台風の影響を心配しながら熊本城二の丸広場へ「熊本城薪能」を見に行く。案の定、特設ステージは撤去作業中。薪能は本丸御殿に会場を移して行うという。入場者数が限られるので整理券をもらって本丸御殿へ。いつものように大広間前で待っていると、なんと本丸御殿入口前に整列しろと言う。しばらく並んで待っていると整理券番号順に10名づずつ中へ誘導される。整理券はいったい何枚配ったのかわからないが、120くらい入ったところで既に満杯状態。二の丸広場でやっていれば少なくとも500名くらいは来ただろう。急遽の会場変更だからやむを得ない面はあるが、マイク設備が無かったり、珍妙な照明設備だったり、不手際が目立つ。おまけになぜか撮影はNGだという。この「熊本城薪能」は毎年、熊本城を背景に写真を撮るのが楽しみの一つだったのでガッカリ。
肝心の能は、舞囃子「高砂」、狂言「入間川」、能「枕慈童」の三番立て。特にお目当ての「枕慈童」は、700年を不老不死の霊水で生き続けねばならなかった枕慈童の舞姿が哀れをさそう。狭い舞台ながら皆さん熱演でそれなりに見ごたえはあった。それだけに二の丸広場で見ることができなかったのが残念でならない。
肝心の能は、舞囃子「高砂」、狂言「入間川」、能「枕慈童」の三番立て。特にお目当ての「枕慈童」は、700年を不老不死の霊水で生き続けねばならなかった枕慈童の舞姿が哀れをさそう。狭い舞台ながら皆さん熱演でそれなりに見ごたえはあった。それだけに二の丸広場で見ることができなかったのが残念でならない。