傘の想い出

ずっと愛用していた折りたたみ傘が壊れてしまいました。
三段に折りたためる雨傘です。
軽くてコンパクトなので、旅行には必ず持って行って重宝していたものです。
つぶれたら新しいのを買えばいいじゃないの、というようなものですが、この傘にはちょっと母との想い出が詰まっています。

もう２０年近く前になるでしょうか。
母と二人でデパートにショッピングに出かけた時のこと。
ちょうど帰ろうとした頃から雨が降り出しました。
あいにく二人とも傘を持っておらず…
それで、傘売場で母が買ってくれたのがこの傘です。

それ以来ずっと愛用していた傘なので、今回壊れたのは本当に残念です。
母が亡くなって今年で７年。
またひとつ母との想い出が無くなってしまうようで、何とも寂しい気持ち…
母がだんだん遠い人になっていくみたい…
ちょっと感傷に浸りながら、もうしばらくは手元に置いておきたいと思い、また下駄箱の隅にそっと仕舞い込んでしまいました。


人物画がようやく仕上がりました。
教室で３回で描き上げたものです。
今回のモデルさんはもっと美人でしたが、やや丸顔になってしまい、やはり描き手に似てふっくらさんになってしまったようです。
髪を後ろで束ねていて、顔が丸出しになっていて難しかったです。
何回描いても人物は苦手ですが、これが今の私の実力なのでしょう。
それでも、スカートとブーツの感じは自分でも気に入っています。
まぁ、笑ってやって下さい。