素人考え

整形、脳外科病棟にいたときからリハビリがはじまりました。最初は病室でしたが、少ししてから１階のリハビリ室へ車椅子で移動しました。そこで会った患者さんのリハビリは、素人の私が見てもその方の家族や、本人への「気休め」にしか見えませんでした。

しばらくしてリハビリ病棟に移ったら、その方が足に装具をつけて歩行器で訓練をしているのを見ました。ものすごくビックリしました。

病棟には、セキソン、ケイソンの方もいました。挨拶はしましたがリハビリの話は避けました。病院と本人の方針があると思ったからです。セキソンの方から「歩けていいね」といわれました。答えは「笑顔」です。「ウン」とも「いいえ」ともいいませんでした。言葉は人を傷つけるかもしれないからです。

つらいこと

何がつらいかというと、さっぱりよくなったと思えないことです。動かない体を動かして「さっぱり」ではこれからのことを考えると、あんまり希望が持てません。

「これぐらいだったら日常生活ができるようになるよ」などと脳天気な声がけでもあったら、また違っていましたけれど。病院でのアドバイスはここには、かけないほどシビアでした。

それでも心のコントロールが、今思えばできていたかなと思えます。すこしテンパッていましたけど。

個人的思い込みでやったリハビリです。今ベッドで頭が空回りしている方へ。
ものすごく疲れます。やってみるとわかります。精神的にも、ものすごく疲れます。
まわりが甘やかすと案外挫折していたかもしれません。（私だけ）

回復期

最初は安静を求められました。電動ベッドに移ったとき、すぐ背もたれを起こしました。寝たきりはヤバイと知っていたからです。圧迫骨折のときは手動でしたが、ベッドを起こすと看護士に注意されました。４０日くらい寝たきりでした。県立病院ではOKでした。

最初は寝ていてもつらいのですが、だんだんそれに慣れてきました。リハビリがはじまると、つらいのですがまた慣れてきます。それの繰り返しですが、１日２日で何かが変わるということはありません。

痛みはあるのか。無いです。麻痺しているので痛くなることはありません。チャンスはこのときです。リハビリしても痛くはありません。ものすごくつらいですけれど。鬼のPTでも休憩を入れます。

つらいのになぜリハビリをしたのか。しなければ自主退院しかなかったからです。自分ではわからなかったのですが、やったらほんの少しずつ回復していたのがPTにはわかっていたようです。

ロフストランドクラッチで歩けるようになったら、「もうやることは無い」と退院を言われました。

思いと違う

バイクネタになると、人が減ります。ホントは逆だとよいのに。もうリハビリのことは乾いた雑巾に火をつけるようなものですけど、かいてみます。

怪我をされてベッドの上でいろいろな思いが浮かんできている方。心配することはありません。最悪は「死亡」です。病院では死ねませんし、治療されて段々回復していきます。日本の医療は最低だそうですけれど、私のように「第一腰椎脱臼骨折」でも独歩できるようになります。海外でリハビリしたら空を飛べるようになるかもしれません。そこはお好みで。

ネットにはいろいろなことが書き込んであります。セキソンを経験していない方が、会ったこともない方にアドバイスをしています。セキソンをチョッとナメていますね。免許を持って、経験もある医師、看護師、理学療法士でさえ大変な思いで治療しているのに（想像）　無責任な書き込みを信じてはいけません。

私はすべて病院のスタッフのお世話になりました。リーズナブルですし、最新の医学情報だと思っています。玉にキズはみんなくそまじめのような印象があることぐらいです。

明日はなぜ、回復期のリハビリが重要か独歩経験者の感想を書きたいと思います。バイクで遊びに行かなければですけど

いよいよ

妻が息子夫婦の家に３週間ほど泊まりにいきました。産後の支援です。

ムフフ！監視が外れました。昔みたいに北海道、沖縄、九州、四国などなど、いけませんが、チャンス。来ました。

孫がかわいくないかって。かわいいです。でも私の出番はもっと後です。もうモンキーやレアなバイクは用意してあります。息子からは「やめておけ」といわれていますが。

ということで、更新できない日はバイクで遊びに行ったと思ってください。

バイク置き場

フロントが外れるバイクです。おくにATC、手前の大きいタイヤは６V車です。ほかに２台はいっています。残りは母屋の脇に作ったバイク置き場においてあります。

何回整理しても増えていきます。

さすがに怪我をしてからは、３台増えただけです。

刺激的な写真

さっぱり炎上しないし、ホラ話だと書き込む人もいません。読んでくださる人も増えているしみなさん、大人なんだと思っています。

刺激的な写真をのせておきます。携帯を一緒に写すのを忘れましたが、ラフアンドロードのリヤバックをつけたモンキーはまず無いと思います。左側のレバーはリヤブレーキを作動させます。

リヤバック、写っていませんでした。

マッ　いいか。

号外

ご存知だと思いますが「kyupinの日記」をお勧めします。精神科のお医者さんだそうです。

自慢話

スクラップパーツをいっぱい持っています。アルミのシフトペダルが出てきたので、バリ取り、研磨をしてピカピカにして取り付けようと作業しています。そのままつければ簡単なんですけど。

家には何台もバイクがあります。残念ですけど退院したとき全部廃車にしました。今登録してあるのはジャイロとZ50Jだけです。

バイク屋をする気はないのか？ハイありません。趣味でやるから面白いんです。

SRネタ。純正のキャリアが人気だそうです。家にあります。SR500も。

これ以上書くと私が誰かわかってしまうのでやめます。気づいている人は気づいていると思いますけど。個人情報は保護しなければ。

続き

ストレッチ、筋トレやってみました。体感できました。だいぶ体（と心）がなまっていました。慢心ですね。

理学療法士に「よくここまでできましたね」といわれましたが、表彰状や花束はありません。プロですので、もっと体を動かすように求めていると思います。見ず知らずのオンちゃんに、ありがたいことだと思います。

タダでリハビリのことを全部教えていいのか、と思っている方もいると思います。なんだこれなら自分もとか。大変そうだけど特別なことは無いのが、わかって貰えれば。

いいんです。

けいせい

昨日午前中、労災に行ってきました。午後から用事ができ、２０時頃家に帰ってきました。

何年ぶりかで理学療法士と話をしました。「ケイセイはありますか」「ありません」しばらくしてから私が「こむら返りがたまにあります」「それ、ケイセイですよ」知りませんでした。６年間足がつっても「ケイセイ」だと思っていなかったんです。

ストレッチ、筋トレについて話をしました。パンフレットをいただきました。やんわりと間違いを指摘していただきました。自分では「厳しい」つもりでも長い年月の間に楽なほうに逃げていたのがわかりました。トライアル競技の青、赤カードですね。

有意義な労災病院でした。

タブー

読んでいただいている方が、じわじわと増えています。ありがとうございます。もともとランキングやコマーシャルとは関係ないので（実はできる能力が無い）リハビリをやってみようと思った方の参考になればよいと思っています。

たってあるくことは、案外タブーなのかなと思ったりしました。「リハビリ」といっていろいろなことがネットにのっています。では、歩いて生活するとどうなのかを少しでも知っていただけたらと思います。

外見でわかることは、６年歩いても足が細いままです。やった人しか経験できないことです。「あなただけにこっそり教えます」より、よっぽどリアリティがあるとおもいます。

このブログは、誰が見てもタダです。効果をだすように利用してください。

苦情が来ないので、調子に乗ってまだまだ続くかも。

会

車椅子スポーツや、脊損の会があるようですが、そういう話は一切ありませんでした。問題は何もありません。困ったら病院と思っています。１回だけ救急扱い一歩手前はありましたけれど、終わってみれば自分の経験不足でした。

このブログで苦労話をするつもりはありません。本気でリハビリをしている方は十分味わっていると思っています。５年で一区切りと自己判断したので、ブログを始めましたが、リハビリ、訓練をしている最中は余裕がありませんでした。起こった問題の解決、いつ起こるかわからない問題への身構え、経験するしかありませんでした。

年月がかかりました。付き合っていただいた皆さんありがとうございました。一番参考になったのはいやな顔をしたり、怪我をする前と違う態度をした方たちでした。

家族やもともとの友人は以前と変わりません。

仕返し

病院から帰って、リヤブレーキを組んで試乗しました。先日バリアに負けたので仕返ししました。ジャイロで気がついていたのですが、腰で感じていたのが第一腰椎あたりによみがえってきた感じがします。元の状態ではありませんが、ましになったような気がしました。当然バリアに勝ちました。

調子に乗って少しはしりましたが、体が覚えているのを感じました。

ホンキ

おきらくリハビリブログですが、見ていただいている方が増えています。当事者の方にとってはだいぶ厳しいことをかいていると思っています。一般の方が読めば大したことがないと、おもうはずです。だんだん「おきらく」ではすまなくなってきたのかな。

昔若い頃、ロッククライミングをやったことがあります。それをリハビリに取り入れています。

お風呂に手すりなしではいるためには、３点支持を使っています。手すりなし、バリアありのところを歩くときは、「ショルダー」「エルボー」等をアレンジして使っています。（要するにつたい歩き）

ネットで調べたらわかりにくいので、私の本を買ってください。（ウソ）登山の技術書にバランスのとり方がかいてあります。立ち方もかいてあるので参考にしてください。立ち読み（車椅子？）か古本屋の利用をお勧めします。山をやるわけではありませんので。

ただ「生兵法は怪我のもと」ということわざがあります。よく理解して、訓練して、身体が覚えたら使ってみてください。