徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

こんぴらさんのはなし。

2022-02-23 19:38:19 | 歴史
 昨夜のブラタモリ・セレクションは5年前に放送された「こんぴらさん編」。2008年に家内と四国旅行をした時の「こんぴらさん参り」を思い出し懐かしかった。また、昨年NHKを退職した近江さんの姿を見られたのも嬉しかった。彼女はNHK熊本での新人時代の印象が強いので特に思い入れがあった。
 それはさておき、金刀比羅宮、金刀比羅神社、金比羅宮、金比羅神社等々、こんぴら系の神社は日本全国各地にあるが、いったいどのくらいの数になるのだろう。ウィキペディアには600とか書いてあるが、あれは神職が常駐している神社だけなのだろう。妹夫婦の家がある玉名市下の金刀比羅宮にはよく参拝するのだが、ちょっと調べてみたら、玉名市だけでも下を始め、月田、石貫、高瀬、横島と5つ見つかった。おそらく全国には何千というこんぴらさんがあると思われる。
 江戸後期にはこんぴら参りがお伊勢参りと同様に大流行し、江戸や大坂から大勢の参詣者を乗せた船が讃岐を目指したが、その船上で歌われ始めたのが、今日では讃岐民謡として知られる「こんぴらふねふね」だという説がある。(諸説あり)
 そのこんぴらさんの主祭神は 大物主神(おおものぬしのかみ)。しかし、神仏習合の時代は金毘羅大権現を主祭神としていた。金比羅さんというのはお釈迦様の弟子なので明治初期の神仏分離令によって金毘羅大権現ではまずいとなったのか、大物主神と金毘羅大権現は同体であるという無理やりな設定で大物主神を主祭神としたという。


金刀比羅宮(香川県琴平町)御本宮前で


金刀比羅宮参道で


こんぴらふねふね