徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

栃木・広島の小1殺害事件に思う

2005-12-04 14:20:52 | その他
 小学1年生のいたいけな女の子が通学の途中で殺害されるという事件が連続して起こった。孫娘を持つ身としては他人事ではない。この類の事件が発生すると必ず、校長先生が悲しげな顔で会見し、臨時の父兄会が開かれ、集団登下校が始まるといったニュースが流れる。しかし、ほとぼりが冷めると、その後どういうフォロー策が行なわれたか、また他の学校や地域では他山の石としてどういう学習をしたのか等、あまり伝わってこない。
 折りしも昨夜、日テレの「世界一受けたい授業」という番組で、犯罪社会学者の小宮信夫氏の授業が放映された。この中で小宮氏は、犯罪の起こる場所に着目し、「犯罪をしたくなる環境」と「犯罪をあきらめる環境」とがあり、犯罪防止には環境を変えていく取り組みが欠かせないと言っておられた。
 そこで気が付いたのだが、今住んでいる地域の、犯罪防止のためのハザードマップみたいなものはあるのだろうか?見たことも聞いたこともないが、まずはそういうものを作成して地域住民が認識を共有することが必要なのではないだろうか。
 我々は心のどこかで、今回のような犯罪が起こったところは運が悪かったで済ませていないだろうか。ともかく、日本も恐ろしい社会になったと嘆く前に、明日にも起こるかもしれない次の事件を未然に防止するために具体的なアクションをすぐにとるべきだ。行政はこういうことこそ最優先の課題だと思うのだが。

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