春雨の隣の琴は六段か(明治31年)
これは夏目漱石が大江村(新屋敷)に住んでいた頃の作らしく、春雨そぼ降る中、近隣から筝曲の「六段の調」が聞こえてくる何とも春の風情を感じさせる句で、僕の大好きな一句だ。
熊本での三番目の住まいとなった大江村の旧居があったのは、現在の熊本市中央区新屋敷1丁目、白川小学校の東側である。漱石がここに住んだのは明治30年9月から31年4月までのわずか8ヶ月に過ぎないが、30年暮れの小天旅行が「草枕」の題材となった。この旧居は現在、水前寺成趣園東隣に移築されている。
漱石が大江村にいた時期と重なるかどうかは不明だが、この頃、わが祖母方の曽祖父が大江村の村長をやっていたらしい。
夏目漱石第三旧居(大江村旧居)
大江村に住んでいた頃の漱石夫妻
奏者は第23回くまもと全国邦楽コンクール最優秀賞に選ばれた大川義秋さん
これは夏目漱石が大江村(新屋敷)に住んでいた頃の作らしく、春雨そぼ降る中、近隣から筝曲の「六段の調」が聞こえてくる何とも春の風情を感じさせる句で、僕の大好きな一句だ。
熊本での三番目の住まいとなった大江村の旧居があったのは、現在の熊本市中央区新屋敷1丁目、白川小学校の東側である。漱石がここに住んだのは明治30年9月から31年4月までのわずか8ヶ月に過ぎないが、30年暮れの小天旅行が「草枕」の題材となった。この旧居は現在、水前寺成趣園東隣に移築されている。
漱石が大江村にいた時期と重なるかどうかは不明だが、この頃、わが祖母方の曽祖父が大江村の村長をやっていたらしい。
夏目漱石第三旧居(大江村旧居)
大江村に住んでいた頃の漱石夫妻
奏者は第23回くまもと全国邦楽コンクール最優秀賞に選ばれた大川義秋さん