徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

「新型インフルエンザ」と「こうのとりのゆりかご」

2009-11-29 23:56:59 | 時事
 夕方になってかかりつけの診療所から電話。「今日中に処分しなければならない新型インフルエンザ・ワクチンが出たので接種しておきませんか」という案内だった。喘息の持病があるので、医師からは、特定疾患対象者として、そのうち案内するということは聞いていたものの、突然の連絡だったので驚いたが、とりあえず受けておこうと出かけた。ニュースによれば、新型インフルエンザの感染者は900万人に達し、50人ほどが亡くなったらしい。
 一方、ちょうど昨日は「こうのとりのゆりかご」いわゆる「赤ちゃんポスト」のニュースが流れていた。熊本県の検証会議が最終報告書をまとめたというものだった。「こうのとりのゆりかご」を設置してから2年半の間に51人の利用があり、そのうち県内の子どもと思われるのはゼロ、つまり慈恵病院は日本全国の受皿になっている実態が見える。また、児童虐待で死亡する子供は年に100人を下らないという。いや、実態はそんなものではすまないという人もいる。政府の大げさなほどの新型インフルエンザへの取り組み方に対し、児童虐待や児童遺棄への政府の取り組みが見えてこない。そろそろ国は何らかのアクションを起こしてほしい。とにかく、子どもの命を守ることを、すべてに優先しよう!