思いついた写真をアップする家

写真を撮ってコメントを書く。それだけ。

酔仙翁(すいせんのう)

2007年06月11日 18時58分07秒 | 花華・植物
隣の空き地に、なにやら見慣れない鮮やかな赤い花が咲いています。今年の瀬戸内沿岸ではケシが良く咲いているそうで、何だか気になって仕方有りません。近くまで行って写真に納めておき、後で調べようと思っていたところ、近所で庭いじりを熱心にされている方がいらしたので見て貰うことになりました。

「あー、ヒトリムスメじゃないんね?一つの茎に一つの花が付いている…」といわれたのですが、全く連想不能でありました。聞いたこと無いから知らないんです。「やっぱり、これはヒトリムスメじゃわ。ヒトリムスメじゃお嫁に貰えんねw」との事。少し離れた所にある空き地に沢山咲いているので、種が飛んできたのだろうという結果でした。ケシとは全くの別物で一安心。ポピーみたいな花なんだそうです。(ポピー=ヒナゲシなんですね。そりゃ似てるわなぁ…)

それでも調べてみないと気が済まないオイラは、検索していくと他の名前が有るらしい事が分かってきました。その名前は、漢字変換ソフトで変換できない酔仙翁(すいせんのう)と書いてあります。どうやら、こちらの名前が日本での正式名称みたいです。園芸品種としては「フランネル草」という名前が用いられている様で、茎や葉が白い綿毛で覆われていることから来ている呼び名なのだそうです。

ナデシコ科は非常に沢山の植物が属しているようです。そーいやぁオイラがデジカメを入手したばかりの頃(2000年の春でした)、山口県の羅漢高原へドライブに行き、何の気なしに羅漢山へ登ってみた事がありまして、息を切らせながら写真に収めた花がナデシコでした。この時もナデシコという呼称は知っていても、実際のナデシコがどのような植物なのか知らなかったので、ハイキングに来ていた初老の夫婦の方に教えて貰ったことが有りました。
「これはナデシコよーね。本当に知らんのじゃねー。」と笑われてしまったのを思い出します。因みに、この時笑われついでに教えて貰ったのが竜胆(リンドウ)です。これまた名称は知っていたけど実物を知らなかったので、「日本人なのに竜胆も知らんのね」と言われたのでした。

世の中知らないことだらけですわ、ホント


※フランネルフラワーというのも有るようですが、セリ科で別物です。
コメント (2)
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