑姿が凛々しく美しく、宝塚みたいですよ)
その他、
ナサニエル・パーカー(Nathaniel Parker)
(リンリ―警部シリーズ、ルイス警部等出演)
リアム・カニンガム(Liam Cunningham )
(ゲーム・オブ・スローンズ、ドクター・フー等に出演)
等、主要キャストが新人ではあるけど、脇をしっかり固める経験豊かなベテラン俳優を配している為か
浮ついた感じがせず 重厚さも加え安心して見られる作品になっていると思います。
S2が放送されはしましたが、未だS5迄は先が長いのです。
何時頃S3以降放送してくれるのか・・・・
余り先が見えないと又DVDって事になってしまいますが、取りあえず暫らく様子見で待っておりましょう。
より詳しくはBBC One公式ページをご参照ください。
↓
http://www.bbc.co.uk/programmes/b00mjlxv
取りあえず入門編でしたが、機会があれば又内容に触れてみようと思います。
やっぱり同じ感想でしたか。 以前より面白くなりましたよね♪
コリン君が良い顔になってきました。 見方によれば(笑)男前も上がって来た様な気もし
ますね。 人気の程が分かる様な気がします。
グウェネヴィア、そうなんですよね~。
おッ、私も『キャメロット』観ましたよ。リアルタイムではなかったけど(いずれにしても齢ば
れる) ヴァネッサ・レッドグレーブ美しかったですね。リチャード・ハリスのアーサー王も印
象に残っています。
又、その後の『トルー・ナイト』ではショーン・コネリーのアーサー王が良かったですねぇ。
その時のグウェネヴィアは確かジュリア・オーモンドだったと思いますがやはり美しかった
です。 (ランスロットのリチャード・ギアは私的にはイマイチでしたが)
兎に角、グウェネヴィアは所謂”傾国の美女”的な役割ですし、このキャスティングには一
言言いたかったんです。 人種問題の絡みもあるのかも知れませんが、必然性が無い場
面での白人以外のキャスティングには頭を捻っている所です。
制作側が少し神経質になっているのでは無いかとも考えました。
『ホロウ・クラウン』でのマーガレット王妃にも同じ感想を持ちましたんですよ。
あらすじは書けるかどうか分かりませんが、機会があればトライしてみますね。
それと、明日アップするつもりなのですが、コリン君の新作ドラマご案内も書いています。
よろしかったら又お付き合い下さいね♪
色々と情報をありがとうございます~助かります!
Γ魔術師マーリン」気になっていたのですが、S2からじゃよく分からないかな…と、ためらっていたんです。でも見逃し配信でS1が配信と聞いて、見たくなってきました。手を広げると首を絞めるのかもしれませんが…面白そう!ローレンスの従姉妹さんにも興味あります。ホントに俳優の多い一族なんですね。
ところで、“不思議顔ちゃんたち”にウケてしまいましたよ~(笑)確かに言えてる…パッと見そんなにハンサムじゃないのに(失礼)、見てるうちにかっこよく(可愛く)見えてくるんですよね。噛めば噛むほど味が出るというか。
それから、Γホロウクラウン」のマーガレットには私も同じような感想を持っていたので、あ、私だけじゃないんだ!と安心しました。きっと演技派のいい女優さんだとは思うんですが、マーガレットも言ってみれば“傾国の美女”的な存在…ですよね?そこに説得力が感じられなくて、その結果話の展開が強引に見えてしまうんです。サマセット侯がマーガレットを一目見てΓあなたを必ず王妃にしてみせる!」とかなっちゃうとこで、思わずΓえ?なんで??」と突っ込みたくなったってしまったり…
確かに白人にばかりいい役を振れないのかもしれないけど、この役でやらなくても、他の役でできなかったのかな…と、ちょっと思ってしまいました。Γリチャード三世」(やっとやっと見ました!)で呪うシーンは迫力ありましたけど。
「マーリン」は結構面白くなりましたよ。
尤も個人的に昔から「アーサー王伝説」が好きだったからかもしれませんが、そうでなくて
も肩が凝らず楽しめる様な気がします。「ドクター・フー」程ではないかも知れませんが・・、
機会があったら試しにご覧になってみて下さい。
エミリア・フォックスはねぇ、以前”Silent Witness”が好きでずっと見ていた時に暫らく気付
かず 大分経ってからあ、フォックスだ・・・とやっと分ったドジでした。 ホントに俳優一族
ですね。
余談ですが、土屋アンナに似てますよ(笑)
”不思議顔ちゃん”、ね?ですよね。 味があると言うか ある日突然超麗しい美形に見え
るんですね。奥が深い、味が出る顔なのかも知れないですね(笑)
そうそう、その元祖不思議顔のベネディクトもVanity Fairで久々に(涙)美しい姿をを見
て、”gorgeous ”!!って表現するのも随分久し振りだなぁと嬉しいやら悲しいやら複雑
な思いで見ましたよ。
「リチャード3世」、そうでしたか、やっと?
ベネディクトのリチャード3世は迫力のある演技だし素晴らしかったと思うのですが、チョッ
ト麗しすぎるし つい肩入れをして偏った見方をしたとは思うのですが、あそこまで悪に描
かなくても良さそうに・・・と沙翁が余りにも偏見と悪意を持って描き過ぎている様にも思い
ました。 リチャード3世に何か恨みがあったんですか?何て思いたくなるほど(笑)
で、マーガレットなんですが 最初にキャスティングを見た時から違和感があって ずっと
何故??と 思っていたのですが やはり私だけじゃなかったんですね。私の個人的な偏
見かとお口チャックしてたんですよ。
実際のマーガレットはどうだったのか思わず肖像画や人物像説明を調べたりもしました。
アカデミー賞でも人種問題が話題にのぼったりしている様に 最近少し神経質になり過ぎ
ている様にも思いますね。 必然性がない部分で白人以外を起用するのは違和感を感
じます。 特に歴史劇、時代劇では。