バイオレットのお絵かき☆ダイアリー

折々に描いた俳画や水彩画を展示して、勉強の励みになれば…
そんな想いで、また新たな出発です。

水彩画にも挑戦

2008-03-17 16:36:51 | 水彩画
今日は私の俳画教室のことをちょっとお話しましょ。

去年2回写生に行って、その時水彩で描いてもらったりしたことで、生徒さん達のあいだで水彩画熱がちょっと高まってきたようです。
一度野菜を水彩で描いてみたいという生徒さんからの要望があり、この間も、各自野菜を持ち寄ってもらったのを組み合わせて、それぞれの角度からスケッチし、水彩絵具で着色してもらいました。

その時試みたのが「クリザイユ」という手法で、まず影の色を作り、影の部分だけを塗っていく方法です。
もちろん影も部分によって濃淡ができるので、それも忠実に塗っていきます。
そして、影の部分があらかじめ整ったところで、それぞれの野菜の色を薄くかけていくのです。
この方法で描いていくと、影の部分がはっきりつかめているので、わりとそれぞれの野菜の立体感が出しやすくなるという長所があります。

私も、水彩画教室で先生から教わったのですが、先生によると、初心者には結構いい方法なのだということでした。
もちろん、影を後から描きこんでいく方法もあるし、モチーフによってはその方がいいものもあると思いますが、今回の野菜というテーマに関しては、「クリザイユ」がかなり成功したみたいでした。
生徒さん達が影の色を入れられた段階で、私が一度手直しをし、それから色塗りに取り掛かってもらいましたが、皆さんそれぞれに野菜の雰囲気がうまく表現できていたみたいでした。

今日アップした絵はそんな参考になれば(とはちょっと口幅ったい言い方ですが)と思い、描いてみた絵です。
まだまだ私自身、水彩画は勉強の途上にある身。まだまだ勉強しなければならないこともいっぱいあるのですが、生徒さん達と、こうして静物画を描くこともまた勉強の一つの方法だと思っています。
私自身も勉強しながら、生徒さん達にも水彩画の楽しさを少しずつわかってもらえたら・・・と考えています。
ということで、これからは俳画のお稽古に水彩画も時々取り入れていければいいかな。
とにかく絵は影を如何に描くかということが大切なんだということがわかってもらえれば、きっと俳画を描く上でもいつか役に立つだろうと信じています。

次回は前回描いてもらったスケッチ画を元にして、俳画として作品作りに取り掛かってもらうことになっています。
生徒の皆さん、楽しんで頑張って下さいネ。
コメント (4)
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